展示会シーズンの幕開け

梅の花もほころび始め、春は確実に近づいていますが、まだまだ寒い日が続いています。

でも、寒いとばかりいってもいられません。

3月19(水)からの5日間、南あわじ市の、手作り雑貨と生活雑貨のお店 『そらみどう』 さんで、今年の展示会シーズンの幕開けを迎えます。(http://soramidou.com/-外部リンク-)

展示会まであと約1週間。

現在工房では、コモノの製作など、詰めの作業に大わらわです。

おいでくださるお客様に少しでも楽しんでいただけるよう、薪ストーブで焼いた干し芋をおやつにがんばっています。

『そらみどう』さんでの展示会のご案内-1
『そらみどう』さんでの展示会のご案内-1
『そらみどう』さんでの展示会のご案内-2
『そらみどう』さんでの展示会のご案内-2

椅子や棚などの家具のほか、モビールなどの楽しいコモノもたくさん展示いたしますので、どうぞお気軽にお越しください。

注文製作や、家具のリフォームなども承りますので、お気軽にご相談ください。

お話しは変わりますが… 、

お気に入りのケチャップ
お気に入りのケチャップ

私達のお気に入りの ”ナガノトマトのケチャップ”。

小諸に住んでいるときに知って以来、「ケチャップはこれ!!」 と決めています。

まろやかな甘みと、クセのないトマトのうまみがたまりません。

淡路に引っ越してすぐ、近くのドラッグストアに売っているのを見つけて大喜びしたのですが数年前に扱いが無くなり、他社製品で我慢していたところ、通販で購入できることを知りました。

1kg入りはなかなかの迫力ですが、パスタソースやハンバーグのソースなど、1年の賞味期限を待たずに空になっていきます。

500g入りなどもありますので、スーパーなどで見かけたら是非試してみてくださいね。(決してナガノトマトの回し者ではございません。)(Ku)

ボイジャー1号

今週は、『宇宙探査機 ”ボイジャー1号” が太陽圏を出て恒星間空間に達した』という、とても興味深いニュースがありました。

地球と切っても切れない関係にある太陽の影響を受けない空間は、私達人間にとって全く未知の世界ですから、”宇宙戦艦ヤマト” ではありませんが、まさに”無限にひろがる大宇宙” に旅立ったということになります。

ボイジャーは、私がちょうど星やら宇宙やらに興味を持ち始めた頃に打ち上げられたこともあって、特に強い印象を持っています。

新聞に掲載された木星や土星の鮮明な写真に目を奪われ、切り抜きで新聞を穴だらけにしたり、ボイジャーに搭載されたレコードに収録されている、いろいろな国の言葉での挨拶や音楽、自然の音などが入った雑誌の付録の ”ソノシート” をドキドキワクワクしながら聴いたことを懐かしく思い出しました(そのソノシートはまだ大切に保管しています)。

ボイジャーが運んでいるレコードの音が入っているソノシート
ボイジャーが運んでいるレコードの音が入っているソノシート

ボイジャー2号やパイオニア10号,11号も、近い将来太陽系から旅立っていくとのこと。

手紙を入れて海に流したボトルが、いつか知らない国の岸辺に届くように、これらの探査機もいつの日か他の星にたどり着くかもしれません。

確かめるすべはありませんが、そんな探査機たちの旅を想像すると、ワクワクした心が一気に宇宙空間に飛んでいきます。

『野球カステーラ』
『野球カステーラ』

最近見つけた”うまいもの”。

三宮の、兵庫県各地の特産品を集めたお店で見つけた「楠堂本家 野球カステーラ」。

今年の6月末だったでしょうか。隣接している書店に行ったついでに、どんなものが売られているのだろうと、何を買うでもなくぶらぶら商品棚を見ていたところ、視界の隅で私の心を呼び止めるものが…。

そこにはシンプルな袋にパッケージされた「野球カステーラ」なるカステラ焼きが。

野菜カステラ、ベビーカステラ、ピンス焼き、人形焼きなど、一口サイズのカステラ焼きは知っているのですが、”野球” は初めてです。

しかも、それまで食べたことのあるものよりもなんだか柔らかそうだし、袋にキュッと詰まった様子に心をわしづかみにされ、試しに一袋買ってみました。

夜のコーヒータイムで早速食べてみると、ほどよい甘さ、心地よい弾力、あっさりした飽きのこない素朴な味…。

袋を開けるときは、今日と明日とで半分ずつ食べようと思っていたのに、途中でやめることができず、2人でパクパクッとあっという間に一袋食べ終えてしまいました。

ボール、バット、ミット、グローブ、キャッチャーマスク、トロフィーなど、形によって微妙に食感が違うのも楽しいです。

以来、三宮へ出掛ければ、必ず買って帰ることにしています。

湊川にあるお店に行けば焼きたてが食べられるとのこと。機会があったら是非行ってみたいと思っています。(Ku)

ワカメの旬も、春なのです!

先週の半ば、淡路では春一番が吹きました。

もうとっくに吹いていると思い込んでいたので意外でした。時ならぬ南からの強い風と大粒の雨に、工房ではポタポタと雨漏りが…。機械など濡れては困るものは大慌てでシートで覆ったので、幸い大事にはいたりませんでした。

茎ワカメは湯通しすると鮮やかな緑色になります
茎ワカメは湯通しすると鮮やかな緑色になります

四方を海に囲まれた淡路島で春を告げる食べ物と言えば、先日ブログでも紹介させて頂きました“イカナゴのクギ煮”が有名なのですが、実はワカメもそうなのです。

年中口にするワカメに旬などあるのかと思われる方も多いかと思うのですが、ワカメは2月から5月にかけて収穫され、干したり塩漬けにしたりして『保存食』という形で季節に関係なく市場に流通しているのです。

今の時期、近所のスーパーでは獲れたばかりの“新鮮?”なワカメをカゴに盛って売っています。なかでも“茎ワカメ”は値段も安く、調理も簡単で、なおかつ食物繊維やビタミンなどが豊富、おまけに美味しいと4拍子揃った私達のお気に入りの一品です。

茎ワカメの甘酢づけ
茎ワカメの甘酢づけ

買って来た茎ワカメをよく洗い、軽く塩ゆですると最初は黒っぽかった茎ワカメが鮮やかな緑色に変わります。それをひたすら厚めにスライスし、生姜と一緒に 甘酢に漬け込むとできあがりです。

甘酢のさっぱりした味と茎ワカメのコリコリとした食感は毎日食べても大丈夫。大量に作り置きして毎日冷蔵庫から食卓へ少 しずつ運ばれ、しっかりと私達の胃袋へ収まっていきます。

“オバQのくち”のような、“豆”のような…
“オバQのくち”のような、“豆”のような…

今回の新発見は、茎ワカメの断面です。

真ん中で二層に分かれていて、“オバQのくち”のような、はたまた、“豆”のような…ちょっと愛嬌のある美しい形をしています。『このかたち、何かに活かせないかな?』と、しばらく眺めていたのですが、とりあえず、頭の引き出しへしまい込んで置くことに。きっと忘却の彼方へ去って行ってしまうことでしょう…。

春分の日、今年も南あわじにある酒蔵『都美人』の蔵開きへ行ってきました。

昔ながらの“天秤”しぼり
昔ながらの“天秤”しぼり
“天秤”でしぼられた新酒、薄く濁っていてこくがあるのに後味スッキリ
“天秤”で搾られた新酒、薄く濁っていてこくがあるのに後味スッキリ

蔵の中の見学やきき酒大会、試飲やクイズなどで半日、楽しく過ごさせていただきました。

合鴨君、ありがとう!!
合鴨君、ありがとう!!

恒例の合鴨の焼き鳥と鴨汁も美味しく呼ばれました。

なぜ焼き鳥と鴨汁が恒例なのかと言いますと、お酒造りに欠かせないお米を近くの農家の方が合鴨を使って無農薬で育てているからなのです。合鴨さんは田んぼで大活躍した後、焼き鳥や鴨汁となって私達の胃袋まで満たしてくれるのです。本当に感謝、感謝です。

さて、いま工房では小引出など注文の品をつくりながら、春からの展示会で発表する椅子の試作を行っているところです。どうぞご期待下さい。(Hi)

淡路のうまいもの

海に囲まれた淡路島で ”うまいもの” といえば、なんといっても新鮮なおさかなです。

私が淡路島で初めて食べて好きになった魚に冬の ”フグ” と夏の ”ハモ” があります。

フグもハモも外食しようとすると「高級食材」であり、そうそう食べる機会に恵まれない魚ですが、どちらも淡路島が名産地であり、直接水産加工会社から「食材」として購入すると、そんなにびっくりするようなお値段ではなく、手に入れることができます。

先日、フグ鍋(てっちり)で、ちょっと遅めの新年会をしました。夫の高校時代の先生を中心としたメンバーで、冬はフグ、夏はハモを目的に、ときどき酒盛りを楽しんでいます。

てっちり用のフグ
てっちり用のフグ

まあるいお口がユーモラス。ダシがよくでるよう、骨付きの部分から鍋に入れていきます。

淡路島南端の福良ではトラフグの養殖が盛んで、通常2年で出荷するところを3年かけて育て上げ、「3年とらふぐ」として売り出しています。1年余分にじっくり育てることで、より大きくなるだけでなく、身も引き締まり、旨みも濃厚になるとのことです。

フグ鍋でいつも驚くのが、全く油分が浮かないことです。他の魚や肉では必ずアクや油が浮きますが、それが全くないのです。ヘルシーですね。

身はプリプリで歯ごたえもほどよく、あっさりしているのでついつい食べ過ぎてしまいます。最後の雑炊も、ダシの深い香りにつられて、もうお腹いっぱいなのに我慢できずに完食してしまい、「ああ、やめときゃよかった!」となるのも毎回のことです(食べ過ぎてしまってはちっともヘルシーではありませんが…)。

あ、フグの養殖は、ウナギと違い、基本的に卵から孵した稚魚を仕入れ、それを育てているようです。

淡路のトラフグ、機会があったら是非ご賞味ください。

こんがり焼けた「豆餅」
こんがり焼けた「豆餅」

「豆餅」も私の好物のひとつ。先日岡山に行った際に道の駅で購入してきたものを工房のストーブで焼いておやつにいただきました。

誰ですか!写真を撮る前に囓ったのは!!!(Ku)

とうとう…

金曜日、工房で流しているラジオからただならぬニュースが耳に飛び込んできました。

「ニホンウナギ、絶滅危惧種に指定される!!」

私の生まれ故郷は、ウナギの産地、静岡県の遠州地方です。「うなぎ屋」 が別段珍しくない環境で、袋に詰まった 『うなぎパイ』 の割れせんをおやつに育った私にとって、ウナギは大好物でもあり、ふるさとの味なのです。

当地で主流の、蒸してから焼いたふっくらした蒲焼きも、蒸さずに焼いたしっかりした食感の関西風の蒲焼きも、わさび醤油でいただく白焼きも大好きです。

それでも近年の価格高騰のせいで、ここ数年は1年に1度口にするかどうかという状態が続いていました。

お恥ずかしいことながら、野生の稚魚を捕獲して育てたものが 「養殖うなぎ」 であることはごく最近になるまで知りませんでした。「養殖」 という言葉から、卵から育てるいわゆる 「完全養殖」 と勝手に思い込んでいたので、私達がおいしい、おいしいと言って食べ続けることで、こんな風に絶滅の危機に陥るなんて夢にも思っていませんでした。

いくら大好物といっても、1つの種を絶滅させてまで食べようとは思いません。

実は昨年、『夏が来た!展』 用に製作した 「かつらのなべしき 夏バージョン」 の中に、私のウナギへの思いを秘めたものが2点ありました。

「うなぎ ~また会う日まで~」
「うなぎ ~また会う日まで~」

なべしきにはそれぞれ副題が付いているのですが、これは「うなぎ ~また会う日まで~」。

ウナギが完全養殖され、私達の食欲による絶滅の危機を脱する日までウナギを食べるのは我慢しようという私の決意を表した作品です。

「風鈴 ~う○○~」
「風鈴 ~う○○~」

”○” の中には、” な ” と ” ぎ ” が入ります。「うなじ」でも「うかい」でもありません。

今回ニホンウナギが指定された「絶滅危惧ⅠB類」を調べてみると、よく知っている動物では、イヌワシ,オジロワシ,ライチョウ,ヤンバルクイナ,アマミノクロウサギなどがありました。絶滅の危機にあるイヌワシやヤンバルクイナを食べようなどとは思いません。ウナギがこれらの動物と同類であることを心に留め、私のウナギへの決意を守っていきたいと思います。

きっと私は平均的な日本人より、ウナギをたくさん食べてきたと思います。その反省も込めて…。

さて、この日曜日の夜から月曜日の朝にかけて、淡路では珍しく雪が積もりました。ひどい雷も鳴っていたのですが、朝、車に積もっている雪を見てびっくり!!

あられ、ひょう混じりの雪
あられ、ひょう混じりの雪

直径が1cm以上もある ” ひょう ” や、” あられ” がたくさん混じった雪だったのです。

スノードロップの花が咲きました
スノードロップの花が咲きました

でもやっぱり春はやってきます。

今年も春を知らせる ”スノードロップ” が花を咲かせました。左の奥に頭を出しているのもスノードロップです。この1本だけちょっと早めみたいです。(Ku)

”のじまスコーラ”に行ってきました

いつもお世話になっている姫路のギャラリーのオーナーさんが淡路にいらっしゃいました。ランチをどうしようかと迷った末、先月オープンした ”のじまスコーラ” に行ってみました。

のじまスコーラ
のじまスコーラ

ここは、昨年廃校になった”野島小学校”の校舎や敷地を活用した施設です。

周囲におしゃれなデッキやパラソル、軒が付けられていますが、窓の雰囲気や時計台など、学校の名残はそのままです。

のじまスコーラ駐車場
のじまスコーラ駐車場

運動場がそのまま広々とした駐車場となっており、片隅には遊具やプールがそのまま残されています。

採れたて野菜や焼きたてのパンを販売するマルシェ、ランチやティータイムを楽しめるカフェ、コース料理などのディナーをいただけるリストランテ、ミニコンサートなどが開かれるミュージックホールなどが、教室だった部屋を利用してつくられています。

カフェでのランチメニューは、メインとしてパスタ、カレー、ピッツァから1品選び、これに食べ放題の野菜バー(フォカッチャ付き)が付いています。今回はちょっと贅沢にコーヒーとデザートもセットに。

パスタとピッツァ
パスタとピッツァ

3人でそれぞれ違うものを注文し、少しずつ分け合って頂きました。

2種類のパスタ、”淡路玉葱とベーコンのトマトソース”と、上の写真の魚介類のたくさん入ったもの(メニューの名前は忘れました)と、淡路たまねぎのたくさんのった白いピッツァ(これも名前は忘れました)。

淡路たまねぎの甘みや魚介類の旨み、トマトのやさしい酸味など、どれも薄味で素材の味がよく分かり、とてもおいしかったです。

生野菜や、ボイルやソテーしただけのシンプルな野菜に好きなドレッシングをかけて好きなだけいただける”野菜バー”もよかったです。ただ、お腹がすいていたので、メインが出てくるまでひたすらこれを食べてしまい、全て食べ終わる頃には少々食べ過ぎの状態に…。

デザートは大きなティラミスでした(すみません、写真を撮る前に平らげてしまいました)。

工房から15分ほどで行くことができるので、またお客様がいらっしゃったときなどに行ってみようと思います。

器のふた-1
器のふた-1

先日、お茶をされるお客様から、切り子ガラスのコップを“なつめ”に見立てて使うための ”蓋” をご注文頂きました。

ご要望をお聞きしながら何種類か試作をさせていただいたうえで、2種類をお作りし、このたび納品させていただきました。

器のふた-2
器のふた-2

細かい木目がきれいに現れる ”せん” を使用し、涼しげな器に合うようにオイル仕上げとしました。

蓋を付けることでコップが立派な“なつめ”になるとのこと。”見立て”の楽しさを教えていただきました。(Ku)