2年ぶりの倉敷での展示会です。

11月だというのに、岡山でも ” 夏日 ” が続いています。
日中は動いていると汗ばむくらいで、ついこの前寒くて慌てて引っ張り出した上着が行き場を失っています。

さて、明後日(8日)から、倉敷での展示会が始まります。

 

倉敷での展示会は2年ぶりになります。

倉敷は、2004年に初めて展示会を開かせて頂いた思い入れのある場所で、倉敷での展示会は今回で16回目になります。
今回の会場は初めてのギャラリーなので、どんな新しい出会いがあるかワクワクしています。

会期を通じて、2人で在廊しております。
是非、脚をお運びください。

(Ku)

 

 

展示会のご案内

これまで毎年、倉敷で展示会を行ってきましたが、今年は初めて岡山市内で個展を開催いたします。

後楽園にほど近いギャラリーです。
秋の行楽と合わせて是非脚をお運びください。

『 太田秀世 木工展 』
場所:岡アートギャラリー( 岡山市中区浜2丁目2-38 TEL : 086-206-5005 )
期間:2019年11月27日(水)~12月2日(月)
時間:11:00~18:00(最終日は16:00まで)
期間を通して在廊いたします。

2019年「太田秀世木工展」のご案内-1
2019年「太田秀世木工展」のご案内-1

拭漆で仕上げたダイニングチェアをはじめ、一枚板の大テーブル、キャビネット型の仏壇、飾り棚などの木の家具や、額、トレイ、木のスプーン、楽しいモビールなどのコモノを展示販売いたします。

注文製作も承りますのでお気軽にご相談ください。

2019年「太田秀世木工展」のご案内-2
2019年「太田秀世木工展」のご案内-2

11月に入って急に冷え込むようになり、展示会の準備の傍らで、上着やコタツを慌てて引っ張り出すなどの寒さ対策にも追われています。

去年の冬の間に見つけた、建具などの 数々の ” すき間 ”   。

全部の窓を閉めているはずなのに風に揺れる暖簾 … 。

「次の冬までには直して塞ごうね 。」と2人で話していたのですが、ほとんど何もできないまま ” 次の冬 ” がやってきてしまいました(笑)。

きっと次の冬までに!?

1年ぶりの展示会まであと約10日。

充実した展示会になるよう、寒さに負けずにもう一踏ん張りがんばります。

会場でお待ちしておりますので、どうぞお気軽にお越しください。

(Ku)

 

木曜日から、倉敷での展示会です。

今週の木曜日、10月18日より、倉敷での展示会が始まります。

2018年倉敷での展示会のお知らせ
2018年倉敷での展示会のお知らせ

DMの写真は、新居の縁側で撮影したものです。

写真の作品は、倉敷では初めての展示となるコンパクトなバタフライテーブルとスツールです。

このスツールは、脚を旋盤加工で製作しており、見た目が軽やかなだけでなく、重さも抑えた持ち運びやすい椅子になっています。

このほか、積み重ね式の棚、ダイニングチェアなどの家具や、額、トレイなどのコモノの展示販売をいたします。

注文製作や家具のリフォーム、修理なども承りますのでお気軽にご相談ください。

2018年倉敷での展示会のご案内
2018年倉敷での展示会のご案内

昨年まで展示会を行っていた『スペースみき』はリニューアルし、『滔々ギャラリー』になりました。

展示室は大原美術館寄りの鉄筋コンクリート造の方へ変わりますが、ギャラリーの場所は変わりません。岡山市民になった以外は何も変わらない私たち2人がお待ちしておりますので、安心してお越しください。(Ku)

淡路での展示会が始まりました

岡山移転を前に、淡路でお世話になった皆様へのご挨拶を兼ねた展示会が始まりました。

2012年に初めて開催した地元での展示会も今回で7回目となります。

淡路での展示会はとりあえず今回で一区切りとなりますが、岡山へ移転した後も、何年かごとには淡路で展示会を行っていきたいと考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

今回の展示の様子を紹介いたします。

2018年淡路での展示会の様子-1
2018年淡路での展示会の様子-1

今回は、大きな家具を中心に、できる限りたくさんの作品を展示しています。

2018年淡路での展示会の様子-2
2018年淡路での展示会の様子-2

大きな桂のダイニングテーブルは、淡路では初めての展示になります。

2018年淡路での展示会の様子-3
2018年淡路での展示会の様子-3

積み重ね式の棚や、四方棚は、定番の作品です。

2018年淡路での展示会の様子-4
2018年淡路での展示会の様子-4

花入れやトレイ、スプーンなどのコモノもたくさん展示しています。

6月3日(日)18:00まで、淡路市サンシャインホール2階ギャラリーにてお待ちしております。

現品の販売以外にも、注文製作も承りますので、お気軽にご相談ください。

(Ku)

追伸:本日付の「神戸新聞」で、今回の展示会について紹介していただいております。

ちょっと恥ずかしいのですが、ネットでの記事をご参照ください。

 

【岡山移住顛末】-その2-「さあ、物件を探そう!」

昨年6月に始動した私たちの岡山移住計画。

「広~い岡山、どこに住むか」を決めるためには、現状の問題点や将来の希望を考え、「どのようなことが必要なのか」をきちんと整理することが大切だということに気がつきました。

まず、仕事に関して。

・仕事で発生する音などが周囲に迷惑にならないこと
機械を使って木材を加工しますので、それなりの騒音や若干のホコリが発生します。薪ストーブも使いたいので、ちょっと煙も出るかもしれません。これらがご近所のご迷惑にならないようにしなければなりません。したがいまして、市街地などの住宅密集地は避ける必要があります。

・地理的な位置
展示会の開催や、お客様への配達、材料や消耗品の調達などを考えれば、幹線道路やインターチェンジなどへのアクセスが良いにこしたことはありません。

・職住一体にする
現在は住居と工房が離れており、毎日車で15分ほどかけて通勤している状態です。事務的な仕事は自宅で、製作は工房で、と分けて作業するのはたいへん効率が悪く、これまでの悩みどころでした。職住一体にすれば、通勤時間がなくなるだけでなく、生活と仕事がうまく融合して両方の効率がかなり良くなりそうです(お弁当の支度もいらなくなりますし … )。

そして、日々の生活に関して。

・一生住み続けられること
買い物や病院など、日々の生活に最低限必要な用事にはあまりストレスを感じたくはありません。また、公共交通機関が利用できる場所であれば、年を重ね、将来車を運転できなくなった場合にも、体が動く限りはなんとか生活できると思います。

・自然災害に対して強いこと
土砂災害、河川の氾濫などの自然災害に対する安全性にも配慮する必要があります。
(これについては、地形図やハザードマップを活用しました。)

こうやって文字にしてみると、かなり贅沢で、無理のある条件のようにも見えますが、さいわい(?) 2人とも、神戸などの街中に出掛けると1日でヘトヘトになってしまうような田舎育ちなので、私たちにとっての ” 便利さ ” にはかなりの許容範囲があります。スーパーがあればコンビニは不要とか、自転車で無理なく行ける距離であれば  ” 近い ” とか 、公共交通機関だって1時間に1本あれば十分とか …  。

とりあえず、上記の「地理的な位置」の条件から、おおまかに候補地の範囲を決めました。

「吉井川よりも西、高梁川よりも東で、国道2号バイパスよりも北、津山までは北にあがらない」

なんともざっくりですが、まあこの範囲なら、岡山県内の主な市街地および近畿圏へのアクセスに特に不便は感じないかな、というところです。

また、ずっとそこに住み続けたいということと、予算に限りがあることから、「土地付きの中古物件を購入する」という方針を決めました。

それに加えて今回、私の両親も一緒に岡山に移住することになり、できれば同じ敷地内に、ということで、それも条件に含めることになりました。

そして、7月に入り、いよいよ具体的な家・土地探しに取りかかりました。

今回私たちは、淡路に住みながら岡山の土地や家を探すために、まずはインターネットの情報を利用しました(なんて便利な世の中!)。

不動産サイトなんてこれまであまり見た事がなかったので、掲載されているいろいろな物件に興味がわき、ついつい、絶対に候補になり得ないような物件(ビルとか、豪邸とか…)にも見入ってしまうという道草をしながらも、価格、広さなどの条件が合うものをピックアップするという作業を進めました(自然環境などの細かい点についてはその後で絞り込むことにしました)。

ちょっと郊外へ出れば、山林何万m2付きとか、田んぼ何ヘクタール付きとか、ぶどう園付き(岡山ならではですね)などという広大な土地が、家付きで数百万円で売り出されていたりして、「おお、なんとかなりそう?!」とちょっと楽観的になったのですが、掲載データを見慣れてくると、「市街化調整区域」とか、「都市計画区域」とか、「農地法」などという言葉が気になってきました。

少し調べてみると、それらは、購入したり、事業をしたり、家を建てたり改築したりすることにいろいろと制限があり、地縁のない私たちにとってはかなり大きな障壁になりそうだということが分かりました。

ただ、私たちのような小さな工房もその対象になるのか、などというような具体的なことが分からず、「これはしっかり確認しなければ」ということになりました。

淡路でも近年、移住促進のためにいろいろな工夫をしているようですが、岡山の各市町にも、移住のための支援をして下さる窓口があるとのことで、とりあえずそちらに出掛けて相談にのっていただくことにしました。

この、具体的に岡山へ出掛けて行ったのを機に、私たちの移住計画は、予想外の急展開をみせることになるですが、それはまたこの次に。

 

さて、来月、5月22日から、今回初めてとなる、芦屋での展示会を予定しております。

詳細は、ホームページの「展示会案内」をご覧ください。

先日、DM用の写真を、移転先の岡山の家で撮影してきました。

建部の家の土間で撮影したDM用写真です。
建部の家の土間で撮影したDM用写真です。

こんな感じのちょっと広い土間があるので、移転後は展示スペースにしたいと考えています。

作品は小さめのバタフライテーブルです。

木目のきれいなタモ材を用い、拭漆で仕上げてあります。

用途に応じて天板を拡げたりたたんだりすることができますので、いろいろな使い方をして頂けると思います。

是非展示会にて実物をご覧ください。

(Ku)

 

 

 

倉敷での展示会が終わりました

倉敷での展示会が無事終わりました。

脚をお運びくださった皆様、ありがとうございました。

 

今回は、台風の襲来に右往左往した展示会となりました。

まず、搬入直前の21号。

10月23日(月曜日)がギャラリーへの搬入予定日だったのですが、当初の予報では近畿地方への最接近がまさにその23日となっており、どうなることかとかと … 。

とりあえずギャラリーにたどり着けることを前提に、カッパやら着替えやらタオルやら …  風雨の中での搬入を覚悟してその日を待ちました。

その後、台風の速度が若干早まり、23日の出発時(朝7時頃)には台風は通り過ぎて雨もやみ、倉敷に着いた時には汗ばむような陽気に。

グズグズとした雨天続きだったそれまでとは打って変わり、展示会が始まると「これぞ秋晴れ!」といった晴天に恵まれました。

秋空の倉敷
秋空の倉敷

会期中、こんな秋空が続くかと思われた週半ば、また怪しげな天気予報が … 。

そう、台風22号が発生したのです。

しかも、21号と似たような進路をたどり、中国近畿地方への最接近はまさに最終日(=搬出日)の可能性が高いとのこと。台風の中での最終日や搬出は、あまり嬉しくはありません。

展示会終盤の土日は朝から雨となりましたが、さいわいこちらの台風も、進路がやや南にずれたことと、速度が速まったことで、風はほとんど吹かず、日曜日の展示会終了時刻を迎える頃には雨もやみ、またもや雨に濡れることなく搬出作業を行うことができました。

搬入・搬出ともに台風の接近に見舞われるという状況でしたが、おかげさまで紙一重の差で台風の影響から逃れることができました。

以下、お天気の良かった前半に撮影した写真を何枚か。

2017年「みき」での展示の様子
2017年「みき」での展示の様子

今回の展示の様子です。

土間にはゲートレッグテーブル、大きな櫃などを、座敷にはDMでご紹介した隅切りの棚や、定番の椅子、積み重ねの棚などを展示しました。

青々とした「チョウマメ」
青々とした「チョウマメ」

今年は会期を例年よりも少し早めたため、ギャラリーのオーナーさんが育てている「蝶豆」が青々と茂っていました。

ライトアップされた大原美術館
ライトアップされた大原美術館

会期を早めたとはいえ、展示を終える夕方6時になれば、すでにあたりは夕暮れを迎えています。

ライトアップされた「大原美術館」。

夕暮れの倉敷川
夕暮れの倉敷川

「今夜は何を食べようか」、などと相談しながら歩く、人気の少なくなった夕方の倉敷川沿いも好きな風景のひとつです。

今月25,26日、アイビースクエアで開催される「アイビーバザール」に出店するため、再び倉敷へ出掛けます(ご案内はまた改めて)。

「さすがにもう台風は来ないよね」などと他の出展予定の作家さんと笑って話したものの、そこは油断大敵。

観測記録上最も遅く発生した台風は、12月30日(2000年)だそうです(早くは1月2日だとか)。

こんどは台風が来ませんように!!

(Ku)