倉敷での展示会が終わりました

倉敷での展示会が無事終わりました。

脚をお運びくださった皆様、ありがとうございました。

 

今回は、台風の襲来に右往左往した展示会となりました。

まず、搬入直前の21号。

10月23日(月曜日)がギャラリーへの搬入予定日だったのですが、当初の予報では近畿地方への最接近がまさにその23日となっており、どうなることかとかと … 。

とりあえずギャラリーにたどり着けることを前提に、カッパやら着替えやらタオルやら …  風雨の中での搬入を覚悟してその日を待ちました。

その後、台風の速度が若干早まり、23日の出発時(朝7時頃)には台風は通り過ぎて雨もやみ、倉敷に着いた時には汗ばむような陽気に。

グズグズとした雨天続きだったそれまでとは打って変わり、展示会が始まると「これぞ秋晴れ!」といった晴天に恵まれました。

秋空の倉敷
秋空の倉敷

会期中、こんな秋空が続くかと思われた週半ば、また怪しげな天気予報が … 。

そう、台風22号が発生したのです。

しかも、21号と似たような進路をたどり、中国近畿地方への最接近はまさに最終日(=搬出日)の可能性が高いとのこと。台風の中での最終日や搬出は、あまり嬉しくはありません。

展示会終盤の土日は朝から雨となりましたが、さいわいこちらの台風も、進路がやや南にずれたことと、速度が速まったことで、風はほとんど吹かず、日曜日の展示会終了時刻を迎える頃には雨もやみ、またもや雨に濡れることなく搬出作業を行うことができました。

搬入・搬出ともに台風の接近に見舞われるという状況でしたが、おかげさまで紙一重の差で台風の影響から逃れることができました。

以下、お天気の良かった前半に撮影した写真を何枚か。

2017年「みき」での展示の様子
2017年「みき」での展示の様子

今回の展示の様子です。

土間にはゲートレッグテーブル、大きな櫃などを、座敷にはDMでご紹介した隅切りの棚や、定番の椅子、積み重ねの棚などを展示しました。

青々とした「チョウマメ」
青々とした「チョウマメ」

今年は会期を例年よりも少し早めたため、ギャラリーのオーナーさんが育てている「蝶豆」が青々と茂っていました。

ライトアップされた大原美術館
ライトアップされた大原美術館

会期を早めたとはいえ、展示を終える夕方6時になれば、すでにあたりは夕暮れを迎えています。

ライトアップされた「大原美術館」。

夕暮れの倉敷川
夕暮れの倉敷川

「今夜は何を食べようか」、などと相談しながら歩く、人気の少なくなった夕方の倉敷川沿いも好きな風景のひとつです。

今月25,26日、アイビースクエアで開催される「アイビーバザール」に出店するため、再び倉敷へ出掛けます(ご案内はまた改めて)。

「さすがにもう台風は来ないよね」などと他の出展予定の作家さんと笑って話したものの、そこは油断大敵。

観測記録上最も遅く発生した台風は、12月30日(2000年)だそうです(早くは1月2日だとか)。

こんどは台風が来ませんように!!

(Ku)

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりのプラネタリウム

先日、垂水で打合せがあったのですが、ちょっと早めに出掛けて明石の天文科学館に行ってきました。

明石市立天文科学館
明石市立天文科学館

明石近辺を通るときや、天気の良い日は淡路からも建物は見えるのですが、中に入るのは本当に久しぶりです。

前回来たのはまだ学生時代だったような(かれこれ二十数年前?) … 。

当然、科学館の展示内容もずいぶん様変わりしていて、見応えも十分でした。

プラネタリウム
プラネタリウム

そして、プラネタリウム。

こちらのプラネタリウムは、1960年に稼働を始め、現役で働いている機械としては日本最古のものだとか。

コンピュータを使わずに、モーターと歯車とランプとレンズだけで、四六時中の、しかも世界中の星空を再現出来る機械を作り上げた当時の技術に驚くばかりです。

昔ながらのアナログチックな姿になんだかほっとしながら席に着くと、ほどなく開演。

ドームの中に夕暮れが訪れ、一番星が輝き始めます。

実は、昔初めて2人で来たときに、どうも私が上映中にウトウトしていたようで、いまだに「グーグーいびきをかいて寝ていた!」と言われます(いびきをかいた記憶はないのですが … )。

でも、快適な空調、ゆったりしたリクライニングシート、心地よい解説員の方の説明はまるで寝かしつけのお話のよう。そして頭上には心安まる星空が … 。

そんな状況で「寝るな」という方が無理のような気もするのですが、今回は上映内容の方に興味を惹かれ、最後までしっかりプラネタリウムを楽しみました。

9月13日の夕焼け
9月13日の夕焼け

水曜日(13日)、夕方工房を出ると、空一面に真っ赤な夕焼けがひろがっていました。

あんまりきれいだったので、カメラを向けました。

さて、現在台風18号が近づいて来ています。

昨日は、工房の機械にブルーシートを掛けるなどの備えをしてきました(風向きによってはスレート屋根の隙間から雨が吹き込むので)。

どうも日本を縦断するようですが、大きな被害が出ないよう願っています。(Ku)

 

 

実りの秋

2012年の秋、それまで2人ともが ”食わず嫌い” だったイチジクのおいしさに目覚め、翌年春に日本イチジクの苗を購入したことまでは、以前にこのブログでご報告させていただいたと思います。

その後、草むらだった空き地を開墾し、鉢植えだったイチジクの苗を地植えにしたのですが、先日初めて収穫することができました。

イチジク初収穫!
イチジク初収穫!

ポコポコと小さな実を付けていることには気づいていたのですが、そのうちのひとつが、いつの間にか大きく赤く熟れていたのです。

日本イチジクは秋果なのでちょっとフライング気味ですが、収穫は大歓迎です。

収穫したイチジク
収穫したイチジク

大人の拳ほどもある大きな実。

夕食のデザートに2人で半分ずつ頂きましたが、甘く優しい味でした。

次はいつかな、と日々のチェックは怠りませんが、残りの実が熟れるにはもうしばらくかかりそうです。

カラスに突かれないよう、近日中に網を掛ける予定です。

工房の裏庭には山栗が
工房の裏庭には山栗が

そして、工房の裏庭には山栗が!!

工房の裏庭は、切崖を経て丘陵の雑木林につながっているのですが、以前から毎年、山栗のイガがいくつか落ちてきていました。

いろいろな木がよく茂っていて姿は見えないのですが、奥の方に何本か栗の木があるようです。

なんと、今年は落ちてきたイガのいくつかに、栗の実も!!!

ぽろん、と実だけが落ちていることも。

落ちてきた栗
落ちてきた栗

もうちょっとためてから、やっぱり裏庭で穫れる ”ムカゴ” といっしょにご飯に炊き込もうと画策しています。

カマキリは眼がコワイ
カマキリは眼がコワイ

鉢植えの ”しだれ梅” の木に、立派な成虫のカマキリが。

眼がコワイ…。

(Ku)

夕焼け空

今週は、丸太で仕入れた材木の、製材や工房への搬入などで大わらわでした。

昨日も一日中、養生のための割れ止め処理や板の積み替えなどの作業をしてきました(今回の材木の仕入れについては、一連の作業終了後にまとめてご報告させていただく予定です)。

1日の作業を終えて工房から出ると…

夕焼け空と風車
夕焼け空と風車

うろこ雲やいわし雲が重なったような、いかにも秋らしい雲を透かして、きれいなあかね色の夕焼けが拡がっていました。

この何年も、9月はまだ残暑の真っ直中、という感じでしたが、今年はもうすっかり秋めいて、夜中に寒さで震えて慌てて毛布を引っ張り出すほどの涼しさです。

近くの神社から聞こえる祭り囃子の中、周囲の田んぼでは稲刈りも始まり、工房の畑では秋なすが鈴生りです。

そして、食欲の秋も…。

久しぶりの秋らしい秋を感じる今日このごろです。(Ku)

カボチャとキュウリとニラとかめ

すっかり秋らしくなりました。

朝晩は肌寒いくらいで、慌てて毛布を引っ張り出しました。

ついこの前までの猛烈な暑さがウソのようです。

工房の畑も秋の装いに変わりつつあります。

”初かぼちゃ” と ”終いきゅうり”
”初かぼちゃ” と ”終いきゅうり”

金曜日に最後のきゅうりを収穫しました。

この夏は、「朝起きたらきゅうりになっているかも」、と思うほどたくさんのきゅうりを食べることができました。

きゅうりと入れ替わるようにかぼちゃを初収穫。

まだ5~6個の実を付けています。私はかぼちゃが大好きなので、とっても楽しみです。

ニラの花
ニラの花

プランターで育てているニラ。

しばらくほったらかしにしていたら花盛りに。

花としてはとてもきれいなのですが、やっぱりニラの香りがします。

オクラが大好きな”ホジホジ君”
オクラが大好きな”ホジホジ君”

オクラももうそろそろ終わりですが、うっかり見落として大きくなり過ぎてしまった実はホジホジ君に。

あの青臭さが好きなのか、それはそれは一生懸命オクラを囓ります。

今朝、オクラを食べているところを撮ろうとカメラを向けると、カメラ目線で近づいてきました。

ちょっとしたことですぐ甲羅に頭を引っ込めてしまうほど臆病なくせに、こんな風に妙に人なつっこいところもあります。

つぶらな瞳が何か言いたそうです。

「オクラをありがとう」 あるいは 「ブロッコリーはまだ?」 なんてところでしょうか。それとも人間には思いも及ばないような宇宙の真理について語っていたりして…。

オクラに取り組む”ホジホジ君”
オクラに取り組む”ホジホジ君”

でもしばらくすると、宇宙の真理よりもやっぱり食欲が勝ったらしく、一心不乱にオクラを食べ始めました。

秋になって食欲が増すのは人間だけではないようです。(Ku)

閑谷学校

今週は、先月の倉敷での個展の帰りに立ち寄った『閑谷学校』の写真を何枚かご紹介します。

『閑谷学校』校門
『閑谷学校』校門

『閑谷学校』は岡山県備前市にある史跡で、岡山藩主池田光政によって建てられた庶民のための学校です。当時のままの立派な木造建築がいくつも残っており、私たちにとってとても興味深い場所です。

楷の木
楷の木

『聖廟』の前の大きな2本の”楷の木”は、中国の孔子廟の楷の木に由来しており、秋には見事な紅葉が見られるそうです。閑谷学校に立寄るのはいつも秋の個展が終わってからなので、楷の木の紅葉の見頃は過ぎてしまっています。その分、観光客が少なくて落ち着いてはいます。

今回、楷の木の下に実が落ちていたのでいくつか拾わせて頂きました。芽が出るとよいのですが…。

講堂
講堂

国宝にも指定されている大きな『講堂』は、磨き抜かれた床に大きな窓(”花頭窓”というそうです)から入る外の光が見事に反射しています。立派な柱や精巧に細工された窓枠、目立っているわけではないのに存在感のある釘隠などの金具類…。作った人達やここで学問にいそしんだ人々の真摯な気持ちが伝わってくるような空間です。

この講堂は普段は入室禁止ですが、月に1回論語の講座が開かれているとのこと。機会があったらいつか参加してみたいです。

石塀と紅葉
石塀と紅葉

閑谷学校は、柔らかな丸みを帯びた外形をもつ石の塀で囲まれています(全長765mもあるそうです)。ピッタリと組まれた石が形作る独特の曲線は決して威圧的ではなく、神聖な”学問の場”として敷地を外界と区切っているような印象を受けます。

写真は、現在は資料館などとなっている寄宿舎跡に続く小道です。モミジの紅葉は見頃は少々過ぎていましたが、まだまだ十分にきれいでした。

自然の中に溶け込むような空間なので、季節によって印象も大きく変わると思います。また違う季節にも何度でも訪れてみたい場所です。

食器棚(展示会)
食器棚(展示会)

先日、ご注文頂いていた”食器棚”を納品させていただきました。1ヶ月ほど前に完成していたのですが、無理をお願いして先月の個展で展示させていただいたものです。

納品した食器棚
納品した食器棚

普段使い用の食器を収納する小さめの食器棚です。上に現在ご使用の調味料入れを置きたいとのご要望で、身長に合わせて上の物を取りやすい高さにしました。長く使っていただけますよう。(Ku)