第12回ひめじクラフト・アートフェア

この週末は「ひめじクラフト・アートフェア」に出展してきました。

ちょっと冷え込んだもののお天気には恵まれ、とてもたくさんのお客様が来場してくださいました。

今年のテントの様子
今年のテントの様子

カトラリーやストラップなどのコモノはテントの前に出した机の上に、日射しを嫌う漆塗りの家具や額などはテントの中に展示しました。昨年よりも展示スペースが広くなり、ちょっとゆったり展示することができました。

野外での展示は雨や風への対策が必須です。今回は日除け,雨よけになる、テントのサイドに取り付けるシートを用意しました。太陽の動きにあわせて拡げたりたたんだりして日影を簡単に作ることができたのでとても重宝しました。

奥の展示台の様子
奥の展示台の様子

昨年から使用している壁面のある展示台には、小さな厨子,小棚,トレイ,箸箱,額,花入などを展示しました。

展示した椅子
展示した椅子

大きなものとしては、椅子,玄関用の長椅子,スツールを展示しました。もっと大きな家具も展示できるとよいのですが、屋外という環境と、限られたスペースの関係でなかなか難しいです。

コモノの展示
コモノの展示

コモノは定番の木のボタン,マグネット,ストラップ,カトラリーなどなど。

昨年の出展を覚えていて下さったお客様も多く、とてもうれしい再会も。

昨年お風呂のおもちゃを赤ちゃん用に購入してくださった方が「あの子がこんなに大きくなったの」と今年はその子供さんと手をつないで来られたり、昨年娘さんが購入されたストラップを気に入って下さったお母様が今年はご自分用にと来て下さったりなどなど。

そのほかにも本当にたくさんの楽しい出会いがありました。とにかく2日間、食事時間を除いてほとんど楽しいおしゃべりのし通しだったような気がします。

そして、お天気に恵まれた代償(?)として、2人とも見事に顔の左側だけが真っ赤という“妙ちきりん”な日焼けをしてしまいました(座っていた場所の関係で)。私は左の耳ばかりヒリヒリしています。ちょっと後がコワイです…。

ご来場頂いたみなさま、楽しい時間をありがとうございました。また、そのような場を用意してくださった実行委員の方々には本当に感謝しております。ありがとうございました。

来年もまたお会いできますように。(Ku)

カトラリーのおはなし

毎年この時期に名古屋に全国から木工家が集まり、様々な企画や展示が行われる『木工家ウィークNAGOYA』というイベントが開催されます。今年は初めて、その企画のひとつである「ちょっとスツール和みタイム vol.2」に参加させていただくことになりました。

いろいろな木工家の製作したスツールのほか、木のカトラリーや器を東急ハンズ名古屋店で展示販売する企画で、私達は”太田秀世家具工房”として、スツールとカトラリーを出品する予定です。

カトラリーは、端材を利用して私が製作しているのですが、手で一本一本削りだしていく作業は、コモノとはいえなかなか手間がかかり、在庫にあまり余裕がありません。今回の出品にあたって補充製作中ということもあり、代表的なものを紹介させていただきます。

ティスプーンとミニフォーク
ティスプーンとミニフォーク

オーソドックスな形のティースプーンとミニフォークです(長さ約12cm)。写真は蜜蝋を塗って仕上げたものですが、拭き漆で仕上げたものもあります。

スプーンをお買い上げ下さったあるお客様は、”半熟卵を食べるとき、金属のスプーンではどうしても金属味が気になる。これは半熟卵専用にしたい。”とのことでした。

バターナイフ
バターナイフ

バターナイフ(長さ約17cm)は少し変わった形をしています。もっとナイフに近い形のものが一般的だと思いますが、これにはちょっとしたエピソードが…。

以前はナイフ状のものを作っていたのですが、それをご使用下さっていたあるお客様から”折れてしまった”とのお話しが。

状況をお聞きしたところ、ビン入り発酵バターを愛用されており、普段は冷蔵庫から出して少し柔らかくなってからバターナイフを使われていたそうなのですが、その時はちょっと急いでいて、まだ固い状態のバターを無理にすくい出そうとされたのだそうです。バターナイフ自体に問題があったわけではなさそうでホッとしましたが、私の想像の中に”ビン入りバター”というものが全く無かったことに気づかされました。

そこで、ビン入りバターにも使いやすいよう、持ち手を大きくして握りやすくし、力を入れても折れにくいよう、硬く木目のつまったナラの木を使い、くびれの部分もある程度の太さを持たせた形にしてみました。前述のお客様にもご試用いただいたところ気に入って頂けたので、これを私の定番のバターナイフとしました。

一般的なバターケースには収容できないという難点はありますが、本来の目的である”バターが塗りやすいこと”を優先させたバターナイフです。

ジャムスプーン
ジャムスプーン

ジャムスプーン(長さ約17cm)は、あまり力がかからないので、すっきりスマートな形です。ビンの底までしっかりすくい取れるよう、先の形を工夫しました。

ミニスプーン
ミニスプーン

この、革ひもを巻いたちょっとおしゃれな雰囲気の短いスプーン(長さ約9cm)は、実は失敗の産物です。

以前、スマートな細身の食事用のスプーンを製作してみたことがあります。試用してみるととても食べにくく、食事用には使いたくない代物になってしまいました。でも形はとても気に入ったので、シュガースプーンとして使えないかな、と何本か作っていたところ、そのうちの1本が、元々割れが入っていたらしく、首のところで折れてしまいました。

せっかく手間をかけて削ったので薪にしてしまうのはもったいなく、家で何かに使えないかと考えましたが、なにせ柄がほとんど残っていません。そのままではとても持ちにくかったので、残った短い柄の部分に紐を巻いてみたところ、なんだかいい雰囲気に。家でコーヒー豆用に使ってみると、これがまた良い感じ。

で、残りの製作中のものも柄を短く切って、持ち手に革ひもを巻いて、コーヒー豆、茶葉、調味料などにお使い頂ける小さなスプーンにしました。

あるお客様は、「アクセサリーにも使えるね」と。それを聞いた私が”アクセサリーとして身につけておけば、デパ地下の試食にも使えるかも” なんて意地汚いことを考えたのはここだけの話。

小匙
小匙

これもちょっと小さめのスプーン”小匙”です(長さ約7cm)。写真は蜜蝋を塗って仕上げたものですが、拭き漆のものもあります。

もともとは紅茶葉を測る”ティーメジャースプーン”として作ったものです。初めはもっと持ち手が小さかったのですが、お客様の”お箸置きにもなるね”との声で持ち手を少し大きくして、お箸を置いても安定するよう改良したのが今の形です。持ち手を大きくすることで持ち心地も良くなりました。

ティーメジャースプーンとしてはもちろん、お薬味や香の物の器を兼ねたお箸置きとしてもご使用いただけます。

こんなふうに、お客様との会話など、ひとつひとつの作品にはそれぞれ忘れられない思い出があります。手づくりならではの醍醐味であり、同時に責任も感じます。大量生産ではできない、丁寧なものづくりを続けていかなければ、と思います。

ひめじクラフト・アートフェア2012
ひめじクラフト・アートフェア2012

ところで、いよいよ来週は、「第12回ひめじクラフト・アートフェア」です。今年で3回目の参加となります。今回は、定番の椅子やスツール,上で紹介したカトラリーなどのコモノのほか、小さめでシンプルな厨子など、クラフトフェア初出品の作品も展示する予定です。

121番ブースで2人でお待ちしておりますので、是非お立ち寄りください。

よいお天気になりますように!!(Ku)

三田『手仕事展』(2012年)

この週末、今回で5回目となる、三田ほんまち交流館”縁”を会場とする『手仕事展』に参加してきました。

『手仕事展』の会場 古民家”縁”
『手仕事展』の会場 古民家”縁”

土曜日の朝、会場へ向かう途中、六甲山を越えるあたりで雪がちらつき、日曜日の朝は会場の庭のつくばいに氷が張るという、4月とは思えない冷え込みでしたが、おかげさまでお天気に恵まれ、大盛況のにぎわいになりました。

日曜日の朝、”つくばい”に張った氷
日曜日の朝、”つくばい”に張った氷

昨年までは春と秋の年2回、各1日のみの開催でしたが、今年から春のみ、2日間の会期へと変更になりました。会期が2日間となったためこれまでより落ち着いて展示やお客様への対応ができ、内容もより充実した会になったと思います。また、お客様もご来場しやすくなったようです。

今回は、染織,縫い物,焼き物,皮革,ガラス,お菓子,木工など総勢14名の手仕事作家が参加し、こだわりの作品が築100年をこえる古民家にところせましと並びました。

会場の様子
会場の様子

私達はワークショップを行う関係でいつもと同じ、入り口横の土間に展示スペースをいただきました。

展示の様子
展示の様子

スツールや小さめの長椅子,額,鏡,トレイ,ストラップ,木のボタンなどの定番の作品に加え、写真正面に見える、新作の小さな机と厨子を展示させていただきました。

マンションなどの居間に置いても違和感なくお使いいただけるよう、小さめでシンプルにデザインした厨子はご好評をいただきました。後日改めてホームページで詳細をご紹介させていただく予定です。

写真手前の踏み台のような椅子が今回のワークショップの作品です。接着剤を付けて座板に脚を差し込み、上からくさびを打ち込んで完成という内容でしたが、みなさん楽しんで頂けたようです。次回は何を作っていただくか、また1年かけて案を練っていきたいと思いますので、ご期待ください。

毎回楽しみにして下さっているお客様も増え、以前ご購入いただいた木のボタンを付けた服を着てご来場くださった方、良い具合にツヤが出てきたストラップを見せて下さる方など、とても楽しく充実した2日間でした。寒い中お出掛けくださったみなさま、本当にありがとうございました。

”日な菓子”さんのお菓子と・・・
”日な菓子”さんのお菓子と・・・

そしてこの会での私のもうひとつの楽しみが”日な菓子”さんの焼き菓子です。吟味された材料でしっかりと作られた様々なお菓子はどれもおいしそうで毎回選ぶのが大変です。

今回は、”れもんケイク”(ユニークなラッピングに一目で惹かれました),”チョコケーキ”(金柑の甘煮が入っているそうです。私はチョコレートケーキに目がありません。),”きなことピーカンナッツのクッキー”(きなことナッツも大好きです。),おすすめの”いちじくのシフォン”(もう食べてしまって写真にはありません。プチプチした食感とふわふわの生地の組み合わせが絶品でした。)を購入しました。もうひとつ、写真右側の”coffeeくるみ”は、やはり”日な菓子”さんのファンであるお客様がプレゼントして下さいました。コーヒータイムにいただくのがとても楽しみです。

そして、お菓子の手前にある”豆大福”。これは、ちりめん細工の作家さんの作品です。やわらかなお餅に薄く覆われた黒豆の感じがもう本物そっくり。下に付いている”経木”も布でできています。お皿にのせて”にらみ鯛”ならぬ”にらみ豆大福”にしたいと思います。

さて、次回の『手仕事展』は、来年4月の第1土・日曜日の予定です。元気な顔をまたたくさんのお客様にお見せできるよう、1年間がんばっていきたいと思いますので是非ご来場ください。(Ku)

シイタケのはなし

4月に入りました。

日に日に陽差しも柔らかくなってくるとともに、ようやく桜のつぼみも目に見えてふくらみ始め、甲子園では高校野球が大詰めを迎えています。

特に高校野球ファンという訳ではないのですが、この季節になると、ついつい作業場のラジオのダイヤルをNHKに合わせ、聴くとはなしに聴いています。

ラジオの実況中継では、アナウンサーの言葉や球場の歓声などから状況を想像することになるのですが、少し大げさで過熱気味のアナウンサーと、常に冷静で落ち着いた解説者のやりとりが何ともうまくかみ合っていて、聴き心地のよいものになっています。特に、試合終了後、その試合を振り返る解説者のコメントには、勝者敗者を問わず、球児達の良かったところに光を当てようとする暖かい姿勢が強く感じられ、とても気持ちの良いものです。

ただ、状況が緊迫してくると、アナウンサーの絶叫などにより状況が上手く伝わらず、ついつい作業している手も止まりがちになり、やきもき、ドキドキしながら聴き耳を立てる、ということになってしまいます。

ラジオの迫力ある中継から、火の出るような強烈な打球を想像したり、はたまた、すごいクロスプレーを想像したりするのですが、夜のニュース映像では思ったほどではなくてちょっと拍子抜けすることもままあるのですが、それはご愛敬と言うことで、何にしても高校生が一生懸命白球を追いかけている姿はすがすがしくて、気持ちのいいものです。

今年は“21世紀枠”というので淡路島から洲本高校が出場しました。淡路島からの出場は、ものごごろ付いて以来、春夏を通じて初めてのことなのでやはり注目して応援していたのですが、残念ながら接戦の末、1回戦で鳴門高校に惜しくも負けてしまいました。

ただ、いくら抽選の結果とはいえ、甲子園までいって、よりによって1回戦から鳴門海峡を挟んで目と鼻の先にある“お隣同士”で対戦しなくてもいいのに…と少々複雑な気持ちになってしまいました。

シイタケの種(バーゲンセール!!)
シイタケの種(セール品)

植えもしないのにシイタケがどんどん生えてくることに気をよくした私達は、自分たちでもシイタケを植えてみようということになりました。

植え付けに使う木は、本来は薪にする予定だったもののなかから適当な太さ(直径30センチ前後)のもの(カシの木)を選び、70センチほどに玉切りして使うことにして、菌は近くのホームセンターで都合良く“売り尽くしセール”になっていたものを買い求めました。

カシの木に穴を開けて…
カシの木に穴を開けて…
シイタケの菌
シイタケの菌

手引書を片手に、まずドリルで穴を開け、ダボに植え付けられた状態の菌をひとつひとつ、丁寧に打ち込んでいきます。

このあと金槌で菌を打ち込みます
このあと金槌で菌を打ち込みます
あとはたわわに実るのを待つばかり…
あとはたわわに実るのを待つばかり?

菌を植え付けた木を“ほだ木”と呼ぶのですが、それを井形に組んで適切に管理すると、来年の秋から収穫出来るということです。“ほだ木”を置いておく場所についてはいろいろと条件があるようなのですが、あまり難しいことは考えずに、今まで勝手にポコポコ生えていた所に置いておくことにしました。“ほだ木”にうまくシイタケが生え始めると、そのまま放っておいても4~5年は収穫出来るということなので、ずぼらな私達には何ともぴったりの、とても有り難い“恵み”です。

たわわに実りますように…
たわわに実りますように…

願わくば、うまく生え始め、私達の家計の救世主になりますように…

さて、今週末(4/7,8)は三田にてグループ展の予定です。今回は、シンプルで懐かしい形のスツール、新たに製作した小さな厨子、小机、など比較的小さな家具と、家内のつくるカトラリー、ストラップ、ボタンなどのコモノを展示、販売する予定です。是非お越し頂きお手にとってご覧下さい。心よりお待ちしております。(Hi)

春を告げる花

寒い日が続いています。

工房内では薪ストーブが燃えさかり、庭のメダカの火鉢はこのとおりカチンコチンです(氷の下でメダカはじ~っと春を待っています)。

氷の張ったメダカの火鉢
氷の張ったメダカの火鉢

あまりの寒さに私たちもあまり庭に出ない日が続いていましたが、火鉢の向こう側の水仙の陰で、今年もスノードロップが元気につぼみを膨らませているのに昨日気が付きました。

つぼみをつけた"スノードロップ"
つぼみをつけた”スノードロップ”

夏の間は地上部が全く無くなってしまうため、ついそこに植えてあるのを忘れてしまうのですが、冬の終わりが近づくとしっかり芽を出してきれいな花を咲かせてくれます。

”春を告げる花”だとか。

これから少しずついろいろな春の足音が聞こえてくるのでしょう。

2基目が完成した風車
2基目が完成した風車

さて、工房の近くで始まった風車の建設は、先日2基目が出来上がり、3基目の工事が始まりました。クレーンが立っているのが3基目の場所です。

夕焼けの中に立つ風車
夕焼けの中に立つ風車

昨日の夕方、きれいな夕焼けに風車のシルエットが浮かび上がっていました。

とても大きいのに、細く長い羽根とそれを支える一本の柱だけという非常にシンプルなデザインの風車は建造物としてはとてもきれいです。風景の邪魔になることもなく、これで音や影などの影響が無ければ言うことないのですが…(まだ稼働されていないので、風が吹いても羽根は回っていません)。

『民藝』2月号
『民藝』2月号

12月11日のブログで「平成23年度民藝館展」での入選をご報告させて頂いた”拭漆戸棚”を、日本民藝協会の機関誌である『民藝』2月号で紹介していただきました。

掲載された”戸棚”
掲載された”戸棚”

”シンプルに、ていねいに”を心掛けている私たちにとって、「さっぱりとしていて良い。」という内容の、とても嬉しい講評もいただきました。これを励みに今後もしっかりと仕事に取り組んでいきたいと思います。

一般の書店では扱われておりませんが、各地の民藝館,工藝館、民芸店などでお手に取っていただけますので、機会がありましたら是非ご覧になってください。(Ku)

皆既月食

昨夜は皆既月食でした。今回のように初めから終わりまで全てを観ることができるのは珍しく、”密かに”楽しみにしていました。

”密かに”というのは、私が月食や日食などをしっかり観ようと周到に準備をすると、必ずと言って良いほど天気が悪くなるのです。今回は”月食”という言葉すら口に出さないよう我慢してきました。そのかいあってか、天気予報でも概ね晴天の予報のままその日に近づいていました。

でも、できれば簡単に写真を撮りたいと思っていたので、金曜日の夜にコンパクトデジカメでの撮影方法を調べてしまいました。

そして当日の朝、まず天気予報をチェック。午前中は若干雲が出るものの以後は晴れの予報でひと安心。ところが、家の掃除などをしているうちに雲が拡がってきて空が真っ暗になっていくではありませんか…。でもまあ天気予報のこともあるし、と安心しているとザァーッと雨の音が…。なんということでしょう!!

その後、雨は止み、ときおり晴れ間はのぞくものの曇りがちな空。このまま終わってしまうのか…。「こんな天気になってしまったのは私のせい?ごめんなさい!」などと思いながら食の始まるまでの時間を過ごしました。

部分食が始まった頃、恐る恐る外を覗いてみると、一部に雲がかかっているものの、月は明るく顔を見せてくれていて大喜び!!バタバタと服を着重ね、カメラなどの準備をして外へ。

部分食
部分食

私の使っているコンパクトデジカメの限られた機能ではなかなか思うような写真は撮れませんでしたが、観れたことに満足です。

そして皆既食へ…。

今回は皆既食が50分以上続いたので、フィルムカメラも出して写真を撮ったり、ボーっと眺めたりして堪能しました。

ちょうどおうし座のツノの間にポッカリと浮いた赤銅色の月。なんとも幻想的で、眺めているうちに日々の雑多なことも頭の中から抜け出ていくようでした。

次の、大きな天文現象は来年5月の金環日食です。天気に恵まれるよう、忘れたことにしておきます。

戸棚
戸棚

さて、先日、今年度の新作工芸公募展『日本民藝館展』の発表がありました。今回は拭き漆仕上げの戸棚と長椅子を出品し、戸棚を入選,長椅子を準入選としていただきました。

現在、東京の日本民藝館で開催されている「平成23年度 日本民藝館展」にて展示していただいております。機会がございましたら、是非ごらんください。(Ku)