久しぶりのプラネタリウム

先日、垂水で打合せがあったのですが、ちょっと早めに出掛けて明石の天文科学館に行ってきました。

明石市立天文科学館
明石市立天文科学館

明石近辺を通るときや、天気の良い日は淡路からも建物は見えるのですが、中に入るのは本当に久しぶりです。

前回来たのはまだ学生時代だったような(かれこれ二十数年前?) … 。

当然、科学館の展示内容もずいぶん様変わりしていて、見応えも十分でした。

プラネタリウム
プラネタリウム

そして、プラネタリウム。

こちらのプラネタリウムは、1960年に稼働を始め、現役で働いている機械としては日本最古のものだとか。

コンピュータを使わずに、モーターと歯車とランプとレンズだけで、四六時中の、しかも世界中の星空を再現出来る機械を作り上げた当時の技術に驚くばかりです。

昔ながらのアナログチックな姿になんだかほっとしながら席に着くと、ほどなく開演。

ドームの中に夕暮れが訪れ、一番星が輝き始めます。

実は、昔初めて2人で来たときに、どうも私が上映中にウトウトしていたようで、いまだに「グーグーいびきをかいて寝ていた!」と言われます(いびきをかいた記憶はないのですが … )。

でも、快適な空調、ゆったりしたリクライニングシート、心地よい解説員の方の説明はまるで寝かしつけのお話のよう。そして頭上には心安まる星空が … 。

そんな状況で「寝るな」という方が無理のような気もするのですが、今回は上映内容の方に興味を惹かれ、最後までしっかりプラネタリウムを楽しみました。

9月13日の夕焼け
9月13日の夕焼け

水曜日(13日)、夕方工房を出ると、空一面に真っ赤な夕焼けがひろがっていました。

あんまりきれいだったので、カメラを向けました。

さて、現在台風18号が近づいて来ています。

昨日は、工房の機械にブルーシートを掛けるなどの備えをしてきました(風向きによってはスレート屋根の隙間から雨が吹き込むので)。

どうも日本を縦断するようですが、大きな被害が出ないよう願っています。(Ku)

 

 

いつのまにか、もう7月

今年は、梅雨らしい梅雨となり、じめじめと雨空が続いています。

ここしばらく、5月の展示会の際に頂いたご注文の打合せや、展示会のためにお待ちいただいていたテーブルなどの製作に追われ、ついついブログの更新を後回しにしていたら、いつの間にか7月に入ってしまいました。

そして今日、5月8日にこのブログで紹介しました、洲本沖の巨大風車の曳航が開始されたというニュースを目にしました。

今日(7月2日)午前中に出発し、8日夜には福島沖に到着する予定なのだそうです。

あの後、6月半ばに洲本方面へ出向く機会があり、風車の付いたほぼ完成形の姿を見ることができました。

洲本沖の巨大風車(6月13日)
洲本沖の巨大風車(6月13日)

高さが約150メートルということで、たしかに大きいです。

大きいのですが、実は5月に土台部分だけを見て勝手に想像していた姿が相当な巨大さだったので、「予想よりもこぢんまりしてる…」 というのが正直な感想でした(それはそれは大きな風車が、天にそびえ立っているという、ありえない姿を思い描いていたのですが…)。

あとは、無事に福島に到着することを願うばかりです。

さて、先日、1人用の小さめのテーブルを納品させていただきました。

「一人で食事をしたり、書き物などの作業をするためのテーブルで、できるだけシンプルなものを」、というご相談でしたので、以前製作しました、『児童発達支援施設の小学生用の机(ブログ掲載:2016年3月6日)』 や、『シンプルな学習机(ブログ掲載:2016年2月28日)』 と同様の構造のテーブルを提案させていただきました。

1人用のシンプルなテーブル
1人用のシンプルなテーブル

天板、脚ともにタモ材で製作し、オイルで仕上げました。

木をふんだんに使って新築されたお部屋にしっくりと馴染み、「部屋の雰囲気がとてもよくなった」 とたいへん喜んでいただけました。

ありがとうございました。(Ku)

 

 

 

淡路での展示会まであと約3週間となりました。

今年で5回目となる、地元淡路での展示会が着々と近づいています。

今日は、先日出来上がった展示会ご案内のハガキを、島内の図書館や公民館などに置いて頂くようお願いに行ってまいりました。

洲本方面に向かって車を走らせていると、洲本市街地にほど近い海上に、大きな大きな起重機船が、これまた巨大な黄色い物体を吊っている様子が見えてきました。

橋を架けるような場所でもないし、わざわざ海上に建物を建てるような所でもありません。なんだろう…???

しかも、こんな時に限ってカメラを持っておらず、やむなくガラケーのカメラで写真に収めておきました。

大きな起重機船が…
大きな起重機船が…

家に帰ってインターネットで調べてみると、なんと、福島県沖に設置される「浮体式の洋上風力発電設備」ということです。

堺市でいくつかに分けて製作された装置が、大阪湾対岸の洲本沖まで運ばれてきて、ここで組み立てられてから福島まで曳航されていくとのこと。

今はまだ土台となる部分だけですが、これからこの上に直径100mを越える風車が取り付けられ、最高点の高さは水面から150mにも及ぶのだそうです。

背の高い風車の形にしてからはるばる福島沖まで運ぶなんてびっくりです。

7月1日に福島に向けて出発予定ということなので、是非そのころにもう一度見てみたいものです。

展示会のお話しから大きくそれてしまいましたが、本日、ホームページの展示会案内に、詳しいご案内を掲載いたしましたので、是非ご覧下さい。

展示会まであと約3週間。

充実した空間を楽しんでいただけるよう、じっくりがんばっていきたいと思います。

サンシャインホールでの展示会のご案内
サンシャインホールでの展示会のご案内

工房の庭で、小さな小さなナナフシのこどもを見付けました。

小さな小さなナナフシのこども
小さな小さなナナフシのこども

体長1cmくらいでしょうか。

脚なんて、剛毛の私の髪の毛よりよっぽど細くて、なんとも頼りない限りですが、ユラユラ揺れながら移動する姿はやっぱりナナフシ。

無事に大きく育ってくれるよう願いながらそっと庭に返しました。(Ku)

倉敷での展示会が無事終了しました

おかげさまで、今年も倉敷での展示会が無事終了いたしました。

これも多くの方々の暖かいご支援があればこそと、深く感謝いたしております。これからも初心を忘れることなく、よりよいものづくりに励んでいこうと考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

今年の展示会-1
今年の展示会-1

少々冷え込んだものの、お天気にもめぐまれ、搬入から搬出まで順調に行うことができました。

今年の展示会-2(2014年倉敷)
今年の展示会-2(2014年倉敷)

今年は定番の長椅子を畳の上に展示してみたところ、和室にも合うとご好評を頂きました。

今年の展示会-3(2014年倉敷)
今年の展示会-3(2014年倉敷)

ギャラリーのオーナーのお姉様がお花を活けてくださり、グッと空間が引き締まりました。

冷え込みの中、会場に脚をお運び下さった皆さま、本当にありがとうございました。

たくさんの方が私たちのことを気に掛けて下さっていることを改めて感じた今年の展示会でした。皆様の気持ちにしっかり応えるよう、いっそうがんばらねば、と思いました。

帰り道
帰り道

ギャラリーは大原美術館の敷地と隣接しており、1日の展示が終わると、大原美術館を回り込むようにしてホテルへ帰ります。

この季節、夕方6時を過ぎるともう辺りは暗く、美術館や倉敷川沿いはきれいにライトアップされています。

ライトアップされた大原美術館
ライトアップされた大原美術館

人通りが落ち着いた静かな倉敷川沿いを、”今夜は何食べようか?” などと相談しながら歩くひとときも、倉敷での展示会での楽しみです (ちなみに、今年は新しいお店を開拓しました)。

今年はもういちど、『アイビーバザール』 (12月6,7日 倉敷アイビースクエア)への出展のために倉敷に出掛けます。

様々な分野の手作り作家が50組以上参加する楽しいイベントですので、是非お出掛けください。(Ku)

納品に行ったのですが・・・

25,26日は昨年の玉野と倉敷での個展でご注文いただいた作品の納品に出掛けてきました。

まずは別注でお作りした大きなタモのテーブルの納品です。

寒波で急に冷え込んだ25日、岡山の総社に10時のお約束で、淡路を7時前に出掛けました。普段は明石海峡大橋のみ高速道路を使い、あとはバイパスと一般道路で岡山まで走るのですが、この日は途中で事故渋滞につかまり、やむなく山陽道を利用しました。

そして、山陽道を降りる直前に立ち寄った「吉備サービスエリア」でちょっとした失態をしでかしてしまいました。

カバンにしまったと思い込んでいた免許証入れを、膝の上に不用意に置いていたらしく、車を降りる際に落としてしまったのです。それに気づかずにサービスエリアを出、直後の総社インターを出るときに免許証入れが無いことに気が付きました。

慌てて料金所の事務所に駆け込んで相談したところ、事務所やサービスエリアの方々が親切に対応して下さり、事なきを得ました。

そんなバタバタもあってちょっと浮き足だっていたのかもしれません。

その後、無事に テーブルを納めさせていただき、楽しいお話しの後お客様のお宅をあとにしたのです。ところが…

テーブルの写真を撮らせていただくのをコロッと忘れてしまったのです。

木をふんだんに使った、とても落ち着いた広々したお部屋で、シンプルなテーブルがグッと引き立ち、写真写りもよかったと思うのですが…。なんとも残念です。

またいつか伺って、写真を撮らせて頂こうと思います。

その後倉敷へ。

寒さのせいか観光客のほとんどいない美観地区を歩きました。

人通りの少なかった美観地区
人通りの少なかった美観地区

いつもお世話になっているギャラリーにご挨拶に立ち寄ったところ、この日の朝は倉敷川に薄氷が張っていたそうです。

有隣荘
有隣荘

澄み切った冬の青空を背景に、1つ1つの建物がいつもよりきれいに見えました。

大原美術館
大原美術館

いつもは人通りが多く、建物のみを写真に撮ることはなかなか難しいのですが、この日は人通りを気にせずに落ち着いて写真を撮ることができました。

こんなことを言うと叱られそうですが、こんな静かな日もいいな、と思いました。

その他の納品や予定していた打合せなども無事に済ませ、昨晩淡路に戻ってきました。落とし物に親切に対応して下さった総社料金所と吉備サービスエリアの皆様、本当にありがとうございました。(Ku)

未来を信じて…

昨日、工房の周りの庭の植え込みの中に水仙の新芽を見つけました。

落ち葉の積もる庭の土を押しのけるように、“ツンツン”と頭をもたげたその姿は、冬の寒さに健気に立ち向かっていこうとする“力”そのもののようで、“頑張っていこうよ!”と励まされているような気になりました。

今日は総選挙。

これから多難な時代を生き抜いて行かなければならない私達の、大きな大きな“船”の舵取りを任せる人達を選ばなければならない大切な選挙です。

いろいろと争点が多くなりすぎて、何を優先すればよいのか、正直、迷いの尽きないところです。私達夫婦の間でも、折に触れて、様々な問題について議論の絶えない2週間でした。

ただ、耳あたりの良い言葉や勇ましいかけ声、具体性に乏しいキャッチコピーなどには惑わされずに、どのような社会になって欲しいのかをじっくりと考えて、貴重な一票を投じたいものだと考えています。

それにしても、ここに来てにわかに新しい政党が乱立し、いいようもない違和感を感じています。

このブログのタイトルを“未来を信じて…”といたしましたが、決して“日本未来の党”を信じて…、という意味ではありません。言葉のまま、素直に私達の目の前に拡がっている“未来”を信じたいという思い以外の何ものでもございませんので、くれぐれも誤解されませぬように。

先週は、民藝館展の講評のために東京へ行ってきました。

深夜バスを用いた2泊1日?の強行軍だったので、体力的には少々きつかったのですが、審査委員の方々の講評はどれも、真摯にものづくりに取り組んでいる人達の背中を力強く支えて下さる姿勢が一貫していて、とても励みになりました。

私の今回の出品作は“朝鮮棚”とよばれる李朝のものを参考にした飾り棚とスツール2種の計3作だったのですが、いずれも準入選でした。入選作品並びに準入選作品は東京駒場の日本民藝館にて12月23日まで公開されていますので、お近くの方、ご興味のおありの方は是非足を運んでみて下さい。

あまり時間の取れない東京行だったのですが、開業当初の姿が復元されたという東京駅舎を見学してきました。

東京駅舎
東京駅舎

東京駅舎は1914年に開業したのですが、1945年の東京大空襲によりその大部分が焼け落ちてしまい、いろいろと復旧工事をくり返して近年の姿になったそうです。このたび改めて、鉄筋レンガ造り3階建てへの大規模な復元工事が完了し、開業当初の姿が復元されたということです。

東京駅舎-夜景-
東京駅舎-夜景-

第一印象は、“気品の高さと優雅さ”でしょうか。日本の歴史的建造物、というとやはり木造建築の“質実剛健”という印象が強いのですが、レンガ造りの洋館建築を通して、西洋の技術や思想へ向かう登り坂を勢いよくのぼっていく当時の日本の姿を感じました。

ただ、駅舎の周囲には近代的で無表情なビルが立ち並び、その中に埋没してしまっているという感じで、さらには信号機や道路標識、ガードレール等が雑多に配置されていて、やむを得ないことなのは承知しているのですが、すこし残念な気がしました。

ホクホクの焼き芋です
ホクホクの焼き芋です

工房ではいま、秋の展示会でご注文頂きました椅子などの漆塗りの作業を進めながら、テーブルの製作に入ったところです。薪ストーブも大活躍で、こんな美味しそうな(実際に美味しかったのですが!!)焼き芋もおやつに楽しんでいます。(Hi)