雪が降ったり、霰が降ったり、鳥が捕れたり…

ここしばらくブログの更新がついつい後回しになり、気がつけば前回から1ヶ月以上たってしまいました。

こんなつたないブログにもかかわらず楽しみにしてくださっている皆様、これからはもう少しがんばって更新していきたいと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

さて、ここ1ヶ月を振り返って一言で表してみると、「雪が降ったり、霰が降ったり、鳥が捕れたり…」といったところでしょうか。

今冬は、鳥取など普段大雪が降らない地域での積雪がニュースになりましたが、淡路でも久しぶりに雪がうっすらと積もりました。

2017年1月20日、霰で真っ白に。
2017年1月20日、霰で真っ白に。

上の写真は雪ではなく、霰です。

この冬は、” 雪 ” よりも、霰が印象的です。

バラバラバラ…ッ」というものすごい音といっしょに霰が降り、辺り一面が真っ白になったことが2,3回ありました。

2017年1月24日、霰混じりの雪
2017年1月24日、霰混じりの雪

これは、霰混じりの雪。

痛そうな雪でした。

そして、鳥。

先日、庭に出てみると、どこかで「バサバサ…」と音がします。

工房の庭には、ヒヨドリやモズをはじめいろいろな鳥が来て、いろいろなものを突っついていきます。

またその辺で鳥がいたずらをしているのだろうと思いましたが、飛び立つ様子も無く、どうも飛び立てないで困っているような音です。

音がする方向を探してみると、いました!!

工房の庭のキンカンは、今年もたくさんの実を着けているのですが、鳥がつつくので、網をかけています。

その網の中に…

キンカンの網の中に鳥が!!
キンカンの網の中に鳥が!!

隙間の無いようにきっちり網を掛けたつもりだったのですが、どこかから入り込んでしまったようです。

このあと、無事に出て行きました
このあと、無事に出て行きました

「ヒヨドリ」だと思っていたのですが、今調べてみたところ、どうも「ヒヨドリ」ではなく、「エゾビタキ」という鳥によく似ています。

「エゾビタキ」は夏はシベリアやカムチャツカ、冬はフィリピン等で過ごす渡り鳥で、渡りの途中に日本に飛来するそうです。

立ち寄った淡路島でついキンカンの実に誘われてしまったのでしょう。

このあと、網の下にできた隙間から出て飛んで行きました。

食いしん坊の鳥さん! 無事に目的地へ飛んで行ってね!!

(Ku)

 

 

ご無沙汰しておりました

じめじめした梅雨らしいお天気が続いており、そこらじゅうベトベトです。

先月の地元淡路での展示会も無事終了し、おかげさまで今年前半の展示会をすべて予定通り終えることができました。

その後、展示会のためにお待ち頂いていた納品やご注文品の製作などでバタバタしており、しばらくブログの更新をサボってしまっていました。スミマセン。

巣立ち直前のツバメ
巣立ち直前のツバメ

先日、納品で岡山のギャラリー “サンコア” さんに伺うと、軒下のツバメの巣では2羽のヒナが元気に育っていました。

数日前から親鳥が盛んに巣立ちを誘っているとのこと。

きっと今頃はもう大空を自由に飛び回っていることでしょう。

ヒラズゲンセイ
ヒラズゲンセイ

工房の近くでは珍しい虫を発見!

真っ赤で、カミキリムシによく似ているのですが、触角が短く、頭の形もなんだかちょっと違っています。

何よりもニオイが!!

なんと、ピーマンの臭いがするのです。

調べてみると「ヒラズゲンセイ」という昆虫の、メスであるらしいことが分かりました。

クマバチに寄生するちょっと珍しい甲虫とのこと。

いろいろな虫がいるものです。

さて、この土曜日(7月18日)から、南あわじ市の 「そらみどう」 さんで開催される夏のイベント 『ひまわり展』 に、私の製作したコモノを参加させていただきます。

「そらみどう」さんは、ストラップなど、私のコモノを普段販売して頂いている手作り雑貨のお店なのですが、オープン記念として、毎年この時期にテーマを決め、それに沿った作品を集めたイベントを行っているそうです。

今年のテーマは 『ひまわり』 とのことで、ひまわりをモチーフにしたブックマークやモビール、夏バージョンの鍋敷きなどを製作させていただきました。

様々な分野の作家さん達が夏を心地よく過ごせるように手作りしたいろいろな作品が、お店いっぱいに展示されるそうです。

おいしいコーヒーやケーキなどが頂ける喫茶コーナーもおすすめです。
(お店の場所や、イベントの詳細は、そらみどうさんのホームページ(外部リンク)をご覧ください。)

暑い夏を思いっきり楽しめるよう、是非脚をお運びください。(Ku)

鬼の霍乱?

何年ぶりになるでしょうか。珍しく風邪で熱を出して寝込んでしまいました。まさしく「鬼の霍乱」といったところでしょうか。

咳が出始め、風邪を引いたかな、と思ったのが先週の金曜日。翌日、なんだかボーッとするので、熱を測ってみたところ、38度5分。ただ、食欲は普段どおりで他の症状は無かったのでおとなしく布団に入っていたところ、翌朝には37度前半の微熱にまで下がり、週明け月曜日には平熱に。病院にかかる間もなく、まあ治ったかな、と思う状態に回復しました。

これが、前半戦。続いて見事に夫に同じ症状が出始めました。私よりちょっと熱が長びきましたが、今日でなんとか治まったようです。2人とも病院に行っていないのでなんともいえませんが、軽いインフルエンザだったのかナ、と思います。

普段の生活では流行に疎い私たちですが、インフルエンザの流行にはあらがえなかったようです。昨シーズンにはかからなかった世代に今年は流行しているとのこと。みなさん、くれぐれも気を付けてくださいね。

ため池の鴨
ため池の鴨

いつもの散歩道の途中にあるため池に、鴨が来ています。小ガモが3羽いて、私たちが近づくと池の向こう側へ泳いで逃げて行きます。冬の初めにはかなり小さなヒナだったのですが、だいぶ大きくなりました。

この池の先からはいのししの出没する里山に入り、林につながるけもの道や、いのししの足跡がたくさん見られます。秋にはたくさん道端に落ちていたドングリも、いつの間にかきれいに無くなっていました。茂みからはときどきキジが飛び立ち、びっくりさせられます。

住んでいるのは住宅地なのですが、ちょっと歩くだけで、山の上の工房にもまけない自然のど真ん中に入り込めます。

皿立て
皿立て

昨年末に開催された「平成22年度 日本民藝館展」への出品作品の返却がありました。

今回、準入選として頂いた拭漆仕上げの皿立て2点がおかげさまで即売会にて販売していただけました。お買い上げ下さったお客様、ありがとうございました。

これを励みに、また来年、よりよい作品を出品できるようがんばりたいと思います。(Ku)

新舞子の海

先日、『新舞子』に行ってきました。

『新舞子』は姫路の南西に位置する潮干狩りや海水浴で有名な海辺の集落で、父の故郷です。

浜に出てみると、夕暮れの中、丁度潮が引きかけているときで、思いがけずとてもきれいな干潟を見ることが出来ました。干潟が現れる時間や潮の引き具合は暦によって大きく違うので、いつ行っても大きな干潟が見られる訳ではありません。この日はたまたまよい潮の日と時間に当たったというわけです。家内は大きな干潟を見るのは初めてだったので、とても喜んでくれました。

干潟の夕暮れ
干潟の夕暮れ

幼かった頃、夏は決まってお盆の時期に家族みんなで帰省し、兄や従兄弟たちと海水浴をして遊びました。遠浅の海なので、沖へ沖へと歩いていき、泳ぎの苦手だった私でも安心して浜遊びが出来ました。ゴムくさい水中めがねをして海の中をのぞき込むと、砂の上に波が作り出す不思議な『紋様』が見え、小魚が泳ぎ回っていたのをついこの間の出来事のように思い出します。

潮が引くのにあわせ、カモメたちがエサを求めて新しく現れる干潟を散策していました。

干潟の足跡
カモメの足跡

お隣のおばさんから水仙の花を頂きました。散歩の途中、陽当たりの良いあぜ道に咲いていたのを摘んできたとのこと、寒い寒い毎日ですが、季節は少しづつ春に向かって進んでいるのだと思うと、なんだか暖かい気持ちになります。早速、試作で作った『竹花筒』に活けて楽しんでいます。部屋一杯に水仙の香りが立ちこめています。(Hi)

水仙と竹花筒
水仙と竹花筒

倉敷の風景

今週は、先月の倉敷の展示会の際に撮影してきた倉敷の風景をご紹介します。

板壁の通り
板壁の通り

私の大好きな板壁の通りです。向こう正面に見えるのが倉敷川沿いの通り、左側は大原美術館です。展示会場の『スペースみき』さんは、この通りのもう少し手前になります。

渋い板塀と真っ直ぐに打たれた釘、上部の白壁や瓦と調和して倉敷の町並みに溶け込んでいます。宿泊しているホテルから、毎朝この通りを通ってギャラリーに通います。

新渓園の庭
新渓園の庭

大原美術館の敷地の中にある「新渓園」という施設の庭です。紅葉した木々がライトアップされていてとてもきれいでした。この庭園公開は、今年初めて知りました。

観光地として有名な倉敷川沿いよりも、一本奥まった通りや、建物の間の狭い路地などに趣を感じます。そんな所を通ると、今だに新しい発見があります。まだまだ行ったことのない場所もあるはず。毎年少しづつ探索できたら、と思っています。

展示が終了してホテルへ帰る時間になると、人影がまばらになった倉敷川沿いの柳や、大原美術館がきれいにライトアップされています。これも私の好きな倉敷の風景のひとつです。

倉敷川の白鳥
倉敷川の白鳥

朝の倉敷川を2羽の白鳥が元気そうに泳いでいました。白壁の建物が映った川面がきれいでした。(Ku)