今度の週末は「アイビーバザール」に出展します。

ここ数日の間に急に冷え込むようになり、” 半纏 ” を出そうかどうか迷っているところです。あまり早くから着始めると、もっと寒くなってから寂しいし … 。

さて、今度の週末は、倉敷のアイビースクエア内で開催される「アイビーバザール」に出展します。

焼き物、ガラス、布、革、金工、絵、木工などのさまざまな分野の作り手のみなさんが、趣のある煉瓦づくりの会場(アイビー学館)に集まります。

「IVY Buzzurl(アイビーバザール)」
於:岡山県倉敷市 倉敷アイビースクエア内「アイビー学館」
2017年11月25(土)、26(日) 9:00~17:00
建物内なので、雨天でも開催されます。

今年の私たちの出展ブースは、No.10です。
会場内に案内板がございますので、是非、おいでください。

ところで、アイビースクエアには、それはそれは立派な「メタセコイア」が2本そびえ立っていました。

アイビーバザールの会場と、メタセコイア(2014年撮影)
アイビーバザールの会場と、メタセコイア(2014年撮影)

先頃、そのうちの一本が、施設のリニューアルのために伐採されてしまったとのこと。(この写真には写っていない、右側にあったもう一本のメタセコイアが無くなってしまったようです。)

夕暮れ時もきれいです(2016年撮影)
夕暮れ時もきれいです(2016年撮影)

会場周りのこの風景はずっと変わらないだろうと思っていただけに、その話を聞いたときはほんとうにびっくりしました。

今の時代、「変わらないこと」はなかなか難しいのかもしれません … 。

「相変わらず」の私たちは、会場でのんびりお待ちしておりますので、どうぞ安心してお越し下さい。

(Ku)

 

 

今年の展示会は全て終了いたしました。

先週末は、倉敷での「アイビーバザール」へ参加してきました。

今年はこれまでよりも開催が2週間ほど早かったためか、昨年,一昨年と寒さに震えていたのがうそのような、ぽかぽか陽気の2日間でした。

3連休ということもあって、たくさんのお客さまが会場にお越しくださいました。

ありがとうございました。

会場の建物を覆うツタはきれいに紅葉していましたが、奥のメタセコイアはまだ青々としており、色彩豊かな風景の中でのイベントになりました。

メタセコイアはまだ青々としていました
メタセコイアはまだ青々としていました

おかげさまで、このアイビーバザールをもちまして、今年予定しておりました全ての展示会をつつがなく終えることができました。

また来年、充実した展示会が開けるようがんばっていきたいと思います。

来年の展示会につきましては、予定が決まり次第、ホームページの方で順次ご案内させていただきますので、是非ご参照ください。(Ku)

納品に行ったのですが・・・

25,26日は昨年の玉野と倉敷での個展でご注文いただいた作品の納品に出掛けてきました。

まずは別注でお作りした大きなタモのテーブルの納品です。

寒波で急に冷え込んだ25日、岡山の総社に10時のお約束で、淡路を7時前に出掛けました。普段は明石海峡大橋のみ高速道路を使い、あとはバイパスと一般道路で岡山まで走るのですが、この日は途中で事故渋滞につかまり、やむなく山陽道を利用しました。

そして、山陽道を降りる直前に立ち寄った「吉備サービスエリア」でちょっとした失態をしでかしてしまいました。

カバンにしまったと思い込んでいた免許証入れを、膝の上に不用意に置いていたらしく、車を降りる際に落としてしまったのです。それに気づかずにサービスエリアを出、直後の総社インターを出るときに免許証入れが無いことに気が付きました。

慌てて料金所の事務所に駆け込んで相談したところ、事務所やサービスエリアの方々が親切に対応して下さり、事なきを得ました。

そんなバタバタもあってちょっと浮き足だっていたのかもしれません。

その後、無事に テーブルを納めさせていただき、楽しいお話しの後お客様のお宅をあとにしたのです。ところが…

テーブルの写真を撮らせていただくのをコロッと忘れてしまったのです。

木をふんだんに使った、とても落ち着いた広々したお部屋で、シンプルなテーブルがグッと引き立ち、写真写りもよかったと思うのですが…。なんとも残念です。

またいつか伺って、写真を撮らせて頂こうと思います。

その後倉敷へ。

寒さのせいか観光客のほとんどいない美観地区を歩きました。

人通りの少なかった美観地区
人通りの少なかった美観地区

いつもお世話になっているギャラリーにご挨拶に立ち寄ったところ、この日の朝は倉敷川に薄氷が張っていたそうです。

有隣荘
有隣荘

澄み切った冬の青空を背景に、1つ1つの建物がいつもよりきれいに見えました。

大原美術館
大原美術館

いつもは人通りが多く、建物のみを写真に撮ることはなかなか難しいのですが、この日は人通りを気にせずに落ち着いて写真を撮ることができました。

こんなことを言うと叱られそうですが、こんな静かな日もいいな、と思いました。

その他の納品や予定していた打合せなども無事に済ませ、昨晩淡路に戻ってきました。落とし物に親切に対応して下さった総社料金所と吉備サービスエリアの皆様、本当にありがとうございました。(Ku)

「終い弘法」へ

金曜日21日は今年最後の京都東寺の弘法市 ”終い弘法(しまいこうぼう)” へ行ってきました。

弘法市へは年に一度のペースで出掛けているのですが、是非一度、一年で一番賑わうという12月の弘法市へ行ってみたかったのです。

お店も多く(普段の弘法市でも千軒を超えるといわれていますが…)、たしかにものすごい人出でした。通路の狭い箇所では人の流れに押されるばかりでお店を見る余裕も無く、ただ 「通過した」 という感じです。

東寺金堂のお参りの列
東寺金堂のお参りの列

金堂にはお参りの列が。私達も列に加わり、お参りをさせて頂きました(願い事は各自秘密…)。

私達の目当ては骨董やさん。それと、おいしいもの。

古い家具や金具、道具、それ以外にも何か掘り出し物が隠れていないか、皿のようになった目と、よいにおいに誘われた鼻に導かれるように人混みを歩き回りました。

弘法市で買ったもの
弘法市で買ったもの

今回私が買ったのは、古い木の箱(明治四年と墨で書かれています)と木の枕、干し芋(薪ストーブであぶって食べます)、それに参道に入る手前の道沿いで売っていた「東寺飴」です。

木の箱などは自分たちで作れるでしょう、と言われそうですが、日々使われてきたことによる140年分のこの深い味わいにかなうものは出来ません。願わくは私達の作品もこんなふうに長く人の手に触れ続けて欲しいものです。

この箱は、自宅の居間で駄菓子入れに使います。

木の枕は、枕としてはちょっと高いのですが、滑らかな曲線と、使われることによって浮き出た木目、深~い色合いがなんともいえません。上に座布団をのせると正座椅子代わりに使えます。

このほか、あんこたっぷりのアツアツの大判焼き、キャベツたっぷりのお好み焼き、弘法市名物の玉こんにゃくを頂きましたが、いつもパクッとしてから写真を撮るのを忘れたことに気が付く私達です。

ひなたぼっこでお昼寝中
ひなたぼっこでお昼寝中

ある晴れた日の ”ホジホジ君” 。日なたに出て熟睡してました。

気が付けば今年もあと8日。のんびりのホジホジ君がうらやましい…。(Ku)

鉄人28号

所用で神戸市の新長田駅の近くに出掛けてきました。”新長田”といえばそう、『鉄人28号』のモニュメントです。

高さ約16mにもなる巨大なモニュメントは迫力満点。躍動感あふれるポーズの”鉄人”は今にも動き出しそうです。”鉄人”の名の通り鋼鉄製で、なんと50tもの重さがあるのだとか。

”鉄人28号”のモニュメント
”鉄人28号”のモニュメント

神戸市長田区は、阪神・淡路大震災では大規模な火災が発生し、特に被害の大きかった地域のひとつです。このモニュメントは、震災からの復興のシンボルとして2009年に完成したものです。

長田は、『鉄人28号』,『三国志』,『バビル2世』,『魔法使いサリー』などの作者である漫画家”横山光輝”の出身地ということで、『鉄人28号』と『三国志』を街おこしの柱にしており、登場人物の石像や看板、のぼりなどをいたる所で見ることができます。

『三国志』”関羽”の石像
『三国志』”関羽”の石像

これは、『三国志』の”関羽”の石像です。このほか、”孫権”,”孔明”などの石像があるそうです。

動かせる”鉄人”
動かせる”鉄人”

これは、腕を動かすことの出来る”鉄人”。大きさは人の身長くらいですが、手前にあるコントローラーで、腕の上げ下げなどの”操縦”をすることができます。

そして、長田といえば”ぼっかけ”(牛すじを甘辛く煮込んだもの)。

揚げたての、名物”ぼっかけコロッケ”をホゴホゴいいながらほおばりましたが、またもや写真を撮ることを忘れて平らげてしまいました。ホクホクのじゃがいもと、甘辛く、こってりコクのあるお肉のハーモニー。また機会があれば是非食べたいと思うおいしさでした。(Ku)

閑谷学校

今週は、先月の倉敷での個展の帰りに立ち寄った『閑谷学校』の写真を何枚かご紹介します。

『閑谷学校』校門
『閑谷学校』校門

『閑谷学校』は岡山県備前市にある史跡で、岡山藩主池田光政によって建てられた庶民のための学校です。当時のままの立派な木造建築がいくつも残っており、私たちにとってとても興味深い場所です。

楷の木
楷の木

『聖廟』の前の大きな2本の”楷の木”は、中国の孔子廟の楷の木に由来しており、秋には見事な紅葉が見られるそうです。閑谷学校に立寄るのはいつも秋の個展が終わってからなので、楷の木の紅葉の見頃は過ぎてしまっています。その分、観光客が少なくて落ち着いてはいます。

今回、楷の木の下に実が落ちていたのでいくつか拾わせて頂きました。芽が出るとよいのですが…。

講堂
講堂

国宝にも指定されている大きな『講堂』は、磨き抜かれた床に大きな窓(”花頭窓”というそうです)から入る外の光が見事に反射しています。立派な柱や精巧に細工された窓枠、目立っているわけではないのに存在感のある釘隠などの金具類…。作った人達やここで学問にいそしんだ人々の真摯な気持ちが伝わってくるような空間です。

この講堂は普段は入室禁止ですが、月に1回論語の講座が開かれているとのこと。機会があったらいつか参加してみたいです。

石塀と紅葉
石塀と紅葉

閑谷学校は、柔らかな丸みを帯びた外形をもつ石の塀で囲まれています(全長765mもあるそうです)。ピッタリと組まれた石が形作る独特の曲線は決して威圧的ではなく、神聖な”学問の場”として敷地を外界と区切っているような印象を受けます。

写真は、現在は資料館などとなっている寄宿舎跡に続く小道です。モミジの紅葉は見頃は少々過ぎていましたが、まだまだ十分にきれいでした。

自然の中に溶け込むような空間なので、季節によって印象も大きく変わると思います。また違う季節にも何度でも訪れてみたい場所です。

食器棚(展示会)
食器棚(展示会)

先日、ご注文頂いていた”食器棚”を納品させていただきました。1ヶ月ほど前に完成していたのですが、無理をお願いして先月の個展で展示させていただいたものです。

納品した食器棚
納品した食器棚

普段使い用の食器を収納する小さめの食器棚です。上に現在ご使用の調味料入れを置きたいとのご要望で、身長に合わせて上の物を取りやすい高さにしました。長く使っていただけますよう。(Ku)