サクランボが!!!!!

サクランボ食べ放題の野望を抱いて数年前に工房の裏手に植えた2本のサクランボの木。

台風で傾いても、毛虫に葉っぱを食い荒らされてもすくすくと育ち、春にはちゃんと花を咲かせるのに、一向に実を付けなかったサクランボの木。

「もう切ってしまおうか」 なんて相談も幾度となく…

今年も昨年に引き続いて発生した、葉っぱを丸坊主になるまで食い荒らす大きな緑色の毛虫 ”クスサン” を、目を凝らして探していたところ、葉の陰に赤いものを見付けました。

サクランボがなった!!
サクランボがなった!!

緑の葉の奥に、ツヤツヤの赤いサクランボが生っているではありませんか!!

2本の木にそれぞれ3,4個でしたが、初めてサクランボが実を付けたのです!

自家製フルーツ盛り合わせ
自家製フルーツ盛り合わせ

その日の夕食のデザートは、真っ赤な「自家製フルーツ盛り合わせ」(イチゴ、サクランボ、グミ)。

サクランボは、ちゃんとサクランボの味がして(当たり前ですが…)大満足。

実が生ると分かれば、「サクランボ食べ放題の野望」を実現すべく、剪定の仕方などを調べ、「この冬はしっかり手入れをしてあげよう!」と固く誓った現金な私たちでした。

地元淡路での展示会のご案内
地元淡路での展示会のご案内

さて、今週金曜日からは、今回で4回目となる、地元淡路での展示会が始まります。
(詳細はホームページ、『展示会案内』をご確認ください。)
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【太田秀世 木工展】 2015年6月12日(金)~15日(月) 10:00~18:00

場所 : 淡路市サンシャインホール2階ギャラリー
(新神戸,三ノ宮,舞子を発着している淡路島行き高速バス 「大磯号」 終点東浦バスターミナルに近接する会場です)

李朝の雰囲気を感じさせるチェストや、積み重ね式の本棚、定番の椅子やスツールなどの家具を中心に、額や花入、モビールなどのコモノを展示販売いたします。
注文製作も承りますので、お気軽にご相談下さい。
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現在、最後の追い込み中です。

充実した空間をたのしんで頂けるよう、あと少しがんばりたいと思いますので、是非脚をお運びください。(Ku)

ブロッコリーの花が咲いた!

この冬に初めて育てたブロッコリー。

てっぺんにできる大きな蕾を3月に収穫してからは、次々と伸びてくる ”わき芽” を採って食べるのを楽しんできたのですが、そろそろ終わりのようです。

このところの暖かさでとうとう花が咲き始めてしまいました。

ブロッコリーの花
ブロッコリーの花

ブロッコリーの花、私は見るのは初めてです。

一般的な菜の花よりも少し淡い黄色で、ブロッコリーの、あのツブツブから想像するよりも大きな花です。

ブロッコリーの花(拡大)
ブロッコリーの花(拡大)

もちろん、花が咲いた茎も収穫しておいしく頂きました(ブロッコリーも菜の花も大好きリクガメのホジホジ君にもおすそわけです)。

スナップエンドウの花
スナップエンドウの花

スナップエンドウも今が花盛り。

次々と実のなる野菜は育てるのがとても楽しいです。

ブルーベリーの花
ブルーベリーの花

ブルーベリーの花も咲き始めました。今年はたくさん実がなるかな?

ハヤトウリの芽
ハヤトウリの芽

植えてある場所がモグラにトンネルだらけにされてちょっと心配していた ”ハヤトウリ”。

暖かくなってやっと芽を出してくれました。

ところで、昨年大発生してたいへんだった ”アメリカシロヒトリ” の幼虫の毛虫、一生懸命退治した甲斐あってか、今年はまだほとんど姿をみかけません。

それともこれから?(Ku)

新芽! 新芽!! 新芽!!!

今、工房の庭は芽生えのラッシュを迎えています。

この冬は寒くなるのが早かったせいか、例年よりちょっと早く新芽が伸び始めました。

おきな草
おきな草

「おきな草」の新芽はフサフサの柔らかい毛に覆われています。

イワシャジン
イワシャジン

「イワシャジン」、枯れているのかと思っていたらちゃんと芽が出て来ました。

トキ草
トキ草

去年は大事な時期に毛虫に食べられてしまった「トキ草」。

毛虫が出てくる前にスクスク育ってネ!!

カタクリ
カタクリ

「カタクリ」 も毛虫とモグラの被害が大きかったのですが、思いのほか株が増えていました。

花が咲いた「トサコバ」
花が咲いた「トサコバ」

昨シーズン、雑草と勘違いして花が咲く前にうっかり抜いてしまった「トサコバ」。

心配していたのですが、無事に芽を出し、花を咲かせてくれました。

ウラシマソウ
ウラシマソウ
ユキモチソウ
ユキモチソウ

「ウラシマソウ」 と 「ユキモチソウ」 は親戚なので、芽もよく似ています。

こんなシンプルな芽があんな姿に育つなんて…。

大文字草
大文字草

「大文字草」の新芽はツヤツヤ。

コデマリ
コデマリ

「コデマリ」の新芽。ちょっとオレンジがかった明るい黄緑色がきれいです。

アジサイ
アジサイ

工房を開いた年に植えた「アジサイ」。すっかり大きな株になりました。

ブルーベリー
ブルーベリー

「ブルーベリー」、今年はたくさん実を付けてくれるかな?(Ku)

おばあちゃんの机

夜になるとカエルの気持ちよさそうな鳴き声が聞こえるようになりました。

雨の季節を前に、我が家のまわりでは田んぼに水が張られ、田植えが始まっています。

中学生の頃、国語の授業で『~遠田の蛙、天に聞ゆる』という斎藤茂吉の短歌を習いました。教科書に取り上げられている短歌はどれも、きっと優れた短歌なのだとは思いますが、この『~遠田の蛙』の歌と『 白鳥は 哀しからずや 空の青~』という 若山牧水の短歌だけはなぜか印象深く、いまでもそのころの情景とともに、心の中に残っています。

おばあちゃんの机
おばあちゃんの机

上の写真は昨年の1月に99歳で亡くなった私の祖母が使っていた座卓です。形見わけ、という訳ではないのですが、家具を作る仕事をしている、ということで、このたび私の元へ引き取られることになりました。

祖母と最後まで一緒に暮らしていた叔父夫婦は、『何かの部材としてでも活用してくれれば…』という思いで託してくれたようなのですが、父に相談したところ、父がものごころついたときにはもう既に使っていた、と言うのです。そういえば、私も小さいときに見たような気が…ざっと考えてみても70年以上の歴史を刻み込んだ机、ということになります。

あらためてみてみると、天板と枠のあいだにはすき間が空いていたり、木が欠けているところがあったりと傷んでいるところもあるのですが、構造自体はしっかりしていて、さらに、長い年月使い込まれてきたせいで角がすり減り、全体的に柔らかく丸みを帯びていて、何ともいえぬ雰囲気を醸し出しているのです。父にとっても思い出深い机らしく、大事に使うことを条件に、私が引き取ることになりました。

今使っている机(訓練校の卒業制作でつくったもの)をかたづけて、これから丁寧に使い込んでいこうと思っています。この机を眺めながら、私達も、世代を超えて大切に使っていただける家具を作っていかなければ、という思いを強くした次第です。

冬の冷え込みが厳しかったせいなのか、今年は生りものが豊作です。

いちご -収穫は早い者勝ちです-
いちご -収穫は早い者勝ちです-
収穫したソラマメ
鞘ごと網焼きにしても美味しいです

工房の脇の畑では、今、空豆といちごが収穫期を迎えています。

空豆については春にこのブログで紹介しましたが、思った以上の大豊作で、大きな実がたわわに実っています。普段お世話になっているご近所さんにおすそ分けし、あとは私達の胃袋へ…

湯がきたてを“ほぐほぐ”ほおばったり、鞘ごと網焼きにして、これも“ほぐほぐ”ほおばったり、食いしん坊の私達は写真を撮るのも忘れて“食”を楽しんでいます。(Hi)

春が来た~2012~

暖かくなったと思えば急に冷え込んだり。週の初めには雪が舞ったりもしましたが、工房の庭はどんどん春の装いに変わりつつあります。

”おきな草”の新芽
”おきな草”の新芽

”おきな草”の新芽はふわふわの綿毛をまとっていてとても柔らかそうです。

つぼみの付いた”アマナ”
つぼみの付いた”アマナ”

チューリップに似た花を咲かせる”アマナ”は、もう根元から花芽が顔を出しています。

”ブルーベリー”の新芽
”ブルーベリー”の新芽

”ブルーベリー”は新芽を膨らませ、準備万端といったところです。昨年までは1本しか植えておらず、あまり実をつけなかったので、秋にもう1本若木を近くに植えました。実がたくさん成るとよいのですが…。

このほかにも、あじさい,桔梗,ホタルブクロ,ヤマブキ,ヒメウツギ,フジバカマ,一才桜などなど、いろいろな植物が芽を出し始めています。

”春”といえば、信州で迎えた春を思い出します。

私たちが4年ほど住んだ長野県小諸市は、雪は比較的少ない地域ですが、冬は-15℃くらいまで冷え込みます。雪で真っ白になった浅間連山と氷に覆われた千曲川。道ばたや木々の根元には雪が溶けずに残り、洗濯物を干せば凍ってしまうような寒い日が3月いっぱいは続きます。

そして、春。

待ち焦がれていたように、梅,桃,桜がいっせいに花を咲かせます。それと同時に、心の底からわき上がるような喜びを感じるのです。理屈ではなく、とにかく嬉しいのです。踊り出したいくらいに…。あんな気持ちになったのは初めてのことでした。

信州から離れ、あのときのような”春の喜び”を感じることはなくなってしまいましたが、春が来る度にあの感覚を懐かしく思い出すのです。

薪に生えたシイタケ
薪に生えたシイタケ

そして、いつもの”薪に生えるシイタケ”。今年はなんだかたくさん生えてきています。ナメクジやダンゴムシに食べられないうちに収穫せねば…。(Ku)

夏野菜の収穫

たいへん暑い日が続いています。山の上にある工房は下界の街なかよりも気温で2~3℃ほど低いのですが、それでも風がピタッと止む昼下がりは焼けたスレート葺きの屋根からの熱気がもろに伝わってきます。まるで粘りけのある熱い空気の中にいるようで、動きも緩慢になってしまいます。

そんな暑い中での楽しみは野菜の収穫。この夏はエダマメとズッキーニ,オクラ,坊ちゃんかぼちゃ,はやとうりなどを育てています。夏の野菜は実が大きいので収穫の実感もひとしおです。

収穫したかぼちゃとエダマメ
収穫したかぼちゃとエダマメ

金曜日にはかぼちゃ2個とエダマメを収穫しました。

20本ほど育てたエダマメは実の入ったものから2,3回収穫しました。もうそろそろ終わりのようです。坊ちゃんかぼちゃは3本に合わせて1ダースほどの実をつけました。今回が今年の初収穫です。まだかまだかとヘタや実の様子をチェックするのが毎朝の楽しみです。

今野菜を作っているのは、工房の脇の庭の一部を区切ったごく狭い畑です。食料自給率を高めるべく、もう少し畑の部分を拡げる予定です。涼しくなってからの話ですが…。

キンカンの花
キンカンの花
ギボウシのつぼみ
ギボウシのつぼみ

白い花は涼しげな感じがします。キンカンの花が咲き始め、ギボウシにはつぼみがつきました。(Ku)