そばの白い花

そば畑
そば畑と『わらの家』

今日も一日、秋晴れの穏やかな日和でした。

午前中は展示会用の小物製作の追い込みで、額と小引出の金具取り付けを行い、午後は工房から車で30分ほど南へ下ったところにあるそば畑を見に行ってきました。

昨日、『そばの花祭り』というイベントが行われていたのですが、時間がとれずに行くことが出来ませんでした。そばの花が見頃ということでしたので今日、行ってきました。

海際の道をはずれて山の方へと進み、いくつかの峠を越えると、ぽっかりと山あいの集落が現れます。そこには、時間の流れが止まってしまったような、本当にのどかな田園風景が拡がっています。

あちらこちらの畑では、かわいらしいそばの白い花が緩やかな風に吹かれてゆれていました。

収穫を終えたばかりの田んぼには、今ではあまり見かけなくなった『わらの家』が点在していました。まだ小さかった頃は、家の周りは田んぼばっかりで、秋のこの時期になると『わらの家』が出現し、よく友達とよじのぼって鬼ごっこをしたものです。

写真奥の建物は、廃校になった小学校です。

そばの花
そばの白い花

今週末から岡山・玉野市のギャラリー・サンコアさんで展示会をさせていただきます。詳細は工房ホームぺージに掲載しておりますので是非ご覧ください。

今回は、『正座椅子』の製作を実演させて頂く予定です。

お近くの方は是非、足をお運び下さい。

心よりお待ちしております。(Hi)

もりのこのつぶやき

もりのこマグネット
もりのこマグネット

展示会でおなじみの、『もりのこマグネット』が今年もたくさんできました。

白い木、黒い木、黒い目、青い目、大きさも形もいろいろです。

強力磁石でバチッと気持ちよくくっつきます。

木目も様々で、木目を見ながらひとつひとつ目の位置を決めていくのが一番楽しい作業です。

家具を作る際に出る端材を使って、ペーパーウエイトや、カトラリーなどの小物を作るのですが、それらにも不十分な小さなカケラから生まれるのが、このマグネットたちです。

毎年、秋の展示会シーズンを前にしたこの時期に、それまでの1年間で集まったカケラでつくるので、木の種類はその1年間に作った家具の内容によって変わります。

今年は「クリ」の割合が多いのですが、これはクリのスツールをいくつか製作したためです。なぜかひとつだけある「ひのき」は、展示用の台の端材です。

よく言われるのは、「せめて木が育ってきたのと同じ年数は使えるものを作る」ということですが、それと同時に、出来るだけ無駄にしないということも大切です。

ヒビだらけなど、どうしても木工に使えない部分は冬の薪ストーブの薪に、かんなくずは焚き付けに使い、機械で出た細かい木くずは堆肥にして土に返します。りくがめの寝床にもなります。

いざなぎ神宮ライトアップ
いざなぎ神宮ライトアップ

毎月22日は、国生みの神様、『イザナギ』『イザナミ』がお祀りされている伊弉諾神宮が夜間ライトアップされているとのことで、水曜日に仕事を少しだけ早く切り上げて出かけてきました。

中秋の名月とも重なり、観月祭も予定されていたようですが、あいにくの雨でそちらは中止になってしまったようです。

雨のためか、参拝客もほとんどいない、静かな境内でした。本来ならば、参道には300個のろうそくが灯されているそうですが、雨でろうそくの火は消えてしまっていました。

静寂につつまれて、濡れた石畳とうっそうとした暗闇のなかに浮かび上がった本殿や拝殿がとても幻想的でした。

樹齢800年以上といわれる大楠も、明るい中で見るよりもいっそう神秘的でした。

さて、いよいよ来週の土曜日(10月2日)は、三田での『手仕事展』です。1日だけの開催ですが、染織や焼き物など、10人ほどの作家さんが集まる楽しい展示会です。

詳しい場所等は工房ホームページの「展示会案内」でご案内させていただいておりますので、ご覧のうえ、是非お出掛けください。

もりのこマグネットともども、心よりお待ちしております。(Ku)

レタスの花が咲いている

レタスの花
レタスの花

レタスの花が咲いている~

この春に、レタスの種をまきました。

もちろん、自分たちで食べるためにまき、毎日食卓にのぼる予定でとても楽しみにしていました。

ところが、この夏の猛暑と害虫のために、ひょろひょろと数枚の力ない葉っぱがついただけで食べられるようになるまでは育ちませんでした。

抜いてしまうのもかわいそうだったのでそのままにしておいたところ、素朴な黄色い花がつきました。

レタスはとても身近な野菜なのに、レタスの花を見たのは生まれて初めてだったので、少し感動しました。

小豆島と夕日
小豆島と夕日

『秋の日はつるべ落とし』

夏の猛暑も一段落し、気が付けば秋の気配がそこここに感じられるようになりました。

工房からの帰り道、西の空を眺めると今にも夕日が海に沈みそうだったので、車を道ばたに駐め、慌てて写真を撮りました。

まるで海に吸い込まれていくように、みるみる沈んでいく太陽、ほんの5分ほどで音もなく日没を迎えました。

左手に移っている島影は、小豆島です。

工房では、秋の展示会シーズンを前に、額やペン立てなどの小物の製作に追われています。『ゲゲゲの女房』も、いよいよ今週で終わり。少し寂しい今日このごろです。(Hi)

秋の気配?

西洋ススキ
西洋ススキ

自宅から工房へ通う途中の山道に、今年も西洋ススキの穂が開き始めました。

猛暑日が続いてはいますが、少しづつ季節は秋に近づいているようです。

いつごろからここに生えているのかは分かりませんが、私たちが工房を開いて毎日ここを通るようになったときから生い茂っており、秋毎に盛大に穂を開いています。

西洋ススキの穂
西洋ススキの穂

優しい薄緑色をした穂を近くで見ると、ふさふさと柔らかそうで気持ちよさそうに風になびいています。

工房の周りには赤とんぼが飛び始め、夜には自宅の周りで鈴虫の声も聞こえ始めました。そういえば、いつの間にかツバメの姿を見かけなくなりました。

秋の足音は確実に近づいているようです。(Ku)

本福寺にて

丸スツール
丸スツール

今週は、近くにある本福寺に、新しくできた『丸スツール』の写真を撮影しに行ってきました。

以前から何度か見学に伺い、斬新で神秘的な雰囲気がとても気に入っていたので、思いきって本福寺のご住職に撮影したい旨お願いしたところ、快く了解してくださいました。

本福寺には、安藤忠雄氏の設計による「水御堂」というコンクリート造りの本堂があります。蓮の池の下に本堂があるというとても不思議な造りになっています。

お寺に着くと、ちょうど朝日が射し込み始めていて、敷き詰められた玉石やコンクリートで造られた長大な曲面の壁(俗界と聖界の境界を表しているそうです)がとても神秘的な空間を作り上げていました。

写真左側の茶色の方は、拭漆仕上げ、右側はオイル仕上げです。寸法等の詳細や、アップ写真は、後日改めてホームページの「作品」ページでご紹介させていただきます。

水御堂のスイレン
水御堂のスイレン

本堂屋根の蓮池には、スイレンの花が咲いていました。(Hi)

はじめまして

花さじきから大阪湾を望む
花さじきから大阪湾を望む

今日も暑い1日でした。

どこまでも青い空に、青い海、入道雲。

工房近くの「あわじ花さじき」という公園からは眼下に大阪湾が一望できるのですが、今日は関西新空港までくっきりと見えました。

はじめまして。

私たちは、淡路で注文家具などの木工品を製作して暮らしています。

これから、木工のことや普段の生活の中で気が付いたささやかな出来事などを少しずつ、皆さんにお伝えできればと思っています。

どうぞ、よろしくお願いいたします。(Hi)