秋の空と冬の夜空

火曜日の午後、ふと空を見上げると真っ青な空に真っ白な雲がきれいに拡がっており、思わずシャッターをきりました。

秋の空と雲
秋の空と雲

空の高さを感じさせる澄みきった秋の青空と真綿のような真っ白な雲。なんという雲かは分かりませんが、上空の空気の流れが見えるようでした。

その日の夕方、帰り際にまた空を見上げると、見事な”かさ”をかぶった月と明るく輝く木星が見えていました。かなり分かりにくいですが、月の左下方に写っている小さな点が木星です。

”かさ”をかぶった月と木星
”かさ”をかぶった月と木星

東の空に木星が見えるようになると、冬が来たことを実感します。昼間は秋の空だったのに、夜はもう冬の空です。この日はちょうど立冬だったようです。

工房の周りは街灯も無く、月のない夜は星がよく見えます。冬は空気が澄み、特にきれいな星空になります。南の空にのぼったオリオン座やおうし座などを見るたびに”冬だなぁ~”と思うのです。

ATLANTIC TIGER
ATLANTIC TIGER

今日はお客様にご相談いただていた額の打合せで明石に出掛けてきました。明石港から歩いて行ける場所だったので、久しぶりに高速船で明石海峡を渡りました。途中、明石海峡大橋の近くで”ATLANTIC TIGER”というとても大きなばら積み船とすれ違いました。先ほどインターネットで調べてみたところ、約9万トンの船だとか。何を積んで、どこへ向かっているのでしょうか…。

さて、倉敷での個展まであと1週間となりました。前回ご紹介した”文机”も無事完成し、あともうひとつ、個展までに完成予定です。こちらは展示を見てのお楽しみ、ということで。(ヒント:小物ではありません。冬は格別です。)(Ku)

実りの秋

周りの田んぼでは稲刈りもほとんど終わり、工房へ通う道ばたには”栗ひろい”ののぼりが立ち並んでいます。実りの秋です。

工房の畑では、昨年の掘り残しの根っこから芽を出したハヤトウリにも実が着き始めました。今年はせっせと肥料をやったせいか、1株なのにこの茂りようです。

よく茂ったハヤトウリ
よく茂ったハヤトウリ

やはりハヤトウリの花にはスズメバチがやって来ます。ブーンブーンと音をたてて飛んで来ては小さな花の蜜を吸っていきます。刺激をしなければ襲ってくるこ とはありませんし、蔓の整理や草むしりなど、ハヤトウリの周りで作業をしているとあちらも遠慮しているのか近づいて来ないようです。お互いに(?)相手を尊重して安全にハヤトウリに近づ ことを心がけています。

ハヤトウリに来るスズメバチ
ハヤトウリに来るスズメバチ

先日の”アート・クラフトフェスティバルinたんば”に行く途中に立ち寄った道の駅で立派な”丹波栗”を買って来たのですが、大好きな栗ご飯だけでは食べきれず、”渋皮煮”にしました。

栗の渋皮煮
栗の渋皮煮

ネットいっぱい1.5kgほどあったうちの1kgを2人でせっせと皮むきし、湯がくこと数回。砂糖を入れて炊きあげ、仕上げにたっぷりのブランデーを。

皮をむくときに渋皮にもキズを付けてしまったためちょっと渋皮がむけてしまったものもありますが、おいしそうに炊きあがりました。瓶詰めにして保存食に。

”イワシャジン”の花
”イワシャジン”の花

秋の花も咲き始めました。”イワシャジン”の真っ白いきれいな花が見頃です。(Ku)

秋を見つけて

台風が過ぎ、やっと秋らしい涼しさになったなと思ったのも束の間、ここ2,3日は蒸し暑さがぶり返しています。

でも、雲の様子や空の高さはやっぱり秋を感じさせます。

夕暮れ時
夕暮れ時

自宅近くの小学校ももうすぐ運動会のようです。練習のためか、校庭に”大玉転がし”の玉などが出ていました。

セミの声もアブラゼミやクマゼミなどのちょっとやかましいような声から、ツクツクボウシの声に変わってきました。夕方になるとヒグラシと、スズムシなどの秋の虫の声が競い合うように聞こえてきます。工房は虫の出入り自由なので、ときどき建屋内に響くコオロギの声にびっくりさせられます。

ニラの花
ニラの花

プランターで育てている”ニラ”に花がつきました。雑草かと思い引き抜こうとしたのですが、雑草にしてはきれいなのでよくよく見たところニラの花だと気づきました。株を弱らせないためには切り取った方がよいようですが、きれいな花が咲きそうなので、そのままにしておきます。

工房では今、秋の展示会や公募展に向けてひたすら製作中です。新作については試作と試用をくり返し、納得のいくものにつくりあげていきます。そのせいで作業場はスツールだらけになってしまいました…

まずは、10月1,2日の『アート・クラフト・フェスティバルinたんば』です。クラフト展は基本的に個人参加なので、今回は太田秀世,太田久美子の2名各々で申し込んだところ、おかげさまで両名とも参加できることになりました。

あと約3週間。長いようであっという間に過ぎてしまうのでしょう。楽しんでいただける空間になるよう、がんばります。(Ku)

アート・クラフトフェスティバルinたんばのご案内
アート・クラフトフェスティバルinたんばのご案内

2つの訪問者

コクワガタ
コクワガタ

6日の晩、自宅の居間にどこからか虫が飛び込んで来ました。

ブンブンと羽音を立てて蛍光灯の周りを飛び回るので、カナブンかと思ったのですが、畳に降りた姿を見てびっくり!!

クワガタムシでした。

コクワガタとしてはかなり大きいそうです。

たまたま直前に食べたスイカの皮の上にのせると、おいしそうに汁を吸いました。

しばらく観察したり写真を撮ったりした後で、外に返しました。

この夏は、工房の周りでメスのクワガタを2匹ほど見かけたのですが、オスは初めてです。

赤とんぼ
赤とんぼ

先週も書きましたが、工房の周りは赤とんぼが飛び回るようになりました。

工房の中には、オニヤンマやギンヤンマなどいろいろなトンボが入り込んで来ますが、今週は赤とんぼが入ってきました。

真っ赤な体がとてもきれいです。

秋が深まるにつれ、里へおりていきます。

涼しくなって赤とんぼが家の周りで見られるようになるのが待ち遠しいです。(Ku)

秋の気配?

西洋ススキ
西洋ススキ

自宅から工房へ通う途中の山道に、今年も西洋ススキの穂が開き始めました。

猛暑日が続いてはいますが、少しづつ季節は秋に近づいているようです。

いつごろからここに生えているのかは分かりませんが、私たちが工房を開いて毎日ここを通るようになったときから生い茂っており、秋毎に盛大に穂を開いています。

西洋ススキの穂
西洋ススキの穂

優しい薄緑色をした穂を近くで見ると、ふさふさと柔らかそうで気持ちよさそうに風になびいています。

工房の周りには赤とんぼが飛び始め、夜には自宅の周りで鈴虫の声も聞こえ始めました。そういえば、いつの間にかツバメの姿を見かけなくなりました。

秋の足音は確実に近づいているようです。(Ku)