もりのこのつぶやき

もりのこマグネット
もりのこマグネット

展示会でおなじみの、『もりのこマグネット』が今年もたくさんできました。

白い木、黒い木、黒い目、青い目、大きさも形もいろいろです。

強力磁石でバチッと気持ちよくくっつきます。

木目も様々で、木目を見ながらひとつひとつ目の位置を決めていくのが一番楽しい作業です。

家具を作る際に出る端材を使って、ペーパーウエイトや、カトラリーなどの小物を作るのですが、それらにも不十分な小さなカケラから生まれるのが、このマグネットたちです。

毎年、秋の展示会シーズンを前にしたこの時期に、それまでの1年間で集まったカケラでつくるので、木の種類はその1年間に作った家具の内容によって変わります。

今年は「クリ」の割合が多いのですが、これはクリのスツールをいくつか製作したためです。なぜかひとつだけある「ひのき」は、展示用の台の端材です。

よく言われるのは、「せめて木が育ってきたのと同じ年数は使えるものを作る」ということですが、それと同時に、出来るだけ無駄にしないということも大切です。

ヒビだらけなど、どうしても木工に使えない部分は冬の薪ストーブの薪に、かんなくずは焚き付けに使い、機械で出た細かい木くずは堆肥にして土に返します。りくがめの寝床にもなります。

いざなぎ神宮ライトアップ
いざなぎ神宮ライトアップ

毎月22日は、国生みの神様、『イザナギ』『イザナミ』がお祀りされている伊弉諾神宮が夜間ライトアップされているとのことで、水曜日に仕事を少しだけ早く切り上げて出かけてきました。

中秋の名月とも重なり、観月祭も予定されていたようですが、あいにくの雨でそちらは中止になってしまったようです。

雨のためか、参拝客もほとんどいない、静かな境内でした。本来ならば、参道には300個のろうそくが灯されているそうですが、雨でろうそくの火は消えてしまっていました。

静寂につつまれて、濡れた石畳とうっそうとした暗闇のなかに浮かび上がった本殿や拝殿がとても幻想的でした。

樹齢800年以上といわれる大楠も、明るい中で見るよりもいっそう神秘的でした。

さて、いよいよ来週の土曜日(10月2日)は、三田での『手仕事展』です。1日だけの開催ですが、染織や焼き物など、10人ほどの作家さんが集まる楽しい展示会です。

詳しい場所等は工房ホームページの「展示会案内」でご案内させていただいておりますので、ご覧のうえ、是非お出掛けください。

もりのこマグネットともども、心よりお待ちしております。(Ku)

レタスの花が咲いている

レタスの花
レタスの花

レタスの花が咲いている~

この春に、レタスの種をまきました。

もちろん、自分たちで食べるためにまき、毎日食卓にのぼる予定でとても楽しみにしていました。

ところが、この夏の猛暑と害虫のために、ひょろひょろと数枚の力ない葉っぱがついただけで食べられるようになるまでは育ちませんでした。

抜いてしまうのもかわいそうだったのでそのままにしておいたところ、素朴な黄色い花がつきました。

レタスはとても身近な野菜なのに、レタスの花を見たのは生まれて初めてだったので、少し感動しました。

小豆島と夕日
小豆島と夕日

『秋の日はつるべ落とし』

夏の猛暑も一段落し、気が付けば秋の気配がそこここに感じられるようになりました。

工房からの帰り道、西の空を眺めると今にも夕日が海に沈みそうだったので、車を道ばたに駐め、慌てて写真を撮りました。

まるで海に吸い込まれていくように、みるみる沈んでいく太陽、ほんの5分ほどで音もなく日没を迎えました。

左手に移っている島影は、小豆島です。

工房では、秋の展示会シーズンを前に、額やペン立てなどの小物の製作に追われています。『ゲゲゲの女房』も、いよいよ今週で終わり。少し寂しい今日このごろです。(Hi)

2つの訪問者

コクワガタ
コクワガタ

6日の晩、自宅の居間にどこからか虫が飛び込んで来ました。

ブンブンと羽音を立てて蛍光灯の周りを飛び回るので、カナブンかと思ったのですが、畳に降りた姿を見てびっくり!!

クワガタムシでした。

コクワガタとしてはかなり大きいそうです。

たまたま直前に食べたスイカの皮の上にのせると、おいしそうに汁を吸いました。

しばらく観察したり写真を撮ったりした後で、外に返しました。

この夏は、工房の周りでメスのクワガタを2匹ほど見かけたのですが、オスは初めてです。

赤とんぼ
赤とんぼ

先週も書きましたが、工房の周りは赤とんぼが飛び回るようになりました。

工房の中には、オニヤンマやギンヤンマなどいろいろなトンボが入り込んで来ますが、今週は赤とんぼが入ってきました。

真っ赤な体がとてもきれいです。

秋が深まるにつれ、里へおりていきます。

涼しくなって赤とんぼが家の周りで見られるようになるのが待ち遠しいです。(Ku)

秋の気配?

西洋ススキ
西洋ススキ

自宅から工房へ通う途中の山道に、今年も西洋ススキの穂が開き始めました。

猛暑日が続いてはいますが、少しづつ季節は秋に近づいているようです。

いつごろからここに生えているのかは分かりませんが、私たちが工房を開いて毎日ここを通るようになったときから生い茂っており、秋毎に盛大に穂を開いています。

西洋ススキの穂
西洋ススキの穂

優しい薄緑色をした穂を近くで見ると、ふさふさと柔らかそうで気持ちよさそうに風になびいています。

工房の周りには赤とんぼが飛び始め、夜には自宅の周りで鈴虫の声も聞こえ始めました。そういえば、いつの間にかツバメの姿を見かけなくなりました。

秋の足音は確実に近づいているようです。(Ku)