木工展~ギャラリーサンコア~

ギャラリー外観
ギャラリー外観

23日土曜日から、岡山県玉野市のギャラリーサンコアさんでの個展『太田秀世木工展-木の美、木のまま』が始まりました。

初日、2日目の土・日曜日はギャラリーで、おいで下さったお客様と直接お話しをさせていただきました。

展示会は、お客様から直接、作品へのご感想、ご要望などがうかがえるのに加え、私たちが思いもつかなかった使い方や、ご提案をいただくことも多く、とても貴重な場です。

ギャラリー内の様子-1
ギャラリー内の様子-1

ギャラリーは、道路に面したガラス張りの大きな部屋と、通路状のスペースがあり、道路側の部屋には、ベンチ、ビュロー、椅子、チェストなどの大きな家具を、通路状のスペースには、展示棚を活用して、厨子、小さめの飾り棚、花入れなどの小物を展示しています。

今回は、小さな椅子の脚を削る、という手作業をご覧いただいています。

ギャラリーは、宇野港のすぐ近くにあります。

31日まで、直島、犬島、豊島などの瀬戸内の島々を会場とする、『瀬戸内国際芸術祭2010』が開催されており、その帰りに立ち寄って下さるお客様もいらっしゃいました。

玉野市は、漫画家、いしいひさいち氏の出身地で、新聞に連載中の4コマ漫画「ののちゃん」は、玉野市をモデルとした、「たまのの市」という街が舞台になっています。

私は「タブチくん」以来のファンなのですが、今回、ギャラリーのすぐ近くで開かれている、「いしいひさいち展覧会」を観に行きました。

壁にはよりぬかれた4コマ漫画が展示されており、とても楽しい朝のひとときを過ごすことができました。また、街を歩くと、漫画に出てくる大きな煙突や建物を実際に見ることができ、興味津々です。

ギャラリー内の様子-2
ギャラリー内の様子-2

展示会は、31日(日)が最終日です。30日、31日の土・日曜日は、またギャラリーにてお待ちしておりますので、是非お出掛けください。(Ku)

搬入前日

明日は、岡山県玉野市にあるギャラリーサンコアさんでの個展の搬入です。

今日は朝から、額に絵を入れたり、小物の梱包をしたりといろいろな準備に追われました。

積み込み前
積み込み前

夕方、トラックを借りて(レンタカーです)、いよいよ積み込み開始。

1tトラックに、ベンチ、ビュローなどの大きな家具から積みこんでいきます。

力仕事なのでたいへんです。

積み込み完了
積み込み完了

後ろの段ボールには額やトレイなどの小物などがぎっしりと詰まっています。

毎回思うのですが、ちょっとした引っ越しのようです。

今回は、展示会場で正座椅子の製作実演を行うので、小さな作業台やバイスも積み込んでいます。

準備完了
準備完了

シートを念入りに掛け、準備完了。

明日は11時頃からギャラリーに搬入し、展示準備の予定です。

たくさんのお客様にお会いするのがとても楽しみです。お近くにお越しの際には是非お気軽にのぞいてみてください。(Ku)

そばの白い花

そば畑
そば畑と『わらの家』

今日も一日、秋晴れの穏やかな日和でした。

午前中は展示会用の小物製作の追い込みで、額と小引出の金具取り付けを行い、午後は工房から車で30分ほど南へ下ったところにあるそば畑を見に行ってきました。

昨日、『そばの花祭り』というイベントが行われていたのですが、時間がとれずに行くことが出来ませんでした。そばの花が見頃ということでしたので今日、行ってきました。

海際の道をはずれて山の方へと進み、いくつかの峠を越えると、ぽっかりと山あいの集落が現れます。そこには、時間の流れが止まってしまったような、本当にのどかな田園風景が拡がっています。

あちらこちらの畑では、かわいらしいそばの白い花が緩やかな風に吹かれてゆれていました。

収穫を終えたばかりの田んぼには、今ではあまり見かけなくなった『わらの家』が点在していました。まだ小さかった頃は、家の周りは田んぼばっかりで、秋のこの時期になると『わらの家』が出現し、よく友達とよじのぼって鬼ごっこをしたものです。

写真奥の建物は、廃校になった小学校です。

そばの花
そばの白い花

今週末から岡山・玉野市のギャラリー・サンコアさんで展示会をさせていただきます。詳細は工房ホームぺージに掲載しておりますので是非ご覧ください。

今回は、『正座椅子』の製作を実演させて頂く予定です。

お近くの方は是非、足をお運び下さい。

心よりお待ちしております。(Hi)

木の壁掛け時計

時計
壁掛け時計

皮革工芸をされるお客様から、以前製作された壁掛け時計の、金属の文字盤部分が壊れてしまったので、木で作ることはできないか、とのご相談を受けて製作させていただいたものです。

全体は腕時計型のデザインです。

ベルト部分は革でできていて、繊細な模様が丁寧に刻まれています。

文字盤とバックル部は栗材で、針はウォールナットでお作りしました。

革を縫うことは私たちには出来ないので、最終的な形に縫い合わせる工程はお客様にお任せすることにして、ベルトに合うようにお作りした文字盤とバックル部品をお納めしたところ、先日、出来上がった写真をお送りいただきました。

ご依頼の際にお話しをうかがったところ、思い出が詰まったとても大切な時計であることがひしひしと感じられました。

作品をお届けにあがり、出来上がったものを見ていただくまではとてもドキドキしましたが、とても気に入っていただけたご様子に、私たちもひと安心でとても嬉しかったです。

黄色い彼岸花
黄色い彼岸花

近くの公園で、黄色い彼岸花が咲いているのを見つけました。

赤やオレンジのものは見たことがあるのですが、黄色は初めてです。

調べてみると、彼岸花の親戚の「ショウキズイセン」という植物のようです。

間近で観ると、めしべが長く伸びていて、怪獣の顔のようにも見えるおもしろい形をしていました。(Ku)

秋の「三田手仕事展」

三田手仕事展会場
三田手仕事展会場

昨日、10月2日は、秋の『三田手仕事展』に参加しました。

春に続いて2回目の参加です。

会場の、三田ほんまち交流館 “縁”は、三田本町通りに面する古くからの秤屋さんを改築した多目的利用スペースです。

むき出しの太い梁と広い土間、縁側のある中庭など、古民家の雰囲気が強く残った、とても落ち着いた空間です。

今回は裂き織り、焼き物、縫い物、漆、山野草、焼き菓子など、総勢10名が参加し、手塩にかけた手仕事の数々を展示・販売しました。

心配されたお天気もなんとかもち、偶然重なったお祭りの山車が会場の前を通るというおまけ付きでした。

たくさんのお客様においでいただき、ありがとうございました。

三田手仕事展

私たちは、この秋の展示会シーズンに向けて製作した引出や棚、小さめの長椅子、丸スツール、子供いすなどをメインにして展示をさせていただきました。

また、主催者の方から声をかけていただき、今回初めてワークショップを行いました。

写真右端で壁に掛かっている小さな飾り棚を作っていただきましたが、ご好評をいただき、おかげさまで用意した10セット全てをお客様の元にお引き渡しすることができました。

なにぶん初めての経験で、金槌で予想以上の大きな音が出てしまったり、釘抜きを忘れたりなど、不十分な点がありました。

参加頂いた方にはご迷惑をお掛けしたと思いますが、次回も、より楽しい企画を用意したいと思っておりますので、これに懲りずにまたご参加ください。

この手仕事展を皮切りに、今月23日からの岡山県玉野市での個展、11月23日からの倉敷での個展と、秋の展示会シーズンに突入です。たくさんのお客様とお会いできるのを楽しみに、がんばって用意を進めていきたいと思っています。

個人的には、今回の手仕事展で購入した山野草(ヒバとシクラメンの原種)を無事に育てるのが当面の目標です。枯らすのは得意なのですが…。(Ku)

 

わたしたちの運命やいかに
わたしたちの運命やいかに…