干し芋づくり-2015-

昨年10月に収穫した干し芋用のサツマイモ ”タマユタカ”。

ネズミやイタチに囓られることなく無事に熟成期が過ぎ、今年も干し芋づくりをすることができました。

お芋、蒸しています
お芋、蒸しています

昨年は、蒸し上がったお芋の芯まだ白っぽく、干し芋になった時にパサパサと固くなってしまったものも多かったので、今年は大きなお芋は二つ割りにしてから蒸し器に入れ、更に、火を止めてから30分ほど蒸らす時間を余分にとりました。

蒸して皮をむいたお芋
蒸して皮をむいたお芋

アチチッ… 、と大騒ぎながら、熱いうちに皮をむくのは去年といっしょ。

切ってザルに並べたお芋
切ってザルに並べたお芋

今年は干す期間を短くする予定なので、去年よりも少し薄めにスライスしました。

お芋自体の性質なのか、蒸し方を変えたのがよかったのか、今年はお芋の芯までしっとりと蒸し上がっているものが多いようです。

お芋も去年より甘いような気がします 。

お芋、干してます
お芋、干してます

あとは、干してできあがり。

昨年は干し過ぎてちょっと固くなってしまったので、今年は3日を目処に取り込もうと思っています。

しっとりしたおいしい干し芋ができますように!

不思議な模様
不思議な模様

まるでボイジャーが撮影した木星の表面みたいなこの模様。

先週ご紹介した、現在製作中の 『コート掛け』 用の欅板の一部分です。

節の周りなどごく一部に、このような非常に複雑な木目が見られることがあります。

自然の神秘ですね。(Ku)

『コート掛』の製作

年が明けてはや3週間が経とうとしています。

毎年のことですが、年明けしばらくは、伝票や書類に記入する日付の ”年” の部分を悩んだり、間違えたりしてしまいます。

今のところはまだ意識して書いているのでよいのですが、もうすこし経つと油断が出て、”年” の箇所に修正印を何遍か押すことになります。今年も多分…。

さて、現在工房では、 『コート掛け』 の製作の真っ最中です。

ベースとなるケヤキの一枚板
ベースとなるケヤキの一枚板

ケヤキの一枚板に金具を取り付け、最大5着のコートを掛けることができる、大きな壁掛け式のコート掛けです。

現在、大まかな板削りが済んだところで、これから重量を軽くするために、裏側をはつる作業に入ります。

出来上がりましたら、またご報告させていただきます。

今年の私たちの展示会シーズンの幕開けは、4月になります。それまでじっくり、今までにご注文頂いているものの製作や、展示会用の新作の製作に取り組む予定です。

今年の展示会の予定につきましては先日、ホームページの『展示会案内』を更新いたしましたのでご参照ください。

確定申告の準備もしなければ…。(Ku)

本年もよろしくお願いいたします

新 年 あ け ま し て お め で と う ご ざ い ま す。

年賀状(2015)
年賀状(2015)

毎年、年賀状やブログに新年のごあいさつを書くたびに、1年経つのは早いなあ、と感じます。

過ぎてしまえばあっという間でも、1回1回の展示会やお客様との出会い、日々の生活の中での小さな発見や感動など、やはり1年1年それぞれが、かけがえのない時間です。

マイペースではありますが、世の中の喧噪に流されることなく、しっかり踏みしめながら年を重ねていくことができれば、と思っています。

今年も充実した1年になるようがんばっていきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2015年1月1日  太田秀世・久美子