アゲハチョウの幼虫-1

工房の庭に、”キンカン” と ”ユズ” の木があります。

毎年夏が近づいた頃、いつの間に卵が産み付けられるのか、アゲハチョウの幼虫に葉っぱを食い荒らされます。

それはそれはすごい食欲で、せっせせっせと葉っぱをかじり、うっかりしていると木が枝だけの丸坊主になってしまうので、気が付いたときに退治することにしています(ピンセットでつまんだ時の、あのニオイは強烈です)。

ところが、どうしても見逃してしまうらしく、金曜日、キンカンの木に大きく成長した立派な幼虫を見つけました。

葉っぱを食べるでもなく、しばらく見ていてもじっと動かないままなので、きっともう ”サナギ” になるのだろうと思い込み、せっかくなので羽化を観察してみることにしました。

鳥に食べられてしまうこともあるので、葉っぱの付いた枝ごと切り取って保護。

アゲハの幼虫(7月5日17:23)
アゲハの幼虫(7月5日17:23)

あのニオイにひるんであまりじっくり観察したことがなかったのですが、よく見るとなんとも綺麗なことにびっくりしました。

きれいな緑色、コントラストも鮮やかな脚もとの白い模様、愛嬌のある目玉とその間をつなぐような複雑な模様などなど…。

アゲハの幼虫(7月5日17:24)
アゲハの幼虫(7月5日17:24)

お腹の側から見るとこんな感じ。

短い脚で細い枝にキュッとしがみついている様子なんて、カワイイじゃあありませんか!!

枝ごとプラスチックの容器に入れて自宅に持ち帰りました。

ところが…

葉っぱを食べるアゲハの幼虫(7月6日20:52)
葉っぱを食べるアゲハの幼虫(7月6日20:52)

翌日土曜日になると、サナギになるどころか、バリバリ葉っぱを食べ始めたではありませんか(静かな所だと、「ボジッ、ボジッ」というような音が聞こえます)。

「えっ、もうサナギになるんじゃなかったの!」とは私の勝手な思い込み。

インターネットで調べてみると、たしかにこの緑色の姿になるのは、幼虫最後の脱皮の後で、サナギになるのは時間の問題らしいのですが、「すぐ」と判断したのは少々早合点だったようです。

今日日曜日になってもまだ動き回って葉っぱを食べています。葉をたくさん付けたまま枝を切り取ったのでよかったのですが、明日はまた工房へ連れて行って新鮮な枝葉を補充してあげようと思っています。

さて、この幼虫君の運命や、いかに…。(Ku)

やっと梅雨らしいお天気になりました

”梅雨” とは名ばかりの真夏を思わせるお天気が続き、「このまま夏に突入?」なんて思っていたら、やっと雨らしい雨が降りました。

ここ数年、”降らない”となればぜんぜん降らない、”降る” となったら徹底的に降るといった極端なお天気が多く、軽はずみに「雨、降らないかなあ」なんて言えない気分ですが、それでも梅雨に雨が降らないのは困ります。

梅雨のさなかのはずなのに猛暑日が続き、私達も夏バテ気味だったのですが、工房の庭の草木たちも少々弱っていたようです。

雨の中、元気を取り戻したアジサイ
雨の中、元気を取り戻したアジサイ

満開を迎えているアジサイは、ションボリと首をおとしたようにカンカン照りの暑さに耐えていましたが、今週の雨でやっと首をもたげて元気になったようです(下の方の花はまだちょっとしょんぼりしています)。

線香花火のような”ヤマアジサイ”の花
線香花火のような”ヤマアジサイ”の花

急な暑さのせいで、花をゆっくり眺める気分にならなかったのですが、久しぶりにゆっくりと、雨で涼しくなった庭を観察しました。

”綿”のふたば
”綿”のふたば

暑い中播いた ”綿” もちゃんと芽を出してくれていました。去年収穫した実にたくさん種ができていたので、今年はちょっと場所を増やして種を播きました。「いつかフカフカの布団を作るんだ!!」と言ったら、「今時布団は羽毛でしょ」と返されてしまいました。じゃあ、座布団を…。

夏野菜の収穫
夏野菜の収穫

夏野菜も順調です。実のなる野菜は収穫が楽しいです。

”なす”の花
”なす”の花

雨に濡れた”なす”の花。光が透ける紫色の薄い花びらがきれいです。

でも、前から見てみると

前から見た”なす”の花
前から見た”なす”の花

なんだかマントを大きく拡げて襲いかかってくる吸血鬼みたいに見えて思わずたじろいでしまいました。(Ku)

おかげさまで展示会が無事終了しました。

サンシャインホールでの展示の様子
サンシャインホールでの展示の様子

月曜日、サンシャインホールでの展示会が無事に終了いたしました。

お忙しい中ご来場くださった皆様に、心からお礼申し上げます。

貴重なご意見やご感想をきかせていただいたり、楽しいお話しに花が咲いたりと、とても充実した展示会になりました。ほんとうにありがとうございました。

これからも、地元での展示会を続けていこうと考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

収穫したビワ
収穫したビワ

今週は展示会の後片付けや納品、展示会の準備に追われて後回しにしてしまっていた家の掃除や衣替えなどでバタバタと過ぎてしまいました。やっと生活に落ち着きが戻った今日、ビワの収穫に行ってきました。

以前にもこのブログで紹介させていただきましたが、淡路島の南端に近い ”灘” という所で、夫の高校時代の恩師がビワ畑の世話をされています。昨年は鹿の被害のために木が弱ってしまい、1年間木を休ませるとのことでしたので、今年は2年ぶりの収穫をさせていただきました。(淡路島の南の方には野生の鹿がたくさんいて、農作物の被害が大きいのだそうです。ビワの木も、大切な木の表面の皮を食べてしまうので、木が弱ってしまうそうです。)

”梅雨” とは名ばかりで雨がほとんど降らなかったため ”実” は小ぶりなのですが、その分味がギュッと凝縮されていて味が濃い、おいしいビワをたくさん穫ることができました。

もちろん、新鮮な ”実” を冷やして、そのまま食べるのもおいしいのですが、以前キズのある ”実” がたくさん穫れてしまったときに作ったビワのジャムがとてもおいしかったので、今年もジャムをたくさん作る予定です。ジャムづくりについては後日このブログで報告させていただく予定です。(Ku)

地元淡路での展示会のご案内

昨年に引き続き、今年も地元淡路で展示会を行います。
サンシャインホールでの展示会のご案内-1
サンシャインホールでの展示会のご案内-1

会期は今度の金曜日(6月7日)~月曜日(10日)、場所は昨年と同じ、淡路市のサンシャインホール2階ギャラリーです。

サンシャインホールでの展示会のご案内-2
サンシャインホールでの展示会のご案内-2

食器棚や飾り棚,テーブル,ビュロー,椅子,ベンチ,衣桁,額,木のカトラリー,木のボタンなどなど、ひとつひとつ心を込めてていねいに作り上げた作品を展示・販売いたします。

新作の椅子やモビールなど、昨年とはまた違った内容の展示をおたのしみいただけるよう、ただいま最後の追い込み中です。

注文製作も承りますので、お気軽にご相談ください。

2人で会場でお待ちしております。是非お立ち寄りください。

そらまめ
さやの中のそらまめ

さて、工房の畑では ”そらまめ” が収穫できるようになりました。

”さや”? を開くと、まるでふかふかのふとんにくるまって熟睡しているかのような立派なお豆さんたちが姿を現します。

ふかふかのふとんの中のそらまめ
ふかふかのふとんの中のそらまめ

そらまめのさやを開くたび、”なんて気持ちよさそうなんだろう!そらまめになってみたい!!” と思うのは私だけではないはず…。

さやから出されたそらまめ
さやから出されたそらまめ

新鮮なそらまめは、良い香りがして柔らかくて甘くって、塩ゆでにするだけでもおいしいのですが、今日は「そらまめのポタージュスープ」にしていただきました。

そらまめのポタージュ
そらまめのポタージュ

そらまめの風味と、これも今が旬の”淡路の新玉ねぎ”の甘みがギュッと濃縮された、見た目も涼しげなミントグリーンの、とてもおいしい一品となりました。(Ku)

ひめじクラフト・アートフェアが終わりました

ご報告が遅くなりましたが、先週土,日、「第13回ひめじクラフト・アートフェア」が終了いたしました。

それまでず~っとよいお天気が続いていたのに、週末をねらったかのような雨模様。

金曜日は雨の中の搬入、テント設営となりました。

あらかじめ雨天を想定して準備をしていたことに加えて風が無かったこともさいわいし、大きな問題なく搬入を済ませることができました。

長靴を忘れて足回りがグジョグジョになった、昨年の「たんばクラフト」の台風の中での撤収など、いろいろな失敗を経験し、少しずつ野外ならではの準備にも慣れてきたようです。

そして1日目。   朝から降ったりやんだり。

あがりそうであがらない雨に、やむをえず椅子などの大きな家具も狭いテント内に無理矢理押し込めて展示しました。見にくい展示になってしまい、雨の中せっかくお越しくださったお客様に申し訳なかったです。

2日目は前日とうって変わり、今度は暑すぎるくらいのお天気に。

お天気の回復を待っておられた方が多かったようで、たくさんのお客様が朝から会場にあふれかえりました。

2日目の展示
2日目の展示

椅子,スツールなどの大きな家具はテントの外に出し、見やすく展示することができました(ただし大きな家具は日影を追って、写真の右側→テント内→左側 と移動させます)。

卓上モビール
卓上モビール

今年初めて出品した、小さな ”卓上モビール” です。そよ風にユラユラ揺れる様子が目を惹いたのか、ご好評をいただきました。

今までにないほど、それはそれはたくさんの方と楽しいお話しをさせていただきました。おいでくださった皆様、本当にありがとうございました。

そして毎回のことながら、準備をしてくださったスタッフの方々には頭が下がるばかりです。また、今回は、ボランティアの方がテントの片付けを手伝ってくださいました。いつも2人でモタモタしながら片付けるテントを一瞬のうちにパッケージしてくださり、とても助かりました。ありがとうございました。

私達の大好きなお堀端の通路
私達の大好きなお堀端の通路

モミジがトンネルのように枝を伸ばす姫路城お堀端の通路は私達のお気に入り。朝夕、駐車場から会場へ向かう間、新緑を堪能します。

来年もまた、ここが通れますように!!

キュウリの花
キュウリの花

工房の畑に植えたキュウリに花が咲き始めました。小さな花ですが、近づいてよく見てみると、”葉脈” のような筋が透けて見えて意外にきれいな花です。

かぼちゃの芽
かぼちゃの芽

こちらは芽を出した ”かぼちゃ”。実がなるまではまだまだかかりますね。(Ku)

夏野菜の苗を植えました

夏野菜の苗を植えました。

夏野菜の苗
夏野菜の苗

連作障害を避けるための場所のやりくりで、今年はこのちょっと狭い部分に、きゅうり,なす,オクラを植えました。

夏野菜の苗2
夏野菜の苗2

右から、きゅうり4本、なす3本、オクラ2本です。

なすは、去年 ”接ぎ木苗” を植えて台木の方を盛大に繁らせてしまうという失敗をしたので、今年は接ぎ木でない苗を買いました(「うちのなすはよそのと比べてすごく立派!!」なんて喜んでいたら、台木が伸びていたようで、トゲだらけの枝に花はたくさん咲いたのに、実はほとんど穫れませんでした)。

夏は実のなる野菜が多くてとっても楽しいです。

このほか、かぼちゃ(タネを播いて苗作り中)、スナックエンドウ(少しずつ実が穫れ始めました)、ソラマメ(現在花盛り、伸び盛り)、そしてハヤトウリ(芽、伸び始め)が、今年の我が家の夏の畑といったところです。

顔を出した小判草の実
顔を出した小判草の実

工房の庭のモミジの根本に植えている ”小判草” が青々と茂り、実を付けた穂が出始めました。

数珠つなぎになって顔をのぞかせる姿は、まるで外に出るのを恥ずかしがっている小さな子供達のようで、なんだかほほえましい感じがします。

ひめじクラフト・アートフェア
ひめじクラフト・アートフェア

さて、今度の土日は、『ひめじクラフト・アートフェア』です。

125番ブースで2人でお待ちしています。今回は偶然、お隣のブースも淡路島の革の作家さんです。淡路島パワーをまき散らしてがんばってきます。

よいお天気になりますように!!(Ku)