金曜日21日は今年最後の京都東寺の弘法市 ”終い弘法(しまいこうぼう)” へ行ってきました。
弘法市へは年に一度のペースで出掛けているのですが、是非一度、一年で一番賑わうという12月の弘法市へ行ってみたかったのです。
お店も多く(普段の弘法市でも千軒を超えるといわれていますが…)、たしかにものすごい人出でした。通路の狭い箇所では人の流れに押されるばかりでお店を見る余裕も無く、ただ 「通過した」 という感じです。
金堂にはお参りの列が。私達も列に加わり、お参りをさせて頂きました(願い事は各自秘密…)。
私達の目当ては骨董やさん。それと、おいしいもの。
古い家具や金具、道具、それ以外にも何か掘り出し物が隠れていないか、皿のようになった目と、よいにおいに誘われた鼻に導かれるように人混みを歩き回りました。
今回私が買ったのは、古い木の箱(明治四年と墨で書かれています)と木の枕、干し芋(薪ストーブであぶって食べます)、それに参道に入る手前の道沿いで売っていた「東寺飴」です。
木の箱などは自分たちで作れるでしょう、と言われそうですが、日々使われてきたことによる140年分のこの深い味わいにかなうものは出来ません。願わくは私達の作品もこんなふうに長く人の手に触れ続けて欲しいものです。
この箱は、自宅の居間で駄菓子入れに使います。
木の枕は、枕としてはちょっと高いのですが、滑らかな曲線と、使われることによって浮き出た木目、深~い色合いがなんともいえません。上に座布団をのせると正座椅子代わりに使えます。
このほか、あんこたっぷりのアツアツの大判焼き、キャベツたっぷりのお好み焼き、弘法市名物の玉こんにゃくを頂きましたが、いつもパクッとしてから写真を撮るのを忘れたことに気が付く私達です。
ある晴れた日の ”ホジホジ君” 。日なたに出て熟睡してました。
気が付けば今年もあと8日。のんびりのホジホジ君がうらやましい…。(Ku)