謎の足跡

工房の掃除をさぼった翌朝、積もっていた木の粉の上に謎の足跡が…。

謎の足跡
謎の足跡

足跡をたどるとあっちに行ったり、こっちに戻ったり。かなりうろうろしたことがうかがわれます。

足跡の主は虫のようですが、すでに現場に姿はありませんでした。作業場内で普段見かける脚のある虫といえば、コオロギ,カミキリムシ,便所コオロギ(本当は”カマドウマ”というのですね),ゲジゲジくらいでしょうか。

正体は不明のままです。

夕陽に映える雲
夕陽に映える雲

台風が過ぎ去った20日の夕方、播磨灘に沈む夕陽に雲の下面がオレンジ色に照らされているのが見えました。

”台風一過”とはならなかっただけに、印象的な風景でした。

”iichi”のページ
”iichi”のページ

さて、このたび手仕事品の販売サイト『iichi』(http://www.iichi.com/)で私(久美子)の小物の販売を始めました。現在、カトラリーや木のボタン,もりのこマグネットなどを出品しています。是非ごらんください(「木工・漆」のジャンルです)。

現在製作中の”収納棚”は、引き出しの取っ手の取り付けと天板の組立を残すのみです。近日中に完成のご報告ができる予定です。(Ku)

夏真っ盛り

梅雨が明けたとたん、夏真っ盛りといった暑い日が続いています。月曜日(11日)の工房からの帰り道、大阪湾上空にかなり大きな入道雲が見えました。

あまりの立派さに「花さじき」の近くに車を駐めて写真撮影。

まるで「天空の城ラピュタ」に出てくる”竜の巣”のようです。

かなとこ雲(2011.7.11)
かなとこ雲(2011.7.11)

調べてみると、”かなとこ雲”というそうで、積乱雲が成長しきると上部が平らになるとのこと。平らな面がちょうど対流圏と成層圏の境目になるらしく、高度はおよそ11kmだとか。壮大なスケールですね。

積乱雲の前を飛ぶ飛行機
積乱雲の前を飛ぶ飛行機

よく見ると、雲を避けるように飛行機が飛んでいました。神戸空港行きでしょうか?

収納棚の部材
収納棚の部材

さて、現在製作中の収納棚は、外枠についての主な部材の加工が終わりました。

写真手前の長い部材は棚の四隅の柱となるものです。棚ダボ孔の加工も済みました。真ん中あたりに立ててある板は、左右の側板になる部材です。ペーパーがけ前の「水引き」を済ませて乾燥中。これから引き出し,棚板などの製作にとりかかります。

熟睡中のカメ
熟睡中のカメ

こんなに暑い中でも、”ほじほじ君”はしっかり熟睡です。朝、ケージの置いてある部屋のカーテンを開けに行くと、完全に脱力して首の伸びた姿で熟睡しています。まるで行き倒れたかのようなこの姿。カメも夢を見るのでしょうか…(Ku)

材木の仕入れ

”梅雨明け”の声とともに青空が戻り、また暑い夏がやってきました。

青空と入道雲
青空と入道雲

もくもくとわき出るような入道雲を見ると、”夏”を実感します。

梅雨明け直前の水曜日に、四国に材木の仕入れに行ってきました。

仕入れてきた材木
仕入れてきた材木

今回は、以前から材木屋さんにすすめられていた製材済みのタモの丸太を購入してきました。一部を今ご注文頂いている収納棚の材料として使用します。

材木の長さは4m、一番重い1枚は厚さ約7cm、幅60cmあり、ざっと重さを計算すると100kg近いことになります。積むときは材木屋さんにフォークリフトで積んでもらえるのですが、降ろすときは人力です(今回借りたトラックにはユニックが付いているのですが、私たちはそれを使う資格を持っていないので…)。仮置き台を置いたり、いろいろ工夫をしながらなんとか2人で荷下ろしをしました。桟積みをし、あとは出番待ちです。

熟れたブラックベリー
熟れたブラックベリー

工房の庭のブラックベリーを初収穫しました。写真のように真っ黒に熟れたら採り頃です。初収穫は3粒でしたが、これから順次熟れていくはずです。採った分はとりあえず冷凍し、ある程度量がまとまったらジャムにする予定です。

大きくなったバッタ
大きくなったバッタ

5月に見付けたバッタの子供達も順調に成長しているようです。そこかしこに1~2cmほどに大きくなったバッタを見かけます。他のものは食べてもいいけど、ブラックベリーは食べないでね!!(Ku)

原寸図作成中

姫路のお客様から収納棚製作のご相談をいただきました。先々週、実際に設置される場所を見せて頂き、寸法や使い方、収納される物の大きさなど具体的なご希望をうかがってきました。その後、作製した1/10縮尺の図面をもとにFAXと電話でやりとりをさせて頂き、先日デザイン等が決定しました。

現在原寸図を作成中です。

原寸図製作中
原寸図製作中

今回は直線的なデザインで形としてはシンプルなのですが、引き出しもあり、木組みの部分については正確な製作のために1/1の原寸大の図面が欠かせません。

図面にはなんとかめどがつき、製作に取りかかれそうです。まずは材木選びからですが、今回は天気のよい日を見計らって久しぶりに材木の仕入れに行く予定です。

桔梗のつぼみ(6月21日)
桔梗のつぼみ(6月21日)

 

工房の庭ではいま、桔梗の花盛りです。先週くらいからつぼみがふくらみ初め、今週に入って少しずつ花が開き始めました。あざやかな紫がきれいです。

咲き始めた桔梗(6月28日)
咲き始めた桔梗(6月28日)

まるで”ポンッ”と音を立てて開きそうな桔梗のつぼみ。

開ききる直前の桔梗の花(7月1日)
開ききる直前の桔梗の花(7月1日)

あとちょっとで開ききる花は、ついつい開くのを手伝ってあげたくなります。

庭で見付けた玉虫
庭で見付けた玉虫

昨年掘り残した根から芽が出て茂り始めたハヤトウリの葉の上に玉虫を見付けました。毎年庭で1,2匹見かけるのですが、何度見てもきれいです。昔は「玉虫厨子」と聞いてもピンとこなかったのですが、実際にきれいな玉虫を見ると、装飾に使われるのがよく分かります。(Ku)

メダカの孵化

メダカが孵化しました。

孵化したメダカ
孵化したメダカ

4年ほど前、工房の庭に使わなくなった火鉢を置いてメダカを飼い始めました。おととし初めて孵化させたのですが、なにぶん初めてのこと、とにかく見付けた卵のほとんどを保護してしまいました。当然、相当な数の小メダカが誕生することに…。ホームセンターで買った改良種なので自然に返すわけにもいかず、知り合いにむりやり里子に出したり、鉢の数を増やしたりとたいへんでした。

そんなわけで昨年はメダカの数が多く、自然にまかせました。その後初代のメダカたちが寿命を終え始めたため、今年は2年ぶりに卵を保護して孵化させることにしました。もちろん今度はほどほどの数を。

2週間ほど前、卵が産み付けられた水草の根を切り取ってプラスチックの容器に保護。少しずつ孵化し始め、金曜日にざっと数えたところ、30~40匹になっていました。今回もちょっと多過ぎたかも …。

小さいうちは親メダカに食べられてしまうので、親メダカの口に入らなくなる大きさに成長してから庭の火鉢に移します。

カマキリとの再会
カマキリとの再会

庭のツワブキの葉の上にカマキリを見付けました。場所といい、大きさといい、5月に孵化して放したカマキリの1匹ではないかと思います。よ~く見ると小さな羽虫のようなものをくわえてこちらを睨んでいます。無事に成長している姿を見ることが出来、安心しました。とはいってもまだ3cmくらいの羽のない幼虫の姿。立派に成虫になりますように。

もう一つのカマキリの卵も6月初めに孵化し、こちらはブラックベリーの茂みに放してやりました。カマキリ密度の異様に高い庭です。

ところで、ひとつ残念なご報告が。4月に飼い始めたカブトムシの幼虫の様子を確認したところ、死骸が見つかりました。うっかり乾燥させてしまったようです。幼虫たちに悪いことをしてしまいました。見付けた場所に残した幼虫たちが無事に成虫になることを祈っています。

ビワのジャム
ビワのジャム

ところで、先週収穫したビワの中に、未熟だったり熟れ過ぎのものなど、生で食べられないものがバケツに1杯くらいあったのでジャムを作ってみました。

皮をむき、種や内側の薄皮、傷んだ部分を取り除くのに2人で2時間ほどかかりました。柔らかくなるまで煮た後軽くジューサーにかけ、さらに煮詰めて出来上がりです。結構手間がかかりましたが、ビワと砂糖、レモン汁だけで作ったジャムはビワの風味たっぷりでとてもおいしく出来上がりました(手前味噌ですが…)。朝食のパンに付けたり、ヨーグルトに入れたりして食べています。瓶詰めにしたものが5本ほど出来たのでしばらく楽しめそうです。(Ku)

ビワの収穫

2年前から、夫の高校時代の恩師のビワ畑に3本ほどのビワの木をお借りしており、今年も4月に摘果と袋掛けの作業をしました。先日、「そろそろ採り頃」とのご連絡をいただき、本日収穫をしてきました。天候の加減で昨年よりも1週間遅い収穫です。

収穫したビワ
収穫したビワ

ビワ畑は自宅から車で1時間半ほどの、淡路島最南端の”灘”という所にあります。お天気が心配だったのですが、朝起きたときは鳥の声が聞こえ雨も降っていなかったので強行出発。洲本あたりで雨がぱらつき始め、ビワ畑へ着く頃には本降りに。用意していった雨合羽を着て収穫を始めました。

ビワ畑はかなりの傾斜地です。加えて粘土質の地盤が雨でとても滑りやすくなっており、一緒に収穫した4人全員が1回は盛大に滑り転びました。収穫が終わる頃には雨もほとんど降り止み、泥と汗にまみれながらもなんとか無事においしいビワをたくさん収穫することができました。ただ、今年は日照不足など天候の具合か、小粒のものが多かったように思います。

灘はビワの産地で、周りにもたくさんのビワ畑が拡がっています。この時期、ビワ農家さんたちは家族総出の収穫作業になるそうです。海に向かって傾斜しているビワ畑は景色もよく、沼島を正面に見ることができるのですが、今日はあいにく霧にかすんでいました。

ビワ畑から見た沼島
ビワ畑から見た沼島

工房では、私は今、モビールの試作をしています。昨年個展をさせて頂いたサンコアさん(岡山県玉野市)から、”夏の企画展”にお声を掛けていただきました。いろいろなジャンルの作家さんが製作したモビールを展示・販売するというイベントで、夫と私各々で参加させていただくことになりました。

”モビール”、見たことはありますが作るのは初めてです。木工屋ですから、素材としては「木」を使います。とにかく『作って楽しく、見て楽しいこと』を念頭に、小さくて少ない私のアイデアの引き出しの隅をつついたりひっくり返したりしておおまかなイメージをつかむことから始めました。1つ思いつくとそこからいろいろと考えが膨らんで楽しい空想に…。木でできること、できないこと,重さ,見え方など、試作をしながら今いろいろ確認している段階です。まだまだ全容を明らかにすることはできませんが、ごく一部をシルエットで。

モビールの試作中
モビールの試作中

完成した姿は、8月のイベントの様子とともにご報告させていただきます。乞うご期待!?

工房の庭で古い火鉢で飼っているメダカの産卵が始まりました。ほおっておくと親メダカがエサ代わりに食べてしまうので、一部の卵を保護し、孵化を待っているところです。来週は孵化がご報告できると思います。(Ku)