予定どおり!?

無造作に置いてある薪からシイタケが生える、ありがたい工房の庭。

秋になり、またシイタケが生え始めました。

ふと、昨年の4月に植え付けたシイタケのホダ木を見てみると…

初めて”ホダ木”に生えたシイタケ
初めて”ホダ木”に生えたシイタケ

小さなシイタケが2つ生えていました!!

いつ植え付けをしたっけ、とブログやら家計簿やらで調べてみると、昨年4月2日に 『シイタケのはなし』 という題で、植え付けの様子を紹介させていただいていました。

その中で、「うまくいけば来年の秋頃には…」 というくだりがあり、まさに予定通りではありませんか!

ずっとほったらかしで置いてあっただけなのに、しっかり菌が育っていたようです。自然の力ってすごいものです。怠けたくなるのは人間だけみたいです。

さて、いよいよ明日は倉敷での展示会の搬入です。

こちらも、今回はめずらしく予定通りに作業がすすみ、あとはポスターの作成や、つり銭の用意などをすれば準備完了です。

順調なときほど、どこかに落とし穴があるもの。

油断せずに倉敷に出掛けて行きたいと思います。

倉敷での展示会のご案内-1
倉敷での展示会のご案内-1
倉敷での展示会のご案内-2
倉敷での展示会のご案内-2

期間中は、ギャラリーにて2人でお待ちしております。

お気軽にお立ち寄りください。(Ku)

さつまいもの収穫

薪ストーブで焼いた干し芋がえらく美味しくて、手に入りやすい鳴門金時で作ってみたけれど、ホクホクしたお芋の質のためにあまり上手に出来なかったということを、今年1月13日の『干し芋に魅せられて』でご報告しました。

その後、干し芋に適した、もっとねっとりした種類のお芋を探してみたのですが、身近では販売されていないことが分かりました。

ならばと、干し芋に適したお芋を育てるところから始めることに。

このブログではサツマイモのことはほとんどお知らせしてきませんでしたが、実は ”干し芋作戦” は着々と進行中だったのでありました。

5月、干し芋に向いているという 「タマユタカ」 というサツマイモの苗をインターネットで取り寄せ、10本の苗を植え付けました。

それはそれは元気なサツマイモで、葉やツルが茂るわ、茂るわ…。隣に植えたカボチャの一部が負けてしまうほどの勢いでした。

周りの鳴門金時の畑で収穫が始まったので、私達も収穫をすることにしました。

今年は水不足や暑さのせいで地域によってはお芋の出来があまり良くないとか、葉やツルが茂りすぎるのはよくないとか、ちょっと心配でしたが…

収穫したサツマイモ
収穫したサツマイモ

掘り始めてみると、大きなお芋がゴロゴロと出てくるわ、出てくるわ…。期待以上の出来に2人とも口元ゆるみっぱなしで収穫しました。

結局、一輪車に8分方、重さにして20kgくらいでしょうか。

しばらく熟成させて甘みを増し、天日干しに適した冬になってから干し芋にするのがよいとのこと。これだけのお芋を干し芋にするのはなかなか大変そうではありますが、この冬のおやつに苦労することはなさそうです。(Ku)

食欲の秋、芸術の秋、実りの秋

まんまるいきれいなお月様が、ぽっかりと空に浮かんだ ”中秋の名月” の木曜日。

お月見だんごの代わりに、冷たい ”白玉ぜんざい” を作りました。

月見”白玉ぜんざい”
月見”白玉ぜんざい”

もっちもちツルンツルンの白玉だんごは2人の大好物(簡単に作れるし…)。

お月様のことはすっかり忘れておいしくいただきました。

さて、食欲の秋は、芸術の秋。

10月の「たんばクラフト」、11月には倉敷での展示会が控えており、現在、新作の製作やコモノの補充などの準備を進めています。

製作中の”小椅子”
製作中の”小椅子”

これは、製作中の「小椅子」です。

実はこの春に”旋盤” を導入しました。

まだまだ使いこなすまではいかないのですが、これまで手作業で削りだしていた丸棒や、スツールの丸い座面などを、ずっと手際よく加工できるようになりました。

上の写真に写っている ”カノポス壺” のようなものは、旋盤で加工した小椅子の脚の部材です。これをさらに手道具で削り、刃物の跡を付けてざっくりと落ち着いた雰囲気に仕上げていきます。

涼しくなって仕事もはかどるようになりました。展示会に来て下さるお客様に喜んでいただけるよう、しっかりと準備していきたいと思います。

植木鉢で生ったりんご
植木鉢で生ったりんご

お隣の方が植木鉢で(!!)育てられているりんごの実をくださいました。

盆栽などでよく目にする”姫りんご”ではなく、直径6~7cmはある立派なりんごです。

今年は数は少ないけれど、大きな実がついたとのこと。

どんな味がするのか、いただくのが楽しみです(あ、やっぱり食欲の秋で終わってしまいました)。(Ku)

カボチャとキュウリとニラとかめ

すっかり秋らしくなりました。

朝晩は肌寒いくらいで、慌てて毛布を引っ張り出しました。

ついこの前までの猛烈な暑さがウソのようです。

工房の畑も秋の装いに変わりつつあります。

”初かぼちゃ” と ”終いきゅうり”
”初かぼちゃ” と ”終いきゅうり”

金曜日に最後のきゅうりを収穫しました。

この夏は、「朝起きたらきゅうりになっているかも」、と思うほどたくさんのきゅうりを食べることができました。

きゅうりと入れ替わるようにかぼちゃを初収穫。

まだ5~6個の実を付けています。私はかぼちゃが大好きなので、とっても楽しみです。

ニラの花
ニラの花

プランターで育てているニラ。

しばらくほったらかしにしていたら花盛りに。

花としてはとてもきれいなのですが、やっぱりニラの香りがします。

オクラが大好きな”ホジホジ君”
オクラが大好きな”ホジホジ君”

オクラももうそろそろ終わりですが、うっかり見落として大きくなり過ぎてしまった実はホジホジ君に。

あの青臭さが好きなのか、それはそれは一生懸命オクラを囓ります。

今朝、オクラを食べているところを撮ろうとカメラを向けると、カメラ目線で近づいてきました。

ちょっとしたことですぐ甲羅に頭を引っ込めてしまうほど臆病なくせに、こんな風に妙に人なつっこいところもあります。

つぶらな瞳が何か言いたそうです。

「オクラをありがとう」 あるいは 「ブロッコリーはまだ?」 なんてところでしょうか。それとも人間には思いも及ばないような宇宙の真理について語っていたりして…。

オクラに取り組む”ホジホジ君”
オクラに取り組む”ホジホジ君”

でもしばらくすると、宇宙の真理よりもやっぱり食欲が勝ったらしく、一心不乱にオクラを食べ始めました。

秋になって食欲が増すのは人間だけではないようです。(Ku)

久しぶりの雨

淡路島では昨日、今日と久しぶりにまとまった雨が降っています。

調べてみると、7月30日以来とのことで、ほぼ1ヶ月の間まとまった雨が無かったことになります。猛暑に加えて極端な少雨。また、地方によっては突発的なゲリラ豪雨、今年だけの異常気象であることを願うばかりです。

ただ、お盆を過ぎたあたりから、夜には少し涼しげな風が吹き抜けるように成り、ようやく深い眠りにつくことができるようになってきました。

昼間の日差しはまだまだ厳しいものの、山の上にある工房のまわりでは赤とんぼの姿も見かけられるようになり、夏の終わりが近づいていることを実感させてくれます。本当に、今年に限っては、「やっと…終わる…」という安堵の気持ちでいっぱいです。

工房の隣の畑では、キュウリがそろそろ終わりです。

今年は苗がよかったのか、気象条件がよかったのかよく分からないのですが、とにかく豊作で、ほぼ2ヶ月の間、毎日3~5本ほど収穫出来たのでキュウリが大好きな私としてはとっても満足しています。

採れたての、まだ生暖かいキュウリを半分に割き、塩を振って食べると、何とも言えぬ甘みが口の中に拡がます。シンプルな食材のシンプルな食べ方なのですが、不思議と幸せな気持ちになります。(なんと安上がりな…)。少し曲がった不細工なキュウリなのですが、大地の養分と太陽のエネルギーをしっかりと蓄えているからなのでしょう。「自然の恵み」を実感できます。

綿の花
綿の花

庭では家内が育てている綿の木が鮮やかな薄黄色の花をつけました。

サギ草についた白い花
サギ草についた白い花

今年は咲かないものとあきらめかけていたサギ草も、見れば見るほど不思議な形の花を咲かせています。

暑さも一段落してきたところで、これからは、気合いを入れ直してバシバシ仕事に励まなければ!!(Hi)

誰の口に入るのかな?

昨年の玉野での展示会の際、ギャラリーのオーナーさんに 「嫌いでなかったらどうぞ」とすすめて頂いた ”日本イチジク”。

実は2人とも 「生のイチジク=青臭い」 というイメージが強く、私達にとっては数少ない苦手な食べ物の一つだったのですが、出して頂いたものを見ると、やや緑色がかった小ぶりな実で、それまで見慣れていた大きくて濃い紫色のイチジクと随分様子が違うことに気が付きました。

「嫌い」と思っていたものが、好みの変化や、鮮度、料理の仕方などで、改めて試してみると、じつはすごくおいしくって、逆に好物になったものも多い私は、苦手な食べ物も、人にすすめられるのは ”チャレンジのチャンス?” と考えてできるだけ頂くことにしています。もちろん「あっ、やっぱダメだぁ~」ということもありますが、そんなことを恐れておいしいものを一生食べ逃すのはもったいないと思うのです。

このときもそんな気持ちに加えて、今まで知っていた ”イチジク” との見かけの違いに背中を押され、皮をむいてほおばってみると、

「おいしい~!!」。

イチジクの香りはするものの、青臭さは全く無く、柔らかく、ほどよい甘みと酸味が口の中に拡がり、独特のプチプチする食感もたまりません。いつのまにか2人とも出して頂いた1パック分をペロリと平らげていました。

オーナーさんのお話しによると、”日本イチジク” は、昔から日本にあったイチジクで、私達が苦手な ”西洋イチジク” とは種類が違い、岡山では笠岡などで栽培されているのだそうです。

”イチジク”、手で簡単に皮がむけて、種が無いので皮をむけば大きな実のかたまり。調べてみると水さえしっかりやれば、育てるのも難しくないとのこと。

これがおいしいとなれば、育てずになんとしましょう!!

その後もういちど、岡山の道の駅で ”日本イチジク” を買って「やっぱりおいしい!」ことを確認し、「日本イチジク栽培計画」を実行することに決定。

今年の春、探してみると近くのホームセンターで普通に苗木を売っていることが分かりました。”西洋イチジク” と間違えないようしっかり確認して ”日本イチジク” を2本購入。

ただ、植える場所がすぐに準備できないので、しばらく鉢植えにしておくことにしました。

まだ1mほどの苗木。今年は実は着かないだろうと思っていたのですが、ある日、片方の苗の枝の脇に小さな突起が出来ていることに気が付きました。その後少~しずつ大きくなり、現在こんな状態です。

ひとつだけ着いたイチジクの実
ひとつだけ着いたイチジクの実

今、直径3cmくらい。

この実は誰の口に入るのかな?
この実は誰の口に入るのかな?

私達以外にも、鳥や虫が狙っているはず。

誰の口に入るのかな?早い者勝ちだけど、フライングは許しません!!(Ku)