倉敷での展示会が無事終了しました

今年で8回目となった倉敷の ”スペースみき” さんでの展示会が終了し、昨日無事に淡路に帰ってきました。

おおむねお天気にも恵まれ(汗ばむような暑い日もありました)、おかげさまでよい展示会になりました。ご来場くださった皆様、ほんとうにありがとうございました。

展示の様子-1
展示の様子-1

今回は、土間にダイニングチェア,長椅子,ローテーブルなど、畳の間に四方棚やおこた,衣桁,スツールなど、床の間に厨子などを展示しました。

展示の様子-2
展示の様子-2

卓に見立てたタモの一枚板の上にはトレイや、お箸箱にもお使い頂ける小箱などの小物を展示しました。

今回の反省点は、作品点数やサイズの割に展示がスッキリし過ぎてしまったことです。せっかくおいで頂いたお客様により満足していただくためにも、作品の配置や演出など、展示の仕方をもっと工夫する必要があると強く感じました。物の並べ方、ディスプレイの仕方などについて普段からもっと気に留めて勉強していきたいと思っています。

雨上がり、雲の切れ目からのぞく青空
雨上がり、雲の切れ目からのぞく青空

お天気にはおおむね恵まれた1週間でしたが、最終日(28日)の15時半頃だったでしょうか、遠くから雷の音が聞こえてきたと思ったら急に空が真っ暗になり、ザーッと大粒の雨が…。

16時から搬出を控えていたので、 ”これは困った!!” とジリジリしながら空を見上げていたのですが、さいわいにして20分ほどで雨はあがり、雲間から青空がのぞき始めました。その後はお天気は回復し、順調に搬出作業を終えることができました。

魅力ある作品づくりに励むことはもちろんですが、展示のしかたを工夫して、次回はより見応えのある展示会にしたいと考えています。来年の倉敷での展示会は 11月12日~を予定しております。毎年楽しみにして下さっている皆様のご期待にお応えできるよう、また1年、2人でがんばっていきますのでよろしくお願いいたします。(Ku)

来週から倉敷での個展です

先週の日曜日(14日)に”サンコア”さん(岡山県玉野市)での個展が無事に終了しました。遅くなってしまいましたが、ご来場くださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

月曜日(15日)に搬出して淡路に帰ってきましたが、その後は23日から始まる倉敷での個展の準備に追われ、週一回を目標としているブログの更新がイレギュラーとなってしまいました。すみません。

個展の準備は順調に進み、昨日のうちにトラックへの積み込みやポスターの制作も済ませ、今日は珍しくゆったりとした搬入前日を過ごすことができました。

 

たくさん実を付けたハヤトウリ
たくさん実を付けたハヤトウリ

さて、工房の庭では今年もハヤトウリが葉を茂らせています。今年は植え替えをせず、せっせと肥料を与えたせいか、これまでになくたくさんの実がプラプラとぶら下がっています。

蔓が伸び放題のハヤトウリ
蔓が伸び放題のハヤトウリ

工房の壁際に張ったネットに蔓を這わせるはずだったのですが、今年はいつかの台風崩れの強風で上の方の蔓がちぎれたり外れたりしてしまったので、その後は蔓を充実させるために伸び放題にしておきました。そのせいか、庭のケヤキの枝にも蔓がからんでしまいました。

ケヤキにはちょっと気の毒ですが、ここは私達の食料確保を優先させて実の収穫までガマンしてもらうことにしました。

ハヤトウリの花の蜜を吸うスズメバチ
ハヤトウリの花の蜜を吸うスズメバチ

そして毎年のことですが、スズメバチがブンブンと大きな羽音をたてて、入れ替わり立ち替わりハヤトウリの花の蜜を吸いに来ています。巣を守るスズメバチは攻撃的ですが、自分の食事中は、それを邪魔さえしなければ攻撃はしてこないとのこと。

食事のお邪魔をしないよう、3つほど実を収穫しました。

収穫したハヤトウリ
収穫したハヤトウリ

ハヤトウリは日持ちがするので、個展が終わってからいただこうと思っています。

それでは、倉敷にてお待ちしております。

倉敷”スペースみき”さんでの個展は、10月23日(火)~28日(日) の10:00~18:00
(最終日は16:00まで)です。期間を通じて在廊しておりますので、お気軽にお立ち寄りください。(Ku)

『木工展 -シンプルに、ていねいに、-』始まりました

昨日(7日)より、岡山県玉野市のギャラリー”Sans quoi (サンコア)” さんでの個展
『太田秀世 木工展 -シンプルに、ていねいに、-』 が始まりました。

ギャラリー外観
ギャラリー外観

サンコアさんでの個展は2年ぶりの2回目になります。

「シンプルなものをていねいにつくる」という姿勢で製作を行ってきた2年間であり、前回よりもすっきりと統一感のある内容になったのではないかと思っています。

展示の様子-1
展示の様子-1

家具としては、四方棚、戸棚、こたつ、ローテーブル、ベンチ、椅子、スツール、厨子などを、コモノ類は、額、花入れ、木のカトラリーなどを展示しています。

展示の様子-2
展示の様子-2

初日の昨日は1日在廊させていただきました。お客様やオーナーさんと楽しくかつ内容の濃いお話しをさせていただき、とても充実した1日になりました。

14日(日)までの会期で、週末の13,14日にまた在廊する予定です。私達が不在のときも、たいへん頼りになるオーナーさんが詳しく説明してくださいますので、是非お出掛けください。(場所等の詳細はこちらをごらんください。)Ku

『太田秀世 木工展』が終わりました。

地元で初めて行った展示会『太田秀世 木工展』(サンシャインホール2階ギャラリー)が無事終了いたしました。

おかげさまでお天気にも恵まれ、また、新聞で取り上げていただいたこともあって、たいへんたくさんのお客様にご来場頂くことができました。

会場にお借りした”サンシャインホール”のギャラリーは、広く、シンプルな空間なので、ゆったりと見やすい展示ができたのではないかと思っています。また、工房か ら車で約15分程度と近いので、1tトラック+レガシーで2往復して作品を搬入し、展示数は今までで最も多くなりました。

サンシャインホールでの展示の様子-1
展示の様子-1

真ん中の広いスペースには「ダイニングテーブル」,「カウンターテーブル」,「おこた」などを配置し、壁に沿うように「ベンチ」,「厨子」,「戸棚」,「チェスト」、展示台の上には「花入れ」,「木のカトラリー」,「木のボタン」などのコモノ、壁面には「額」,「鏡」などを展示しました。

展示の様子-2(和室コーナー)
展示の様子-2(和室コーナー)

琉球畳を敷いて和室に見立てたコーナーには、「丸いお膳(待月膳)」や「折りたたみ式の衣桁」,「差し込み式の短冊額」,「四方棚」などを展示しました。

展示の様子-3
展示の様子-3

入り口付近には、”たも” と ”けやき”の1枚板も置かせていただきました。展示会で材料まで見て頂く機会は少ないので、興味深くご覧になられていたお客様も多かったようです。

ご近所の方々も来て下さり、9年目にしてやっと、”私達はこんなものを作っているんです。”とご説明することができ、ちょっとホッとしました。

今回初めて新聞の取材をしていただきました。木工を志したきっかけや、“ものづくり”に対する考え方、展示の見どころなどを、想像していたよりもとてもていねいに時間をかけて聴いて下さいました。

取材して頂いた内容は、5月26日付けの”神戸新聞”,”読売新聞”,”朝日新聞”の『淡路欄』に掲載して頂きました。2人ともなんだか変に緊張していてかなり滑稽な顔になっています(カッパ?,赤い風船?)。恥ずかしいので、ここでの紹介は控えさせていただきます。

開催までに時間はかかりましたが、島外で展示会等の経験を積み、展示できる作品数も充分に揃い、また、”シンプルなものをていねいに作る”という考え方がしっかり固まったこの時期に地元の皆さんにご挨拶できたことはとてもよかったと思います。

ご来場くださった皆様、ほんとうにありがとうございました。

今後とも”太田秀世家具工房”をよろしくお願いいたします。(Ku)

初めて地元で展示会を行います

このたび、初めて地元の淡路で展示会を行います。

会場は淡路市の文化施設 ”サンシャインホール”2階のギャラリー、会期はこの金曜日(25日)から翌週月曜日(28日)までの4日間です。
(詳細はホームページの『展示会案内』でご確認ください)

展示会のご案内-1
展示会のご案内-1
展示会のご案内-2
展示会のご案内-2

淡路に工房を構え、9年目に入りました。地元で認めて頂くにはまず、淡路島外である程度の実績を積まないと、という思いで、これまで岡山や神戸、三田などで個展の開催やグループ展への参加などを行ってきました。

”ていねいに,シンプルに”という信念もかたまり、そろそろ地元の方々に作品をお見せできるかな、ということで、このたびの展示会を行うことにいたしました。

広報活動が苦手なこともあり、地元で”太田秀世家具工房”のことをご存じの方はほとんどいらっしゃらないと思います。

工房と自宅が離れていることもあって、隣近所でも「家具を作っているというけれど、どんな物を作っているのだろう」とか、ひょっとしたら、「家の前に時々大きなトラックが駐まっていたり不規則に留守になったりするけれども、あの2人は何をして生活しているのだろう」と思われているかもしれません。

”地元にこんな家具を作っている者がいる”ということをたくさんの方に知って頂くとともに、ご近所のみなさんにも私達の仕事をご覧頂ければ、と考えています。

地元ということで、これまでの展示会とは違った緊張感があります。来て下さる方々の期待を裏切らないよう、精一杯の準備をしたいと思います。

会期中は2人で会場でお待ちしております。お気軽にお立ち寄りください。
(サンシャインホールへのアクセスはこちらをご覧ください。周辺の駐車場は2時間まで無料です。)

”ちょっとスツール”ご案内
画像をクリックしてください

5月は季節もよく、イベントも目白押しです。先日少しご紹介した『木工家ウイークNAGOYA・2012』の企画イベント「ちょっとスツール 和みタイムvol.2」も5月24日に始まります。先日、出品するスツールとカトラリーを発送しました。

こちらは6月10日まで、東急ハンズ名古屋店9階のイベントスペースで開催されます。私達は在廊いたしませんが、お近くにお出掛けの機会がございましたら、是非お立ち寄りください。

たくさん穫れています”スナップえんどう”
たくさん穫れています”スナップえんどう”

私が”早く実になれ~早く実になれ~”と唱えていたスナップえんどうはその後せっせと実を付けだし、今は毎日小さな鍋に半分ほどの収穫があります。上の写真は、前の日に穫らなかったのでお鍋にいっぱいになりました。

しっかり食べて、元気な姿で展示会でお会いしたいと思います。(Ku)

スペースみき『木工展<2011>』

会場のギャラリー”スペースみき”
会場のギャラリー”スペースみき”

倉敷での個展が無事終了しました。急に寒くなりましたが、おかげさまでお天気にも恵まれました。

寒い中お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。

写真左手に写っている緑のカーテンは、ギャラリーのオーナーさんが毎年育てていらっしゃる”チョウマメ”という豆科の植物です。いつもはこの時期になると既に枯れて片付けられてしまっているのですが、今年は秋になっても暖かい日が続いたため、まだ青々と葉を繁らせていました。

展示の様子-1
展示の様子-1

正面の床の間には、以前このブログでご紹介させて頂いた、『引き出しを入れた”小棚”』を展示しました。

展示の様子-2
展示の様子-2

畳の上には食器棚,文机,四方棚,お膳などのほか、トレイなどの卓上小物を。

展示の様子-3
展示の様子-3

写真奥の窓の手前に展示してあるのが、先日13日のブログで触れた”あともうひとつ”の作品、『おこた』、そう、”こたつ”です。

自宅では冬の暖房はもっぱら石油ストーブで、こたつは10年ほど前に手放して以来使っていませんでした。ただ、節電を考えるとやっぱりこたつは効率がよさそうですし、独特のくつろぎ感も懐かしく、また使いたいなあと思い、こういう仕事をしているのだから”自分達で作ろう!!”ということになりました。

参考のためにホームセンターや電器店をのぞいてみたのですが、四季を通じて”座卓”としても使うことを考えるとなかなかコレというものを見付けることが出来ませんでした。同じように、既製の”こたつ”に満足のいかない方もいらっしゃるのではないか、と今回展示させていただいたところ、特に若いお客様にご好評をいただきました。

今回はご注文で製作した食器棚と文机の納品を遅らせて頂いて展示できたこともあり、いつもより多くの初めての作品を展示することができました。これらの作品の詳細は、ホームページの方で順次ご紹介させて頂きます。

倉敷での個展は今回で7回目になります。これからもじっくりと回を重ねていきたいと思っております。来年は10月23日からを予定しております。また1年間健康でがんばっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。(Ku)