寒い日が続いています

よく冷え込んだ18日朝の工房の庭の風景です。

氷が張ったメダカの火鉢
氷が張ったメダカの火鉢

メダカを飼っている火鉢の水はカチンコチン。

でも氷の下でメダカはちゃんと生きてます(この後氷は割っておきました)。

火鉢の横に頭を出しているのはスイセンです。まだまだ春は遠いようです。

寒さに耐えるソラマメ
寒さに耐えるソラマメ

ソラマメは畑で寒さに耐えています。

朝はこんなふうにちょっとしおれたような感じなのですが、陽が当たり始めると見違えるようにスクッと元気になります。

ソラマメは冬の霜に当てないとうまく育たないそうで、”ああ、ソラマメでなくてよかった~” と私は思うのです。

カラカラになっていた植木鉢に水をやろうとしたのですが、蛇口は回らないし、蛇口につないでいるホースの中に残っていた水も凍ってしまったらしく、ホースを持っても ”バリバリッ” と氷の砕ける音がするばかり。朝の水やりはあきらめました。

そんな寒さの中で見つけたのが、”シイタケ” です。

丸太に生えたシイタケ
丸太に生えたシイタケ

以前薪用にもらった伐木の中にあった太い丸太をベンチ代わりに庭に転がしてあるのですが、この寒さの中、その丸太の凹みにシイタケがポコポコと生えているではありませんか。

小さくてちょっと分かりにくいのですが、上の写真で赤丸で囲んだ所にシイタケが生えています。

こんな寒い冬になぜ…。と思い調べてみると、シイタケは寒さに強く、冬のシイタケは特に ”茹(どんこ)” と呼ばれ、ゆっくり育つので味がギュッと凝縮されて美味しいのだとか。お鍋に入れて食べるのが今から楽しみです(Ku)。

芽が出ました!!

今月初めに種を播いた ”そらまめ” と ”えんどう” の芽がでました。

芽を出した豆たち
芽を出した豆たち

急に冷え込み始めたせいかなかなか芽を出さず、心配になって自宅の陽の当たる暖かい窓際においてやると、モコモコと芽を伸ばし始めました。やっぱり寒かったようです(ごめんよ~)。

写真手前が ”そらまめ”、奥が ”えんどう” です。

展示会などの都合で今年は播くのが少々遅くなってしまい、通りがかりの畑に植えられている苗やホームセンターなどで売られている苗にくらべるとかなり遅れ気味ですが、これからきっとスクスクと伸びていってくれると思います。

こちらも少々遅れ気味で心配していたのですが、やっと綿の実がはじけ始めました。

はじけた綿の実
はじけた綿の実

真っ白いきれいな綿がのぞいています。種をとってまた来年育てようと思っています。今年は10ほどの実が付きました。布団を作れるのはいつになることでしょうか…。

たくさん実を付けたキンカン
たくさん実を付けたキンカン

今年はキンカンもたくさん実を付けました。

去年は隣に生えていた ”はやとうり” の蔓や葉に邪魔されて枝や葉を充分に伸ばすことができず、かわいそうなことをしてしまいましたが、”はやとうり” に邪魔されない場所に植え替えてやった今年は、結構たくさんの実を付けてくれました。

ほんのり黄色がかってきはじめたところで、収穫したキンカンはコンポートにしようと思っています。あっ、鳥に気を付けなければ…。(Ku)

豆まき、種まき

今春のそら豆とスナップエンドウの、期待以上の収穫に気をよくした私達は、
「では今年も!!」と、土曜日に種まきをしました。

豆の種は ”豆” なので、つい ”豆まき” と言いたくなりますが、節分ではないのでこれは ”豆の種まき” ですね。

苗床にまいたそら豆
苗床にまいたそら豆

そら豆はひと粒ずつ、種の袋に書いてある説明のとおり、黒い筋(昔話で言うところの ”縫い目” ですね)を下にして、一部が地上に出るように苗床にまきます。

スナップエンドウは一か所に3粒ずつ。まく時は ”大草原の小さな家” のローラのように、「ひと粒は鳥たちに、ひと粒は虫たちに、そしてひと粒は私達のために」なんて のん気なのですが、実際に鳥や虫に食べられでもすれば、”なんちゅうことを!!”と鳥や虫を追い回すことになるのです…。

芽が出たら畑に移植します。これからしばらくは、 ”早く芽を出せ豆の種~” と苗床をチェックするのが楽しみです。

庭で紅葉した”ブナ”
庭で紅葉したブナ

8年程前に信州から淡路に来る際、途中の道の駅で ”ブナ”,”ナラ”,”ケヤキ” の3本の小さな苗木を買い求めました。ブナは鉢植えにして工房の庭に置いてあるのですが、今、紅葉しています。周りの木や草がまだ青々としているので、紅葉が際だってとてもきれいです。

ナラは気候が合わなかったのか枯らしてしまいましたが、庭に地植えにしたケヤキ は、枝を茂らして大きくなりました。現在 ハヤトウリ にツルを絡まれてしまっていますが、私達の食欲のためにちょっと辛抱してもらっています。

ハヤトウリのツルに絡まれたケヤキ
ハヤトウリのツルに絡まれたケヤキ(右側の木)

その ハヤトウリ 、植え替えなかったのがよかったのか、せっせと肥料をやったのがよかったのか、今年は本当にたくさんの実を付けてくれています。普段畑の野菜を収穫するときは、入れ物に小さな古い鍋を持って出るのですが、ハヤトウリの収穫には ”大きなタライ” です。

ある日のハヤトウリの収穫
ある日のハヤトウリの収穫

ハヤトウリは日持ちがするので、収穫した実は冬ごもりの前のリスのようにせっせと蓄えています。今年はいろいろな料理に挑戦したいと思っています(上手くできたら、そして食べる前に忘れずに写真を撮れたら、またご紹介したいと思います)。(Ku)

来週から倉敷での個展です

先週の日曜日(14日)に”サンコア”さん(岡山県玉野市)での個展が無事に終了しました。遅くなってしまいましたが、ご来場くださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

月曜日(15日)に搬出して淡路に帰ってきましたが、その後は23日から始まる倉敷での個展の準備に追われ、週一回を目標としているブログの更新がイレギュラーとなってしまいました。すみません。

個展の準備は順調に進み、昨日のうちにトラックへの積み込みやポスターの制作も済ませ、今日は珍しくゆったりとした搬入前日を過ごすことができました。

 

たくさん実を付けたハヤトウリ
たくさん実を付けたハヤトウリ

さて、工房の庭では今年もハヤトウリが葉を茂らせています。今年は植え替えをせず、せっせと肥料を与えたせいか、これまでになくたくさんの実がプラプラとぶら下がっています。

蔓が伸び放題のハヤトウリ
蔓が伸び放題のハヤトウリ

工房の壁際に張ったネットに蔓を這わせるはずだったのですが、今年はいつかの台風崩れの強風で上の方の蔓がちぎれたり外れたりしてしまったので、その後は蔓を充実させるために伸び放題にしておきました。そのせいか、庭のケヤキの枝にも蔓がからんでしまいました。

ケヤキにはちょっと気の毒ですが、ここは私達の食料確保を優先させて実の収穫までガマンしてもらうことにしました。

ハヤトウリの花の蜜を吸うスズメバチ
ハヤトウリの花の蜜を吸うスズメバチ

そして毎年のことですが、スズメバチがブンブンと大きな羽音をたてて、入れ替わり立ち替わりハヤトウリの花の蜜を吸いに来ています。巣を守るスズメバチは攻撃的ですが、自分の食事中は、それを邪魔さえしなければ攻撃はしてこないとのこと。

食事のお邪魔をしないよう、3つほど実を収穫しました。

収穫したハヤトウリ
収穫したハヤトウリ

ハヤトウリは日持ちがするので、個展が終わってからいただこうと思っています。

それでは、倉敷にてお待ちしております。

倉敷”スペースみき”さんでの個展は、10月23日(火)~28日(日) の10:00~18:00
(最終日は16:00まで)です。期間を通じて在廊しておりますので、お気軽にお立ち寄りください。(Ku)

こんなに近くにこんな場所が!!

秋の個展(今年は10月に、岡山県玉野市の『サンコア』さんと、倉敷市の『スペースみき』さんでの開催を予定しています)を控え、現在案内はがきの作製中です。

はがきの作製では、はがきの ”顔” となる作品写真が最大の悩みどころです。シンプルで分かりやすく、でもさりげなくインパクトがあり、”これは実物を見てみたい!!” と思って頂けるような写真になるよういろいろと思案します。

中でも大切なのが ”撮影場所” です。作品の特徴がはっきり分かるよう、できるだけ背景や床面がすっきりしている場所を選びたいのです。

昨日、『スペースみき』さんでの個展用の写真撮影をしました。

今回は、裏板が無く、背景がそのまま向こうに見えてしまう『四方棚』をはがきの ”顔” に選んだので、背景のシンプルさがポイントと考えました(広い壁の前とか、だだっ広い広場とか…)。サイズの関係で、作品とカメラとの距離もそこそこ必要なこともあり、なかなか ”ここぞ” という場所が思い浮かびませんでした。

そこで試しに、 ”県立淡路島公園” に行ってみました。ここは、工房から車で3分ほどのところにあり、公園の前の県道はしょっちゅう通っているのですが、近いが故か一度も行ったことがありませんでした。

とりあえず工房から一番近い、県道沿いの駐車場に車を駐めて公園内に歩いて行くと…。

県立淡路島公園の芝生広場
県立淡路島公園の芝生広場

なんと、ただただ広い芝生広場が目の前に拡がっているではありませんか!

こんなに近くにこんな素敵な場所があったなんて!!!

しかも芝もきちんと手入れされており、芝生の他に目に入るのはわずかな樹木と抜けるような青空のみ。

”今回の写真はここで!” と、2人の意見もまとまり、陽の当たり方も考えて翌朝早くに撮影を行いました。どんな写真になったかは後日、出来上がったDMで紹介させていただきます。

この芝生広場から、淡路インターのあるハイウエイオアシスまでの約5kmが公園として整備されているとのこと。こんどはお弁当と本を持ってゆっくり遊びに行きたいと思っています。

綿の花
綿の花

工房のプランターで”綿”が花を開きました。

昨年の倉敷での展示会で、毎回来て下さるお客様が”綿の実” をいくつか下さいました。「春に中の種を播くと芽が出るから」とのことで、5月に播いた数粒の種が無事に育ち、きれいな花を咲かせました。

種類などの詳しいことをお聞きするのを忘れたため、インターネットで調べてみると、アメリカの綿のようです。不思議なことに2日目に花の色がピンクに変わります。花が終わってから実をつけるまで約2ヶ月もかかるとのこと。「綿をためていつか布団をつくるんだ!」と言ったら笑われましたが、綿の実がはじけるのが待ち遠しいです。

夏野菜の収穫
夏野菜の収穫

昨日、この夏最初のカボチャを収穫しました(坊ちゃんかぼちゃです)。きゅうりはそろそろ終わりのようですが、7月初めの初収穫から、毎日2~3本の収穫がありました。なすは今頃になって葉や茎が茂り、花をたくさん付け始めました。”秋なす”としてしばらく楽しめそうです。

草むしりをすると小さなコオロギが飛び回り、ツクツクボウシも鳴き始めましたが、この暑さでは、まだまだ”残暑”という言葉はしっくりきません。もう少し昼間の暑さがゆるんで欲しいものです。(Ku)

古いナタのおはなし

―夏の陽の、熱気からだにためて生く―

「夏の陽」は「夏のひ」と読みます。

先日作業場で何となくラジオに耳を傾けていたところ、先のような句が紹介されました。

夏の暑さを忌み嫌うばかりではなく、その熱気を体にため込んで力強く生きていこう、という意味の句だそうです。ああ、いい句だなぁと思い、慌ててノートの端っこに書き込みました。

我が家では夏のオリンピックで盛り上がっています。

月並みな表現ですが、若い人達のひたむきな姿勢と飾らない言葉に、勝ち負けやメダルの色に関係なく、毎日、感動と勇気、生きていることの素晴らしさを分けてもらっています。「いきものがかり」のテーマ曲を聴くたびに感動の場面が蘇ってきて、泣かされてしまいます。

ゴーヤのおすそわけ
ゴーヤのおすそわけ

我が家の周りでは、今年も緑のカーテン「ゴーヤ」を育てている方が大勢おられます。

先日の夕暮れ時、仕事を終えて帰宅したところ、お隣のおばさんが庭の水やりをしていました。(おばさんは新潟の出身なのですが、「水やりしてたのよ」という意味で「庭に水をくれてやってたのよぉ~」といいます)

このおばさんには、宅急便の荷物を預かってもらったり、お総菜を分けてもらったりと、いつもとてもよくしてもらっています。「お帰りぃ~」「ただいまぁ~」と挨拶をかわし、「今日も暑かったですねぇ」などと世間話をしていたところ、急に、

「ところであんた、ゴーヤ、食べるかね?」

「あんまり得意じゃないけど大丈夫です」

「じゃあひとつ、持っていきねぇ。穫れたばっかだけど、ほんとにひとつだぜぇ」

で、頂いたのが写真の右端の長い一本のゴーヤー。

それを聴いていた向かいの奥さんが、「うちのも食べてみてぇ~」。

で、いただいたのが左の短い五本のゴーヤー。

夏の野菜はキュウリ、茄子、オクラなど、ついつい庭で収穫されたものに偏りがちになってしまいます。我が家ではゴーヤーは育てていないので、大変有り難く、定番の「ゴーヤーチャンプル」にしておいしくいただきました。

懐かしのナタ
懐かしのナタ

随分前に家内の実家の納屋を整理していたところ、古い古いナタが出てきました。

家内がものごころ付いた頃にはもうかなり使い込まれた状態で家にあったというのですから、かなり古いものです。鞘には桜の樹の皮が巻いてあり、何とも雰囲気がいいのですが、鞘を抜いてみると“身”のほうは刃こぼれがひどく、使えるようにするにはかなり手間がかかりそうで、そのままにして置いていました。

このたびサンコアさんでの企画展“夏が来た!”に何を出展しようか悩んでいたところ、あのナタを使って何か普段やったことの無いようなものを作ってみよう、と思いつき、早速研ぎ直して使ってみることにしました。

思ったよりも使い勝手が悪く(単に慣れていないだけなのですが…)、苦労したのですが、何とか形にはなりました。作品の写真は後日ご紹介いたしますのでお楽しみに。

今週末から、サンコアさんでの企画展が始まります。オープニングセレモニーに参加して、他の作家の方々との交流を深め、いろいろな作品を見てこようと思っています。来週のブログでご報告するつもりですので、ご期待?ください。

それから、「愛車のレガシー」が昨日(日曜日)、無事200,000㎞を突破しました。まだまだ現役!!(Hi)