ハヤトウリの収穫

ハヤトウリを初収穫しました。

まだかまだかと、実の成長具合は毎日チェックしていたつもりでしたが、屋根の狭い軒のような部分に隠れて見落としていた大きな実を2つ見付け、収穫しました。

初収穫したハヤトウリ
初収穫したハヤトウリ

大人のこぶしくらいの大きさで、もう少し大きくしてもよかったのですが、待ちきれなくて…。

早速ベーコンと炒めて頂きました(例によって調理後の写真はありません)。1年ぶりの味、おいしかったです。豚肉やベーコンなどといっしょに塩味で炒めるのが一番簡単で失敗もなくおいしいと思いますが、インターネットでレシピを調べると、ポタージュや酢漬け、サラダなどいろいろな調理方法が出てきます。今年はたくさん穫れそうなので、いろいろ挑戦してみたいと思います(食べてしまう前に写真を撮るよう努力します)。

工房の庭では”ツワブキ”の花が満開です。何度見ても豪快です。

ツワブキの花
ツワブキの花

あんなに暑かった夏もいつの間にか過ぎ去り、すっかり秋らしくなりました。お風呂や冬布団が心地よく、ついついどちらにも長居をしてしまいます。

秋晴れの昼間には、ツワブキの葉の上でカナヘビが日光浴をしていたり、大きくなったカマキリがハヤトウリの葉陰で獲物を待ち構えていたり…。なんとも平穏な時間があるかと思えば、工房周辺の森林はどうやらカラスの”集団ねぐら”になっているらしく、秋を迎えて集団化したカラスが騒々しく群れていたり。

そんなこんなでもう10月も終わりです。倉敷での個展まであと1ヶ月弱。現在、ご注文いただいた食器棚の製作が佳境をむかえています(お客様のご好意で、倉敷で展示させて頂けることになっています)。そのあと、小さめの文机の製作にかかる予定です。(Ku)

弘法市

金曜日、京都の東寺で毎月21日に開かれている「弘法市」へ行ってきました。

東寺の五重塔
東寺の五重塔

参道から境内まで所狭しと並んだ露店は1,000店を越えるとか。骨董品のお店をメインに、植木,野菜や果物,漬け物を売るお店、たこやきなどの飲食店などなど…。

骨董のお店にはとにかくいろいろな物がならんでいます。焼きものや家具,着物,仏像,刀,大工道具,玩具,レコード,本,蓄音機,カメラ,秤,タイル,ガラス,掛け軸に切手…。挙げればきりがありません。何に使うのか分からないような物もたくさんあり、とにかく面白いのです。中には”ガラクタ”としか思えないような物もあるのですが、きっと探している人、興味のある人には貴重な物なのでしょう。

私たちの目当ては古い家具を見たり、家具の金具製作の参考にできるような取っ手や引き手などを探したりすることです。それ以外の物も、きっとどこかに”お宝”が埋もれているはず、と目を皿のようにして眺めます。ずっしりと大きなお蔵の錠前や細かい細工のされた刀のつばなどに目がいきますが、そういうものは手の出る値段ではありません。

今回は、”黒檀の引き手”と”酒袋”,”トルコの小さなお皿(これは骨董ではなく、私の園芸用で、1枚200円でした)”,柿(10個で500円)を購入しました。

酒袋とお皿
酒袋とお皿

お腹がすいたら露店で買い食いです。お昼ご飯代わりにお好み焼きと”こんにゃく串”を食べました。どうしても食い気が先に立ってしまう私たち。今回も、平らげてしまった後で”写真撮ればよかった!”。

収穫した”むかご”
収穫した”むかご”

工房の裏庭になぜか”山芋”が自生しており、”むかご”が付いています。今週、大きくなったものを収穫しました。まだ小さいものもたくさんあるので採りためて”むかごご飯”にしようと思っています。(Ku)

蒜山高原~境港へ

週半ば、蒜山高原~境港へ出掛けてきました。

久しぶりの蒜山高原でした。岡山を離れて以来ですから、十数年ぶりになると思います。岡山に住んでいた頃は何回か遊びに行った場所です。

さいわいお天気もよく (暑いくらいでした)、蒜山がとてもよく見えました。

蒜山
蒜山

休暇村の駐車場から見た蒜山です。手前のトーテムポールのようなものは、”すいとん(粋呑)”というこの地方に伝わる怪物だそうです。悪いことをしたりたくらんだりすると、スイーっと現れてトンと立った”すいとん”に引き裂かれて食べられてしまうとか。蒜山高原周辺のいたるところにこの”すいとん”が立って目を光らせておりました。

パークウエイからの大山
パークウエイからの大山

蒜山を起点に大山を回り込むように走り、境港を通って美保関に到る”大山パークウエイ”という観光道路があります。今回は残念ながら工事で途中から全面通行止めとなっており、通り抜けることができませんでしたが、奥大山付近から大山がとてもきれいに見えました。荒々しい山肌が、周囲の緑深い山々と対照的です。

そして境港へ。

境港といえば”水木しげるロード”。妖怪のブロンズ像がアーケードに沿って並んでいます。約800mの区間になんと139体ものブロンズ像があるそうです。

”油すまし”の像
”油すまし”の像

驚いたのは、ブロンズ像がとても精巧だったこと。また、それぞれに石の台座があるのですが、”台座”というよりも石の彫刻で、ブロンズ像と台座の組み合わせ1つ1つが完成度の高いオブジェとして存在していたことです。こんなことを言うと怒られそうですが、にぎやかな通りでよりも、美術館のような静かな場所でゆっくり観賞したい気分でした。

今回は仕事とは無関係のプライベートの旅でした。温泉にもつかり、リフレッシュして、さあ、この1年の集大成、11月末の”スペースみき”での展示会に向けてがんばります。(Ku)

実りの秋

周りの田んぼでは稲刈りもほとんど終わり、工房へ通う道ばたには”栗ひろい”ののぼりが立ち並んでいます。実りの秋です。

工房の畑では、昨年の掘り残しの根っこから芽を出したハヤトウリにも実が着き始めました。今年はせっせと肥料をやったせいか、1株なのにこの茂りようです。

よく茂ったハヤトウリ
よく茂ったハヤトウリ

やはりハヤトウリの花にはスズメバチがやって来ます。ブーンブーンと音をたてて飛んで来ては小さな花の蜜を吸っていきます。刺激をしなければ襲ってくるこ とはありませんし、蔓の整理や草むしりなど、ハヤトウリの周りで作業をしているとあちらも遠慮しているのか近づいて来ないようです。お互いに(?)相手を尊重して安全にハヤトウリに近づ ことを心がけています。

ハヤトウリに来るスズメバチ
ハヤトウリに来るスズメバチ

先日の”アート・クラフトフェスティバルinたんば”に行く途中に立ち寄った道の駅で立派な”丹波栗”を買って来たのですが、大好きな栗ご飯だけでは食べきれず、”渋皮煮”にしました。

栗の渋皮煮
栗の渋皮煮

ネットいっぱい1.5kgほどあったうちの1kgを2人でせっせと皮むきし、湯がくこと数回。砂糖を入れて炊きあげ、仕上げにたっぷりのブランデーを。

皮をむくときに渋皮にもキズを付けてしまったためちょっと渋皮がむけてしまったものもありますが、おいしそうに炊きあがりました。瓶詰めにして保存食に。

”イワシャジン”の花
”イワシャジン”の花

秋の花も咲き始めました。”イワシャジン”の真っ白いきれいな花が見頃です。(Ku)

アート・クラフトフェスティバルinたんば2011

一昨日,昨日は『アート・クラフトフェスティバルinたんば2011』に参加してきました。

搬入時(9月30日)と、1日の明け方に少し雨が降りましたが、会期中はお天気にも恵まれたいへん楽しい2日間となりました。

会場の”丹波年輪の里”の芝生広場はただ広いだけではなく、池や水路,築山など地形の変化にも富み、また、周回する通路に沿って木がたくさん植えられているので、とても落ち着いた気持ちのよい環境でした。

”たんば”は出展場所はあらかじめ決められておらず、好きな場所に出展できるシステムになっています。出展場所を考えながら公園内を歩いていると、『マムシに注意』の看板を見付けてビックリ!”草むら”というわけではないので、木から落ちてくるのでしょうか…

今回が初参加の私たちは迷った末、レストランと臨時の駐車場となるグランドの間の通路沿いに出展することにしました。

”たんば”全景
”たんば”全景

2人各々での参加なので、2区画分、テントとタープを張り、写真左のタープを”太田秀世”右のテントを”太田久美子”のスペースとしました。木立の間にテントを張ることになるので木陰になり、日差しが柔らかくとてもよい雰囲気になりました。

奥の緑色の屋根のスクリーンテントは居住用です。”たんば”は会場内にキャンプできるので、久しぶりにテント泊をしました。約10年ぶりのキャンプ。今回はもちろん本格的な炊事などはできず、お湯を沸かしてコーヒーを淹れたりする程度でしたがそれでも十分楽しく、リフレッシュにもなりました。長い間しまったままになっていたテント。破れていないかちょっと心配でしたが無事に設営できました(事前に確認すべきですよね…)。

卓上小物の展示
卓上小物の展示

タープには、座卓などの天板に使えるきれいな”タモ”の一枚板を、普段使っている作業台の脚にのせてテーブルに見立て、トレイやカトラリー,小箱,花入れなどを展示しました。

椅子,棚の展示
椅子,棚の展示

大きなものは、椅子,スツール,四方棚を展示しました。今回はすべて拭漆仕上げの作品で統一しました。野外での展示では、ほこりや雨、強い日差しが心配なのですが、それでも拭漆独特の美しい深みのある仕上がりを多くの方に見て頂きたく、できるだけたくさんの拭漆の作品を展示することを心がけています。

テントの方
テントの方

テントには、マグネット,ストラップなどの小物を前に、後ろの展示台には小さめの棚,小椅子,額や鏡などを展示しました。

今回もたくさんのお客様とお話しができました。新しいアイデアを下さったり、ご感想をうかがったり、また遠路わざわざ訪ねて来てくださった知り合いのお客様もいらっしゃってとても楽しい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。いろいろな準備、会場の設営や運営などをしてくださった実行委員の方々にも深く感謝しています。

また来年も参加できればと思っています。出展できるよう精進しなければ。(Ku)