ビワのジャムづくり

先日収穫したビワのうち、生で食べるにはキズがひどかったり、小さすぎたり、甘みが少なそうな実を選んでジャムを作りました。

以前、キズのひどい実がたくさん穫れてしまったときに初めて作ったのですが、とてもおいしかったので、今回はちょっと多めに ”ジャム用” の実を選別しました。

まずは、皮をむき、種を取り、内側の薄皮もできるだけていねいに取り除くという作業をひたすら行います。”アク” のせいで爪は真っ黒になり、肩も凝りますが、ここで手を抜くと舌触りが悪くなるので一番大切な作業です。

まるで ”カニ” を食べるときのように、2人とも無口になってひたすらビワに向かいます。途中、「これはジャムにするには惜しい!」と思うような立派な実が混じっていたりすると、それはその場でそっと自分の口に放り込みます。

”実” だけになったビワ
”実” だけになったビワ

きれいに実だけにしたビワに砂糖を加えて弱火にかけます。

煮えて柔らかくなったビワ
煮えて柔らかくなったビワ

しばらくすると、溶けた砂糖とビワから出た水分で柔らかく煮えた”コンポート” 状態に。

もちろんこの状態でもとってもおいしいので、少しつまみ食いを…。

次に、ゴロゴロした実の食感を残すように、ごくごく軽くミキサーにかけたのち、レモン汁を加え、適度にとろみがつくまで煮込んでできあがりです。

出来上がったビワのジャム
出来上がったビワのジャム

ビワの味が凝縮されたジャム。パンやクラッカーに付けるのはもちろんですが、ヨーグルトに入れると絶品です。我が家では、毎朝ヨーグルトに入れていただいています。

ビン詰めにすれば長期間保存できるので、生のままだと旬の今しか味わえないビワの味を長く楽しむことができます。熱いうちに、消毒したビンにせっせと詰めます。

ビワのジャムを詰めたビンを並べ、冬ごもりの前にどんぐりをたくさん蓄えたリスのように大満足の私達でした。(Ku)