無事に実りの秋になりますように!

夏らしく晴れた日が数えるほどしかなかったこの夏。

野菜の高騰のニュースを目にすることも多く、これからのおいしい果物の季節が少々心配な今日このごろです。

ありがたいことに、工房の畑では台風や天候不順の影響はほとんどみられませんでした。

たくさん穫れた”坊ちゃんかぼちゃ”
たくさん穫れた”坊ちゃんかぼちゃ”

今年は坊ちゃんカボチャがたくさん実を付けました(上の写真は今手元に残っている分で、すでに8個ほど食べました)。

毎朝せっせと、虫と一緒に受粉に協力してあげた甲斐がありました。

キュウリもよく実り、” 朝起きたらキュウリかカッパになっているかも…” と心配になるくらい、毎日のように2人でボリボリと丸かじりしておりました。

第二弾の ”地這キュウリ” も、やや弱々しいものの実を付け始めています。

今まであまり元気の無かったナスもここにきて大きな実を付けるようになりました。

3年ぶりに植え替えた ”はやとうり” も葉を茂らせています。

無事に実りの秋を迎えられますように!!

白いゴーヤ
白いゴーヤ

お隣からいただいた白いゴーヤ。

毎年きれいなゴーヤのカーテンを育てられているのですが、今年は初めて、半分を白いゴーヤにされたそうです。

ツルッとしていて、ヘタを切ったら、まるで樹脂で作ったゴーヤのオブジェみたい。

チャンプルーにして頂きました。(Ku)

不思議な花

空梅雨が明けてまた酷暑の夏か、と覚悟したのも束の間、再び梅雨入りしたかのようなはっきりしないお天気が続いています。

また、各地で豪雨災害が起こり、土砂や泥水に埋まった各地の様子を連日のように目にし、心が痛むばかりです。

被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

昨今の雨の降り方は明らかに以前とは変化しており、もはやどこでどのような災害が起こるかは分かりません。

自然の力に対する人間の知恵には限界があり、自然に対してもっと謙虚にならなければいけないと痛感します。

花を咲かせた”タカサゴフヨウ”
花を咲かせた”タカサゴフヨウ”

曇りがちなお天気の工房の庭では、”高砂芙蓉” が可愛らしい花を咲かせました。

葉が長いくさび形で鏃(やじり)のような形をしていることから ”矢の根梵天花(やのねぼんてんか)” とも呼ばれるそうです。
(正しくは、”矢の根梵天花”が正式な名称で、”高砂芙蓉” は園芸用の別名のようです。)

これがちょっと不思議な花で、昨年は蕾がいくつもあったのに花がひとつも咲かず、でも秋になるとしっかりと種をつけていました。

調べてみると、別の花と受粉するのが難しい環境では、子孫を確実に残すためにあえて花を開かずに、つぼみの中で自家受粉をして種をつくるのだとか。

このように、花を開かずに種をつける花(?) を 「閉鎖花」 といい、ツユクサやスミレなどにもみられるのだそうです。

今年はきっと ”これなら他の花と受粉できるわ!”? と、花を咲かせてくれたのでしょう。

ただ、一見可憐な草花のようですが、実は「半低木」なのだそうで、成長と共に茎が太くなり、本来の ”低木” の姿に変わっていくとのこと。

また、南米原産の帰化植物で、繁殖力が旺盛なため、増え過ぎにも注意が必要なのだそうです。

以前、”ミント” を地植えにして 雑草化させてしまった失敗もあるので、注意して育てていきたいと思います。(Ku)

大きな棚の納品

今週はもう1件、7月に納品しました大きな棚の紹介をさせていただきたいと思います。

以前、飾り棚を作らせていただいた倉敷のお客様から、収納棚のご相談をいただきました。

以前お納めした”飾り棚”
以前お納めした”飾り棚”

この飾り棚が置かれている和室縁側の奥(写真右上方)に、ご主人が収集されている民芸品を整理して納める大きな棚をご希望とのこと。

ご相談の結果、以前の棚と雰囲気を合わせたデザイン、材料も同じ樹種の組み合わせ(柱:くり,棚板:なら)で、巾は縁側いっぱい、高さは欄間の上の長押に合わせた、巾1,000mm×奥行750mm×高さ1,870mm の大きな棚を作らせていただくことになりました。

大きな収納棚
大きな収納棚

私達の身長よりも高い大きな棚でしたので、工房での組立時や、納品の際の取り回しにはかなり気を使いましたが、それだけに予定の場所に無事ぴったりと収まった時にはホッとしました。

お客様にも喜んでいただけましたので、きっと今頃は大切な民芸品でいっぱいになっているのではないかと思います。

さて、今年3月に展示会をさせて頂いたご縁で、南あわじ市の手作り雑貨・生活雑貨のお店 『そらみどう 』 さんで、私の製作しているコモノを販売していただくことになりました。

7月より、もりのこマグネット,ストラップ,なべしき,モビールなどを店頭に置いて頂いております(詳細は 『そらみどう』 さんの7月31日のブログ(外部リンク)をご参照ください)。

他にも、焼き物やアクセサリー、革のものや布小物などの様々な手作り品や、オーナーさんこだわりの文具など、楽しいものがお店いっぱいにあふれています。

喫茶コーナーもあり、おいしいコーヒーとオーナーさん手作りの濃厚なチーズケーキは私の大のお気に入りです。

お近くにお出掛けの際には是非お立ち寄りいただき、”もりのこ”達を手に取ってみてください。(Ku)

今年もやって来た!

毎年この頃になると、きれいなきれいなヤマトタマムシが1~2匹、工房の庭にやってきます。

庭に来た ” ヤマトタマムシ ”
庭に来た ” ヤマトタマムシ ”

背中の羽がきれいなことはよく知られていますが、近くでよく観察してみると、眼と、触角や脚の先以外は全て、金属光沢のあるとても美しい色をしていることが分かります。

眼は周りとは対照的にツヤ消しの漆黒で、これまたきれいです。

飛び立つ瞬間
飛び立つ瞬間

しばらく観察させてくれた後、どこかへ飛び立って行きましたが、羽の中の胴体もきれいな色をしていることにびっくりしました。

タマムシって、体をほぼ鉛直に立て、外側のきれいな羽を左右に水平に拡げ、中の薄い羽だけを羽ばたかせて飛ぶのです。(飛んでいる姿はまるで、『スター・ウォーズ』 に出てくる、”ボバ・フェット” の宇宙船 ”スレイブⅠ” です。)

しかも、羽音はかなり大きく、きれいな躰からは想像しにくい、 ”ブゥ ~ン ” というかなり荒っぽい音がします。

独特の飛行姿勢とその羽音から、かなり遠くまで、タマムシが飛んでいくのを見送ることができました。

また来てね!!(Ku)