昨年の倉敷の展示会で、バッグなどの袋物を作られる方から木のボタン製作のご相談を頂きました。その後試作を行い、それをもとにご提案やアドバイスを頂いて、平ボタンと山高タイプのボタンを何種類か製作させていただきました。
先日の倉敷での展示会の際に、そのボタンを使用した作品を見せて頂くことができました。
スエード生地の手提げバッグです。ループの留めボタンとして、ウォールナットの平ボタンをご使用頂いています。
バッグの開閉の際に必ず手に触れる留めボタンとしてご使用頂いていますので、使い込んでいただくほどにツヤがでて、バッグとともに味わいが深まっていくと思います。
こちらは、ショルダーバッグです。こちらも、ループの留めボタンとして、ウォールナットの平ボタンをご使用頂きました。
どちらも、とてもしっかりとしたつくりの、落ち着いた雰囲気のバッグで、ボタンを引き立てていただいています。
実際に自分の作ったボタンが作品の中で使われているのを見るのは、とても嬉しいものです。お納めした他のボタンを使った作品も追い追い見せて頂くのが楽しみです。
恥ずかしながら、私は縫い物や編み物が大の苦手で、試作の際には自分の持っている服のボタンを参考にしたのですが、サイズや厚さはもとより、糸穴の大きさや間隔,裏側は平らでよいのか、凸状になっていた方がよいのかなど、作り手ならではのご助言をいろいろと頂き、とても勉強になりました。
ボタンをご覧頂いた他のお客様からも、いろいろなアイデアを教えて頂きました。
ヘアゴムに付ける(これは髪を伸ばしたことの無い私には思いもつかなかったことです),既製品の服のボタンを取り替える(なるほど!),服やバッグのアクセントに、などなど。
サイズなど、ご要望に応じて1つから製作いたしますので、お気軽にお問い合わせください。(Ku)