4,000t海上起重機船の見学

起重機船
起重機船

昨日、神戸ポートターミナルで行われた大型起重機船の一般公開に行ってきました。先月半ばに参加者の募集があり、応募していたイベントです。

神戸の港湾土木会社の新造起重機船で、4,000t吊りなのだそうです。この規模は世界有数とのことで、こんな船に乗ることが出来る機会はそうそう無いと、興味津々で出掛けました。

最寄りのポートライナーの駅に着いた時点であまりの大きさにまずびっくり。資料によると、船体の長さ120m,幅44mで、吊り上げ高さは最大で約128mとのこと。写真を撮ろうにも、近くでは船全体が収まりません。隣接するポートターミナルのデッキの端まで歩いてなんとか全体の写真を撮ることができました。

船体
船体

周囲の見学者と比較すると、クレーンの大きさがよく分かります。

ジブ
ジブ

船上からジブ(前方の、物を吊り上げる部分)を見上げると、たくさんのワイヤーにつながったフックが4つ見えます。1つあたり1,000tで、4つで4,000tということになるそうです。なんと、3tクレーンを扱う免許があれば、資格上はこのクレーンを操作できるのだそうです。

ジブを起伏させる装置や、船体の位置を保持するためのアンカーなどから、とにかくたくさんのワイヤーが出いることも印象的でした。

このような大型起重機船が2台,3台と並んで、大きな橋桁やケーソンなどを吊って作業している写真が掲示されていましたが、実際の迫力は想像すらできません。

晴天にもめぐまれ、貴重な体験をした1日でした。(Ku)