ハヤトウリの収穫

ハヤトウリを初収穫しました。

まだかまだかと、実の成長具合は毎日チェックしていたつもりでしたが、屋根の狭い軒のような部分に隠れて見落としていた大きな実を2つ見付け、収穫しました。

初収穫したハヤトウリ
初収穫したハヤトウリ

大人のこぶしくらいの大きさで、もう少し大きくしてもよかったのですが、待ちきれなくて…。

早速ベーコンと炒めて頂きました(例によって調理後の写真はありません)。1年ぶりの味、おいしかったです。豚肉やベーコンなどといっしょに塩味で炒めるのが一番簡単で失敗もなくおいしいと思いますが、インターネットでレシピを調べると、ポタージュや酢漬け、サラダなどいろいろな調理方法が出てきます。今年はたくさん穫れそうなので、いろいろ挑戦してみたいと思います(食べてしまう前に写真を撮るよう努力します)。

工房の庭では”ツワブキ”の花が満開です。何度見ても豪快です。

ツワブキの花
ツワブキの花

あんなに暑かった夏もいつの間にか過ぎ去り、すっかり秋らしくなりました。お風呂や冬布団が心地よく、ついついどちらにも長居をしてしまいます。

秋晴れの昼間には、ツワブキの葉の上でカナヘビが日光浴をしていたり、大きくなったカマキリがハヤトウリの葉陰で獲物を待ち構えていたり…。なんとも平穏な時間があるかと思えば、工房周辺の森林はどうやらカラスの”集団ねぐら”になっているらしく、秋を迎えて集団化したカラスが騒々しく群れていたり。

そんなこんなでもう10月も終わりです。倉敷での個展まであと1ヶ月弱。現在、ご注文いただいた食器棚の製作が佳境をむかえています(お客様のご好意で、倉敷で展示させて頂けることになっています)。そのあと、小さめの文机の製作にかかる予定です。(Ku)

実りの秋

周りの田んぼでは稲刈りもほとんど終わり、工房へ通う道ばたには”栗ひろい”ののぼりが立ち並んでいます。実りの秋です。

工房の畑では、昨年の掘り残しの根っこから芽を出したハヤトウリにも実が着き始めました。今年はせっせと肥料をやったせいか、1株なのにこの茂りようです。

よく茂ったハヤトウリ
よく茂ったハヤトウリ

やはりハヤトウリの花にはスズメバチがやって来ます。ブーンブーンと音をたてて飛んで来ては小さな花の蜜を吸っていきます。刺激をしなければ襲ってくるこ とはありませんし、蔓の整理や草むしりなど、ハヤトウリの周りで作業をしているとあちらも遠慮しているのか近づいて来ないようです。お互いに(?)相手を尊重して安全にハヤトウリに近づ ことを心がけています。

ハヤトウリに来るスズメバチ
ハヤトウリに来るスズメバチ

先日の”アート・クラフトフェスティバルinたんば”に行く途中に立ち寄った道の駅で立派な”丹波栗”を買って来たのですが、大好きな栗ご飯だけでは食べきれず、”渋皮煮”にしました。

栗の渋皮煮
栗の渋皮煮

ネットいっぱい1.5kgほどあったうちの1kgを2人でせっせと皮むきし、湯がくこと数回。砂糖を入れて炊きあげ、仕上げにたっぷりのブランデーを。

皮をむくときに渋皮にもキズを付けてしまったためちょっと渋皮がむけてしまったものもありますが、おいしそうに炊きあがりました。瓶詰めにして保存食に。

”イワシャジン”の花
”イワシャジン”の花

秋の花も咲き始めました。”イワシャジン”の真っ白いきれいな花が見頃です。(Ku)

台風15号!!

全国に大雨をもたらした台風15号!!今回は淡路島も大雨に見舞われ、一部の地域で浸水や土砂崩れも発生したようです。

本当に、ものすごい雨でした。”バケツの水をひっくり返したような…”というのはあんな雨をいうのでしょう。初めての経験でした。

そして工房は…。

油断していました。  2人とも。

まだまだ遠くでグズグズしているから、なんて思って何の対策もしていなかった18日の夜からあの大雨が降り始めたのです。「イヤな予感がする…」。

19日の朝、冠水した国道を走り、濁流と化した普段は小さな小川を横目に工房に着き、入り口を開けると、なんと工房の床が水浸しに…。

台風後の工房の裏
台風後の工房の裏

工房の裏はすぐ山の斜面になっています。斜面と建物までは約1.5m。雨が降るとこの通路上の地面に斜面からも雨水が流れ落ちてきます。通常は地面に染みこむ方が早くて、せいぜい小さな水たまりができる程度なのですが、年に1,2回あるかないかの豪雨時には地面への浸透が追いつかず、水たまりを溢れた水がシャッターのすき間から建物内部に入り込むことがあります。

台風など、あらかじめ予想できる時には土のうを積むなどして浸水を防いできましたが、今回はまさに不意打ちでした。これまではひどいときでも裏のシャッターから2~3mの範囲が濡れる程度でしたが、今回は表の出入り口付近まで水が来ていました。

裏のシャッターの下からは目を疑いたくなるような勢いで水が流れ込んでいるではありませんか。とにかく流入を止めないと、ということで土のうを積みに外へ出て裏へ回ろうとしたところでまたまたビックリ!!!

斜面の一部が崩れているではありませんか!

崩れた斜面
崩れた斜面

工房一帯は花崗岩地帯で地盤は非常に強固なのですが、風化した表土がボロボロと崩れやすくなっています。今回の雨で、草が生えたりしてもろくなっていた部分がまとめて崩落してしまったようです。表面的な崩れなので建物に被害を及ぼすようなパワーもなく、大きな危険はないのですが、やはりちょっと気持ち悪いのでしばらく近づかないことにしました。

反対側から裏にまわると、池のようになった水たまりが。2人でずぶ濡れになりながらなんとか土のうで応急の土手をつくりあげました。

雨は降り止む気配がなく、水たまりの水は増える一方です。たまった水を排水しなければ土のうを越えてしまうのは時間の問題のように思われ、急遽庭に排水溝を掘り、南側にある小さな崖地から流すことにしました。

庭に掘った溝
庭に掘った溝

溝のおかげで溜まっていた水はみるみる減り、普段の降雨時の水たまりのようになりひと安心。

あとは工房内の片付けです。

ここから水が入り込みました
ここから水が入り込みました

ほうきとちりとりで床にたまった水を掃き集め、バケツにためて外に捨てに行く。ひたすらこの作業をくり返して2時間ほどかかったでしょうか…。なんとか、”床が濡れている?”程度であとは扇風機や換気扇を使いながら自然乾燥に任せられる状態になりました。

若干の砂や泥が混じったただの雨水が少々入り込んだだけでもこれだけ大変なのに、下水や海水、土砂が混入した洪水や高潮、津波などの被害に遭われた方々のご苦労はいかばかりかと片付けをしながらつくづく思いました。

機械や作品などの大切な物は、普段から湿気やキズの防止のために角材などの上に置いて床に直接触れないようにしていたので被害は免れましたが、立て掛けて 置いてあった材木の端の方が濡れてしまったり(これは乾けば問題ありません)、薪ストーブ用の焚き付けをためていた袋が水浸しになったりしてしまいまし た。

ゲリラ豪雨のような降り方が増えつつある昨今、恒久的な排水溝を検討中です。

土砂撤去後
土砂撤去後

崩れた土砂は昨日撤去しました。斜面が後退して、裏の通路がちょっと広くなった感じがします。

アート・クラフトフェスティバルinたんば 2011
アート・クラフトフェスティバルinたんば 2011

さて、気分を換えて、今週末の10月1日,2日はいよいよ「アート・クラフトフェスティバルinたんば」です。これだけまとまって雨が降ったのですから、良いお天気になってほしいものです。”たんば”では会場にキャンプできるので、久しぶりのテント泊になり、こちらもちょっと楽しみです。

ブースの場所はあらかじめ決まっていないので、会場にお越しの際には、私たちのテントを探しあててください。青い屋根のテントとベージュ色のタープの下でみなさんをお待ちしております。(Ku)

台風だ!!

非常に大きな台風12号がやっと通り過ぎました。各地で高潮や河川の氾濫など大きな被害が出たようです。被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

特に、台風が直撃した岡山は知り合いも多く、被害の状況が気になります。また、先日”モビール展”でお世話になったギャラリーは宇野港のすぐ近くにあり、以前の台風で高潮による大きな被害に遭われたとのこと。今回も玉野市全域に避難勧告が出たことをニュースで知りましたが、テレビやインターネットで入手できる情報は限られており、正確なところが分からず心配です。

ここ淡路島では、幸い大きな被害は無かったようです。私たちの家の周辺にも特に変わった様子はありません。”台風”というよりも、「かなりまとまった大雨が降った」という印象です。雨が欲しい時には全く降らず、降り始めると徹底的という最近の雨の降り方には困ったものです。

工房の方は、雨が横殴りに降ると屋根のスレートのすき間から雨が吹き込んでくるので、金曜日の夕方に機械類にブルーシートを掛けてきました。

台風への備え
台風への備え

工房を開いて初めて台風を経験した数年前、吹き込んだ雨水によって機械の定盤などが見事に錆びてしまい、サビを落とすのにたいへん苦労しました。それからは台風への備えとして、外回りの片付けに加えて、機械の養生が必須となりました。状況確認は明日になりますが、思っていたよりも風は強くなかったので外回りも含め、大丈夫だと思います。

あ、前回の台風で傾いたサクランボの木がそのままでした。倒れていませんように。(Ku)

ブラックベリーのジャム

お盆を過ぎて、朝晩は急に過ごしやすくなりました。熱戦の続いた高校野球も終わり、工房の庭では大きくなったコオロギやキリギリス,クツワムシなどの秋の虫を見かけることが多くなりました。

さて、7月から始めたブラックベリーの収穫ですが、少しづつ穫って冷凍保存していた実も冷凍庫を占拠しそうなくらいの量になりました。

収穫もそろそろ終わりのようで、今日ジャムにしました。

ブラックベリーの実
ブラックベリーの実

全て解凍すると全部で3kgほどありました。丸っこい実が混じっているのは、やはり庭で穫れたブルーベリー。量が少ないので、いっしょにジャムにしました。

あらかじめインターネットで調べたレシピにしたがい、まず、実が柔らかくなるまでじっくりと火にかけます。

種等を取り除くため漉します
種等を取り除くため漉します

柔らかくなったら、種を取り除くためにザルで漉します。ブラックベリーは種が多いので、漉さないと舌触りが悪いそうです。種の周りにとろみ成分である”ペクチン”があるとのことで、小さな種から実をこそぎ落とすようにへらで念入りに漉すのが少々たいへんでした。

あとは砂糖を加えてゆっくり煮詰めるだけ。先日つくったビワのジャムと異なり、固形の果実分をほとんど含まないジェリー状のため、煮詰めの見極めが難しく、少々煮詰め過ぎてしまったようで、冷めるとちょっと固くなってしまいました。

出来上がったブラックベリーのジャム
出来上がったブラックベリーのジャム

でも、出来上がりには大満足。酸味の効いた味はヨーグルトにも合いそうです。瓶詰めにして約5本。ビワのジャムと合わせてしばらく楽しめそうです。(Ku)

夏野菜の収穫

たいへん暑い日が続いています。山の上にある工房は下界の街なかよりも気温で2~3℃ほど低いのですが、それでも風がピタッと止む昼下がりは焼けたスレート葺きの屋根からの熱気がもろに伝わってきます。まるで粘りけのある熱い空気の中にいるようで、動きも緩慢になってしまいます。

そんな暑い中での楽しみは野菜の収穫。この夏はエダマメとズッキーニ,オクラ,坊ちゃんかぼちゃ,はやとうりなどを育てています。夏の野菜は実が大きいので収穫の実感もひとしおです。

収穫したかぼちゃとエダマメ
収穫したかぼちゃとエダマメ

金曜日にはかぼちゃ2個とエダマメを収穫しました。

20本ほど育てたエダマメは実の入ったものから2,3回収穫しました。もうそろそろ終わりのようです。坊ちゃんかぼちゃは3本に合わせて1ダースほどの実をつけました。今回が今年の初収穫です。まだかまだかとヘタや実の様子をチェックするのが毎朝の楽しみです。

今野菜を作っているのは、工房の脇の庭の一部を区切ったごく狭い畑です。食料自給率を高めるべく、もう少し畑の部分を拡げる予定です。涼しくなってからの話ですが…。

キンカンの花
キンカンの花
ギボウシのつぼみ
ギボウシのつぼみ

白い花は涼しげな感じがします。キンカンの花が咲き始め、ギボウシにはつぼみがつきました。(Ku)