いよいよです。

今度の金曜日、いよいよ地元淡路での展示会が始まります。

現在は新作の仕上げに入っており、ギリギリではありますがなんとか順調に準備が進んでいます。

先日の金曜日、展示会に先立ち、朝日新聞の方が工房へ取材に来て下さいました。

工房での取材は初めてで、当日の会場での取材と異なり、時間的にも精神的にも落ち着いて取材をして頂くことができました。

それに加えて記者の方がさすがに聞き上手で、ついつい話があっちこっちに逸れてしまってなんだかちょっと申し訳なかったのですが、翌日の朝刊では、私たちの仕事や考え方について、とても分かりやすく、素敵な記事にまとめて下さっていました (記事の一部は「朝日新聞デジタル」(外部リンク)でご覧頂くことができます)。

「太田秀世 木工展」は、この27日(金曜日)からです。

会場でお待ちしておりますので、どうぞお気軽に脚をお運びください。

頂いたバラの花
頂いたバラの花

先日、お隣の方が、お庭できれいに、それこそ ” たわわに ” 咲き乱れているバラの花を切り花にして下さいました。

みっしりと花びらが複雑に重なり合って、なんともきれいです(花びらを数えてみたら、なんと83枚ありました)。

名前もお聞きしたのですが、カタカナの呪文のようで何度聞いても覚えられません…。

私たちの自宅には、鉢植えや盆栽しかありませんが、実はお庭のきれいな家に囲まれていて、バラやクレマチス、梅、洋蘭などの花々が季節毎に咲き、レモンやブドウ、リンゴ、柿、桑などの果実が実り、ゴーヤが風になびき、トマトが赤く実り…。

こんな素敵な借景(時には味も)をいつも楽しませて頂いています。(Ku )

 

新年あけましておめでとうございます。

たいへん遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。

工房の方はとっくに始動していたのですが、ついつい新年のご挨拶が遅くなってしまいました。

本年も、健康に気を付け、充実した一年になるよう、2人でがんばってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さきほど、ホームページの方も、今年の展示会情報等の更新をいたしましたので、ご覧ください。

さて、年末からぽかぽか陽気の、とても冬とは思えない毎日が続いています。

工房の庭のブルーベリーにも、少しですが花が咲いてしまいました。

ブルーベリーの花が咲いてしまいました
ブルーベリーの花が咲いてしまいました

気象庁のホームページで、この1月の今日までの兵庫県の平均気温を調べてみたところ、約 8℃ となっていました。

これは、昨年の3月と同じ位で、昨年の1月と比べると3℃ほど高くなっているようです。

自宅ではほぼ暖房無しで過ごせて灯油代がかからず、昼間もぽかぽかしてよい気分にはなるのですが、この 「+3℃」 が、このまま一年を通じて影響したときの夏の暑さを想像すると、 ゾ~ッ とせずにはいられません。

やはり、寒くあるべき時期は寒くなってくれないと、なにかと困るものです。

工房の畑のソラマメも、葉が茂り、背が伸びて、この時期にしては元気がよすぎます。冬の間に何度か霜に当たらないといけないのでちょっと心配です。

この時期はすっかり枯れているはずの、メダカの鉢の「ホテイアオイ」もまだ青々と茂っています。そして工房の周りの雑草も…。

この先、ちゃんと冬らしい寒さになるとよいのですが…。(Ku)

実りの秋

2012年の秋、それまで2人ともが ”食わず嫌い” だったイチジクのおいしさに目覚め、翌年春に日本イチジクの苗を購入したことまでは、以前にこのブログでご報告させていただいたと思います。

その後、草むらだった空き地を開墾し、鉢植えだったイチジクの苗を地植えにしたのですが、先日初めて収穫することができました。

イチジク初収穫!
イチジク初収穫!

ポコポコと小さな実を付けていることには気づいていたのですが、そのうちのひとつが、いつの間にか大きく赤く熟れていたのです。

日本イチジクは秋果なのでちょっとフライング気味ですが、収穫は大歓迎です。

収穫したイチジク
収穫したイチジク

大人の拳ほどもある大きな実。

夕食のデザートに2人で半分ずつ頂きましたが、甘く優しい味でした。

次はいつかな、と日々のチェックは怠りませんが、残りの実が熟れるにはもうしばらくかかりそうです。

カラスに突かれないよう、近日中に網を掛ける予定です。

工房の裏庭には山栗が
工房の裏庭には山栗が

そして、工房の裏庭には山栗が!!

工房の裏庭は、切崖を経て丘陵の雑木林につながっているのですが、以前から毎年、山栗のイガがいくつか落ちてきていました。

いろいろな木がよく茂っていて姿は見えないのですが、奥の方に何本か栗の木があるようです。

なんと、今年は落ちてきたイガのいくつかに、栗の実も!!!

ぽろん、と実だけが落ちていることも。

落ちてきた栗
落ちてきた栗

もうちょっとためてから、やっぱり裏庭で穫れる ”ムカゴ” といっしょにご飯に炊き込もうと画策しています。

カマキリは眼がコワイ
カマキリは眼がコワイ

鉢植えの ”しだれ梅” の木に、立派な成虫のカマキリが。

眼がコワイ…。

(Ku)

今年はベリー類が!

5月だというのに台風が来たり、真夏日があったりして、これから夏に向かってどうなっていくのかが少々不安な毎日です。

春先も、日照時間が短い割に暖かくなるのが随分早かったように記憶しています。

こんな、私たちにはちょっと困ったような気候ですが、それがよかったのかどうなのか、今年は工房の庭の ”ベリー類” が例年になくたわわに実を付けています。

たわわに実を付けたブルーベリー
たわわに実を付けたブルーベリー

工房に庭をつくって間もない頃に植えたブルーベリー。

自家受粉で1本でも実を付けるということだったので、1本だけ植えたのですが、ほとんど実を付けることがなく、それならばと、3年程前に同系異種の苗を近くに植えてみました。

新しい苗が若かったためか、昨年までは開花の時期がうまく合わず、実の付き方は全く変わらず、こんなものかな、と半ばあきらめていたところ、今年は2本が同時に花を咲かせ、気が付けば2本とも、それはそれはたくさんの実を付けているのです!!

まだまだ実が熟すには時間がかかりそうですが、今年はしっかり味わうことができそうです。

イチゴも実がたくさん!
イチゴも実がたくさん!

今年はイチゴも実をたくさん付けています。

こちらも、これまでせっかく実が付いても、アリやダンゴムシに先に食べられてしまうことがほとんどだったので、ついつい放置してしまい、半ば雑草と化してきていたものです。

ブラックベリーの下草のような状態になっているので、昨年ブラックベリー用に与えた肥料が効いたのかもしれません。

少しでもキズが付くとニオイにつられてアリやダンゴムシが寄ってきます。

いったん標的になると、あっという間に写真右上のイチゴようなひどい状態になってしまうので、できるだけ周りと擦れないように実の位置を調整するのがこのところの日課です。

ブラックベリーはもうしばらく
ブラックベリーはもうしばらく

ブラックベリーは、今年もたくさんの実を付けています。

収穫出来るようになるまでにはもうしばらく時間がかかりそうです。

以前、グループ展でご一緒した園芸家の方から、「西洋では、実のなるものをなんでもかんでも ” ベリー ” という名をつけてしまった」 というお話しをお聞きしたことがあります。

ストロベリー、ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリー、マルベリーなど、どう見ても同じ種類とは思えない植物に同じ ” ベリー ” という名前が付いていることは不思議に思っていたので、その説明でスッキリした覚えがあります。

とはいうものの、今年のようにいろいろな甘酸っぱい実がいっぺんに実を付けると、やっぱり ” ベリー類 ” とひとまとめにしてしまうのも分かるような気がします。

ある日の収穫と夏野菜の苗
ある日の収穫と夏野菜の苗

”そらまめ” の収穫も最盛期を過ぎ、次は夏野菜の出番です。

先日、ナス、キュウリ、オクラ、かぼちゃの苗を植えましたが、今のところ順調に育っているようです。

そろそろ ”そらまめ” を片付けて、サツマイモの植え付けです。(Ku)

新舞子へのドライブ、そして…

先週の写真の長~く伸びた影。

日の出直後の新舞子の干潟で撮った私たちの影です。

兵庫県たつの市御津町の「新舞子海岸」は、干潮の際には500mほども潮が引き、広大な干潟が拡がることで知られています。

特に冬の大潮の時期にはちょうど干潮と日の出の時間が重なり、幻想的な風景が見られるとのことで、2月の初めにその風景の写真が新聞に掲載されていました。

以前にもこのブログに書きましたが、新舞子海岸から歩いて1分ほど(1分もかからないかも…)のところに叔父夫婦が住んでおりますので、久しぶりの挨拶も兼ねて ”見に行こう!!” ということになりました。

大潮に近く、干潮と日の出時刻が重なった2月21日、がんばって早起きをして出掛けました。

干潟全体が見渡せる海際の高台に到着したのが、ほぼ日の出時刻の6時40分。

そこはシャッタースポットにもなっており、すでに最前列にはズラ~~っと三脚とカメラマンが並び、入り込む余地はありませんでした。(見た事もないような背の高い三脚や、ごっつい望遠レンズを付けたカメラが並んでいる様は、それはそれで見ものではありました。)

人の頭越しにはなりましたが、砂の部分と水面が織りなす不思議な模様を朝日が照らし出す風景は、まさに幻想的でした。

高台から見た干潟
高台から見た干潟

その後、高台から降りて干潟の中へ。

干潟の砂紋
干潟の砂紋

干潟には一面、さざ波を型に取ったような、細かくきれいな ”砂紋” が拡がっており、歩いて足跡を付けるのが申し訳ないような気持ちになりました。

魚やタコなんかが取り残されていないかな、とか、この海藻は食べられるのかな、なんて欲張りな気持ちで干潟を散策していると、ふと自分たちの影がビックリするほど長く伸びていることに気が付きました。

脚ばっかり異様に長く、まるで異星人か何かみたい。

面白かったので撮ったのが前回のブログの写真です。

この他にも、不思議な砂の模様が…。

砂に残っていた不思議な模様
砂に残っていた不思議な模様

水の流れた跡でしょうか? 自然の不思議です。

その後、叔父宅で楽しいおしゃべりをした後、帰途につきました。

私たちのレガシィ、とてもいい車でした
私たちのレガシィ、とてもいい車でした

実はこのドライブにはもうひとつ大きな意味がありました。

まだ岡山でサラリーマンをしていた時に乗り始めた私たちの ”レガシィ”。

エンジンの調子はまだまだ良いのですが、ここ数年は足まわりや細かい部分の故障が多くなり、修理して乗り続けていくことが困難になってきました。

愛着もあり、修理すればまだ使える車を処分することはとても心苦しかったのですが、今回の車検切れを期にやむなく手放すことにしました。

レガシイでの最後の遠出ということで、丸19年目になる2月26日を前に、今回のドライブに出掛けたのです。

積算走行距離222,773km
積算走行距離222,773km(平成27年2月26日)

スキーやカヤック、キャンプ、車中泊での貧乏旅行、工房を開いてからは、配達や展示会への搬入などなど、私たちのこれまでの生活は、この ”レガシィ” 無しには考えられません。

まだ買いたての頃に岡山の本屋さんの駐車場で当て逃げをされた以外、事故らしい事故もなく、雨の日も、雪の日も、私たちを力強く運んでくれました。

初度登録平成8年2月27日の私たちの ”レガシィツーリングワゴン” は、丸々19年、私達を乗せて222,773kmを走ってくれました。

ありがとう。

ご苦労さまでした。 (Ku)

めでたし、めでたし

干し芋、出来上がりました!!

去年は 「とにかく干す! 全部が乾くまでとにかく干す!」 ということだけ考えていたので、干し過ぎてちょっと硬い干し芋になってしまいました。

作りたいのは、表面はちゃんと乾いているけど、内部はしっとりしている、もちもちした食感の干し芋です。

乾燥不足だと保管中に傷んでしまうし、干し過ぎだと硬くなってしまうのが難しいところです。今年は、1枚1枚状態を確認しながら干し加減を調整しました。

そして…

出来上がった干し芋
出来上がった干し芋

ひっくり返したり、いったん缶にしまったり、また出して干したりと試行錯誤の末、どうにか、もっちりしっとりの、私たちの理想に近い干し芋が出来上がりました。

今年はお芋の出来もよかったのか、去年のものよりもずいぶん甘く柔らかく、おいしい干し芋になったような気がします。

ただ、まだ2年目で、上手にできた要因が特定しきれない(そもそもお芋の出来が良かっただけ?蒸し方を少し変えたのが良かった?などなど…)ので、来年また今年のような干し芋を再現できるかどうかがポイントです。

それはさておき、ここしばらくの私たちの ”おいしいおやつ”? が確保できて、めでたし、めでたし、です。

ストーブで焼いて
ストーブで焼いて

ストーブでちょっと焦げ目が付く位に焼いて食べるのが私たちのお気に入りです (あんまりお腹が空いたときは、私は焼かずにむしゃむしゃ食べてしまいますが…)。

もちろん”芋飴”も
もちろん”芋飴”も

もちろん、今年も芋飴も。

今年はお正月のお餅用の ”きなこ” がたくさん余っていたので、きなこを使いました。

煮詰める時の私の辛抱が足らなかったようでちょっと軟らかめですが、おいしい? 『げんこつ飴』 になりました。

今年も”春の足音”が。
今年も”春の足音”が。

私たちがお芋を蒸したり干したりつまみ食いをしたりしている間もちゃんと季節は進んでいたようで、今年も工房の庭の片隅に ”スノードロップ” が咲きました。

春もそう遠くはないようです。

葉っぱは鳥が、蕾は私たちが
葉っぱは鳥が、蕾は私たちが

工房の畑のブロッコリー。

どうも鳥が葉っぱをつつきに来ているようです。

さいわい鳥さん達は、私たちが食べる ”蕾” の方には興味が無いようです。

葉っぱは鳥さん達が、蕾は私たちが食べればみんな満足で、これも 『めでたし、めでたし』 です。(Ku)