ビワのジャムづくり

先日収穫したビワのうち、生で食べるにはキズがひどかったり、小さすぎたり、甘みが少なそうな実を選んでジャムを作りました。

以前、キズのひどい実がたくさん穫れてしまったときに初めて作ったのですが、とてもおいしかったので、今回はちょっと多めに ”ジャム用” の実を選別しました。

まずは、皮をむき、種を取り、内側の薄皮もできるだけていねいに取り除くという作業をひたすら行います。”アク” のせいで爪は真っ黒になり、肩も凝りますが、ここで手を抜くと舌触りが悪くなるので一番大切な作業です。

まるで ”カニ” を食べるときのように、2人とも無口になってひたすらビワに向かいます。途中、「これはジャムにするには惜しい!」と思うような立派な実が混じっていたりすると、それはその場でそっと自分の口に放り込みます。

”実” だけになったビワ
”実” だけになったビワ

きれいに実だけにしたビワに砂糖を加えて弱火にかけます。

煮えて柔らかくなったビワ
煮えて柔らかくなったビワ

しばらくすると、溶けた砂糖とビワから出た水分で柔らかく煮えた”コンポート” 状態に。

もちろんこの状態でもとってもおいしいので、少しつまみ食いを…。

次に、ゴロゴロした実の食感を残すように、ごくごく軽くミキサーにかけたのち、レモン汁を加え、適度にとろみがつくまで煮込んでできあがりです。

出来上がったビワのジャム
出来上がったビワのジャム

ビワの味が凝縮されたジャム。パンやクラッカーに付けるのはもちろんですが、ヨーグルトに入れると絶品です。我が家では、毎朝ヨーグルトに入れていただいています。

ビン詰めにすれば長期間保存できるので、生のままだと旬の今しか味わえないビワの味を長く楽しむことができます。熱いうちに、消毒したビンにせっせと詰めます。

ビワのジャムを詰めたビンを並べ、冬ごもりの前にどんぐりをたくさん蓄えたリスのように大満足の私達でした。(Ku)

おかげさまで展示会が無事終了しました。

サンシャインホールでの展示の様子
サンシャインホールでの展示の様子

月曜日、サンシャインホールでの展示会が無事に終了いたしました。

お忙しい中ご来場くださった皆様に、心からお礼申し上げます。

貴重なご意見やご感想をきかせていただいたり、楽しいお話しに花が咲いたりと、とても充実した展示会になりました。ほんとうにありがとうございました。

これからも、地元での展示会を続けていこうと考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

収穫したビワ
収穫したビワ

今週は展示会の後片付けや納品、展示会の準備に追われて後回しにしてしまっていた家の掃除や衣替えなどでバタバタと過ぎてしまいました。やっと生活に落ち着きが戻った今日、ビワの収穫に行ってきました。

以前にもこのブログで紹介させていただきましたが、淡路島の南端に近い ”灘” という所で、夫の高校時代の恩師がビワ畑の世話をされています。昨年は鹿の被害のために木が弱ってしまい、1年間木を休ませるとのことでしたので、今年は2年ぶりの収穫をさせていただきました。(淡路島の南の方には野生の鹿がたくさんいて、農作物の被害が大きいのだそうです。ビワの木も、大切な木の表面の皮を食べてしまうので、木が弱ってしまうそうです。)

”梅雨” とは名ばかりで雨がほとんど降らなかったため ”実” は小ぶりなのですが、その分味がギュッと凝縮されていて味が濃い、おいしいビワをたくさん穫ることができました。

もちろん、新鮮な ”実” を冷やして、そのまま食べるのもおいしいのですが、以前キズのある ”実” がたくさん穫れてしまったときに作ったビワのジャムがとてもおいしかったので、今年もジャムをたくさん作る予定です。ジャムづくりについては後日このブログで報告させていただく予定です。(Ku)

地元淡路での展示会のご案内

昨年に引き続き、今年も地元淡路で展示会を行います。
サンシャインホールでの展示会のご案内-1
サンシャインホールでの展示会のご案内-1

会期は今度の金曜日(6月7日)~月曜日(10日)、場所は昨年と同じ、淡路市のサンシャインホール2階ギャラリーです。

サンシャインホールでの展示会のご案内-2
サンシャインホールでの展示会のご案内-2

食器棚や飾り棚,テーブル,ビュロー,椅子,ベンチ,衣桁,額,木のカトラリー,木のボタンなどなど、ひとつひとつ心を込めてていねいに作り上げた作品を展示・販売いたします。

新作の椅子やモビールなど、昨年とはまた違った内容の展示をおたのしみいただけるよう、ただいま最後の追い込み中です。

注文製作も承りますので、お気軽にご相談ください。

2人で会場でお待ちしております。是非お立ち寄りください。

そらまめ
さやの中のそらまめ

さて、工房の畑では ”そらまめ” が収穫できるようになりました。

”さや”? を開くと、まるでふかふかのふとんにくるまって熟睡しているかのような立派なお豆さんたちが姿を現します。

ふかふかのふとんの中のそらまめ
ふかふかのふとんの中のそらまめ

そらまめのさやを開くたび、”なんて気持ちよさそうなんだろう!そらまめになってみたい!!” と思うのは私だけではないはず…。

さやから出されたそらまめ
さやから出されたそらまめ

新鮮なそらまめは、良い香りがして柔らかくて甘くって、塩ゆでにするだけでもおいしいのですが、今日は「そらまめのポタージュスープ」にしていただきました。

そらまめのポタージュ
そらまめのポタージュ

そらまめの風味と、これも今が旬の”淡路の新玉ねぎ”の甘みがギュッと濃縮された、見た目も涼しげなミントグリーンの、とてもおいしい一品となりました。(Ku)

レンゲ畑

最近すっかり見かけなくなった ”レンゲ畑” を家の近くで見つけました。

レンゲ畑
レンゲ畑

国道沿いにポツンとある小さな水田なのですが、今、レンゲの花盛りです。

子供の頃は田植えが近いこの時期になると、そこらじゅうレンゲ畑だったのですが、いつの間にか見かけることがなくなりました。

たまに田んぼに赤紫色の花を見つけて「レンゲかな?」と近づいてみると盛大に繁った ”カラスノエンドウ” だったりしてがっかりするのです。

仕事に行く道すがら、毎朝見ることのできるこのレンゲ畑、これからもずっとこのままであって欲しいものです。

”ミラノ風チキンカツレツ”
”ミラノ風チキンカツレツ”

今夜のおかずは ”ミラノ風チキンカツレツ” です(なんとおしゃれな名前!!)。

しばらく前、それはそれはおいしそうな写真が新聞の料理欄に載っていました。

材料が手近なものばかりで、「我が家にピッタリ!これは作ってみなければ!!」 と、チャレンジしてみたところ、粉チーズとニンニクの風味が効いたサクサク感が新鮮で、2人共の大のお気に入りに。

鶏の胸肉を使うのでリーズナブルなうえ、油で揚げないのでとってもヘルシー。

で、今夜は早速2回目です。

レンジでチンしたかぼちゃとじゃがいもと一緒においしくいただきました。(Ku)

地震!!

”ゴーッ” という地鳴りとともに部屋が揺れているのを感じて目が覚めました。

強い揺れは30秒ほどだったでしょうか。

枕元の携帯からは、緊急地震速報が鳴り響きました(直下型だと間に合わないのですね)。

どこかで大きな地震が起こったに違いないと思い、揺れがおさまったところで慌ててテレビをつけるとなんと 「淡路市で震度6弱」 の大きな文字が!!

家具が倒れることも、ガラスが割れることもなかったので、震度6弱の実感はありませんでした。自宅は淡路市の北東端に近く、震源地は淡路市の南西端という位置関係になり、比較的距離があったせいか、揺れも若干弱かったようです(隣接する地域は震度5強だったそうです)。

家の中をチェックすると、本棚にむりやり突っ込んであった本が崩れ落ちているのを見つけました。

崩れ落ちた本
崩れ落ちた本

ただ、これは地震でなくても崩れそうだったので仕方ありません。本棚の整理を兼ねて片付けました。

この他には、食器棚からぐい呑みがひとつ落ちて割れたこと、一輪挿が倒れて水がこぼれたこと、部屋の砂壁の砂が少し落ちたことくらいでした。

作業場の方も被害は全く無く、ひと安心しました。

ただ、島の南の方では瓦が落ちたり、塀が倒れたり、また海岸沿いの埋め立て地では液状化の被害もでているようです。被害に遭われた方々にこころよりお見舞い申し上げます。

また、たくさんの方からご心配のご連絡をいただきました。ありがとうございました。

さて、工房の庭で私が育てている ”ウラシマソウ” が葉を拡げました。

葉を拡げた”ウラシマソウ”
葉を拡げた”ウラシマソウ”

植物といえば、春に芽を出し、そこから葉やつぼみが少しずつ育っていくものだと思い込んでいたのですが、このウラシマソウは、伸びた芽の中に葉やら茎やら一式が折りたたまれて収まっており、それが開いて一気にこのような大きな姿になるのです。

葉が開く前の”ウラシマソウ”
葉が開く前の”ウラシマソウ”

葉を開く直前はこんな感じです。

思わず引っ張り出してしまいたくなりますが、じっとガマンしました。

小さな株も同じです
小さな株も同じです

植え替えたときに殖えていた小さな球根を脇に植えたら、ちゃんと芽をだしてくれました。

ちいさくてもやっぱり同じなんですね。(Ku)

ワカメの旬も、春なのです!

先週の半ば、淡路では春一番が吹きました。

もうとっくに吹いていると思い込んでいたので意外でした。時ならぬ南からの強い風と大粒の雨に、工房ではポタポタと雨漏りが…。機械など濡れては困るものは大慌てでシートで覆ったので、幸い大事にはいたりませんでした。

茎ワカメは湯通しすると鮮やかな緑色になります
茎ワカメは湯通しすると鮮やかな緑色になります

四方を海に囲まれた淡路島で春を告げる食べ物と言えば、先日ブログでも紹介させて頂きました“イカナゴのクギ煮”が有名なのですが、実はワカメもそうなのです。

年中口にするワカメに旬などあるのかと思われる方も多いかと思うのですが、ワカメは2月から5月にかけて収穫され、干したり塩漬けにしたりして『保存食』という形で季節に関係なく市場に流通しているのです。

今の時期、近所のスーパーでは獲れたばかりの“新鮮?”なワカメをカゴに盛って売っています。なかでも“茎ワカメ”は値段も安く、調理も簡単で、なおかつ食物繊維やビタミンなどが豊富、おまけに美味しいと4拍子揃った私達のお気に入りの一品です。

茎ワカメの甘酢づけ
茎ワカメの甘酢づけ

買って来た茎ワカメをよく洗い、軽く塩ゆですると最初は黒っぽかった茎ワカメが鮮やかな緑色に変わります。それをひたすら厚めにスライスし、生姜と一緒に 甘酢に漬け込むとできあがりです。

甘酢のさっぱりした味と茎ワカメのコリコリとした食感は毎日食べても大丈夫。大量に作り置きして毎日冷蔵庫から食卓へ少 しずつ運ばれ、しっかりと私達の胃袋へ収まっていきます。

“オバQのくち”のような、“豆”のような…
“オバQのくち”のような、“豆”のような…

今回の新発見は、茎ワカメの断面です。

真ん中で二層に分かれていて、“オバQのくち”のような、はたまた、“豆”のような…ちょっと愛嬌のある美しい形をしています。『このかたち、何かに活かせないかな?』と、しばらく眺めていたのですが、とりあえず、頭の引き出しへしまい込んで置くことに。きっと忘却の彼方へ去って行ってしまうことでしょう…。

春分の日、今年も南あわじにある酒蔵『都美人』の蔵開きへ行ってきました。

昔ながらの“天秤”しぼり
昔ながらの“天秤”しぼり
“天秤”でしぼられた新酒、薄く濁っていてこくがあるのに後味スッキリ
“天秤”で搾られた新酒、薄く濁っていてこくがあるのに後味スッキリ

蔵の中の見学やきき酒大会、試飲やクイズなどで半日、楽しく過ごさせていただきました。

合鴨君、ありがとう!!
合鴨君、ありがとう!!

恒例の合鴨の焼き鳥と鴨汁も美味しく呼ばれました。

なぜ焼き鳥と鴨汁が恒例なのかと言いますと、お酒造りに欠かせないお米を近くの農家の方が合鴨を使って無農薬で育てているからなのです。合鴨さんは田んぼで大活躍した後、焼き鳥や鴨汁となって私達の胃袋まで満たしてくれるのです。本当に感謝、感謝です。

さて、いま工房では小引出など注文の品をつくりながら、春からの展示会で発表する椅子の試作を行っているところです。どうぞご期待下さい。(Hi)