ひめじクラフト・アートフェアが終わりました

ご報告が遅くなりましたが、先週土,日、「第13回ひめじクラフト・アートフェア」が終了いたしました。

それまでず~っとよいお天気が続いていたのに、週末をねらったかのような雨模様。

金曜日は雨の中の搬入、テント設営となりました。

あらかじめ雨天を想定して準備をしていたことに加えて風が無かったこともさいわいし、大きな問題なく搬入を済ませることができました。

長靴を忘れて足回りがグジョグジョになった、昨年の「たんばクラフト」の台風の中での撤収など、いろいろな失敗を経験し、少しずつ野外ならではの準備にも慣れてきたようです。

そして1日目。   朝から降ったりやんだり。

あがりそうであがらない雨に、やむをえず椅子などの大きな家具も狭いテント内に無理矢理押し込めて展示しました。見にくい展示になってしまい、雨の中せっかくお越しくださったお客様に申し訳なかったです。

2日目は前日とうって変わり、今度は暑すぎるくらいのお天気に。

お天気の回復を待っておられた方が多かったようで、たくさんのお客様が朝から会場にあふれかえりました。

2日目の展示
2日目の展示

椅子,スツールなどの大きな家具はテントの外に出し、見やすく展示することができました(ただし大きな家具は日影を追って、写真の右側→テント内→左側 と移動させます)。

卓上モビール
卓上モビール

今年初めて出品した、小さな ”卓上モビール” です。そよ風にユラユラ揺れる様子が目を惹いたのか、ご好評をいただきました。

今までにないほど、それはそれはたくさんの方と楽しいお話しをさせていただきました。おいでくださった皆様、本当にありがとうございました。

そして毎回のことながら、準備をしてくださったスタッフの方々には頭が下がるばかりです。また、今回は、ボランティアの方がテントの片付けを手伝ってくださいました。いつも2人でモタモタしながら片付けるテントを一瞬のうちにパッケージしてくださり、とても助かりました。ありがとうございました。

私達の大好きなお堀端の通路
私達の大好きなお堀端の通路

モミジがトンネルのように枝を伸ばす姫路城お堀端の通路は私達のお気に入り。朝夕、駐車場から会場へ向かう間、新緑を堪能します。

来年もまた、ここが通れますように!!

キュウリの花
キュウリの花

工房の畑に植えたキュウリに花が咲き始めました。小さな花ですが、近づいてよく見てみると、”葉脈” のような筋が透けて見えて意外にきれいな花です。

かぼちゃの芽
かぼちゃの芽

こちらは芽を出した ”かぼちゃ”。実がなるまではまだまだかかりますね。(Ku)

レンゲ畑

最近すっかり見かけなくなった ”レンゲ畑” を家の近くで見つけました。

レンゲ畑
レンゲ畑

国道沿いにポツンとある小さな水田なのですが、今、レンゲの花盛りです。

子供の頃は田植えが近いこの時期になると、そこらじゅうレンゲ畑だったのですが、いつの間にか見かけることがなくなりました。

たまに田んぼに赤紫色の花を見つけて「レンゲかな?」と近づいてみると盛大に繁った ”カラスノエンドウ” だったりしてがっかりするのです。

仕事に行く道すがら、毎朝見ることのできるこのレンゲ畑、これからもずっとこのままであって欲しいものです。

”ミラノ風チキンカツレツ”
”ミラノ風チキンカツレツ”

今夜のおかずは ”ミラノ風チキンカツレツ” です(なんとおしゃれな名前!!)。

しばらく前、それはそれはおいしそうな写真が新聞の料理欄に載っていました。

材料が手近なものばかりで、「我が家にピッタリ!これは作ってみなければ!!」 と、チャレンジしてみたところ、粉チーズとニンニクの風味が効いたサクサク感が新鮮で、2人共の大のお気に入りに。

鶏の胸肉を使うのでリーズナブルなうえ、油で揚げないのでとってもヘルシー。

で、今夜は早速2回目です。

レンジでチンしたかぼちゃとじゃがいもと一緒においしくいただきました。(Ku)

納品に行ったのですが・・・

25,26日は昨年の玉野と倉敷での個展でご注文いただいた作品の納品に出掛けてきました。

まずは別注でお作りした大きなタモのテーブルの納品です。

寒波で急に冷え込んだ25日、岡山の総社に10時のお約束で、淡路を7時前に出掛けました。普段は明石海峡大橋のみ高速道路を使い、あとはバイパスと一般道路で岡山まで走るのですが、この日は途中で事故渋滞につかまり、やむなく山陽道を利用しました。

そして、山陽道を降りる直前に立ち寄った「吉備サービスエリア」でちょっとした失態をしでかしてしまいました。

カバンにしまったと思い込んでいた免許証入れを、膝の上に不用意に置いていたらしく、車を降りる際に落としてしまったのです。それに気づかずにサービスエリアを出、直後の総社インターを出るときに免許証入れが無いことに気が付きました。

慌てて料金所の事務所に駆け込んで相談したところ、事務所やサービスエリアの方々が親切に対応して下さり、事なきを得ました。

そんなバタバタもあってちょっと浮き足だっていたのかもしれません。

その後、無事に テーブルを納めさせていただき、楽しいお話しの後お客様のお宅をあとにしたのです。ところが…

テーブルの写真を撮らせていただくのをコロッと忘れてしまったのです。

木をふんだんに使った、とても落ち着いた広々したお部屋で、シンプルなテーブルがグッと引き立ち、写真写りもよかったと思うのですが…。なんとも残念です。

またいつか伺って、写真を撮らせて頂こうと思います。

その後倉敷へ。

寒さのせいか観光客のほとんどいない美観地区を歩きました。

人通りの少なかった美観地区
人通りの少なかった美観地区

いつもお世話になっているギャラリーにご挨拶に立ち寄ったところ、この日の朝は倉敷川に薄氷が張っていたそうです。

有隣荘
有隣荘

澄み切った冬の青空を背景に、1つ1つの建物がいつもよりきれいに見えました。

大原美術館
大原美術館

いつもは人通りが多く、建物のみを写真に撮ることはなかなか難しいのですが、この日は人通りを気にせずに落ち着いて写真を撮ることができました。

こんなことを言うと叱られそうですが、こんな静かな日もいいな、と思いました。

その他の納品や予定していた打合せなども無事に済ませ、昨晩淡路に戻ってきました。落とし物に親切に対応して下さった総社料金所と吉備サービスエリアの皆様、本当にありがとうございました。(Ku)

寒い日が続いています

よく冷え込んだ18日朝の工房の庭の風景です。

氷が張ったメダカの火鉢
氷が張ったメダカの火鉢

メダカを飼っている火鉢の水はカチンコチン。

でも氷の下でメダカはちゃんと生きてます(この後氷は割っておきました)。

火鉢の横に頭を出しているのはスイセンです。まだまだ春は遠いようです。

寒さに耐えるソラマメ
寒さに耐えるソラマメ

ソラマメは畑で寒さに耐えています。

朝はこんなふうにちょっとしおれたような感じなのですが、陽が当たり始めると見違えるようにスクッと元気になります。

ソラマメは冬の霜に当てないとうまく育たないそうで、”ああ、ソラマメでなくてよかった~” と私は思うのです。

カラカラになっていた植木鉢に水をやろうとしたのですが、蛇口は回らないし、蛇口につないでいるホースの中に残っていた水も凍ってしまったらしく、ホースを持っても ”バリバリッ” と氷の砕ける音がするばかり。朝の水やりはあきらめました。

そんな寒さの中で見つけたのが、”シイタケ” です。

丸太に生えたシイタケ
丸太に生えたシイタケ

以前薪用にもらった伐木の中にあった太い丸太をベンチ代わりに庭に転がしてあるのですが、この寒さの中、その丸太の凹みにシイタケがポコポコと生えているではありませんか。

小さくてちょっと分かりにくいのですが、上の写真で赤丸で囲んだ所にシイタケが生えています。

こんな寒い冬になぜ…。と思い調べてみると、シイタケは寒さに強く、冬のシイタケは特に ”茹(どんこ)” と呼ばれ、ゆっくり育つので味がギュッと凝縮されて美味しいのだとか。お鍋に入れて食べるのが今から楽しみです(Ku)。

干し芋に魅せられて

年が明け、底冷えのするような毎日が続いています。

私達の作業場は淡路島を南北に分断する丘陵の上にあり、冬になると西風がまともに吹き付け、気温以上に寒さを感じるのですが、今年の冬は例年に比べて西風の勢いが弱いように感じています。その分だけ肌身に感じる寒さは少しはましなように思うのですが、それでもやはり寒さは身にしみます。

作業場の庭はまだまだ休眠状態なのですが、水仙の芽だけは元気にスクスクと育っています。そういえば、今日(1/13)の朝日新聞の朝刊に、淡路島南部の灘黒岩水仙郷の記事が写真入りで掲載されていました。『約500万本の水仙が咲き始め、見頃を迎えている』とのことです。

水仙郷から紀伊水道をのぞむ
水仙郷から紀伊水道をのぞむ

私達も4年ほど前に一度訪れたことがあるのですが、紀伊水道を望む南側の斜面一帯に、青い空と青い海に包まれて咲き誇る水仙の花はとても美しく、今でも心に焼き付いています。

水仙を下から見上げると…
水仙を下から見上げると…

もし近くに来られるご予定のある方は、是非、訪ねてみて下さい。

昨年末の弘法市で『干し芋』を買って来て作業場の薪ストーブで焼いて食べたらえらく美味しかった、という話を以前にご紹介いたしましたが、そのあまりのおいしさにすっかり虜になってしまった私達は、ならばいっそのこと自分たちで干し芋を作ってみよう、ということになりました。

ただただサツマイモを蒸して、切って、干せばいいのだろう、と想像しつつも、とりあえずインターネットで調べてみると、基本的にはそれでOKなのですが、干し芋に適した品種があることと、なるべくゆっくりふかした方が良い、ということがわかりました。

サツマイモの品種について、干し芋には“玉豊(たまゆたか)”や“玉乙女”という品種が適しているとのこと。どちらも私達には耳なじみのない品種なのですが、ふかしたときに“ベットリ”とした食感がでて、干し芋になってからでもほどよい柔らかさが保たれるのだそうです。

ところが、近所のスーパーに並んでいるのはどれも“鳴門金時”ばかり。

“鳴門金時”は“ホクホク”とした食感が特徴で、普通に食べるには美味しいのですが、干し芋にすると固く仕上がってしまうので、あまり適していないとのこと。それでも、まあとりあえずやってみようということになり、“鳴門金時”で早速取りかかりました。

いも、蒸してます
いも、蒸してます

まず、セイロはないので、厚手の鍋に金ざるを敷き、サツマイモを蒸し上げます。

なるべくゆっくり蒸した方が良いということなので、ふかし芋の香りに包まれながら1時間半ほど、じっくりと蒸し上げました。

いも、干してます
いも、干してます

蒸し上がったサツマイモの皮をむき、薄くスライスして天日に干すこと1週間。説明にあったとおり、確かにカチカチの、丁度干からびたチーズのような干し芋が出来上がりました。

干し芋のできあがり
干し芋のできあがり

ストーブの上にのせ、ほどよく焦げ目が付いたところをみはからって食べてみたのですが、やはり、弘法市で買ってきたものよりも堅めで甘さも少し物足りないような感じです。

家内は思ったよりも上手く出来たと上機嫌なのですが、私は、弘法市のものを口にしたときの、あの感動を期待していたので、少しがっかりしてしまいました。それでも、新しい冬の愉しみを発見できただけで、“よし”とすることにしましょう。

次は、芋の種類を変えて再挑戦です。(Hi)

未来を信じて…

昨日、工房の周りの庭の植え込みの中に水仙の新芽を見つけました。

落ち葉の積もる庭の土を押しのけるように、“ツンツン”と頭をもたげたその姿は、冬の寒さに健気に立ち向かっていこうとする“力”そのもののようで、“頑張っていこうよ!”と励まされているような気になりました。

今日は総選挙。

これから多難な時代を生き抜いて行かなければならない私達の、大きな大きな“船”の舵取りを任せる人達を選ばなければならない大切な選挙です。

いろいろと争点が多くなりすぎて、何を優先すればよいのか、正直、迷いの尽きないところです。私達夫婦の間でも、折に触れて、様々な問題について議論の絶えない2週間でした。

ただ、耳あたりの良い言葉や勇ましいかけ声、具体性に乏しいキャッチコピーなどには惑わされずに、どのような社会になって欲しいのかをじっくりと考えて、貴重な一票を投じたいものだと考えています。

それにしても、ここに来てにわかに新しい政党が乱立し、いいようもない違和感を感じています。

このブログのタイトルを“未来を信じて…”といたしましたが、決して“日本未来の党”を信じて…、という意味ではありません。言葉のまま、素直に私達の目の前に拡がっている“未来”を信じたいという思い以外の何ものでもございませんので、くれぐれも誤解されませぬように。

先週は、民藝館展の講評のために東京へ行ってきました。

深夜バスを用いた2泊1日?の強行軍だったので、体力的には少々きつかったのですが、審査委員の方々の講評はどれも、真摯にものづくりに取り組んでいる人達の背中を力強く支えて下さる姿勢が一貫していて、とても励みになりました。

私の今回の出品作は“朝鮮棚”とよばれる李朝のものを参考にした飾り棚とスツール2種の計3作だったのですが、いずれも準入選でした。入選作品並びに準入選作品は東京駒場の日本民藝館にて12月23日まで公開されていますので、お近くの方、ご興味のおありの方は是非足を運んでみて下さい。

あまり時間の取れない東京行だったのですが、開業当初の姿が復元されたという東京駅舎を見学してきました。

東京駅舎
東京駅舎

東京駅舎は1914年に開業したのですが、1945年の東京大空襲によりその大部分が焼け落ちてしまい、いろいろと復旧工事をくり返して近年の姿になったそうです。このたび改めて、鉄筋レンガ造り3階建てへの大規模な復元工事が完了し、開業当初の姿が復元されたということです。

東京駅舎-夜景-
東京駅舎-夜景-

第一印象は、“気品の高さと優雅さ”でしょうか。日本の歴史的建造物、というとやはり木造建築の“質実剛健”という印象が強いのですが、レンガ造りの洋館建築を通して、西洋の技術や思想へ向かう登り坂を勢いよくのぼっていく当時の日本の姿を感じました。

ただ、駅舎の周囲には近代的で無表情なビルが立ち並び、その中に埋没してしまっているという感じで、さらには信号機や道路標識、ガードレール等が雑多に配置されていて、やむを得ないことなのは承知しているのですが、すこし残念な気がしました。

ホクホクの焼き芋です
ホクホクの焼き芋です

工房ではいま、秋の展示会でご注文頂きました椅子などの漆塗りの作業を進めながら、テーブルの製作に入ったところです。薪ストーブも大活躍で、こんな美味しそうな(実際に美味しかったのですが!!)焼き芋もおやつに楽しんでいます。(Hi)