木曜日から、倉敷での展示会です。

今週の木曜日、10月18日より、倉敷での展示会が始まります。

2018年倉敷での展示会のお知らせ
2018年倉敷での展示会のお知らせ

DMの写真は、新居の縁側で撮影したものです。

写真の作品は、倉敷では初めての展示となるコンパクトなバタフライテーブルとスツールです。

このスツールは、脚を旋盤加工で製作しており、見た目が軽やかなだけでなく、重さも抑えた持ち運びやすい椅子になっています。

このほか、積み重ね式の棚、ダイニングチェアなどの家具や、額、トレイなどのコモノの展示販売をいたします。

注文製作や家具のリフォーム、修理なども承りますのでお気軽にご相談ください。

2018年倉敷での展示会のご案内
2018年倉敷での展示会のご案内

昨年まで展示会を行っていた『スペースみき』はリニューアルし、『滔々ギャラリー』になりました。

展示室は大原美術館寄りの鉄筋コンクリート造の方へ変わりますが、ギャラリーの場所は変わりません。岡山市民になった以外は何も変わらない私たち2人がお待ちしておりますので、安心してお越しください。(Ku)

【岡山移住顛末】-その2-「さあ、物件を探そう!」

昨年6月に始動した私たちの岡山移住計画。

「広~い岡山、どこに住むか」を決めるためには、現状の問題点や将来の希望を考え、「どのようなことが必要なのか」をきちんと整理することが大切だということに気がつきました。

まず、仕事に関して。

・仕事で発生する音などが周囲に迷惑にならないこと
機械を使って木材を加工しますので、それなりの騒音や若干のホコリが発生します。薪ストーブも使いたいので、ちょっと煙も出るかもしれません。これらがご近所のご迷惑にならないようにしなければなりません。したがいまして、市街地などの住宅密集地は避ける必要があります。

・地理的な位置
展示会の開催や、お客様への配達、材料や消耗品の調達などを考えれば、幹線道路やインターチェンジなどへのアクセスが良いにこしたことはありません。

・職住一体にする
現在は住居と工房が離れており、毎日車で15分ほどかけて通勤している状態です。事務的な仕事は自宅で、製作は工房で、と分けて作業するのはたいへん効率が悪く、これまでの悩みどころでした。職住一体にすれば、通勤時間がなくなるだけでなく、生活と仕事がうまく融合して両方の効率がかなり良くなりそうです(お弁当の支度もいらなくなりますし … )。

そして、日々の生活に関して。

・一生住み続けられること
買い物や病院など、日々の生活に最低限必要な用事にはあまりストレスを感じたくはありません。また、公共交通機関が利用できる場所であれば、年を重ね、将来車を運転できなくなった場合にも、体が動く限りはなんとか生活できると思います。

・自然災害に対して強いこと
土砂災害、河川の氾濫などの自然災害に対する安全性にも配慮する必要があります。
(これについては、地形図やハザードマップを活用しました。)

こうやって文字にしてみると、かなり贅沢で、無理のある条件のようにも見えますが、さいわい(?) 2人とも、神戸などの街中に出掛けると1日でヘトヘトになってしまうような田舎育ちなので、私たちにとっての ” 便利さ ” にはかなりの許容範囲があります。スーパーがあればコンビニは不要とか、自転車で無理なく行ける距離であれば  ” 近い ” とか 、公共交通機関だって1時間に1本あれば十分とか …  。

とりあえず、上記の「地理的な位置」の条件から、おおまかに候補地の範囲を決めました。

「吉井川よりも西、高梁川よりも東で、国道2号バイパスよりも北、津山までは北にあがらない」

なんともざっくりですが、まあこの範囲なら、岡山県内の主な市街地および近畿圏へのアクセスに特に不便は感じないかな、というところです。

また、ずっとそこに住み続けたいということと、予算に限りがあることから、「土地付きの中古物件を購入する」という方針を決めました。

それに加えて今回、私の両親も一緒に岡山に移住することになり、できれば同じ敷地内に、ということで、それも条件に含めることになりました。

そして、7月に入り、いよいよ具体的な家・土地探しに取りかかりました。

今回私たちは、淡路に住みながら岡山の土地や家を探すために、まずはインターネットの情報を利用しました(なんて便利な世の中!)。

不動産サイトなんてこれまであまり見た事がなかったので、掲載されているいろいろな物件に興味がわき、ついつい、絶対に候補になり得ないような物件(ビルとか、豪邸とか…)にも見入ってしまうという道草をしながらも、価格、広さなどの条件が合うものをピックアップするという作業を進めました(自然環境などの細かい点についてはその後で絞り込むことにしました)。

ちょっと郊外へ出れば、山林何万m2付きとか、田んぼ何ヘクタール付きとか、ぶどう園付き(岡山ならではですね)などという広大な土地が、家付きで数百万円で売り出されていたりして、「おお、なんとかなりそう?!」とちょっと楽観的になったのですが、掲載データを見慣れてくると、「市街化調整区域」とか、「都市計画区域」とか、「農地法」などという言葉が気になってきました。

少し調べてみると、それらは、購入したり、事業をしたり、家を建てたり改築したりすることにいろいろと制限があり、地縁のない私たちにとってはかなり大きな障壁になりそうだということが分かりました。

ただ、私たちのような小さな工房もその対象になるのか、などというような具体的なことが分からず、「これはしっかり確認しなければ」ということになりました。

淡路でも近年、移住促進のためにいろいろな工夫をしているようですが、岡山の各市町にも、移住のための支援をして下さる窓口があるとのことで、とりあえずそちらに出掛けて相談にのっていただくことにしました。

この、具体的に岡山へ出掛けて行ったのを機に、私たちの移住計画は、予想外の急展開をみせることになるですが、それはまたこの次に。

 

さて、来月、5月22日から、今回初めてとなる、芦屋での展示会を予定しております。

詳細は、ホームページの「展示会案内」をご覧ください。

先日、DM用の写真を、移転先の岡山の家で撮影してきました。

建部の家の土間で撮影したDM用写真です。
建部の家の土間で撮影したDM用写真です。

こんな感じのちょっと広い土間があるので、移転後は展示スペースにしたいと考えています。

作品は小さめのバタフライテーブルです。

木目のきれいなタモ材を用い、拭漆で仕上げてあります。

用途に応じて天板を拡げたりたたんだりすることができますので、いろいろな使い方をして頂けると思います。

是非展示会にて実物をご覧ください。

(Ku)

 

 

 

遅ればせながら・・・

遅ればせながら、

新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします
本年もどうぞよろしくお願いいたします

この  ” ごきげんなひょうろくだま ”  のように、ニコニコ愉快に、そして健康に1年を過ごせるよう2人でがんばってまいりますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年は新たに、芦屋での展示会を5月に予定しております。

今年の展示会の予定は、近日中にホームページ上でご案内させていただきますので、いましばらくお待ち下さい。

(Ku)

 

 

来週から、倉敷での展示会です。

汗ばむような暑い日があったり、肌寒いような日があったりで、まだまだ大活躍の半袖Tシャツに加えて長袖トレーナーを慌てて引っ張り出したりと、衣替えのタイミングに悩んでいます。

そのためタンスに収まりきらない衣類が何枚かあり、なんだか少々乱雑な感じがする我が家です。

そうこうしているうちに、早いもので、もう10月も半ばを迎えました。

お知らせが少々遅くなりましたが、来週24日(火)からは倉敷での展示会です。

おかげさまで、今年で13回目を迎えます。

倉敷での展示会のご案内-1(2017年)
倉敷での展示会のご案内-1(2017年)

DMの写真は、このブログで7月にも紹介しました「隅切りの棚」です。

このほか、天板の広さを変えることができる「ゲートレッグテーブル」や、新たに製作した中サイズの仏壇(完成間近です)、定番の椅子、スツール(スツールは昨年から少々改良を加えました)などを展示する予定です。

倉敷での展示会のご案内-2(2017)
倉敷での展示会のご案内-2(2017年)

いつものように、家具に加えて、額、トレイや、ボタン、モビールなどのコモノも展示販売いたします。

注文製作や、お持ちの家具の修理・リフォーム等も承りますので、お気軽にご相談ください。

まだポスターの制作などの細かい準備や、梱包作業などが残っています。

これからの1週間は、準備で少々ハードになりそうですが、会場でたくさんの方々にお会い出来ることを楽しみにしてがんばりたいと思っています。

それでは、会場にてお待ちしております!!

(Ku)

 

作品の紹介-2

毎日毎日、暑~い日が続いています。

ぬる~い風を送ってくれる扇風機と、お風呂に垂らす「ハッカ油 」、それと、寝るときのアイスノンで、今年もなんとかこの夏をやり過ごそうとしている私たちです。

例年だと、お盆を過ぎると、朝晩は多少は涼しくなるのですが、さて、今年は・・・?

 

前回から少々間が開いてしまいましたが、新作の紹介「第2弾」をお届けします。

今回は、今年4月のサンコアさんで展示したお仏壇です。

これまでの定番の作品のひとつに、幅30cmほどの『 厨子 』があります。

この『 厨子 』は、お仏壇としては、小さなお位牌や、故人の思い出の品などを納めてお祀りすることを想定し、リビングなど、置き場所を選ばないよう、あえて小さめにしています。

ただ、お位牌の他に、ご本尊や、他の仏具も納めるにはやや小さいので、今回、より一般的なお祀りができるような、もう少し大きいサイズのものを製作しました。

新作のお仏壇-1
新作のお仏壇-1

寸法(外寸)は、幅700×奥行415×高765mmです。

材料は、栓(せん)。拭漆仕上げです。

全体的にチラチラしている模様は、「 縮み杢 」という、年輪 とはまた異なる木の模様で、漆を塗ることで美しく際立っています。

すべての栓の木にこのような紋様が現れるわけではなく、今回、特にこのような模様を持つ材料を選んで製作しました。

新作のお仏壇-2
新作のお仏壇-2

扉を開くと、中には 取り外し可能な ” 須弥壇 ” と、 ” 引き出し ” 、 ” 膳引き ” があります。

正面に見える ” 向こう板 ” には「 玉杢 」のきれいな材(こちらも ” 栓 ” です)を使用しています。

天板は、稜線のある緩やかな曲面としました。

新作のお仏壇-3
新作のお仏壇-3

扉の外側は平面ですが、内側は曲面に仕上げてあります。

お仏壇は通常、扉を開いたままにしておくので、柔らかな雰囲気が出るよう、内側は曲面を多く用いたデザインとしています。

扉を閉じると、逆に直線的なデザインが前に出るので、リビングなどに置いていただいても違和感は無いと思います。

最近では、昔ながらの仏間を用意することは難しい場合が多いと思います。

家具工房として、現代の生活に溶け込むような祈りの空間をつくるお手伝いもできれば、と考えています。

(Ku)

 

 

新しい作品を紹介します-1

ここ数日、ジメジメとした暑さが続き、あわてて扇風機やタオルケットを引っ張り出しました。

比較的雨の少ない今年の梅雨ですが、このまま夏本番に突入していくのでしょうか…

さて、今年前半の展示会シーズンが一段落したところで、これまで紹介しきれていなかった新しい作品を順次とりあげていきたいと思います。

まずは「隅切りの棚」です。

これは、今年5月の淡路での展示会用に製作したものです。

「隅切りの棚」-1
「隅切りの棚」-1

材料はタモ。 軽やかな雰囲気を出すため、オイル仕上げとしました。

和室にも洋室にも合うシンプルな棚です。

「隅切りの棚」-2
「隅切りの棚」-2

寸法は、幅800mm×奥行420mm×高さ1,055mmです。

隅を切った台形のためか、サイズの割にコンパクトに見える、すっきりとした棚に仕上がりました。お部屋のコーナーにもすっきり収まります。

 

もうひとつ、コモノを。

「ごきげんなひょうろくだま」モビールです。

知り合いから頂いた柘植の枝を使ってモビールにしました。

「ごきげんなひょうろくだま」モビール
「ごきげんなひょうろくだま」モビール

これまで、手で触ったときに心地よいコロッとした形のマグネットやストラップを作ってきたのですが、それらをちょっと変形させてみたのが「ごきげんなひょうろくだま」の原型になりました。

”ひょうろくだま ”という言葉は、本来は「ちょっとのろまでマヌケ」などと、あまり良い意味では使われないのですが、その音感からか、私にはどちらかというと、憎めない楽しげな印象が強く、この手のひらサイズのごきげんな表情の ” シッポのはえた玉 ” に、「ごきげんなひょうろくだま」と名付けました。

「ごきげんなひょうろくだま」
「ごきげんなひょうろくだま」

「ごきげんなひょうろくだま」シリーズには、モビールの他、” 置くタイプ ”、” 卓上モビール型 ” などいくつかのタイプがあります。

これらは、手仕事品の販売サイト「iichi」(https://www.iichi.com/shop/G9406342)からもご購入いただけますので是非ごらんください。

(Ku)