本年もよろしくお願いいたします

新 年 あ け ま し て お め で と う ご ざ い ま す。

年賀状(2015)
年賀状(2015)

毎年、年賀状やブログに新年のごあいさつを書くたびに、1年経つのは早いなあ、と感じます。

過ぎてしまえばあっという間でも、1回1回の展示会やお客様との出会い、日々の生活の中での小さな発見や感動など、やはり1年1年それぞれが、かけがえのない時間です。

マイペースではありますが、世の中の喧噪に流されることなく、しっかり踏みしめながら年を重ねていくことができれば、と思っています。

今年も充実した1年になるようがんばっていきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2015年1月1日  太田秀世・久美子

今年も、全ての展示会が無事終了いたしました

先週末は、倉敷での ”アイビーバザール” に参加してまいりました。

すきま風や石畳の床冷房(!!)で寒さに打ち震えた昨年の経験から、今年はダウンジャケットや大量のカイロなどで完全武装。それに加えて、ホテルで沸かしたお湯をポットで運び、熱~いお茶やインスタント味噌汁で温まりながら楽しい2日間を過ごすことができました。

ライトアップされた『アイビー学館』
ライトアップされた『アイビー学館』

急な冷え込みの中、脚をお運びくださった皆様、ありがとうございました。

また、実行委員やスタッフの方々には搬入搬出などたいへんお世話になり、感謝するばかりです。

このアイビーバザールで、今年も全ての展示会を無事に終えることができました。来年も、たくさんの方々に楽しんでいただけるようがんばっていきますので、どうぞよろしくお願いいたします(来年の展示会の予定は、近日中にホームページ中の『展示会案内』でご案内させていただきます)。

さて、先日、本年度の 『日本民藝館展』 の審査結果通知をいただきました。おかげさまで、今回出品させていただいた積み重ね式の本棚 「拭漆四段積書棚」 が入選を頂きました。

積み重ね式の本棚
積み重ね式の本棚

昨日13日より、東京駒場の ”日本民藝館” で開催されている 『日本民藝館展』(外部リンク) で展示して頂いております。機会がございましたら、是非脚をお運びください。(Ku)

今週末は”アイビーバザール” です。

この週末は、倉敷のアイビースクエア内で開催される 『IVY Buzzurl (アイビーバザール)』 に出展します。? 私たちにとって、今年最後の展示会になります。

昨年に続く2回目の開催で、陶芸,金工,布,木工,ガラス,革,絵,花など様々な分野の作り手が50組以上参加する楽しいイベントです。

アイビーバザールのご案内-1
アイビーバザールのご案内-1

2014年アイビーバザールのご案内-2
アイビーバザールのご案内-2

バザールの会場は125年前に建てられたレンガ造りの建物で、床は石畳、窓ガラスも当時の口吹きガラスのままという、たいへん趣のある空間です。ただ、昔の建物だけあって、まるで、冷蔵庫の中のようにシンシンと冷え込みます(屋外よりも寒いかも…)。

建物の雰囲気に負けない、個性豊かな作家さんが勢揃いする2日間、倉敷観光も兼ねて是非脚をお運びください。

私たちは、昨年の出展場所とほぼ同じ、会場北西側の壁際のブースでお待ちしています!!(Ku)

倉敷での展示会が無事終了しました

おかげさまで、今年も倉敷での展示会が無事終了いたしました。

これも多くの方々の暖かいご支援があればこそと、深く感謝いたしております。これからも初心を忘れることなく、よりよいものづくりに励んでいこうと考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

今年の展示会-1
今年の展示会-1

少々冷え込んだものの、お天気にもめぐまれ、搬入から搬出まで順調に行うことができました。

今年の展示会-2(2014年倉敷)
今年の展示会-2(2014年倉敷)

今年は定番の長椅子を畳の上に展示してみたところ、和室にも合うとご好評を頂きました。

今年の展示会-3(2014年倉敷)
今年の展示会-3(2014年倉敷)

ギャラリーのオーナーのお姉様がお花を活けてくださり、グッと空間が引き締まりました。

冷え込みの中、会場に脚をお運び下さった皆さま、本当にありがとうございました。

たくさんの方が私たちのことを気に掛けて下さっていることを改めて感じた今年の展示会でした。皆様の気持ちにしっかり応えるよう、いっそうがんばらねば、と思いました。

帰り道
帰り道

ギャラリーは大原美術館の敷地と隣接しており、1日の展示が終わると、大原美術館を回り込むようにしてホテルへ帰ります。

この季節、夕方6時を過ぎるともう辺りは暗く、美術館や倉敷川沿いはきれいにライトアップされています。

ライトアップされた大原美術館
ライトアップされた大原美術館

人通りが落ち着いた静かな倉敷川沿いを、”今夜は何食べようか?” などと相談しながら歩くひとときも、倉敷での展示会での楽しみです (ちなみに、今年は新しいお店を開拓しました)。

今年はもういちど、『アイビーバザール』 (12月6,7日 倉敷アイビースクエア)への出展のために倉敷に出掛けます。

様々な分野の手作り作家が50組以上参加する楽しいイベントですので、是非お出掛けください。(Ku)

おかげさまで、10回目を迎えます。

いよいよ来週の火曜日から、倉敷での展示会 『太田秀世 木工展-2014-』 が始まります。

現在、最後の追い込み準備中で、ブログの更新もイレギュラーになってしまいました。

倉敷での展示会は、おかげさまで今年で10回目を迎えます。

会場は、初めての個展からお世話になっているギャラリーで、ドライで面倒見のよいオーナーさんに支えられながら、これまで続けてくることができました。

これからも、長く回を重ねていきたいと思っています。

机(DM)
机(DM)

ご案内のDMの写真は、書き物机やサイドテーブルなどとしてお使い頂ける、拭漆仕上げの小さめの机です。

コンパクトですが、曲面の柔らかなシルエットが特徴です。是非会場でご覧になってください。

会期を通じて2人で在廊しておりますので、お気軽に脚をお運びください。
(詳細は、ホームページ『展示会案内』に掲載しておりますのでご参照ください。)

倉敷の展示会のご案内
倉敷の展示会のご案内

さて、準備でバタバタしていても、季節はしっかり進んでいきます。

工房の庭では秋の花々が咲き始めました。

「大文字草」の花
「大文字草」の花

「大文字草」は、花の形が、漢字の「大」の字に似ていることからその名が付いたそうです。人の形にも見えます。

「ツワブキ」の花
「ツワブキ」の花

毎年盛大に真っ黄色い花を咲かせてくれる「ツワブキ」。

” フキ” と同じように食べられるようですが、厳密には ” フキ” ではないそうです。

1
「ホトトギス」の花

これは、「ホトトギス」 の花。

鳥の ”ホトトギス” の胸の模様に似ているためにこの名が付いたそうですが、私はどうしても、アニメの ”ドラゴンボール” に出て来た、なんとかいうエイリアン(?) を思い浮かべてしまいます…。

花を開く直前の「リンドウ」
花を開く直前の「リンドウ」

蕾がほころび始めた「リンドウ」。

きれいな花がこんな風にギュッと畳まれているのが不思議です。

ブロッコリー
ブロッコリー

おっと、これは花を開かせてはいけません。

ブロッコリーは花が咲く前に私たちのお腹に納めます。(Ku)

『引出棚』の納品

今回は、2週間ほど前に納品しました 『引出棚』 の紹介をさせて頂きたいと思います。

6月の淡路での展示会においでくださったお客様から、以前古い家を取り壊した際に保存しておかれた床の間の ”床板” と、”違い棚の棚板” を使って、息子さんが新築される家で使うことのできる何かを、というご相談をいただきました。

実際にご使用になる息子さんご夫婦のご希望で、床の間に置く小ぶりな 『引出棚』 を作らせていただくことになりました。

材料をお預かりして状態を確認したところ、”床板” はけやき材,”棚板” は栃材であることが分かりました。

”床板” のけやき材は大きかったのですが、反りのため、棚の側板としては十分な厚みをとることが出来なかったので、このけやき材は引出の鏡板として用い、側板は厚みのしっかりした ”棚板” の栃材を使って製作することになりました。

引出棚-1
引出棚(幅680×奥行300×高さ300mm)

側板に使用した”棚板” だった栃材は、もとの塗装を削り落とすときれいな木目が現れました。

引出のつまみはアクセントにウォールナットで製作しました。

新築の床の間に収まった『引出棚』
新築の床の間に収まった『引出棚』

新しい畳と木の香りでいっぱいの新築の家の床の間に、昔の家の床の間の材料で作られた棚が無事に収まりました。

結婚祝いではないのですが、マザーグースの幸せのおまじない「なにかひとつ古いもの」 と、「なにかひとつ新しいもの」 を兼ねた素敵な贈り物のお手伝いができてとても嬉しく思っています。(Ku)