月とお芋

刻一刻と台風19号が近づいてきています。

まだ雨は強くありませんが、風の音は少しずつ強くなってきました。

今回の台風19号は ”猛烈な台風” ということで、昨日の日曜日に仕事をして、今日は自宅で台風をやり過ごすことにしました。

風で飛びそうな物の片付けや工房の雨漏り対策など、ひととおりの備えはしたので、あとはできるだけ穏便に通り過ぎてくれることを願うばかりです。

さて、先週の水曜日は久しぶりに皆既月食を眺めることができました。

初めは、道ばたに双眼鏡とカメラを構える怪しい2人組み (そう、それは私たち!!) だけでしたが、皆既状態になった頃には、ご近所の方々も外に出て来られ、にぎやかなひとときになりました。

皆既月食(2014.10.8)
皆既月食(2014.10.8)

空にぽっかり浮かんだ赤銅色のお月さま。

何回見ても幻想的です。

次回は来年4月とのこと。またお天気に恵まれますように!

収穫したサツマイモ
収穫したサツマイモ

今年も ”干し芋作戦” は着々と進行中。

去年は収穫が遅かったためか、お芋が大きくなり過ぎて ”す” が入っていたり、蒸しても充分柔らかくならなかったりしたので、少し早めに収穫しました。

去年より少し少ないですが、2人で食べるには充分です。

これからしばらく熟成させてから、干し芋に加工するのですが、保存期間中はネズミやイタチの襲撃に要注意です。(Ku)

秋の展示会の準備

11月に、今年で10回目となる倉敷での展示会を控え、工房近くの公園でDM用の写真撮影をしてきました。

秋晴れの公園
秋晴れの公園

秋晴れの、雲ひとつ無い青空の下、きれいに拡がった芝生と、紅葉が始まりかけた木々… 。

ごろんと昼寝をしたくなるような心地よい昼下がりのひととき、作品をかかえ、あっちだ、こっちだ、と撮影場所を探してウロウロするちょっと怪しげな私達2人組でしたが、なんとか満足する写真を撮ることができました。

DMが出来上がりましたら、またご報告させていただきます。

その公園の一角で、久しぶりに実の付いたイヌマキの生け垣を見つけました。

イヌマキの実
イヌマキの実

関西ではあまり見かけませんが、私の出身地である静岡県の遠州地方では、イヌマキのことを、”細葉(ほそば)”? といい、多くの家で生け垣にしています。

雌株にだけ実が付き、遠州弁ではこの実のことをなぜか ” やんぞうこんぞう ” といいます。

赤く熟した方は食べられるのですが、青い方はずっと青いままで、こちらは食べられません。

実家の生け垣にも実が付いていたなあ、と懐かしく思い出しました。

ハラビロカマキリの威嚇
ハラビロカマキリの威嚇

工房の庭のハヤトウリの葉の上に立派なハラビロカマキリが。

カメラを向けると威嚇されました。(Ku)

<追伸> このブログを書いている最中に、近くの温室でボヤがありました。
なんだかバチバチ大きな音がするなあと思っていたら、焦げ臭いニオイが…
そのうち外を黒い燃えかすがいっぱい飛び回りはじめました。
これはただ事ではない!と、外へ出てみると、住宅地から離れた向こうの丘の途中からモクモクと煙がわき上がっていました。
花などを育てている温室の一角でボヤがあったようで、その後消防車が到着し、無事に鎮火したようです。

夕焼け空

今週は、丸太で仕入れた材木の、製材や工房への搬入などで大わらわでした。

昨日も一日中、養生のための割れ止め処理や板の積み替えなどの作業をしてきました(今回の材木の仕入れについては、一連の作業終了後にまとめてご報告させていただく予定です)。

1日の作業を終えて工房から出ると…

夕焼け空と風車
夕焼け空と風車

うろこ雲やいわし雲が重なったような、いかにも秋らしい雲を透かして、きれいなあかね色の夕焼けが拡がっていました。

この何年も、9月はまだ残暑の真っ直中、という感じでしたが、今年はもうすっかり秋めいて、夜中に寒さで震えて慌てて毛布を引っ張り出すほどの涼しさです。

近くの神社から聞こえる祭り囃子の中、周囲の田んぼでは稲刈りも始まり、工房の畑では秋なすが鈴生りです。

そして、食欲の秋も…。

久しぶりの秋らしい秋を感じる今日このごろです。(Ku)

この夏は、冷麺。

2人とも冷麺が好きで暑い季節にはよく食べるのですが、この夏はインスタントの冷麺にハマってしまいました。

買い置きができるというだけでなく、「まるで、生めん」 という宣伝文句通りのツルツル、モチモチの歯ごたえが気に入って、キラキラしたその袋はこの夏、常に我が家の収納棚に並ぶことになりました。

今夜も、冷麺
今夜も、冷麺

そして今夜も。

インスタントということで少々安直ではありますが、具をいろいろのせればそれなりにごちそう感がでます。

今夜は、半熟ゆで卵,蒸し鶏,蒸しなす,もやし,かにかま,シメジ,キムチをのせていただきました。

あと2回分のストックがあります。

次は何をのせようかな… (Ku)

無事に実りの秋になりますように!

夏らしく晴れた日が数えるほどしかなかったこの夏。

野菜の高騰のニュースを目にすることも多く、これからのおいしい果物の季節が少々心配な今日このごろです。

ありがたいことに、工房の畑では台風や天候不順の影響はほとんどみられませんでした。

たくさん穫れた”坊ちゃんかぼちゃ”
たくさん穫れた”坊ちゃんかぼちゃ”

今年は坊ちゃんカボチャがたくさん実を付けました(上の写真は今手元に残っている分で、すでに8個ほど食べました)。

毎朝せっせと、虫と一緒に受粉に協力してあげた甲斐がありました。

キュウリもよく実り、” 朝起きたらキュウリかカッパになっているかも…” と心配になるくらい、毎日のように2人でボリボリと丸かじりしておりました。

第二弾の ”地這キュウリ” も、やや弱々しいものの実を付け始めています。

今まであまり元気の無かったナスもここにきて大きな実を付けるようになりました。

3年ぶりに植え替えた ”はやとうり” も葉を茂らせています。

無事に実りの秋を迎えられますように!!

白いゴーヤ
白いゴーヤ

お隣からいただいた白いゴーヤ。

毎年きれいなゴーヤのカーテンを育てられているのですが、今年は初めて、半分を白いゴーヤにされたそうです。

ツルッとしていて、ヘタを切ったら、まるで樹脂で作ったゴーヤのオブジェみたい。

チャンプルーにして頂きました。(Ku)

不思議な花

空梅雨が明けてまた酷暑の夏か、と覚悟したのも束の間、再び梅雨入りしたかのようなはっきりしないお天気が続いています。

また、各地で豪雨災害が起こり、土砂や泥水に埋まった各地の様子を連日のように目にし、心が痛むばかりです。

被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。

昨今の雨の降り方は明らかに以前とは変化しており、もはやどこでどのような災害が起こるかは分かりません。

自然の力に対する人間の知恵には限界があり、自然に対してもっと謙虚にならなければいけないと痛感します。

花を咲かせた”タカサゴフヨウ”
花を咲かせた”タカサゴフヨウ”

曇りがちなお天気の工房の庭では、”高砂芙蓉” が可愛らしい花を咲かせました。

葉が長いくさび形で鏃(やじり)のような形をしていることから ”矢の根梵天花(やのねぼんてんか)” とも呼ばれるそうです。
(正しくは、”矢の根梵天花”が正式な名称で、”高砂芙蓉” は園芸用の別名のようです。)

これがちょっと不思議な花で、昨年は蕾がいくつもあったのに花がひとつも咲かず、でも秋になるとしっかりと種をつけていました。

調べてみると、別の花と受粉するのが難しい環境では、子孫を確実に残すためにあえて花を開かずに、つぼみの中で自家受粉をして種をつくるのだとか。

このように、花を開かずに種をつける花(?) を 「閉鎖花」 といい、ツユクサやスミレなどにもみられるのだそうです。

今年はきっと ”これなら他の花と受粉できるわ!”? と、花を咲かせてくれたのでしょう。

ただ、一見可憐な草花のようですが、実は「半低木」なのだそうで、成長と共に茎が太くなり、本来の ”低木” の姿に変わっていくとのこと。

また、南米原産の帰化植物で、繁殖力が旺盛なため、増え過ぎにも注意が必要なのだそうです。

以前、”ミント” を地植えにして 雑草化させてしまった失敗もあるので、注意して育てていきたいと思います。(Ku)