実りの秋

周りの田んぼでは稲刈りもほとんど終わり、工房へ通う道ばたには”栗ひろい”ののぼりが立ち並んでいます。実りの秋です。

工房の畑では、昨年の掘り残しの根っこから芽を出したハヤトウリにも実が着き始めました。今年はせっせと肥料をやったせいか、1株なのにこの茂りようです。

よく茂ったハヤトウリ
よく茂ったハヤトウリ

やはりハヤトウリの花にはスズメバチがやって来ます。ブーンブーンと音をたてて飛んで来ては小さな花の蜜を吸っていきます。刺激をしなければ襲ってくるこ とはありませんし、蔓の整理や草むしりなど、ハヤトウリの周りで作業をしているとあちらも遠慮しているのか近づいて来ないようです。お互いに(?)相手を尊重して安全にハヤトウリに近づ ことを心がけています。

ハヤトウリに来るスズメバチ
ハヤトウリに来るスズメバチ

先日の”アート・クラフトフェスティバルinたんば”に行く途中に立ち寄った道の駅で立派な”丹波栗”を買って来たのですが、大好きな栗ご飯だけでは食べきれず、”渋皮煮”にしました。

栗の渋皮煮
栗の渋皮煮

ネットいっぱい1.5kgほどあったうちの1kgを2人でせっせと皮むきし、湯がくこと数回。砂糖を入れて炊きあげ、仕上げにたっぷりのブランデーを。

皮をむくときに渋皮にもキズを付けてしまったためちょっと渋皮がむけてしまったものもありますが、おいしそうに炊きあがりました。瓶詰めにして保存食に。

”イワシャジン”の花
”イワシャジン”の花

秋の花も咲き始めました。”イワシャジン”の真っ白いきれいな花が見頃です。(Ku)

謎の足跡

工房の掃除をさぼった翌朝、積もっていた木の粉の上に謎の足跡が…。

謎の足跡
謎の足跡

足跡をたどるとあっちに行ったり、こっちに戻ったり。かなりうろうろしたことがうかがわれます。

足跡の主は虫のようですが、すでに現場に姿はありませんでした。作業場内で普段見かける脚のある虫といえば、コオロギ,カミキリムシ,便所コオロギ(本当は”カマドウマ”というのですね),ゲジゲジくらいでしょうか。

正体は不明のままです。

夕陽に映える雲
夕陽に映える雲

台風が過ぎ去った20日の夕方、播磨灘に沈む夕陽に雲の下面がオレンジ色に照らされているのが見えました。

”台風一過”とはならなかっただけに、印象的な風景でした。

”iichi”のページ
”iichi”のページ

さて、このたび手仕事品の販売サイト『iichi』(http://www.iichi.com/)で私(久美子)の小物の販売を始めました。現在、カトラリーや木のボタン,もりのこマグネットなどを出品しています。是非ごらんください(「木工・漆」のジャンルです)。

現在製作中の”収納棚”は、引き出しの取っ手の取り付けと天板の組立を残すのみです。近日中に完成のご報告ができる予定です。(Ku)

材木の仕入れ

”梅雨明け”の声とともに青空が戻り、また暑い夏がやってきました。

青空と入道雲
青空と入道雲

もくもくとわき出るような入道雲を見ると、”夏”を実感します。

梅雨明け直前の水曜日に、四国に材木の仕入れに行ってきました。

仕入れてきた材木
仕入れてきた材木

今回は、以前から材木屋さんにすすめられていた製材済みのタモの丸太を購入してきました。一部を今ご注文頂いている収納棚の材料として使用します。

材木の長さは4m、一番重い1枚は厚さ約7cm、幅60cmあり、ざっと重さを計算すると100kg近いことになります。積むときは材木屋さんにフォークリフトで積んでもらえるのですが、降ろすときは人力です(今回借りたトラックにはユニックが付いているのですが、私たちはそれを使う資格を持っていないので…)。仮置き台を置いたり、いろいろ工夫をしながらなんとか2人で荷下ろしをしました。桟積みをし、あとは出番待ちです。

熟れたブラックベリー
熟れたブラックベリー

工房の庭のブラックベリーを初収穫しました。写真のように真っ黒に熟れたら採り頃です。初収穫は3粒でしたが、これから順次熟れていくはずです。採った分はとりあえず冷凍し、ある程度量がまとまったらジャムにする予定です。

大きくなったバッタ
大きくなったバッタ

5月に見付けたバッタの子供達も順調に成長しているようです。そこかしこに1~2cmほどに大きくなったバッタを見かけます。他のものは食べてもいいけど、ブラックベリーは食べないでね!!(Ku)

原寸図作成中

姫路のお客様から収納棚製作のご相談をいただきました。先々週、実際に設置される場所を見せて頂き、寸法や使い方、収納される物の大きさなど具体的なご希望をうかがってきました。その後、作製した1/10縮尺の図面をもとにFAXと電話でやりとりをさせて頂き、先日デザイン等が決定しました。

現在原寸図を作成中です。

原寸図製作中
原寸図製作中

今回は直線的なデザインで形としてはシンプルなのですが、引き出しもあり、木組みの部分については正確な製作のために1/1の原寸大の図面が欠かせません。

図面にはなんとかめどがつき、製作に取りかかれそうです。まずは材木選びからですが、今回は天気のよい日を見計らって久しぶりに材木の仕入れに行く予定です。

桔梗のつぼみ(6月21日)
桔梗のつぼみ(6月21日)

 

工房の庭ではいま、桔梗の花盛りです。先週くらいからつぼみがふくらみ初め、今週に入って少しずつ花が開き始めました。あざやかな紫がきれいです。

咲き始めた桔梗(6月28日)
咲き始めた桔梗(6月28日)

まるで”ポンッ”と音を立てて開きそうな桔梗のつぼみ。

開ききる直前の桔梗の花(7月1日)
開ききる直前の桔梗の花(7月1日)

あとちょっとで開ききる花は、ついつい開くのを手伝ってあげたくなります。

庭で見付けた玉虫
庭で見付けた玉虫

昨年掘り残した根から芽が出て茂り始めたハヤトウリの葉の上に玉虫を見付けました。毎年庭で1,2匹見かけるのですが、何度見てもきれいです。昔は「玉虫厨子」と聞いてもピンとこなかったのですが、実際にきれいな玉虫を見ると、装飾に使われるのがよく分かります。(Ku)

メダカの孵化

メダカが孵化しました。

孵化したメダカ
孵化したメダカ

4年ほど前、工房の庭に使わなくなった火鉢を置いてメダカを飼い始めました。おととし初めて孵化させたのですが、なにぶん初めてのこと、とにかく見付けた卵のほとんどを保護してしまいました。当然、相当な数の小メダカが誕生することに…。ホームセンターで買った改良種なので自然に返すわけにもいかず、知り合いにむりやり里子に出したり、鉢の数を増やしたりとたいへんでした。

そんなわけで昨年はメダカの数が多く、自然にまかせました。その後初代のメダカたちが寿命を終え始めたため、今年は2年ぶりに卵を保護して孵化させることにしました。もちろん今度はほどほどの数を。

2週間ほど前、卵が産み付けられた水草の根を切り取ってプラスチックの容器に保護。少しずつ孵化し始め、金曜日にざっと数えたところ、30~40匹になっていました。今回もちょっと多過ぎたかも …。

小さいうちは親メダカに食べられてしまうので、親メダカの口に入らなくなる大きさに成長してから庭の火鉢に移します。

カマキリとの再会
カマキリとの再会

庭のツワブキの葉の上にカマキリを見付けました。場所といい、大きさといい、5月に孵化して放したカマキリの1匹ではないかと思います。よ~く見ると小さな羽虫のようなものをくわえてこちらを睨んでいます。無事に成長している姿を見ることが出来、安心しました。とはいってもまだ3cmくらいの羽のない幼虫の姿。立派に成虫になりますように。

もう一つのカマキリの卵も6月初めに孵化し、こちらはブラックベリーの茂みに放してやりました。カマキリ密度の異様に高い庭です。

ところで、ひとつ残念なご報告が。4月に飼い始めたカブトムシの幼虫の様子を確認したところ、死骸が見つかりました。うっかり乾燥させてしまったようです。幼虫たちに悪いことをしてしまいました。見付けた場所に残した幼虫たちが無事に成虫になることを祈っています。

ビワのジャム
ビワのジャム

ところで、先週収穫したビワの中に、未熟だったり熟れ過ぎのものなど、生で食べられないものがバケツに1杯くらいあったのでジャムを作ってみました。

皮をむき、種や内側の薄皮、傷んだ部分を取り除くのに2人で2時間ほどかかりました。柔らかくなるまで煮た後軽くジューサーにかけ、さらに煮詰めて出来上がりです。結構手間がかかりましたが、ビワと砂糖、レモン汁だけで作ったジャムはビワの風味たっぷりでとてもおいしく出来上がりました(手前味噌ですが…)。朝食のパンに付けたり、ヨーグルトに入れたりして食べています。瓶詰めにしたものが5本ほど出来たのでしばらく楽しめそうです。(Ku)

ナナフシは意外に速く歩く

ブラックベリーの葉の上にナナフシのこどもを見つけました。体長2.5cmほどですが、ナナフシ独特の、まるで前に進むのを戸惑っているかのようなあのユラユラと左右に揺れながら歩く姿はもう一人前です。

意地悪しておしりの辺りをちょっと突っついてみるとびっくり!!ゆっくりゆっくり揺れながら歩いていたのがウソのような速さで、トトトト・・・と逃げ出すではありませんか。ナナフシは意外に速く歩くのです。

しばらくしてからまた見に行くと、そこは擬態の名人。再び見つけることはできませんでした。

ナナフシのこども
ナナフシのこども

実は今、モグラとクワゴマダラヒトリの幼虫(毛虫です)に庭を荒らされて困っています。モグラはミミズなどを食べるたのトンネルを掘って根を傷めます。音の出る風車を立てたり、モコモコと土が盛り上がったトンネルの形跡を見付けるたびに光が入るように穴を開けたり、臭いの強い防虫剤を入れたりといろいろ工夫してはいるのですが、それをあざ笑うかのように縦横無尽にルートを変えて庭に入り込んで来るのです。

毛虫は草花や野菜の新芽やつぼみ,花などの大切な部分を食べてしまいます。ブラックベリーもつぼみの状態で食べてしまうので大迷惑です。せっかく咲いたシランの花も無残な姿に…。毎日100匹くらい退治するのですが、周りの雑木林から際限なくやってくるのでどうしようもありません。

モグラも毛虫も悪気があって庭を荒らしているのではないのでしょう。ミミズも新芽もおいしいのでしょう。私が毛虫でもきっと新芽や花やつぼみを食べるでしょう。でも、困るのです。周りにいくらでもある雑草地や雑木林で暮らして欲しいだけなのですが…。

庭に生えた謎のきのこ
庭に生えた謎のきのこ

お話はかわりますが、庭に置いた切り株の陰に、短めのエノキダケのカサにヒダをつけたような小さなきのこがびっしりと生えているのを発見しました。押し合いへし合い生えている様子がかわいらしいです。

ここで頭をもたげるのが私の”食い気”。ちょっと調べてみたところ、”毒キノコではないが食べる価値はないきのこ”のようです。食べるのはやめておきます。

食べ頃のいちご
食べ頃のいちご

ブラックベリーの側に植えてあるいちごが実をつけ始めました。私たちと鳥や蟻,ダンゴムシの中で早い者勝ち。今回は私たちの勝ちでした。ブルーベリーやブラックベリーも少しずつ実をふくらませており、毎朝様子をチェックするのが楽しみです。(Ku)