ブラックベリーは花盛り

先日、お客様お手持ちのひのきの一枚板を別荘の看板にしたいとのご相談を受け、整形と反り止め,吊り金具の取り付けをしてお納めしました。その後、書家である妹さんが揮毫され、設置も済まされたとのことで写真を撮りにお邪魔させていただきました。

完成した看板
完成した看板

『知足庵』という名は、老子の「足を知る」からとられたそうです。これは私たちにとっても、日々生活していくうえでの戒めに心に留めておきたい言葉です。力強い筆によってぐっと引き締まった看板が玄関口に堂々と掛かっているのを拝見し、とてもうれしく思いました。

バッタのこども
バッタのこども

工房の庭でバッタの卵がかえったようです。よく分かりませんがトノサマバッタではないでしょうか。数㎜くらいの小さなバッタがあちらこちらにとまっています。小さい躰ですが跳躍力は一人前で、びっくりするような距離を跳ねていきます。ただ、中にはまだ方向のコントロールが上手くいかないのか、どう見てもあさっての方向へ跳んで行ってしまっているバッタもいて笑ってしまいます。

工房の庭のブラックベリー
工房の庭のブラックベリー

5月は花の季節。工房の庭でもいろいろな花が咲きます。こでまり,シラン,風鈴おだまき,畑わさび,いぶきじゃこう草などなど。

中でも実がなるものはまた別の楽しさがあります。実の食べられるものとしては、いちご,ブルーベリー,ブラックベリーが今花盛りです。

ブラックベリーの花
ブラックベリーの花

昨年植えたブラックベリーはとても元気に枝が茂り、たくさんの花が咲いています。今年はジャムにするくらい穫れるのではないかと期待を膨らませています。

ただ、私たちの他にも虫や鳥たちが食べ頃を狙っており、油断はできません。(Ku)

カマキリの孵化

いま、工房の庭では「ハルリンドウ」が小さな青い花を咲かせています。

ハルリンドウ
ハルリンドウ

先日の「三田手仕事展」の際に買い求めたものを工房の庭の片隅に置いているのですが、朝日を浴びるとくるくると巻いていた小さなつぼみが開花し、青い花びらを気持ちよさそうにひろげ、夕方、日がかげりはじめると花を閉じて店じまい。毎朝毎夕、健気にそれを繰り返し、静かに私たちの目を楽しませてくれています。(Hi)

そして、カマキリの卵が孵化しました。

昨秋工房の庭で見つけ、鳥に食べられないようにプラスチック容器に保護していたものです。昨年は6月に孵化を観察しており、まだまだ先のことと思っていたのですが、金曜日の朝、虫の知らせ(?)でふと容器を見ると、もじゃもじゃと小さなカマキリがところ狭しと動き回っているではありませんか。

カマキリは生まれたときから弱肉強食。共食いを始めるのであわてて庭に放してやりました。

カマキリの孵化
カマキリの孵化

カマキリは脚や触角の無い幼生の姿で卵から出、直後に最初の脱皮をして羽のないカマキリの姿に変わります。上の写真で、卵の下にぶら下がっているフワフワしたものが脱皮した抜け殻です。この後、脱皮を繰り返しながら成長し、最後に羽化をして成虫になり、数ヶ月後に次世代に命を引き継いで一生を終えるようです。

一人前のカマキリ
一人前のカマキリ

1cmにも満たない小さな躰ですが、ちょっかいをだすと一人前に威嚇のポーズをとります。狭い庭でも小さなカマキリ達にとっては脅威だらけの世界。このうち何匹が立派な成虫に育つのでしょうか。アブラムシや蚊、アオムシなどを食べてくれる益虫として私たちの庭で元気に成長してほしいものです。

実はもうひとつ卵を保護しているので、孵化の瞬間が観察できれば、と思っています。(Ku)

醤油袋とカブトムシ

このブログで、昨年12月に「木のボタン」というタイトルでバッグを紹介させて頂きましたが、同じ方に製作をお願いしていたバッグが先日出来上がってきました。

展示会での会計用に、おつりの小銭などを入れて身につけておく小振りのバッグをずっと探していたのですが、なかなかコレというものにめぐりあえずにいました。

見せて頂いたバッグの落ち着いた雰囲気としっかりしたつくりに一目惚れし、”是非作って下さい!!”ということに。

醤油袋のバッグ
醤油袋のバッグ

常に身につけていても邪魔にならないサイズ,開け閉めが簡単なこと(口にファスナー等は付けない),内側に小銭の仕分け用のポケットが付いていることなど、いくつかの希望をお伝えし、醤油袋を使って作っていただくことになりました。

アクセントに私の作ったウォールナットの山高ボタンを使用してくださいました。これは希望としてはお伝えしていなかったことなのですが、「私たちが使うものに、私たちの作品を取り入れる」という心配りにとても感謝しています。

先日の三田手仕事展で初めて使わせていただきましたが、落ち着いた雰囲気は言うまでもなく、使い勝手も上々でした。使い込むほどに生地も柔らかく味わい深くなり、ボタンもツヤツヤになっていくのが楽しみです。

ところで先日、ストーブ用の薪にする雑木を積んであった所を片付けていると、土の中からまるまると太ったカブトムシの幼虫が、まさに”ゴロゴロ”と出てきました。薪を切った切りくずや落ち葉がちょうどよい具合に腐葉土になり、そこにカブトムシが産卵していったようです。

カブトムシの幼虫がゴロゴロ
カブトムシの幼虫がゴロゴロ

鳥が食べに来ていた形跡もあり、「成虫になるのを見たい!」という強い願望もあって、出てきた幼虫を腐葉土とともにコンテナに入れて庭の隅で飼ってみることにしました。

カブトムシの幼虫~アップ
カブトムシの幼虫~アップ

順調にいけば6月の終わりくらいには成虫になるようです。私は成虫はよく知っているのですが、幼虫をしげしげと観察したことはありませんでした。今回初めて手にとってみたところ、なんだかかわいらしい顔をしていることに気が付き、思わずアップで写真撮影。この時期になると、オスとメスの区別がつくらしいのですが、それは出てきたときのお楽しみ、ということで…(Ku)

2つの訪問者

コクワガタ
コクワガタ

6日の晩、自宅の居間にどこからか虫が飛び込んで来ました。

ブンブンと羽音を立てて蛍光灯の周りを飛び回るので、カナブンかと思ったのですが、畳に降りた姿を見てびっくり!!

クワガタムシでした。

コクワガタとしてはかなり大きいそうです。

たまたま直前に食べたスイカの皮の上にのせると、おいしそうに汁を吸いました。

しばらく観察したり写真を撮ったりした後で、外に返しました。

この夏は、工房の周りでメスのクワガタを2匹ほど見かけたのですが、オスは初めてです。

赤とんぼ
赤とんぼ

先週も書きましたが、工房の周りは赤とんぼが飛び回るようになりました。

工房の中には、オニヤンマやギンヤンマなどいろいろなトンボが入り込んで来ますが、今週は赤とんぼが入ってきました。

真っ赤な体がとてもきれいです。

秋が深まるにつれ、里へおりていきます。

涼しくなって赤とんぼが家の周りで見られるようになるのが待ち遠しいです。(Ku)