レンゲ畑

最近すっかり見かけなくなった ”レンゲ畑” を家の近くで見つけました。

レンゲ畑
レンゲ畑

国道沿いにポツンとある小さな水田なのですが、今、レンゲの花盛りです。

子供の頃は田植えが近いこの時期になると、そこらじゅうレンゲ畑だったのですが、いつの間にか見かけることがなくなりました。

たまに田んぼに赤紫色の花を見つけて「レンゲかな?」と近づいてみると盛大に繁った ”カラスノエンドウ” だったりしてがっかりするのです。

仕事に行く道すがら、毎朝見ることのできるこのレンゲ畑、これからもずっとこのままであって欲しいものです。

”ミラノ風チキンカツレツ”
”ミラノ風チキンカツレツ”

今夜のおかずは ”ミラノ風チキンカツレツ” です(なんとおしゃれな名前!!)。

しばらく前、それはそれはおいしそうな写真が新聞の料理欄に載っていました。

材料が手近なものばかりで、「我が家にピッタリ!これは作ってみなければ!!」 と、チャレンジしてみたところ、粉チーズとニンニクの風味が効いたサクサク感が新鮮で、2人共の大のお気に入りに。

鶏の胸肉を使うのでリーズナブルなうえ、油で揚げないのでとってもヘルシー。

で、今夜は早速2回目です。

レンジでチンしたかぼちゃとじゃがいもと一緒においしくいただきました。(Ku)

地震!!

”ゴーッ” という地鳴りとともに部屋が揺れているのを感じて目が覚めました。

強い揺れは30秒ほどだったでしょうか。

枕元の携帯からは、緊急地震速報が鳴り響きました(直下型だと間に合わないのですね)。

どこかで大きな地震が起こったに違いないと思い、揺れがおさまったところで慌ててテレビをつけるとなんと 「淡路市で震度6弱」 の大きな文字が!!

家具が倒れることも、ガラスが割れることもなかったので、震度6弱の実感はありませんでした。自宅は淡路市の北東端に近く、震源地は淡路市の南西端という位置関係になり、比較的距離があったせいか、揺れも若干弱かったようです(隣接する地域は震度5強だったそうです)。

家の中をチェックすると、本棚にむりやり突っ込んであった本が崩れ落ちているのを見つけました。

崩れ落ちた本
崩れ落ちた本

ただ、これは地震でなくても崩れそうだったので仕方ありません。本棚の整理を兼ねて片付けました。

この他には、食器棚からぐい呑みがひとつ落ちて割れたこと、一輪挿が倒れて水がこぼれたこと、部屋の砂壁の砂が少し落ちたことくらいでした。

作業場の方も被害は全く無く、ひと安心しました。

ただ、島の南の方では瓦が落ちたり、塀が倒れたり、また海岸沿いの埋め立て地では液状化の被害もでているようです。被害に遭われた方々にこころよりお見舞い申し上げます。

また、たくさんの方からご心配のご連絡をいただきました。ありがとうございました。

さて、工房の庭で私が育てている ”ウラシマソウ” が葉を拡げました。

葉を拡げた”ウラシマソウ”
葉を拡げた”ウラシマソウ”

植物といえば、春に芽を出し、そこから葉やつぼみが少しずつ育っていくものだと思い込んでいたのですが、このウラシマソウは、伸びた芽の中に葉やら茎やら一式が折りたたまれて収まっており、それが開いて一気にこのような大きな姿になるのです。

葉が開く前の”ウラシマソウ”
葉が開く前の”ウラシマソウ”

葉を開く直前はこんな感じです。

思わず引っ張り出してしまいたくなりますが、じっとガマンしました。

小さな株も同じです
小さな株も同じです

植え替えたときに殖えていた小さな球根を脇に植えたら、ちゃんと芽をだしてくれました。

ちいさくてもやっぱり同じなんですね。(Ku)

「三田手仕事展」が終わりました

この週末を狙ったような ”爆弾低気圧”。

テレビやラジオから繰り返し流れる 「不要な外出は避けるように!」 との警告にもかかわらずたくさんのお客様にご来場いただき、今年の『三田手仕事展』も無事に終了いたしました。

強い雨、風の中、ご来場下さったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

2013年「三田手仕事展」展示の様子
2013年「三田手仕事展」展示の様子

今年は定番の椅子,スツール,厨子などの家具のほか、額や花入れ,木のボタンなどを展示させていただきました。

ワークショップの木箱
ワークショップの木箱

ワークショップでは木箱を作って頂きました。シンプルな形なのですが、ひのきを使っていて、スタッキング出来るのが特徴です。

電動ドライバーを初めて使われる方もいらっしゃいましたが、何本かビスを締めていくうちに慣れ、楽しんで組み立てて頂けたようです。

また来年、楽しく作れて、しっかり使っていただけるようなワークショップを用意したいと思っておりますので、ご期待ください (『三田手仕事展』は毎年4月の第1土・日曜日に開催されます)。

さて、手仕事展に出掛ける前にちょうど花を開いた我が家の「一才桜」。

「一才桜」は葉桜に…
「一才桜」は葉桜に…

出掛けている間に満開を迎え、もう ”葉桜” です。

樹を丈夫にして来年もしっかり花を付けてもらうため、散る前に花を摘み取ります。ちょっとかわいそうですが…。(Ku)

展示会シーズンの幕開け

「芸術の ”春” 」 とはいいませんが、春は展示会シーズンの幕開けであり、冬の間コツコツと製作に励んでいた作家さんたちが、待ちかねたように作品を発表しはじめる季節です。

私達も来週末(4月6,7日)、今年最初の発表の場として、「三田手仕事展」に参加します(今年の展示会の予定はこちらをごらんください)。

三田手仕事展ご案内
三田手仕事展ご案内

今回で6回目を迎えるグループ展で、場所はいつもの古民家『縁』(兵庫県三田市 詳細はこちら)。

織り、染め、縫い物、革、陶器、漆、焼菓子、木工など12名の手づくり作家が、百年の時を経た落ち着いた空間で、心を込めて制作したこだわりの作品を展示販売いたします。

今回私達は、厨子、サイドテーブル、棚、椅子、スツールなどの家具と、定番の額、花入、木のボタン、スプーンなどの小物に加え、新作のトレイや小箱などの展示を予定しています(その他、ちょっと遊び心のある小物も制作中です。間に合うようにがんばります)。

また、ワークショップは、「ひのきで作る整理箱」を予定しています。文庫本,CD,布や玩具などの整理、収納に気軽に使っていただける丈夫な木箱です。組立は簡単ですので、是非チャレンジしてください。

桜の季節、お出掛けの際にはお気軽にお立ち寄りください。

つぼみのふくらんだ一才桜
つぼみのふくらんだ一才桜

我が家の桜(盆栽の「一才桜」)のつぼみも、だいぶふくらんできました。

普段は工房の庭に置いているのですが、家で花を観賞しようと持ち帰って来ました。

花が咲くのは今週半ばくらいでしょうか。(Ku)

新芽! 新芽!! 新芽!!!

今、工房の庭は芽生えのラッシュを迎えています。

この冬は寒くなるのが早かったせいか、例年よりちょっと早く新芽が伸び始めました。

おきな草
おきな草

「おきな草」の新芽はフサフサの柔らかい毛に覆われています。

イワシャジン
イワシャジン

「イワシャジン」、枯れているのかと思っていたらちゃんと芽が出て来ました。

トキ草
トキ草

去年は大事な時期に毛虫に食べられてしまった「トキ草」。

毛虫が出てくる前にスクスク育ってネ!!

カタクリ
カタクリ

「カタクリ」 も毛虫とモグラの被害が大きかったのですが、思いのほか株が増えていました。

花が咲いた「トサコバ」
花が咲いた「トサコバ」

昨シーズン、雑草と勘違いして花が咲く前にうっかり抜いてしまった「トサコバ」。

心配していたのですが、無事に芽を出し、花を咲かせてくれました。

ウラシマソウ
ウラシマソウ
ユキモチソウ
ユキモチソウ

「ウラシマソウ」 と 「ユキモチソウ」 は親戚なので、芽もよく似ています。

こんなシンプルな芽があんな姿に育つなんて…。

大文字草
大文字草

「大文字草」の新芽はツヤツヤ。

コデマリ
コデマリ

「コデマリ」の新芽。ちょっとオレンジがかった明るい黄緑色がきれいです。

アジサイ
アジサイ

工房を開いた年に植えた「アジサイ」。すっかり大きな株になりました。

ブルーベリー
ブルーベリー

「ブルーベリー」、今年はたくさん実を付けてくれるかな?(Ku)

とうとう…

金曜日、工房で流しているラジオからただならぬニュースが耳に飛び込んできました。

「ニホンウナギ、絶滅危惧種に指定される!!」

私の生まれ故郷は、ウナギの産地、静岡県の遠州地方です。「うなぎ屋」 が別段珍しくない環境で、袋に詰まった 『うなぎパイ』 の割れせんをおやつに育った私にとって、ウナギは大好物でもあり、ふるさとの味なのです。

当地で主流の、蒸してから焼いたふっくらした蒲焼きも、蒸さずに焼いたしっかりした食感の関西風の蒲焼きも、わさび醤油でいただく白焼きも大好きです。

それでも近年の価格高騰のせいで、ここ数年は1年に1度口にするかどうかという状態が続いていました。

お恥ずかしいことながら、野生の稚魚を捕獲して育てたものが 「養殖うなぎ」 であることはごく最近になるまで知りませんでした。「養殖」 という言葉から、卵から育てるいわゆる 「完全養殖」 と勝手に思い込んでいたので、私達がおいしい、おいしいと言って食べ続けることで、こんな風に絶滅の危機に陥るなんて夢にも思っていませんでした。

いくら大好物といっても、1つの種を絶滅させてまで食べようとは思いません。

実は昨年、『夏が来た!展』 用に製作した 「かつらのなべしき 夏バージョン」 の中に、私のウナギへの思いを秘めたものが2点ありました。

「うなぎ ~また会う日まで~」
「うなぎ ~また会う日まで~」

なべしきにはそれぞれ副題が付いているのですが、これは「うなぎ ~また会う日まで~」。

ウナギが完全養殖され、私達の食欲による絶滅の危機を脱する日までウナギを食べるのは我慢しようという私の決意を表した作品です。

「風鈴 ~う○○~」
「風鈴 ~う○○~」

”○” の中には、” な ” と ” ぎ ” が入ります。「うなじ」でも「うかい」でもありません。

今回ニホンウナギが指定された「絶滅危惧ⅠB類」を調べてみると、よく知っている動物では、イヌワシ,オジロワシ,ライチョウ,ヤンバルクイナ,アマミノクロウサギなどがありました。絶滅の危機にあるイヌワシやヤンバルクイナを食べようなどとは思いません。ウナギがこれらの動物と同類であることを心に留め、私のウナギへの決意を守っていきたいと思います。

きっと私は平均的な日本人より、ウナギをたくさん食べてきたと思います。その反省も込めて…。

さて、この日曜日の夜から月曜日の朝にかけて、淡路では珍しく雪が積もりました。ひどい雷も鳴っていたのですが、朝、車に積もっている雪を見てびっくり!!

あられ、ひょう混じりの雪
あられ、ひょう混じりの雪

直径が1cm以上もある ” ひょう ” や、” あられ” がたくさん混じった雪だったのです。

スノードロップの花が咲きました
スノードロップの花が咲きました

でもやっぱり春はやってきます。

今年も春を知らせる ”スノードロップ” が花を咲かせました。左の奥に頭を出しているのもスノードロップです。この1本だけちょっと早めみたいです。(Ku)