淡路のうまいもの

海に囲まれた淡路島で ”うまいもの” といえば、なんといっても新鮮なおさかなです。

私が淡路島で初めて食べて好きになった魚に冬の ”フグ” と夏の ”ハモ” があります。

フグもハモも外食しようとすると「高級食材」であり、そうそう食べる機会に恵まれない魚ですが、どちらも淡路島が名産地であり、直接水産加工会社から「食材」として購入すると、そんなにびっくりするようなお値段ではなく、手に入れることができます。

先日、フグ鍋(てっちり)で、ちょっと遅めの新年会をしました。夫の高校時代の先生を中心としたメンバーで、冬はフグ、夏はハモを目的に、ときどき酒盛りを楽しんでいます。

てっちり用のフグ
てっちり用のフグ

まあるいお口がユーモラス。ダシがよくでるよう、骨付きの部分から鍋に入れていきます。

淡路島南端の福良ではトラフグの養殖が盛んで、通常2年で出荷するところを3年かけて育て上げ、「3年とらふぐ」として売り出しています。1年余分にじっくり育てることで、より大きくなるだけでなく、身も引き締まり、旨みも濃厚になるとのことです。

フグ鍋でいつも驚くのが、全く油分が浮かないことです。他の魚や肉では必ずアクや油が浮きますが、それが全くないのです。ヘルシーですね。

身はプリプリで歯ごたえもほどよく、あっさりしているのでついつい食べ過ぎてしまいます。最後の雑炊も、ダシの深い香りにつられて、もうお腹いっぱいなのに我慢できずに完食してしまい、「ああ、やめときゃよかった!」となるのも毎回のことです(食べ過ぎてしまってはちっともヘルシーではありませんが…)。

あ、フグの養殖は、ウナギと違い、基本的に卵から孵した稚魚を仕入れ、それを育てているようです。

淡路のトラフグ、機会があったら是非ご賞味ください。

こんがり焼けた「豆餅」
こんがり焼けた「豆餅」

「豆餅」も私の好物のひとつ。先日岡山に行った際に道の駅で購入してきたものを工房のストーブで焼いておやつにいただきました。

誰ですか!写真を撮る前に囓ったのは!!!(Ku)