綿の種むしり

「いつか、ふっかふかの布団を作るんだ!!」 という私の野望を達成すべく、着々と栽培場所を増やしながら、今年も綿の種まきの季節がやってきました。

花もきれいですし、秋に実がはじけ、暖かそうなふかふかの綿があふれ出さんばかりになるのを見る度に、これは自然が授けてくれた人類への贈り物に違いない、と感動するのです。

それはそれとして、うっかりしていました…

昨年収穫したまんまで、種を取り出すのを忘れていたのです。

種は綿の中に埋もれているのですが、これをむしり出すのが結構たいへんなのです。

この作業のために、昔から「綿繰り機」なる道具があるようですが、まだそこまでの量ではないので、がんばって手でむしっています。

”綿の実” と ”綿の種”
”綿の実” と ”綿の種”

写真左側が収穫した”綿の実”。

1つの実が4つの房のように分かれていて、1つの房にだいたい8個の種が入っています。

種はアサガオの種を二回りほど大きくした位で、探り当てるのは簡単なのですが、種の表面から綿の線維が生えているようで、種を線維からむしり取ることになります。

写真中央が、むしり取った ”種” です。

種がたくさん入っていて指先は痛くなるし、時間もかかり、あまり楽しい作業ではありません。

布団を作る前にまず、「綿繰り機」を作らないといけないかもしれませんね。

とりあえず今日は、今年播くのに必要な分だけ種を取り出すことにしました。

淡路サンシャインホールでの展示会のご案内-1
サンシャインホールでの展示会のご案内

さて、2週間後、6月6日(金)~9日(月)は、今年で3回目となる、地元淡路市での展示会です(詳細はホームページの「展示会案内」をご覧下さい)。

充実した展示会になるよう準備してまいりますので、是非脚をお運びください。

ご案内はがきの写真の作品以外に、積み重ね式の本棚、小ぶりな椅子、文机、飾り棚などの展示を予定しております。

大きな家具から、”モビール” や ”なべしき”などの楽しいコモノまで、楽しんで頂ける空間をご用意したいと思います。

注文製作も承りますので、お気軽にご相談ください。(Ku)

やめられない、止まらない…

工房の庭の ”カタバミ” 取りにはまってしまいました。

葉っぱは小さなクローバーみたいで、黄色い小さな花を咲かせる ”カタバミ”。

一見かわいらしいのですが、ほおっておくと芝生が負けてしまいそうなほど、どんどん繁殖してしまいます。

芝がまだあまり伸びていない今の時期、カタバミの生え際を探ると房のようにまとまって抜け、場所によっては、横に伸びている茎や根っこまでズルズルとつながって抜けてきます。

カタバミの生え際を探る
カタバミの生え際を探る

ズルズル抜けるのが面白く、庭もきれいになっていくので、取り始めると熱中してやめられなくなってしまいます。

まるで、毛づくろいをしているサルのように、庭にしゃがみこんで芝生を指でかきわけかきわけ取り続け、庭のあちこちに、抜いた ”カタバミ” の小さな山ができていきます。

抜いた ”カタバミ” の山
抜いた ”カタバミ” の山

”カタバミ” は、「絶えない」ということから、昔から家紋にも使われてきたそうで、根絶は不可能とのことですが、少しは勢いを弱めてくれればと、しばらくは ”芝生づくろい” に熱中するサルが出没しそうです。

そんな庭の脇に、

イチゴ発見!!
イチゴ発見!!

おいしそうに赤くなった ”イチゴ” 発見!!

以前、ブラックベリーの根元に植えたのですが、実がなってもダンゴムシに食い散らかされて、ほとんど私達の口には入らないので嫌になってしまい、ほったらかしにしているイチゴです。

植え替えなどの必要な手入れもしていないので、ほとんど実も付けなくなっていたのですが、今年は久しぶりにいくつか実を付けています。

貴重なイチゴと、初物の”ソラマメ”
貴重なイチゴと、初物の”ソラマメ”

運良く無傷で赤くなったイチゴ。

もうひとつ、ダンゴムシに囓られて穴の空いた小さな実といっしょに収穫しました。

さっぱりと甘い、イチゴらしい味でした。(Ku)

見~つけた!!

ゴールデンウィーク真っ直中の先週末、”丹波年輪の里” で行われた 「木づくりいいもの市」 に出展してきました。

土曜日は晴天の予報だったにもかかわらず、お昼を過ぎた頃、一天にわかにかき曇り、強い風が吹き始めて少々あたふたしましたが、4日は朝からよいお天気に恵まれました。

「木づくりいいもの市」での展示の様子
「木づくりいいもの市」での展示の様子

今回は、兵庫県の木工家のみが出展するイベントということで、展示スペースを広めに使わせて頂けたので、タープも使って大きめの家具も展示することができました。

出展ブースが16と、普段のクラフト展にくらべてかなり少ないためか、お客様もじっくりご覧になる方が多く、ゆっくりとした時間が流れた2日間でした。

芝生広場ではお弁当をひろげたり、フリスビーやバドミントンなどを楽しむ人も多く、私達も、楽しみにしていた「飲食ブース」で買った、 ”よしだ屋さん” のおいしいパン をほおばりながら、ちょっとしたピクニック気分を味わったりして連休のひとときを楽しみました。

そんな中、土曜日の朝から、すぐ近くでカエルの声がするのが気になっていました。

声のする方へ近づいても動くものはなく、でも本当にすぐ近くから「グェッグェッグェッグェッ…」と声が聞こえて来るのです。

「さっきカエルが木を登ってたよ。」という目撃情報をもとに改めて探してみると…

見~つけた!!
見~つけた!!

いました!!

テントの後ろの木のウロ状になった割れ目の奥に、ちょっとポッチャリした体を一生懸命突っ込んでアマガエルが隠れていました。

後片付けを終えた4日の夕方もまだそこにいましたから、きっとあそこはあのカエルの ”ねぐら” だったのでしょう。落ち着かない2日間を過ごさせてしまってごめんね。(Ku)