毎年この頃になると、きれいなきれいなヤマトタマムシが1~2匹、工房の庭にやってきます。

背中の羽がきれいなことはよく知られていますが、近くでよく観察してみると、眼と、触角や脚の先以外は全て、金属光沢のあるとても美しい色をしていることが分かります。
眼は周りとは対照的にツヤ消しの漆黒で、これまたきれいです。

しばらく観察させてくれた後、どこかへ飛び立って行きましたが、羽の中の胴体もきれいな色をしていることにびっくりしました。
タマムシって、体をほぼ鉛直に立て、外側のきれいな羽を左右に水平に拡げ、中の薄い羽だけを羽ばたかせて飛ぶのです。(飛んでいる姿はまるで、『スター・ウォーズ』 に出てくる、”ボバ・フェット” の宇宙船 ”スレイブⅠ” です。)
しかも、羽音はかなり大きく、きれいな躰からは想像しにくい、 ”ブゥ ~ン ” というかなり荒っぽい音がします。
独特の飛行姿勢とその羽音から、かなり遠くまで、タマムシが飛んでいくのを見送ることができました。
また来てね!!(Ku)