新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

あれよあれよという間に年末年始が過ぎ去り、今年も無事に仕事始めを迎えることができました。

2人とも健康に新たな年のスタートがきれたことに感謝し、今年もがんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今年は、4月に最初の展示会を予定しております。さきほどホームページの 『展示会案内』 に、今年の展示会の予定を掲載いたしましたので、ぜひご参照ください。

話は変わりますが、一昨年、淡路島で「舌」や有機物の「紐」の付いた 『銅鐸』 がたくさん発見されて大きな話題になりました。

私たちもとても興味を持ち、発掘された実物の銅鐸の展示を見に行ったり、シンポジウムを聞きに行ったりしたのですが、昨年末、これに関するちょっと楽しい体験をしてきました。

出来上がった銅鐸と銅鏡のミニチュア
出来上がった銅鐸と銅鏡のミニチュア

バスターミナルでたまたま手に取った淡路の観光パンフレットで、「淡路文化史料館」(洲本市)で、『銅鐸・銅鏡鋳造体験』 というイベントが開かれること知り、2人で参加してきました。

『銅鐸』 もしくは 『銅鏡』 のどちらかのミニチュアを作るのですが、精巧な鋳型(耐熱ゴム製だそうです)や、低温で熔融する合金等があらかじめ準備されています。

作業内容は、「鍋で熔かした合金を鋳型に流し込む→冷めたら鋳型から取り出す→余分な部分を金鋸やニッパで切り取る→水研ぎペーパーおよび研磨剤で磨いて完成」 というもので、所要時間は1時間ほどでした。

銅鐸にはちゃんと「舌」が付き、銅鏡はピッカピカです
銅鐸にはちゃんと「舌」が付き、銅鏡はピッカピカです

『銅鐸』 は高さが約7cm、『銅鏡』 は直径が約5cmですが、銅鐸には本物同様、「舌」を付けることができ、振ると ” コロンコロン…” と音がしますし、手を真っ黒にしながら磨き上げた銅鏡にはちゃんと顔が映ります。

文様については、『銅鐸』 の方は簡略化されているそうですが、『銅鏡(三角縁神獣鏡)』 はかなり精巧に再現されているとのことで、ルーペで見ると、3体の神様や5体の獣などの細かい文様がきれいに現れています。

本物とは材料も違いますし、用意された鋳型で作っただけですが、古代の人々の暮らしについて興味がさらに深まった、とても楽しい体験でした。(Ku)