やめられない、止まらない…

工房の庭の ”カタバミ” 取りにはまってしまいました。

葉っぱは小さなクローバーみたいで、黄色い小さな花を咲かせる ”カタバミ”。

一見かわいらしいのですが、ほおっておくと芝生が負けてしまいそうなほど、どんどん繁殖してしまいます。

芝がまだあまり伸びていない今の時期、カタバミの生え際を探ると房のようにまとまって抜け、場所によっては、横に伸びている茎や根っこまでズルズルとつながって抜けてきます。

カタバミの生え際を探る
カタバミの生え際を探る

ズルズル抜けるのが面白く、庭もきれいになっていくので、取り始めると熱中してやめられなくなってしまいます。

まるで、毛づくろいをしているサルのように、庭にしゃがみこんで芝生を指でかきわけかきわけ取り続け、庭のあちこちに、抜いた ”カタバミ” の小さな山ができていきます。

抜いた ”カタバミ” の山
抜いた ”カタバミ” の山

”カタバミ” は、「絶えない」ということから、昔から家紋にも使われてきたそうで、根絶は不可能とのことですが、少しは勢いを弱めてくれればと、しばらくは ”芝生づくろい” に熱中するサルが出没しそうです。

そんな庭の脇に、

イチゴ発見!!
イチゴ発見!!

おいしそうに赤くなった ”イチゴ” 発見!!

以前、ブラックベリーの根元に植えたのですが、実がなってもダンゴムシに食い散らかされて、ほとんど私達の口には入らないので嫌になってしまい、ほったらかしにしているイチゴです。

植え替えなどの必要な手入れもしていないので、ほとんど実も付けなくなっていたのですが、今年は久しぶりにいくつか実を付けています。

貴重なイチゴと、初物の”ソラマメ”
貴重なイチゴと、初物の”ソラマメ”

運良く無傷で赤くなったイチゴ。

もうひとつ、ダンゴムシに囓られて穴の空いた小さな実といっしょに収穫しました。

さっぱりと甘い、イチゴらしい味でした。(Ku)

なぜこんなところにたくさんの豚の鼻が!?

テーブルに転がるたくさんの豚の鼻!?

なぜ、こんなところに…。

豚の鼻がいっぱい!?
豚の鼻がいっぱい!?

お隣のおばさんにいただいた ”オニグルミ”。

実を取り出した殻がなんとも不思議なかたちです。

まるで ”豚の鼻”。

お里の新潟のお友だちが、毎年地元の胡桃を送って下さるとのこと。

新潟では普段からいろいろなお総菜にクルミを使うそうで、そういえば、お隣のおばさんがときどき届けて下さるおいしいお総菜にもよくクルミが使われています。

よく見ると、殻の内部はとっても複雑な形で、表面は滑らかで…。

なんだか捨てることができなくて、何かに使えないかな、と思案中です。(Ku)

展示会シーズンの幕開け

梅の花もほころび始め、春は確実に近づいていますが、まだまだ寒い日が続いています。

でも、寒いとばかりいってもいられません。

3月19(水)からの5日間、南あわじ市の、手作り雑貨と生活雑貨のお店 『そらみどう』 さんで、今年の展示会シーズンの幕開けを迎えます。(http://soramidou.com/-外部リンク-)

展示会まであと約1週間。

現在工房では、コモノの製作など、詰めの作業に大わらわです。

おいでくださるお客様に少しでも楽しんでいただけるよう、薪ストーブで焼いた干し芋をおやつにがんばっています。

『そらみどう』さんでの展示会のご案内-1
『そらみどう』さんでの展示会のご案内-1
『そらみどう』さんでの展示会のご案内-2
『そらみどう』さんでの展示会のご案内-2

椅子や棚などの家具のほか、モビールなどの楽しいコモノもたくさん展示いたしますので、どうぞお気軽にお越しください。

注文製作や、家具のリフォームなども承りますので、お気軽にご相談ください。

お話しは変わりますが… 、

お気に入りのケチャップ
お気に入りのケチャップ

私達のお気に入りの ”ナガノトマトのケチャップ”。

小諸に住んでいるときに知って以来、「ケチャップはこれ!!」 と決めています。

まろやかな甘みと、クセのないトマトのうまみがたまりません。

淡路に引っ越してすぐ、近くのドラッグストアに売っているのを見つけて大喜びしたのですが数年前に扱いが無くなり、他社製品で我慢していたところ、通販で購入できることを知りました。

1kg入りはなかなかの迫力ですが、パスタソースやハンバーグのソースなど、1年の賞味期限を待たずに空になっていきます。

500g入りなどもありますので、スーパーなどで見かけたら是非試してみてくださいね。(決してナガノトマトの回し者ではございません。)(Ku)

今年もイカナゴ、解禁です!

3月になりました。

思いがけぬ2月の大雪から一転、工房ではウグイスの鳴き声が聞こえ始め、瀬戸内に春の訪れを告げる 『イカナゴの新子漁』 が2月28日にようやく解禁となりました。

この季節になると、ご近所さんと顔を合わせても、『どこどこのスーパーではいくらだった…』 とか、『ことしは少し多めに炊いて…』 などと、自然とイカナゴの話題で盛り上がります。

冬の冷え込みが厳しかったせいなのか、今年はイカナゴの産卵量が少なく、不漁が予想されているそうなのですが、我が家でも、様子を見つつ、少しでもいいので恒例の 『クギ煮』 を作り、春の味を楽しみたいなぁと話しています。

今春は3月19日~23日のあいだ、南あわじの 『そらみどう』 というギャラリーで展示会(※)を予定しております。以前よりご注文頂き、お待ち頂いているものの製作の段取りをたてながら、合間にコモノの補充などに追われ、少し慌ただしい毎日を送っております。

イチジクの植え替えや、畑の手入れもしなければ…

春は何かと忙しい季節です。(Hi)

※『そらみどう』 さんでの展示会の詳細は、ホームページに掲載いたしておりますが、来週このブログでもご案内する予定でおります。

雪に埋もれたソラマメの運命やいかに…

先週末に続く大雪。

淡路でも金曜日未明から雪が降り始めました。

先週は明け方から雨になったようで、朝起きた時には家の周りの雪はほとんど溶けた状態だったのですが、今週はしっかり雪化粧をしていました。

ずっと雪は降り続いていましたが、道路に雪が残るほどではなく、いつも通り工房へ出掛けました。

ところが、市街地から山あいの道に入ったとたんに路面に雪が残りはじめ、尾根筋を通る県道はもはや ”雪道” 。途中2台ほど、スリップして動けなくなった車が乗り捨ててありました。

走行距離21万kmを越え、先日18年目を迎えた私達のレガシィは、ノーマルタイヤにもかかわらず、老体に鞭打ってなんとか無事に工房に到着。

丸太の上に積もった雪(朝)
丸太の上に積もった雪(朝)

工房の周りは”雪化粧”どころではありません。目隠しをして連れてこられたら、絶対にここが ”淡路島” だとは思わないでしょう。

朝の時点で7cmほどの積雪が。
朝の時点で7cmほどの積雪が。(朝8時頃)

地面の雪の深さを測ってみるとおよそ7cm。

雪に埋もれた畑
雪に埋もれた畑

畑も雪に埋もれてこのとおり。

霜よけの覆いをしてあるエンドウ(写真奥のモコモコした列)はまだしも、すっかり雪に埋もれてしまったソラマメの苗は大丈夫でしょうか!?

”霜に当てろ” とは書いてありますが、”雪に埋めろ” なんてどこにも書いてありません。

雪に埋もれたソラマメの運命や、いかに…

その後も雪はシンシンと降り続き、積雪は増える一方。

鉢に積もった雪
鉢に積もった雪

お昼頃には鉢に積もった雪もこんなに深くなっていました。

”このままじゃあ帰れなくなる!!!” とお昼で仕事を切り上げ、念のためにスコップやら長靴やらを車に積み込んで帰途についたのですが…

工房の敷地を出る緩やかな上り坂でタイヤがスリップし、どうにもこうにも進まなくなってしまいました。

ここで出番を迎えたのは、十数年前に購入し、新品のまま、一度も使う機会が無く、『もう使うことはないだろうな』とは思いながらも工房で保管していた樹脂製のチェーンです。

工房に戻り、棚の奥からケースを引っ張り出し、ビニールのパッケージを破って中身を確かめてみると、さいわいゴムの劣化もなく、使えそうなことが分かりました。

説明書を片手に無事装着。

初めてチェーンを装着したレガシィ
初めてチェーンを装着したレガシィ

もともとは長野で、冬用タイヤでも走れなくなるような状態になったときのために購入したものでしたが、まさか淡路で使うことになるとは思ってもいませんでした。

チェーンを装着したレガシィは、実に頼もしく雪道を進み、「まだまだいけまっせ!」とアピールしているようでした。

今回はたまたま工房を出てすぐだったので、チェーンを着けて帰ることができましたが、途中の山道でスタックしてしまったら大変な目に会うところでした。

これからは、雪のときはチェーンを車に積んでおこうと思います。(Ku)

干し芋づくりのもうひとつのお楽しみ

先週作った干し芋は、その後、イタチやネズミに食べられることなく無事に干し上がってきています。

ただ、雨や雪の日もあり、乾燥状態はあと一押しといったところで、もう1日晴天の日に干して出来上がりにしたいと思っています。

さて、先週ちらっと書いた「干し芋づくりのもうひとつのお楽しみ」。

それは、”芋飴” づくりです。

たくさんのお芋を蒸していくと、お芋から蒸気の中に溶け出たでんぷんやら甘みが蒸し鍋の底に溜まり、これを煮詰めると芋飴になるのです。

だいぶ煮詰まった”芋飴”
だいぶ煮詰まった”芋飴”

お芋を蒸かし終えたとき、鍋の底に、お芋のよい香りがする茶色っぽい液体が1.5リットルほど溜まっていました。

これを水あめ状になるまで鍋でゆっくり煮詰めます。

”飴” としては甘みが薄く感じたので、砂糖と少しの塩で味をととのえたうえ、”はったい粉” を投入(”きなこ” でもおいしいようです)。

”はったい粉”を投入した芋飴
”はったい粉”を投入した芋飴

パン生地のようにまとまるまで、適当にはったい粉を追加しながら練り上げます。

練り上がった芋飴
練り上がった芋飴

これを棒状に伸ばし、はったい粉をまぶしながら食べやすい大きさに切り分けたら出来上がり。

出来上がった芋飴
出来上がった芋飴

お芋のほっこり甘い香りと、はったい粉の香ばしい風味の ”げんこつ飴” がたくさん出来上がりました。

なんと素敵な副産物でしょう!おやつがたくさん出来て大満足の干し芋づくりでした。

年が明けてから、なんだかおやつを作ってばかりいるようですが、仕事もちゃんと進めておりますのでご安心を。(Ku)