寒い日が続いています

よく冷え込んだ18日朝の工房の庭の風景です。

氷が張ったメダカの火鉢
氷が張ったメダカの火鉢

メダカを飼っている火鉢の水はカチンコチン。

でも氷の下でメダカはちゃんと生きてます(この後氷は割っておきました)。

火鉢の横に頭を出しているのはスイセンです。まだまだ春は遠いようです。

寒さに耐えるソラマメ
寒さに耐えるソラマメ

ソラマメは畑で寒さに耐えています。

朝はこんなふうにちょっとしおれたような感じなのですが、陽が当たり始めると見違えるようにスクッと元気になります。

ソラマメは冬の霜に当てないとうまく育たないそうで、”ああ、ソラマメでなくてよかった~” と私は思うのです。

カラカラになっていた植木鉢に水をやろうとしたのですが、蛇口は回らないし、蛇口につないでいるホースの中に残っていた水も凍ってしまったらしく、ホースを持っても ”バリバリッ” と氷の砕ける音がするばかり。朝の水やりはあきらめました。

そんな寒さの中で見つけたのが、”シイタケ” です。

丸太に生えたシイタケ
丸太に生えたシイタケ

以前薪用にもらった伐木の中にあった太い丸太をベンチ代わりに庭に転がしてあるのですが、この寒さの中、その丸太の凹みにシイタケがポコポコと生えているではありませんか。

小さくてちょっと分かりにくいのですが、上の写真で赤丸で囲んだ所にシイタケが生えています。

こんな寒い冬になぜ…。と思い調べてみると、シイタケは寒さに強く、冬のシイタケは特に ”茹(どんこ)” と呼ばれ、ゆっくり育つので味がギュッと凝縮されて美味しいのだとか。お鍋に入れて食べるのが今から楽しみです(Ku)。

「終い弘法」へ

金曜日21日は今年最後の京都東寺の弘法市 ”終い弘法(しまいこうぼう)” へ行ってきました。

弘法市へは年に一度のペースで出掛けているのですが、是非一度、一年で一番賑わうという12月の弘法市へ行ってみたかったのです。

お店も多く(普段の弘法市でも千軒を超えるといわれていますが…)、たしかにものすごい人出でした。通路の狭い箇所では人の流れに押されるばかりでお店を見る余裕も無く、ただ 「通過した」 という感じです。

東寺金堂のお参りの列
東寺金堂のお参りの列

金堂にはお参りの列が。私達も列に加わり、お参りをさせて頂きました(願い事は各自秘密…)。

私達の目当ては骨董やさん。それと、おいしいもの。

古い家具や金具、道具、それ以外にも何か掘り出し物が隠れていないか、皿のようになった目と、よいにおいに誘われた鼻に導かれるように人混みを歩き回りました。

弘法市で買ったもの
弘法市で買ったもの

今回私が買ったのは、古い木の箱(明治四年と墨で書かれています)と木の枕、干し芋(薪ストーブであぶって食べます)、それに参道に入る手前の道沿いで売っていた「東寺飴」です。

木の箱などは自分たちで作れるでしょう、と言われそうですが、日々使われてきたことによる140年分のこの深い味わいにかなうものは出来ません。願わくは私達の作品もこんなふうに長く人の手に触れ続けて欲しいものです。

この箱は、自宅の居間で駄菓子入れに使います。

木の枕は、枕としてはちょっと高いのですが、滑らかな曲線と、使われることによって浮き出た木目、深~い色合いがなんともいえません。上に座布団をのせると正座椅子代わりに使えます。

このほか、あんこたっぷりのアツアツの大判焼き、キャベツたっぷりのお好み焼き、弘法市名物の玉こんにゃくを頂きましたが、いつもパクッとしてから写真を撮るのを忘れたことに気が付く私達です。

ひなたぼっこでお昼寝中
ひなたぼっこでお昼寝中

ある晴れた日の ”ホジホジ君” 。日なたに出て熟睡してました。

気が付けば今年もあと8日。のんびりのホジホジ君がうらやましい…。(Ku)

動物の写真

現在工房では、個展でご注文いただいた椅子やスツールなどを製作中です。

芽を出したそら豆などは順調に育っていますが大きな変化は無く、リクガメのほじほじ君も寒さのためにほとんどの時間をおがくずの中に埋もれて過ごしています。

加えてこの季節には珍しく曇りがちのお天気で、庭に出る時間も短く、なんだか変化の少ない淡々とした1週間を過ごしました。

そんなわけで今週は、先日 ”イングランドの丘” で撮ってきた動物たちの写真を何枚かご紹介したいと思います。

餅菓子みたいなモモイロペリカン
餅菓子みたいなモモイロペリカン

”ワラビー広場” のモモイロペリカン。

翼や首をぴったりと折りたたんで座り込んだ姿がまるで餅菓子のよう。

こうしているとおとなしそうですが、エサの時間に他の動物が近づくと大声で威嚇するのだそうです。

お休み中のワシミミズク
お休み中のワシミミズク

夜行性のワシミミズクはお休み中でした。

じっと目を閉じている姿はまさに「森の哲学者」。実は人間の知恵をはるかに上回ってたりして…。

つぶらな瞳のモルモット
つぶらな瞳のモルモット

モルモットってこんなに大きかったんですね。体の割に小さな手足がかわいいです。

ほとんど空になったエサ入れに手をかけ、つぶらな瞳で見つめられました。ごめんね、何もしてあげられなくて…。

見張り中のプレーリードッグ
見張り中のプレーリードッグ

プレーリードッグは巣穴の近くでお馴染みの立ち姿。

アメリカでは害獣とされているようで、以前テレビで見た掃除機のような機械で ”スポッ,スポッ” と捕獲されていた姿を思い出しました。

ヒツジさん
ヒツジさん

”ひつじのくに” のヒツジさんです。

エサを購入して与えることができるのですが、エサを持っていない私が近づいてもそっぽを向くだけです。

羊の黒目が横長だってことにこの写真で気づきました。

さて、来週はどんな1週間になるのでしょうか。

そろそろ焼き芋がおいしい季節ですね。(Ku)

オーディオ棚の納品とコアラ

本日、南あわじのお客様からご注文いただいておりましたオーディオ用の収納棚を納品してきました。

オーディオ棚
オーディオ棚

春の淡路での展示会においで頂いたお客様なのですが、9月に工房へお越し下さり、オーディオ用の棚のご相談をいただきました。

その際にお聞きした
①本体を納める上部は使いやすさを優先させて扉,裏板なしの棚とする
②下部は雑誌などの雑多な物を収納したいので扉を付ける
③横に置くスピーカーとバランスの良いサイズとする
などのご希望をもとに3パターンほどの図面を作成し、10月半ばにご自宅にうかがってお部屋の雰囲気を確認するとともに、デザインの決定をさせていただきました。

また、スピーカーを直に床に置きたくないとのことで、「ヰ型」の簡単な台もつくって納めさせていただきました。

「ヰ型」のスピーカー台
「ヰ型」のスピーカー台

リフォームされたばかりの、木をたくさん使ったお部屋にとてもよく合い、とても喜んでいただけてほっとしました。

そして、”イングランドの丘” へ。

お客様のお宅から帰る途中にある農業公園 ”イングランドの丘” 。今日は 淡路島民は入場料が無料となる ”島民デー” だったこともあって初めて行ってみました。

ここは、”イングランド” なのになぜかコアラがいるので有名です。2人とも本物のコアラを見たことがなかったので、まずは「コアラ館」へ。

木の上でじっとしているコアラ
木の上でじっとしているコアラ

ちょうどコアラの昼食どきだったようで、エサのユーカリを黙々と食べているコアラが多かったのですが、木の上でじっと動かないコアラもいました。

上の写真のコアラはまるで木の枝に挟まってしまったぬいぐるみのようで、なんだか面白かったです。

コアラのほかにも馬やロバ、羊、プレーリードッグ、ペリカンなどのいろいろな動物がいてちょっとした動物園気分でした。大きなリクガメもいるようですが、もう冬のお休みに入ったとのことでちょっと残念でした。

思っていたよりも広くて楽しいものがいっぱいで、子供連れの知り合いが遊びにきたら案内するといいな、と思いました。ただし、そこかしこからおいしそうなニオイも漂って来るので、誘惑に負けないようにしないと…。(Ku)

来週から倉敷での個展です

先週の日曜日(14日)に”サンコア”さん(岡山県玉野市)での個展が無事に終了しました。遅くなってしまいましたが、ご来場くださったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

月曜日(15日)に搬出して淡路に帰ってきましたが、その後は23日から始まる倉敷での個展の準備に追われ、週一回を目標としているブログの更新がイレギュラーとなってしまいました。すみません。

個展の準備は順調に進み、昨日のうちにトラックへの積み込みやポスターの制作も済ませ、今日は珍しくゆったりとした搬入前日を過ごすことができました。

 

たくさん実を付けたハヤトウリ
たくさん実を付けたハヤトウリ

さて、工房の庭では今年もハヤトウリが葉を茂らせています。今年は植え替えをせず、せっせと肥料を与えたせいか、これまでになくたくさんの実がプラプラとぶら下がっています。

蔓が伸び放題のハヤトウリ
蔓が伸び放題のハヤトウリ

工房の壁際に張ったネットに蔓を這わせるはずだったのですが、今年はいつかの台風崩れの強風で上の方の蔓がちぎれたり外れたりしてしまったので、その後は蔓を充実させるために伸び放題にしておきました。そのせいか、庭のケヤキの枝にも蔓がからんでしまいました。

ケヤキにはちょっと気の毒ですが、ここは私達の食料確保を優先させて実の収穫までガマンしてもらうことにしました。

ハヤトウリの花の蜜を吸うスズメバチ
ハヤトウリの花の蜜を吸うスズメバチ

そして毎年のことですが、スズメバチがブンブンと大きな羽音をたてて、入れ替わり立ち替わりハヤトウリの花の蜜を吸いに来ています。巣を守るスズメバチは攻撃的ですが、自分の食事中は、それを邪魔さえしなければ攻撃はしてこないとのこと。

食事のお邪魔をしないよう、3つほど実を収穫しました。

収穫したハヤトウリ
収穫したハヤトウリ

ハヤトウリは日持ちがするので、個展が終わってからいただこうと思っています。

それでは、倉敷にてお待ちしております。

倉敷”スペースみき”さんでの個展は、10月23日(火)~28日(日) の10:00~18:00
(最終日は16:00まで)です。期間を通じて在廊しておりますので、お気軽にお立ち寄りください。(Ku)

暑さ寒さも彼岸まで

今週になってすっかり涼しくなり、朝晩は肌寒いくらいです。つい先日までのあの暑苦しかった日々がなんだか夢のようです。

まさに、”暑さ寒さも彼岸まで” です。

”秋の日はつるべ落とし” も文字どおり。日もすっかり短くなり、ちょっとグズグズしているとすぐに真っ暗になってしまいます。

昔の人の知恵や知識には敬服するばかりです。理屈ではなく、日々の生活の中で肌で感じ、実際に経験して得た知識を分かりやすい言葉でたくさん伝えてもらっていることに感謝し、もっと大事にしなければ、と思うのです。

ところで、工房には何匹かのヤモリが住み着いています。時々思わぬ所に潜んでいてびっくりさせられます。

昨日も、昼の間に組み立てた戸棚にかけていたクランプを外そうとするとその陰に…。

こんなところにヤモリが…
こんなところにヤモリが…

体長7cmほどのまだ小さいヤモリですが、あるときは床の上を木くずまみれになりながら走り抜け、またあるときは小物を入れた箱の隅に、としばしば姿を見せています。

”ヤモリ” は「家守」に通じ、家を守る縁起のよい生き物とされています。これも昔からの言い伝えですから、あながちでたらめでもないのでしょう。

つぶらな瞳と丸っこい優しそうな手、ちょっとずんぐり系の親近感のわく体。よく見るととてもかわいらしい、愛嬌のある姿です。私達は”やもっちゃん” と呼んで仲良く共生しています。

アート・クラフトフェスティバルinたんば2012
アート・クラフトフェスティバルinたんば2012

さて、来週末は『アート・クラフトフェスティバルinたんば2012』です。昨年に引き続いて2回目の参加になります。

広い芝生広場と、それを囲むたくさんの木々。自然いっぱいのとても素敵な会場です。会場でキャンプ泊できることもあり、昨年の参加で2人ともとても気に入ってしまいました。

太田秀世,太田久美子の2名でテントを2つ並べて展示します。是非お気軽に声をかけてください。この会場では、あらかじめ展示場所が決まっていませんので、会場に掲示される簡単な位置図などを手がかりにおいでください。お待ちしています。

よいお天気になりますように!!(Ku)