みんなハラペコ!

先週はまだつぼみだったカタクリの花が開きました。

カタクリの花
カタクリの花

雨の中、頭を垂れるようにして花を開いた姿は可憐でとてもきれいなのですが、葉の先が大きく欠けてなんとも痛々しい姿になってしまっています。

そう、春といえば、”クワゴマダラヒトリ”の幼虫の大発生。人を刺す毛虫ではないのですが、その食欲は旺盛で、草花や野菜の新芽を次々と食べてしまいます。

このカタクリも、芽を出した頃にその被害にあい、こんな痛ましい姿になってしまいました。

とにかく”捕殺”するしかないようで、仕事の合間に庭や畑を見回って退治するのですが、捕っても捕っても続々と周りの雑木林や草むらからやって来るのでキリがありません。でも放っておくときっと、何もかも丸裸にされてしまうので退治をやめることはできません。

どれくらいの数になるのか、退治した数を数えてみたところ、今週1週間で軽く千匹を超えました。毛虫たちが成虫になる7月頃までこのいたちごっこは続きます。

食欲旺盛な”ホジホジ”くん
食欲旺盛な”ホジホジ”くん

食欲旺盛といえば、我が家のリクガメ”ホジホジ”君も、です。寒い間はおがくずの中でウトウトしている時間が長かったのですが、ここ最近になって急に活動的になり、朝からうろうろバタバタ動き回っています。

菜っ葉やら庭で採ったタンポポの葉っぱやらを山のように入れてやってもあっという間に食べ尽くし、”エサが無い!!”と訴えているような目で見つめるのです。元気な証拠ですね。

エンドウ豆の支柱
エンドウ豆の支柱

もちろん私達人間の食欲も。

これは私の好きな”スナップえんどう”。遅霜の心配も薄れたので霜よけを外し、支柱を立てました。手前のプランターは”ニラ”です。

この他、この夏は枝豆,かぼちゃ,ナス,キュウリを育てる予定です。”ハヤトウリ”も去年の根から無事に新芽を出し、空豆,ブラックベリーも順調です。

エンドウの花
エンドウの花

エンドウは花もきれいです。でも私は花を見ながら「早く実になれ、早く実になれ…」と毎日つぶやいています。

ナナフシの子供
ナナフシの子供

毛虫以外の虫たちの姿もたくさん見かけるようになりました。まだ髪の毛よりも細い脚のナナフシの子をブラックベリーの葉陰に見付けました。キリギリスやバッタの子供達も跳びまわっています。

さて、仕事の方は、今回『木工家ウィークNAGOYA・2012』の企画イベントである「ちょっとスツール和みタイム(5月24~6月10日、東急ハンズ名古屋店)」に参加させて頂くことになりました。そちらに出品するため、定番のスツールや、スプーンなどのカトラリーを補充製作中です。

5月はこのほかに『ひめじクラフト・アートフェア』への参加と、地元の淡路で初めての展示会も予定しています。詳細はホームページでご案内していますが、このブログでも追ってご紹介させていただきます。(Ku)

春を告げる花

寒い日が続いています。

工房内では薪ストーブが燃えさかり、庭のメダカの火鉢はこのとおりカチンコチンです(氷の下でメダカはじ~っと春を待っています)。

氷の張ったメダカの火鉢
氷の張ったメダカの火鉢

あまりの寒さに私たちもあまり庭に出ない日が続いていましたが、火鉢の向こう側の水仙の陰で、今年もスノードロップが元気につぼみを膨らませているのに昨日気が付きました。

つぼみをつけた"スノードロップ"
つぼみをつけた”スノードロップ”

夏の間は地上部が全く無くなってしまうため、ついそこに植えてあるのを忘れてしまうのですが、冬の終わりが近づくとしっかり芽を出してきれいな花を咲かせてくれます。

”春を告げる花”だとか。

これから少しずついろいろな春の足音が聞こえてくるのでしょう。

2基目が完成した風車
2基目が完成した風車

さて、工房の近くで始まった風車の建設は、先日2基目が出来上がり、3基目の工事が始まりました。クレーンが立っているのが3基目の場所です。

夕焼けの中に立つ風車
夕焼けの中に立つ風車

昨日の夕方、きれいな夕焼けに風車のシルエットが浮かび上がっていました。

とても大きいのに、細く長い羽根とそれを支える一本の柱だけという非常にシンプルなデザインの風車は建造物としてはとてもきれいです。風景の邪魔になることもなく、これで音や影などの影響が無ければ言うことないのですが…(まだ稼働されていないので、風が吹いても羽根は回っていません)。

『民藝』2月号
『民藝』2月号

12月11日のブログで「平成23年度民藝館展」での入選をご報告させて頂いた”拭漆戸棚”を、日本民藝協会の機関誌である『民藝』2月号で紹介していただきました。

掲載された”戸棚”
掲載された”戸棚”

”シンプルに、ていねいに”を心掛けている私たちにとって、「さっぱりとしていて良い。」という内容の、とても嬉しい講評もいただきました。これを励みに今後もしっかりと仕事に取り組んでいきたいと思います。

一般の書店では扱われておりませんが、各地の民藝館,工藝館、民芸店などでお手に取っていただけますので、機会がありましたら是非ご覧になってください。(Ku)

子犬のレオくん

以前お納めした棚の引き出しの調整や、新しい文机の納品など、いくつかの用事を兼ねて先日姫路へ行ってきました。その際、少し時間に余裕を持たせて姫路に住んでいる叔父夫婦のところへ寄ってきました。

叔父夫婦には、今年の5月の姫路クラフトのときに泊めてもらったりしていつも何かとお世話になっているのですが、今回訪ねてみると何ともかわいらしい小さな白い犬がいるではありませんか。

実は叔父夫婦は以前から”キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル”という種類の小型犬(名前はキューちゃん)を飼っていたのですが、そのキューちゃんが老衰で急に死んでしまったので、最近新しく家族の仲間入りをしたというのです。

今度の新入りくんの名前は”レオ君”。あのジャングル大帝の小さい頃にとってもよく似ている(ような気がする)ということに由来しているのですが、生後2ヶ月のチワワとマルチーズのミックス犬です。

少し長めの真っ白な体毛に、くりくりっとしたつぶらな瞳が輝き、とにかく“やんちゃ”で片時もじっとしていません。おこたの布団の上を、まるで雪原を飛び跳ねるようにして走りまわったり、私たちの手や服の袖などにかじり付き、とても楽しそうにじゃれ回るのです。

歯の先がとがっているので小さな口でもかまれたあとはチクチクと痛みますが、でもとにかく元気で、体全体で『生きていることが楽しくてしょうがない!』というオーラを発散させています。小さな命の、その生命力の輝きに勇気づけられ、私たちももっともっと前を向いてがんばらねば、という思いを強く感じた出来事でした。このまますくすくと育っていってね。

それから、初めは真っ白だったのに、私たちとさんざん遊び回ったあとには少し黒っぽく汚れてしまいました。コレって、私たちの手が汚れていたってことですね…

ごめんなさいね…(Hi)

メリークリスマス
メリークリスマス!!

今日はクリスマスですね。”大荒れの天候”との予報でしたがここ淡路島では昨日少し雪が舞い、強風が吹き荒れてはいるものの晴れ間ものぞくお天気でした。

”もりのこ”に綿でひげを付け、赤い帽子をかぶせてみました。サンタクロースみたいでしょ。

メリークリスマス!!(Ku)

オクラとカメ

リクガメの”ほじほじ君”は、オクラが大好き。うっかり採り忘れて大きくなり過ぎてしまったオクラはほじ君のお腹に収まります。

オクラに夢中
オクラに夢中

ウトウトしていようが、寝床のおが屑の掘削に集中していようが、オクラを見せると目の色が変わるのが分かります。ドタバタと近づいてきて顔や口の周りをあの”オクラのヌルヌル”まみれにしながらあっという間に平らげます。

総じて青臭いものが好きなようですが、夏のオクラと冬のブロッコリーは特別のようです。青臭いものならと、先日ゴーヤの切れっ端をやってみましたが、2口ほどかじってからやっぱり苦かったのか、なんだかしばらくクシュクシュ口を鳴らしてました。

ん?
ん?

これは何?

オイルを塗って乾燥中の”もりのこストラップ”です。今回はご好評を頂いている自立するタイプを中心に補充しました。仕上げに、舐めても大丈夫な植物原料オイルを塗るのですが、きれいに乾くようにぶら下げて乾かすことにしました。乾いたらストラップ紐を付けて出来上がりです。使われて、触られて、テカテカにしてもらうのを一同楽しみにしております。

ニラの花
ニラの花

先週つぼみだったニラの花が咲きました。思いのほかきれいな花でびっくりしました。(Ku)

夏真っ盛り

梅雨が明けたとたん、夏真っ盛りといった暑い日が続いています。月曜日(11日)の工房からの帰り道、大阪湾上空にかなり大きな入道雲が見えました。

あまりの立派さに「花さじき」の近くに車を駐めて写真撮影。

まるで「天空の城ラピュタ」に出てくる”竜の巣”のようです。

かなとこ雲(2011.7.11)
かなとこ雲(2011.7.11)

調べてみると、”かなとこ雲”というそうで、積乱雲が成長しきると上部が平らになるとのこと。平らな面がちょうど対流圏と成層圏の境目になるらしく、高度はおよそ11kmだとか。壮大なスケールですね。

積乱雲の前を飛ぶ飛行機
積乱雲の前を飛ぶ飛行機

よく見ると、雲を避けるように飛行機が飛んでいました。神戸空港行きでしょうか?

収納棚の部材
収納棚の部材

さて、現在製作中の収納棚は、外枠についての主な部材の加工が終わりました。

写真手前の長い部材は棚の四隅の柱となるものです。棚ダボ孔の加工も済みました。真ん中あたりに立ててある板は、左右の側板になる部材です。ペーパーがけ前の「水引き」を済ませて乾燥中。これから引き出し,棚板などの製作にとりかかります。

熟睡中のカメ
熟睡中のカメ

こんなに暑い中でも、”ほじほじ君”はしっかり熟睡です。朝、ケージの置いてある部屋のカーテンを開けに行くと、完全に脱力して首の伸びた姿で熟睡しています。まるで行き倒れたかのようなこの姿。カメも夢を見るのでしょうか…(Ku)

メダカの孵化

メダカが孵化しました。

孵化したメダカ
孵化したメダカ

4年ほど前、工房の庭に使わなくなった火鉢を置いてメダカを飼い始めました。おととし初めて孵化させたのですが、なにぶん初めてのこと、とにかく見付けた卵のほとんどを保護してしまいました。当然、相当な数の小メダカが誕生することに…。ホームセンターで買った改良種なので自然に返すわけにもいかず、知り合いにむりやり里子に出したり、鉢の数を増やしたりとたいへんでした。

そんなわけで昨年はメダカの数が多く、自然にまかせました。その後初代のメダカたちが寿命を終え始めたため、今年は2年ぶりに卵を保護して孵化させることにしました。もちろん今度はほどほどの数を。

2週間ほど前、卵が産み付けられた水草の根を切り取ってプラスチックの容器に保護。少しずつ孵化し始め、金曜日にざっと数えたところ、30~40匹になっていました。今回もちょっと多過ぎたかも …。

小さいうちは親メダカに食べられてしまうので、親メダカの口に入らなくなる大きさに成長してから庭の火鉢に移します。

カマキリとの再会
カマキリとの再会

庭のツワブキの葉の上にカマキリを見付けました。場所といい、大きさといい、5月に孵化して放したカマキリの1匹ではないかと思います。よ~く見ると小さな羽虫のようなものをくわえてこちらを睨んでいます。無事に成長している姿を見ることが出来、安心しました。とはいってもまだ3cmくらいの羽のない幼虫の姿。立派に成虫になりますように。

もう一つのカマキリの卵も6月初めに孵化し、こちらはブラックベリーの茂みに放してやりました。カマキリ密度の異様に高い庭です。

ところで、ひとつ残念なご報告が。4月に飼い始めたカブトムシの幼虫の様子を確認したところ、死骸が見つかりました。うっかり乾燥させてしまったようです。幼虫たちに悪いことをしてしまいました。見付けた場所に残した幼虫たちが無事に成虫になることを祈っています。

ビワのジャム
ビワのジャム

ところで、先週収穫したビワの中に、未熟だったり熟れ過ぎのものなど、生で食べられないものがバケツに1杯くらいあったのでジャムを作ってみました。

皮をむき、種や内側の薄皮、傷んだ部分を取り除くのに2人で2時間ほどかかりました。柔らかくなるまで煮た後軽くジューサーにかけ、さらに煮詰めて出来上がりです。結構手間がかかりましたが、ビワと砂糖、レモン汁だけで作ったジャムはビワの風味たっぷりでとてもおいしく出来上がりました(手前味噌ですが…)。朝食のパンに付けたり、ヨーグルトに入れたりして食べています。瓶詰めにしたものが5本ほど出来たのでしばらく楽しめそうです。(Ku)