冬のおやつ

穏やかだったお正月とはうって変わり、グッと冷え込む日が続いています。

昨日の朝は、工房に着いたときの気温が-1℃で、この冬一番の冷え込みでした。

小諸に住んでいた時は、真冬は-15℃くらいまで気温が下がったので、それに比べれば春みたいなものなのですが、やっぱり寒いです。不思議なものですね。

さて、冷蔵庫から ”たたきゴボウ” や ”数の子” などのお正月料理が少しずつ消えていくとともに、仕事も通常モードに戻って、私はボチボチと確定申告の準備を始めました。

帳簿の整理でゴチャゴチャした机も冬の風物詩?
帳簿の整理でゴチャゴチャした机も冬の風物詩?

1年にいっぺんしかしない計算は忘れてしまっていたりして、なかなか思うように進みません。

そして、冬といえば、薪ストーブでの楽しいおやつ。

薪ストーブで焼いた”あん餅”
薪ストーブで焼いた”あん餅”

昨日のおやつは、お正月の残りの ”あん餅” 。

お餅が柔らかくなるまでじ~っくり焼いて、アチチチッ、ハフハフ… と賑やかにいただきました。(Ku)

食欲の秋、芸術の秋、実りの秋

まんまるいきれいなお月様が、ぽっかりと空に浮かんだ ”中秋の名月” の木曜日。

お月見だんごの代わりに、冷たい ”白玉ぜんざい” を作りました。

月見”白玉ぜんざい”
月見”白玉ぜんざい”

もっちもちツルンツルンの白玉だんごは2人の大好物(簡単に作れるし…)。

お月様のことはすっかり忘れておいしくいただきました。

さて、食欲の秋は、芸術の秋。

10月の「たんばクラフト」、11月には倉敷での展示会が控えており、現在、新作の製作やコモノの補充などの準備を進めています。

製作中の”小椅子”
製作中の”小椅子”

これは、製作中の「小椅子」です。

実はこの春に”旋盤” を導入しました。

まだまだ使いこなすまではいかないのですが、これまで手作業で削りだしていた丸棒や、スツールの丸い座面などを、ずっと手際よく加工できるようになりました。

上の写真に写っている ”カノポス壺” のようなものは、旋盤で加工した小椅子の脚の部材です。これをさらに手道具で削り、刃物の跡を付けてざっくりと落ち着いた雰囲気に仕上げていきます。

涼しくなって仕事もはかどるようになりました。展示会に来て下さるお客様に喜んでいただけるよう、しっかりと準備していきたいと思います。

植木鉢で生ったりんご
植木鉢で生ったりんご

お隣の方が植木鉢で(!!)育てられているりんごの実をくださいました。

盆栽などでよく目にする”姫りんご”ではなく、直径6~7cmはある立派なりんごです。

今年は数は少ないけれど、大きな実がついたとのこと。

どんな味がするのか、いただくのが楽しみです(あ、やっぱり食欲の秋で終わってしまいました)。(Ku)

ボイジャー1号

今週は、『宇宙探査機 ”ボイジャー1号” が太陽圏を出て恒星間空間に達した』という、とても興味深いニュースがありました。

地球と切っても切れない関係にある太陽の影響を受けない空間は、私達人間にとって全く未知の世界ですから、”宇宙戦艦ヤマト” ではありませんが、まさに”無限にひろがる大宇宙” に旅立ったということになります。

ボイジャーは、私がちょうど星やら宇宙やらに興味を持ち始めた頃に打ち上げられたこともあって、特に強い印象を持っています。

新聞に掲載された木星や土星の鮮明な写真に目を奪われ、切り抜きで新聞を穴だらけにしたり、ボイジャーに搭載されたレコードに収録されている、いろいろな国の言葉での挨拶や音楽、自然の音などが入った雑誌の付録の ”ソノシート” をドキドキワクワクしながら聴いたことを懐かしく思い出しました(そのソノシートはまだ大切に保管しています)。

ボイジャーが運んでいるレコードの音が入っているソノシート
ボイジャーが運んでいるレコードの音が入っているソノシート

ボイジャー2号やパイオニア10号,11号も、近い将来太陽系から旅立っていくとのこと。

手紙を入れて海に流したボトルが、いつか知らない国の岸辺に届くように、これらの探査機もいつの日か他の星にたどり着くかもしれません。

確かめるすべはありませんが、そんな探査機たちの旅を想像すると、ワクワクした心が一気に宇宙空間に飛んでいきます。

『野球カステーラ』
『野球カステーラ』

最近見つけた”うまいもの”。

三宮の、兵庫県各地の特産品を集めたお店で見つけた「楠堂本家 野球カステーラ」。

今年の6月末だったでしょうか。隣接している書店に行ったついでに、どんなものが売られているのだろうと、何を買うでもなくぶらぶら商品棚を見ていたところ、視界の隅で私の心を呼び止めるものが…。

そこにはシンプルな袋にパッケージされた「野球カステーラ」なるカステラ焼きが。

野菜カステラ、ベビーカステラ、ピンス焼き、人形焼きなど、一口サイズのカステラ焼きは知っているのですが、”野球” は初めてです。

しかも、それまで食べたことのあるものよりもなんだか柔らかそうだし、袋にキュッと詰まった様子に心をわしづかみにされ、試しに一袋買ってみました。

夜のコーヒータイムで早速食べてみると、ほどよい甘さ、心地よい弾力、あっさりした飽きのこない素朴な味…。

袋を開けるときは、今日と明日とで半分ずつ食べようと思っていたのに、途中でやめることができず、2人でパクパクッとあっという間に一袋食べ終えてしまいました。

ボール、バット、ミット、グローブ、キャッチャーマスク、トロフィーなど、形によって微妙に食感が違うのも楽しいです。

以来、三宮へ出掛ければ、必ず買って帰ることにしています。

湊川にあるお店に行けば焼きたてが食べられるとのこと。機会があったら是非行ってみたいと思っています。(Ku)

ビワのジャムづくり

先日収穫したビワのうち、生で食べるにはキズがひどかったり、小さすぎたり、甘みが少なそうな実を選んでジャムを作りました。

以前、キズのひどい実がたくさん穫れてしまったときに初めて作ったのですが、とてもおいしかったので、今回はちょっと多めに ”ジャム用” の実を選別しました。

まずは、皮をむき、種を取り、内側の薄皮もできるだけていねいに取り除くという作業をひたすら行います。”アク” のせいで爪は真っ黒になり、肩も凝りますが、ここで手を抜くと舌触りが悪くなるので一番大切な作業です。

まるで ”カニ” を食べるときのように、2人とも無口になってひたすらビワに向かいます。途中、「これはジャムにするには惜しい!」と思うような立派な実が混じっていたりすると、それはその場でそっと自分の口に放り込みます。

”実” だけになったビワ
”実” だけになったビワ

きれいに実だけにしたビワに砂糖を加えて弱火にかけます。

煮えて柔らかくなったビワ
煮えて柔らかくなったビワ

しばらくすると、溶けた砂糖とビワから出た水分で柔らかく煮えた”コンポート” 状態に。

もちろんこの状態でもとってもおいしいので、少しつまみ食いを…。

次に、ゴロゴロした実の食感を残すように、ごくごく軽くミキサーにかけたのち、レモン汁を加え、適度にとろみがつくまで煮込んでできあがりです。

出来上がったビワのジャム
出来上がったビワのジャム

ビワの味が凝縮されたジャム。パンやクラッカーに付けるのはもちろんですが、ヨーグルトに入れると絶品です。我が家では、毎朝ヨーグルトに入れていただいています。

ビン詰めにすれば長期間保存できるので、生のままだと旬の今しか味わえないビワの味を長く楽しむことができます。熱いうちに、消毒したビンにせっせと詰めます。

ビワのジャムを詰めたビンを並べ、冬ごもりの前にどんぐりをたくさん蓄えたリスのように大満足の私達でした。(Ku)

地元淡路での展示会のご案内

昨年に引き続き、今年も地元淡路で展示会を行います。
サンシャインホールでの展示会のご案内-1
サンシャインホールでの展示会のご案内-1

会期は今度の金曜日(6月7日)~月曜日(10日)、場所は昨年と同じ、淡路市のサンシャインホール2階ギャラリーです。

サンシャインホールでの展示会のご案内-2
サンシャインホールでの展示会のご案内-2

食器棚や飾り棚,テーブル,ビュロー,椅子,ベンチ,衣桁,額,木のカトラリー,木のボタンなどなど、ひとつひとつ心を込めてていねいに作り上げた作品を展示・販売いたします。

新作の椅子やモビールなど、昨年とはまた違った内容の展示をおたのしみいただけるよう、ただいま最後の追い込み中です。

注文製作も承りますので、お気軽にご相談ください。

2人で会場でお待ちしております。是非お立ち寄りください。

そらまめ
さやの中のそらまめ

さて、工房の畑では ”そらまめ” が収穫できるようになりました。

”さや”? を開くと、まるでふかふかのふとんにくるまって熟睡しているかのような立派なお豆さんたちが姿を現します。

ふかふかのふとんの中のそらまめ
ふかふかのふとんの中のそらまめ

そらまめのさやを開くたび、”なんて気持ちよさそうなんだろう!そらまめになってみたい!!” と思うのは私だけではないはず…。

さやから出されたそらまめ
さやから出されたそらまめ

新鮮なそらまめは、良い香りがして柔らかくて甘くって、塩ゆでにするだけでもおいしいのですが、今日は「そらまめのポタージュスープ」にしていただきました。

そらまめのポタージュ
そらまめのポタージュ

そらまめの風味と、これも今が旬の”淡路の新玉ねぎ”の甘みがギュッと濃縮された、見た目も涼しげなミントグリーンの、とてもおいしい一品となりました。(Ku)

レンゲ畑

最近すっかり見かけなくなった ”レンゲ畑” を家の近くで見つけました。

レンゲ畑
レンゲ畑

国道沿いにポツンとある小さな水田なのですが、今、レンゲの花盛りです。

子供の頃は田植えが近いこの時期になると、そこらじゅうレンゲ畑だったのですが、いつの間にか見かけることがなくなりました。

たまに田んぼに赤紫色の花を見つけて「レンゲかな?」と近づいてみると盛大に繁った ”カラスノエンドウ” だったりしてがっかりするのです。

仕事に行く道すがら、毎朝見ることのできるこのレンゲ畑、これからもずっとこのままであって欲しいものです。

”ミラノ風チキンカツレツ”
”ミラノ風チキンカツレツ”

今夜のおかずは ”ミラノ風チキンカツレツ” です(なんとおしゃれな名前!!)。

しばらく前、それはそれはおいしそうな写真が新聞の料理欄に載っていました。

材料が手近なものばかりで、「我が家にピッタリ!これは作ってみなければ!!」 と、チャレンジしてみたところ、粉チーズとニンニクの風味が効いたサクサク感が新鮮で、2人共の大のお気に入りに。

鶏の胸肉を使うのでリーズナブルなうえ、油で揚げないのでとってもヘルシー。

で、今夜は早速2回目です。

レンジでチンしたかぼちゃとじゃがいもと一緒においしくいただきました。(Ku)