『WORK CHAIRS』へ出品します

毎年この時期に、全国各地の木工家が名古屋に集い、いろいろなテーマを決めた展示会やフォーラム、勉強会などを集中して行う 『木工家ウィークNAGOYA』 というイベントが開かれており、今年で6回目になります。

昨年初めて、その一連の展示会のひとつ 「ちょっとスツール 和みタイム」 というスツールをメインにした展示会に参加させて頂いたのですが、今年は「WORK CHAIRS」という、椅子の展示会に参加させて頂く事になりました。

ひとことで ”椅子” といっても、食事用,読書用,居眠り用など、いろいろな役割に適した様々な椅子があります。この「WORK CHAIRS」~はたらく木の椅子展~は、作り手が「○○をするための椅子」というテーマを持って製作した椅子の展示会です。

北海道から九州まで、全国の27名の木工家が製作した50脚の”はたらく木の椅子”が展示されます。

私達は、「座って体操をするための椅子」,「玄関で身支度をするための椅子」,「台所でお鍋の番をするための椅子」の3点を出品します。

会場は、名古屋市にある約90年前に立てられた洋館を整備した施設 「文化のみち橦木館」 です。お近くにお出掛けの機会がございましたら、是非お立ち寄りください。(Ku)

『WORK CHAIRS』のご案内
『WORK CHAIRS』のご案内

ひめじクラフト・アートフェアが終わりました

ご報告が遅くなりましたが、先週土,日、「第13回ひめじクラフト・アートフェア」が終了いたしました。

それまでず~っとよいお天気が続いていたのに、週末をねらったかのような雨模様。

金曜日は雨の中の搬入、テント設営となりました。

あらかじめ雨天を想定して準備をしていたことに加えて風が無かったこともさいわいし、大きな問題なく搬入を済ませることができました。

長靴を忘れて足回りがグジョグジョになった、昨年の「たんばクラフト」の台風の中での撤収など、いろいろな失敗を経験し、少しずつ野外ならではの準備にも慣れてきたようです。

そして1日目。   朝から降ったりやんだり。

あがりそうであがらない雨に、やむをえず椅子などの大きな家具も狭いテント内に無理矢理押し込めて展示しました。見にくい展示になってしまい、雨の中せっかくお越しくださったお客様に申し訳なかったです。

2日目は前日とうって変わり、今度は暑すぎるくらいのお天気に。

お天気の回復を待っておられた方が多かったようで、たくさんのお客様が朝から会場にあふれかえりました。

2日目の展示
2日目の展示

椅子,スツールなどの大きな家具はテントの外に出し、見やすく展示することができました(ただし大きな家具は日影を追って、写真の右側→テント内→左側 と移動させます)。

卓上モビール
卓上モビール

今年初めて出品した、小さな ”卓上モビール” です。そよ風にユラユラ揺れる様子が目を惹いたのか、ご好評をいただきました。

今までにないほど、それはそれはたくさんの方と楽しいお話しをさせていただきました。おいでくださった皆様、本当にありがとうございました。

そして毎回のことながら、準備をしてくださったスタッフの方々には頭が下がるばかりです。また、今回は、ボランティアの方がテントの片付けを手伝ってくださいました。いつも2人でモタモタしながら片付けるテントを一瞬のうちにパッケージしてくださり、とても助かりました。ありがとうございました。

私達の大好きなお堀端の通路
私達の大好きなお堀端の通路

モミジがトンネルのように枝を伸ばす姫路城お堀端の通路は私達のお気に入り。朝夕、駐車場から会場へ向かう間、新緑を堪能します。

来年もまた、ここが通れますように!!

キュウリの花
キュウリの花

工房の畑に植えたキュウリに花が咲き始めました。小さな花ですが、近づいてよく見てみると、”葉脈” のような筋が透けて見えて意外にきれいな花です。

かぼちゃの芽
かぼちゃの芽

こちらは芽を出した ”かぼちゃ”。実がなるまではまだまだかかりますね。(Ku)

夏野菜の苗を植えました

夏野菜の苗を植えました。

夏野菜の苗
夏野菜の苗

連作障害を避けるための場所のやりくりで、今年はこのちょっと狭い部分に、きゅうり,なす,オクラを植えました。

夏野菜の苗2
夏野菜の苗2

右から、きゅうり4本、なす3本、オクラ2本です。

なすは、去年 ”接ぎ木苗” を植えて台木の方を盛大に繁らせてしまうという失敗をしたので、今年は接ぎ木でない苗を買いました(「うちのなすはよそのと比べてすごく立派!!」なんて喜んでいたら、台木が伸びていたようで、トゲだらけの枝に花はたくさん咲いたのに、実はほとんど穫れませんでした)。

夏は実のなる野菜が多くてとっても楽しいです。

このほか、かぼちゃ(タネを播いて苗作り中)、スナックエンドウ(少しずつ実が穫れ始めました)、ソラマメ(現在花盛り、伸び盛り)、そしてハヤトウリ(芽、伸び始め)が、今年の我が家の夏の畑といったところです。

顔を出した小判草の実
顔を出した小判草の実

工房の庭のモミジの根本に植えている ”小判草” が青々と茂り、実を付けた穂が出始めました。

数珠つなぎになって顔をのぞかせる姿は、まるで外に出るのを恥ずかしがっている小さな子供達のようで、なんだかほほえましい感じがします。

ひめじクラフト・アートフェア
ひめじクラフト・アートフェア

さて、今度の土日は、『ひめじクラフト・アートフェア』です。

125番ブースで2人でお待ちしています。今回は偶然、お隣のブースも淡路島の革の作家さんです。淡路島パワーをまき散らしてがんばってきます。

よいお天気になりますように!!(Ku)

「三田手仕事展」が終わりました

この週末を狙ったような ”爆弾低気圧”。

テレビやラジオから繰り返し流れる 「不要な外出は避けるように!」 との警告にもかかわらずたくさんのお客様にご来場いただき、今年の『三田手仕事展』も無事に終了いたしました。

強い雨、風の中、ご来場下さったみなさま、ほんとうにありがとうございました。

2013年「三田手仕事展」展示の様子
2013年「三田手仕事展」展示の様子

今年は定番の椅子,スツール,厨子などの家具のほか、額や花入れ,木のボタンなどを展示させていただきました。

ワークショップの木箱
ワークショップの木箱

ワークショップでは木箱を作って頂きました。シンプルな形なのですが、ひのきを使っていて、スタッキング出来るのが特徴です。

電動ドライバーを初めて使われる方もいらっしゃいましたが、何本かビスを締めていくうちに慣れ、楽しんで組み立てて頂けたようです。

また来年、楽しく作れて、しっかり使っていただけるようなワークショップを用意したいと思っておりますので、ご期待ください (『三田手仕事展』は毎年4月の第1土・日曜日に開催されます)。

さて、手仕事展に出掛ける前にちょうど花を開いた我が家の「一才桜」。

「一才桜」は葉桜に…
「一才桜」は葉桜に…

出掛けている間に満開を迎え、もう ”葉桜” です。

樹を丈夫にして来年もしっかり花を付けてもらうため、散る前に花を摘み取ります。ちょっとかわいそうですが…。(Ku)

展示会シーズンの幕開け

「芸術の ”春” 」 とはいいませんが、春は展示会シーズンの幕開けであり、冬の間コツコツと製作に励んでいた作家さんたちが、待ちかねたように作品を発表しはじめる季節です。

私達も来週末(4月6,7日)、今年最初の発表の場として、「三田手仕事展」に参加します(今年の展示会の予定はこちらをごらんください)。

三田手仕事展ご案内
三田手仕事展ご案内

今回で6回目を迎えるグループ展で、場所はいつもの古民家『縁』(兵庫県三田市 詳細はこちら)。

織り、染め、縫い物、革、陶器、漆、焼菓子、木工など12名の手づくり作家が、百年の時を経た落ち着いた空間で、心を込めて制作したこだわりの作品を展示販売いたします。

今回私達は、厨子、サイドテーブル、棚、椅子、スツールなどの家具と、定番の額、花入、木のボタン、スプーンなどの小物に加え、新作のトレイや小箱などの展示を予定しています(その他、ちょっと遊び心のある小物も制作中です。間に合うようにがんばります)。

また、ワークショップは、「ひのきで作る整理箱」を予定しています。文庫本,CD,布や玩具などの整理、収納に気軽に使っていただける丈夫な木箱です。組立は簡単ですので、是非チャレンジしてください。

桜の季節、お出掛けの際にはお気軽にお立ち寄りください。

つぼみのふくらんだ一才桜
つぼみのふくらんだ一才桜

我が家の桜(盆栽の「一才桜」)のつぼみも、だいぶふくらんできました。

普段は工房の庭に置いているのですが、家で花を観賞しようと持ち帰って来ました。

花が咲くのは今週半ばくらいでしょうか。(Ku)

台風17号と『たんばクラフト』

この週末は『アート・クラフトフェスティバルinたんば』でした。

発生当初は、近畿地方には影響のなさそうだった台風17号。その後、進路や速度を少しずつ変え、よりによって年に一度のクラフトフェスティバル当日に近畿に接近するらしいという気になる状況の中、出掛けることになりました。

搬入した金曜日は、これぞ”秋晴れ” というような、台風の接近を全く感じさせない快晴でした。

黄金の田んぼ
黄金色の田んぼ

丹波市周辺は酒米の『山田錦』の産地です。山田錦は普通の食用米よりも刈り取りが遅いとのことで、道すがら、そこここにまだ黄金色の田んぼが拡がっていました。

ラジオから流れるこぼれ話に大笑いしながらの約2時間のドライブ(1tトラックですが…)ののち、無事に会場に到着。汗ばむような暑さの中、昨年と同じ場所に出展用とキャンプ用のテントを設置しました。

1年ぶりのキャンプのディナーは唐揚げをトッピングしたカップラーメンとパン。そして豆菓子をつまみにビールを1杯。シメは淹れたての熱いコーヒー。外で食べると何でもおいしいものです。

そして1日目。

朝から曇り空。今にも降り出しそうな薄暗さになったかと思うと雲の切れ目から薄日が差したりと、一進一退をくり返しながらなんとか夕方まで雨に降られずに済みました。

展示品をしまい、テントの屋根を下げて夜の態勢が準備できた頃にとうとうポツポツと雨が降り出し、夜の交流会の間にはもう傘が無いと歩けないほどに…。

テントに戻り、シュラフに入ったところで、ななっ、なんと雨漏りが…。しかもひどくなる一方で、このままでは朝までにびしょ濡れになってしまう!と、トラックの荷台に掛けてきた”ブルーシート” をテントの上に掛けてなんとか急場をしのぎました。次回までに修理せねば…。

そして2日目。

雨の中での展示
雨の中での展示

前夜から降り続く雨。そこかしこに水溜まりも…。台風も順調に(?)近づいているとのことで、クラフトフェアも”13時まで” と短縮が決まりました。

さいわい”漆” は水に強く、拭き漆仕上げの椅子やローテーブルなどの家具は雨をそんなに気にせず展示できたのですが、オイル仕上げのものは濡れるとシミになりやすいので、私のコモノは一部のみを、雨の当たりにくい所にこぢんまりと並べさせて頂きました。

「こんな雨の中、お客様が来られるのかなあ」、と心配だったのですが、「1年間楽しみにしていて、昨日は仕事でどうしても来ることができなかった」とおっしゃる方などが、傘を差したりカッパを着込んだりして思いの外たくさん来てくださいました。せっかく雨の中お越し下さったお客様に、用意した作品のごく一部しかご覧頂けず、申し訳なく思っています。

傘やカッパは準備していったのですが、”長靴” まで考えが至らなかった私達。靴の中をズブズブにしながらなんとか荷造りし、帰路につきました。どしゃ降りの中工房に帰ってきたのですが、トラックから荷物を降ろしている間に雨はすっかりあがり、外に出るときれいな夕焼け空が拡がっていました。雨がいちばんひどいときに片付けをしたようです…。

この『たんばクラフト』は、よく雨にたたられるそうですが、それでも台風に当たるのは初めてとのことです。お天気ばかりはどうしようもないのですが、とても残念です。

そんな難しい状況の中、滞りなく運営をしてくださった実行委員の方々には感謝するばかりです。ほんとうにありがとうございました。

さて、『たんばクラフト』 への参加では、実はもうひとつ楽しみがあるのです。そう、”たんば” といえば、『栗』です。

立派な丹波栗
立派な丹波栗

昨年、途中の道の駅で買った丹波栗がとてもおいしくて、今年も買って帰ってきました。

秋の味覚
秋の味覚の大ご馳走

今日の夕ご飯は、新米で炊いた栗ごはんと、特売で買ったトレトレのサンマの塩焼き、そして工房の畑で採ってきた秋なすのお味噌汁です。秋の味覚の大ご馳走です。

残りの栗は、昨年同様”渋皮煮” にして、なが~く楽しむつもりです。

来年もたんばで栗が買えますように!そして、お天気に恵まれますように!!(Ku)