おかげさまで、10回目を迎えます。

いよいよ来週の火曜日から、倉敷での展示会 『太田秀世 木工展-2014-』 が始まります。

現在、最後の追い込み準備中で、ブログの更新もイレギュラーになってしまいました。

倉敷での展示会は、おかげさまで今年で10回目を迎えます。

会場は、初めての個展からお世話になっているギャラリーで、ドライで面倒見のよいオーナーさんに支えられながら、これまで続けてくることができました。

これからも、長く回を重ねていきたいと思っています。

机(DM)
机(DM)

ご案内のDMの写真は、書き物机やサイドテーブルなどとしてお使い頂ける、拭漆仕上げの小さめの机です。

コンパクトですが、曲面の柔らかなシルエットが特徴です。是非会場でご覧になってください。

会期を通じて2人で在廊しておりますので、お気軽に脚をお運びください。
(詳細は、ホームページ『展示会案内』に掲載しておりますのでご参照ください。)

倉敷の展示会のご案内
倉敷の展示会のご案内

さて、準備でバタバタしていても、季節はしっかり進んでいきます。

工房の庭では秋の花々が咲き始めました。

「大文字草」の花
「大文字草」の花

「大文字草」は、花の形が、漢字の「大」の字に似ていることからその名が付いたそうです。人の形にも見えます。

「ツワブキ」の花
「ツワブキ」の花

毎年盛大に真っ黄色い花を咲かせてくれる「ツワブキ」。

” フキ” と同じように食べられるようですが、厳密には ” フキ” ではないそうです。

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「ホトトギス」の花

これは、「ホトトギス」 の花。

鳥の ”ホトトギス” の胸の模様に似ているためにこの名が付いたそうですが、私はどうしても、アニメの ”ドラゴンボール” に出て来た、なんとかいうエイリアン(?) を思い浮かべてしまいます…。

花を開く直前の「リンドウ」
花を開く直前の「リンドウ」

蕾がほころび始めた「リンドウ」。

きれいな花がこんな風にギュッと畳まれているのが不思議です。

ブロッコリー
ブロッコリー

おっと、これは花を開かせてはいけません。

ブロッコリーは花が咲く前に私たちのお腹に納めます。(Ku)

月とお芋

刻一刻と台風19号が近づいてきています。

まだ雨は強くありませんが、風の音は少しずつ強くなってきました。

今回の台風19号は ”猛烈な台風” ということで、昨日の日曜日に仕事をして、今日は自宅で台風をやり過ごすことにしました。

風で飛びそうな物の片付けや工房の雨漏り対策など、ひととおりの備えはしたので、あとはできるだけ穏便に通り過ぎてくれることを願うばかりです。

さて、先週の水曜日は久しぶりに皆既月食を眺めることができました。

初めは、道ばたに双眼鏡とカメラを構える怪しい2人組み (そう、それは私たち!!) だけでしたが、皆既状態になった頃には、ご近所の方々も外に出て来られ、にぎやかなひとときになりました。

皆既月食(2014.10.8)
皆既月食(2014.10.8)

空にぽっかり浮かんだ赤銅色のお月さま。

何回見ても幻想的です。

次回は来年4月とのこと。またお天気に恵まれますように!

収穫したサツマイモ
収穫したサツマイモ

今年も ”干し芋作戦” は着々と進行中。

去年は収穫が遅かったためか、お芋が大きくなり過ぎて ”す” が入っていたり、蒸しても充分柔らかくならなかったりしたので、少し早めに収穫しました。

去年より少し少ないですが、2人で食べるには充分です。

これからしばらく熟成させてから、干し芋に加工するのですが、保存期間中はネズミやイタチの襲撃に要注意です。(Ku)

無事に実りの秋になりますように!

夏らしく晴れた日が数えるほどしかなかったこの夏。

野菜の高騰のニュースを目にすることも多く、これからのおいしい果物の季節が少々心配な今日このごろです。

ありがたいことに、工房の畑では台風や天候不順の影響はほとんどみられませんでした。

たくさん穫れた”坊ちゃんかぼちゃ”
たくさん穫れた”坊ちゃんかぼちゃ”

今年は坊ちゃんカボチャがたくさん実を付けました(上の写真は今手元に残っている分で、すでに8個ほど食べました)。

毎朝せっせと、虫と一緒に受粉に協力してあげた甲斐がありました。

キュウリもよく実り、” 朝起きたらキュウリかカッパになっているかも…” と心配になるくらい、毎日のように2人でボリボリと丸かじりしておりました。

第二弾の ”地這キュウリ” も、やや弱々しいものの実を付け始めています。

今まであまり元気の無かったナスもここにきて大きな実を付けるようになりました。

3年ぶりに植え替えた ”はやとうり” も葉を茂らせています。

無事に実りの秋を迎えられますように!!

白いゴーヤ
白いゴーヤ

お隣からいただいた白いゴーヤ。

毎年きれいなゴーヤのカーテンを育てられているのですが、今年は初めて、半分を白いゴーヤにされたそうです。

ツルッとしていて、ヘタを切ったら、まるで樹脂で作ったゴーヤのオブジェみたい。

チャンプルーにして頂きました。(Ku)

代わり映えはしませんが…

工房脇の畑。

代わり映えはしませんが、今年も ”ソラマメ” と ”スナップエンドウ” からスタートです。

畑の”ソラマメ”と”スナップエンドウ”そして初収穫
畑の”ソラマメ”と”スナップエンドウ”そして初収穫

もう遅霜の心配は無さそうなので、 ”スナップエンドウ” の霜よけネットを外したところ、ネットの中で思いの外成長しており、いきなり 『初物』 が収穫できました(窮屈な思いをさせていてゴメンよ!)。

近々、キュウリ,ナス,かぼちゃ,オクラなどの定番の夏野菜も植える予定です。

さて、来週末の5月3,4日は、”丹波年輪の里”(兵庫県丹波市柏原町) で開催される 『木づくりいいもの市』 に参加させていただきます。

兵庫県内の木工作家16名が、自作の家具や木のコモノなどを展示販売するイベントです。

丹波年輪の里では、ゴールデンウィーク中、このほかにも木工関係のイベントがいくつも開催されるようです(詳細は丹波年輪の里のホームページをごらん下さい)。

『木づくりいいもの市』のご案内
『木づくりいいもの市』のご案内

「こだわりの飲食ブース」もあるようで、こちらも楽しみです。

会場は自然いっぱいの広~い芝生広場です。ゆったりとした時間を過ごしに、ぜひ脚をお運びください。

良いお天気になりますように!!(Ku)

雪に埋もれたソラマメの運命やいかに…

先週末に続く大雪。

淡路でも金曜日未明から雪が降り始めました。

先週は明け方から雨になったようで、朝起きた時には家の周りの雪はほとんど溶けた状態だったのですが、今週はしっかり雪化粧をしていました。

ずっと雪は降り続いていましたが、道路に雪が残るほどではなく、いつも通り工房へ出掛けました。

ところが、市街地から山あいの道に入ったとたんに路面に雪が残りはじめ、尾根筋を通る県道はもはや ”雪道” 。途中2台ほど、スリップして動けなくなった車が乗り捨ててありました。

走行距離21万kmを越え、先日18年目を迎えた私達のレガシィは、ノーマルタイヤにもかかわらず、老体に鞭打ってなんとか無事に工房に到着。

丸太の上に積もった雪(朝)
丸太の上に積もった雪(朝)

工房の周りは”雪化粧”どころではありません。目隠しをして連れてこられたら、絶対にここが ”淡路島” だとは思わないでしょう。

朝の時点で7cmほどの積雪が。
朝の時点で7cmほどの積雪が。(朝8時頃)

地面の雪の深さを測ってみるとおよそ7cm。

雪に埋もれた畑
雪に埋もれた畑

畑も雪に埋もれてこのとおり。

霜よけの覆いをしてあるエンドウ(写真奥のモコモコした列)はまだしも、すっかり雪に埋もれてしまったソラマメの苗は大丈夫でしょうか!?

”霜に当てろ” とは書いてありますが、”雪に埋めろ” なんてどこにも書いてありません。

雪に埋もれたソラマメの運命や、いかに…

その後も雪はシンシンと降り続き、積雪は増える一方。

鉢に積もった雪
鉢に積もった雪

お昼頃には鉢に積もった雪もこんなに深くなっていました。

”このままじゃあ帰れなくなる!!!” とお昼で仕事を切り上げ、念のためにスコップやら長靴やらを車に積み込んで帰途についたのですが…

工房の敷地を出る緩やかな上り坂でタイヤがスリップし、どうにもこうにも進まなくなってしまいました。

ここで出番を迎えたのは、十数年前に購入し、新品のまま、一度も使う機会が無く、『もう使うことはないだろうな』とは思いながらも工房で保管していた樹脂製のチェーンです。

工房に戻り、棚の奥からケースを引っ張り出し、ビニールのパッケージを破って中身を確かめてみると、さいわいゴムの劣化もなく、使えそうなことが分かりました。

説明書を片手に無事装着。

初めてチェーンを装着したレガシィ
初めてチェーンを装着したレガシィ

もともとは長野で、冬用タイヤでも走れなくなるような状態になったときのために購入したものでしたが、まさか淡路で使うことになるとは思ってもいませんでした。

チェーンを装着したレガシィは、実に頼もしく雪道を進み、「まだまだいけまっせ!」とアピールしているようでした。

今回はたまたま工房を出てすぐだったので、チェーンを着けて帰ることができましたが、途中の山道でスタックしてしまったら大変な目に会うところでした。

これからは、雪のときはチェーンを車に積んでおこうと思います。(Ku)

”干し芋作戦” は終盤を迎えました

昨年、芋作りから始めた ”干し芋作戦” は静かに着々と進行し、終盤を迎えました。

10月に収穫した干し芋用のさつまいも 「タマユタカ」達 は、ネズミの襲撃を避けるべく、オーバーハング状に設置したコンテナの中で約3ヶ月の熟成期間を過ごしました。

この間、自宅の台所で2回ほど、少しのお芋で試作をし、ほどよい蒸し時間や芋の厚さなどを探っておりました。

そして、晴天が2,3日続くと見込まれたこの月曜日、いよいよ干し芋への加工に踏み切りました。

土をしっかり洗い流すとともに、傷んだ部分を取り除き、蒸し器へ。

いもを蒸しています
お芋を蒸しています

普段家で使っている鍋ではとても追いつかないので、餅つきのときに使う大きな蒸し器とコンロを実家から借りてきました。

2段のセイロにおいもを詰め込んで、じっくり蒸すこと約2時間。

蒸し上がったおいも
蒸し上がったお芋

竹串がスッと通るようになったら蒸し上がり。

アツアツのうちに皮をむきます。

それはそれは熱いので、2人で 「熱っ!熱~っ!」 と大騒ぎ…

皮をむいたお芋
皮をむいたお芋

熱い間はきれいに切れないので、冷めるまで待ちます(この日はできるだけホコリが出ない作業をしました)。

切ってザルに並べたお芋
切ってザルに並べたお芋

冷めたら、1cmほどの厚さに切って、ザルに並べます。

切って並べているだけのはずなのに、なぜかときどき口が動き、お腹がふくれます。

2段のセイロで2回分のお芋は、おおきなザル6枚と、3段の干し網と、2人分のお腹いっぱいになりました。

お芋、干しています
お芋、干しています

あとはときどき裏返しながら、晴れた日に7日ほど干すだけ。

でも、山の中ならではのたくさんの敵が狙っているので油断大敵です。

干している間はカラスやノラネコにいたずらされないよう、しっかり網をかけて。夜間部屋に取り込んでいる間はネズミやイタチに食べられないよう扉や窓をしっかり閉めて。

順調にいけば来週早々においしい干し芋がたくさんできあがるはずです。

実はこの干し芋作りにはもうひとつおまけの楽しみが…。

それはまた後日ということで。(Ku)