さつまいもの収穫

薪ストーブで焼いた干し芋がえらく美味しくて、手に入りやすい鳴門金時で作ってみたけれど、ホクホクしたお芋の質のためにあまり上手に出来なかったということを、今年1月13日の『干し芋に魅せられて』でご報告しました。

その後、干し芋に適した、もっとねっとりした種類のお芋を探してみたのですが、身近では販売されていないことが分かりました。

ならばと、干し芋に適したお芋を育てるところから始めることに。

このブログではサツマイモのことはほとんどお知らせしてきませんでしたが、実は ”干し芋作戦” は着々と進行中だったのでありました。

5月、干し芋に向いているという 「タマユタカ」 というサツマイモの苗をインターネットで取り寄せ、10本の苗を植え付けました。

それはそれは元気なサツマイモで、葉やツルが茂るわ、茂るわ…。隣に植えたカボチャの一部が負けてしまうほどの勢いでした。

周りの鳴門金時の畑で収穫が始まったので、私達も収穫をすることにしました。

今年は水不足や暑さのせいで地域によってはお芋の出来があまり良くないとか、葉やツルが茂りすぎるのはよくないとか、ちょっと心配でしたが…

収穫したサツマイモ
収穫したサツマイモ

掘り始めてみると、大きなお芋がゴロゴロと出てくるわ、出てくるわ…。期待以上の出来に2人とも口元ゆるみっぱなしで収穫しました。

結局、一輪車に8分方、重さにして20kgくらいでしょうか。

しばらく熟成させて甘みを増し、天日干しに適した冬になってから干し芋にするのがよいとのこと。これだけのお芋を干し芋にするのはなかなか大変そうではありますが、この冬のおやつに苦労することはなさそうです。(Ku)

カボチャとキュウリとニラとかめ

すっかり秋らしくなりました。

朝晩は肌寒いくらいで、慌てて毛布を引っ張り出しました。

ついこの前までの猛烈な暑さがウソのようです。

工房の畑も秋の装いに変わりつつあります。

”初かぼちゃ” と ”終いきゅうり”
”初かぼちゃ” と ”終いきゅうり”

金曜日に最後のきゅうりを収穫しました。

この夏は、「朝起きたらきゅうりになっているかも」、と思うほどたくさんのきゅうりを食べることができました。

きゅうりと入れ替わるようにかぼちゃを初収穫。

まだ5~6個の実を付けています。私はかぼちゃが大好きなので、とっても楽しみです。

ニラの花
ニラの花

プランターで育てているニラ。

しばらくほったらかしにしていたら花盛りに。

花としてはとてもきれいなのですが、やっぱりニラの香りがします。

オクラが大好きな”ホジホジ君”
オクラが大好きな”ホジホジ君”

オクラももうそろそろ終わりですが、うっかり見落として大きくなり過ぎてしまった実はホジホジ君に。

あの青臭さが好きなのか、それはそれは一生懸命オクラを囓ります。

今朝、オクラを食べているところを撮ろうとカメラを向けると、カメラ目線で近づいてきました。

ちょっとしたことですぐ甲羅に頭を引っ込めてしまうほど臆病なくせに、こんな風に妙に人なつっこいところもあります。

つぶらな瞳が何か言いたそうです。

「オクラをありがとう」 あるいは 「ブロッコリーはまだ?」 なんてところでしょうか。それとも人間には思いも及ばないような宇宙の真理について語っていたりして…。

オクラに取り組む”ホジホジ君”
オクラに取り組む”ホジホジ君”

でもしばらくすると、宇宙の真理よりもやっぱり食欲が勝ったらしく、一心不乱にオクラを食べ始めました。

秋になって食欲が増すのは人間だけではないようです。(Ku)

久しぶりの雨

淡路島では昨日、今日と久しぶりにまとまった雨が降っています。

調べてみると、7月30日以来とのことで、ほぼ1ヶ月の間まとまった雨が無かったことになります。猛暑に加えて極端な少雨。また、地方によっては突発的なゲリラ豪雨、今年だけの異常気象であることを願うばかりです。

ただ、お盆を過ぎたあたりから、夜には少し涼しげな風が吹き抜けるように成り、ようやく深い眠りにつくことができるようになってきました。

昼間の日差しはまだまだ厳しいものの、山の上にある工房のまわりでは赤とんぼの姿も見かけられるようになり、夏の終わりが近づいていることを実感させてくれます。本当に、今年に限っては、「やっと…終わる…」という安堵の気持ちでいっぱいです。

工房の隣の畑では、キュウリがそろそろ終わりです。

今年は苗がよかったのか、気象条件がよかったのかよく分からないのですが、とにかく豊作で、ほぼ2ヶ月の間、毎日3~5本ほど収穫出来たのでキュウリが大好きな私としてはとっても満足しています。

採れたての、まだ生暖かいキュウリを半分に割き、塩を振って食べると、何とも言えぬ甘みが口の中に拡がます。シンプルな食材のシンプルな食べ方なのですが、不思議と幸せな気持ちになります。(なんと安上がりな…)。少し曲がった不細工なキュウリなのですが、大地の養分と太陽のエネルギーをしっかりと蓄えているからなのでしょう。「自然の恵み」を実感できます。

綿の花
綿の花

庭では家内が育てている綿の木が鮮やかな薄黄色の花をつけました。

サギ草についた白い花
サギ草についた白い花

今年は咲かないものとあきらめかけていたサギ草も、見れば見るほど不思議な形の花を咲かせています。

暑さも一段落してきたところで、これからは、気合いを入れ直してバシバシ仕事に励まなければ!!(Hi)

アゲハチョウの幼虫-旅立ち

19日(金曜日)の朝、幼虫君1号は無事に立派な ”アゲハチョウ” になって旅立ちました。

9日夕方にサナギの姿になってから、ほとんど変化の無かった幼虫君1号でしたが、18日(木曜日)の夕方になって、それまでよりも明らかに色が黒っぽくなっていることに気が付きました。

帰宅後、寝る前にもう一度様子を確認すると、色,形などがさらに大きく変化しているではありませんか!

大きな変化が始まった幼虫君1号(7月18日22:04)
大きな変化が始まった幼虫君1号(7月18日22:04)

上半身(?)が黒くなり、お腹の部分もなんだかスジのような模様がはっきりして、全体的に表面が乾燥したような感じです。

きっと羽化は明日の朝だろうと思い、就寝。

翌朝5:30頃に一度目が覚めたので様子を確認すると、寝る前とは特に変わっていないように見えました(寝ぼけていて細かい変化を見つけられなかったかもしれません)。

そして6:30の目覚まし時計で改めて様子を見に行くと、容器の中には立派なチョウが!!

チョウになった幼虫君1号(7月19日6:25)
チョウになっていた幼虫君1号(7月19日6:35)

私が2度寝してしまった1時間弱の間に幼虫君1号はさっさと羽化してしまったのでした。

旅立つ前の幼虫君1号(7月19日6:46)
旅立つ前の幼虫君1号(7月19日6:46)

容器から出して開けた窓のそばに置いてやると、しばらく体を休めたのち、私達が朝食を食べている間に旅立って行きました。

この変化にはビックリ
この変化にはビックリ

約10日間で、「いもむし」が「チョウ」になって飛んでいきました。

知識としては知っていたものの、その大きな変化を目の当たりにして驚異の眼を見張るばかりでした。自然の力の偉大さを改めて感じました。

見逃した”羽化”の様子の観察については、その後順調に1号君と同様の経過をたどっている”ボブ(幼虫君2号)”に託したいと思います。

今回、アゲハチョウの幼虫を観察してみて、1匹であれば思ったほどエサは必要無いということ(最後の緑色のイモムシの形態で1日葉っぱ数枚程度)、つっつきさえしなければ嫌なニオイを出すことはなく、ニオイらしいニオイといえばエサの柑橘系の葉っぱのよい香りがするくらい。フンも最後の1回以外はドライなので、容器のそうじも簡単で、非常に飼いやすいということが分かりました。

身近に柑橘系の木があって、エサの補充にさえ困らなければ、”イモムシ” だからと毛嫌いせずに是非飼ってみてください(詳しい飼い方はインターネットで検索するとたくさんでてきます)。

さて、やっと虫の話題から離れて(虫嫌いの方、すみませんでした)…

これは?
これは?

工房の庭のプランターで葉を拡げたこの3本の野菜はなんでしょう?

”こんにゃく芋”の1年生
”こんにゃく芋”の1年生

”こんにゃく芋” の1年生です。

知り合いに頂いて プランターに植えた”こんにゃく芋” の1年生の種芋が芽を出し、葉を拡げました。

こんにゃく芋は、収穫するまでに2~3年かかるそうです。

最初の小さな種芋を ”1年生”、秋まで育てて掘り出したものを ”2年生”、これをまた翌春に植えて秋に掘り出すものを ”3年生” と呼び、”3年生” または ”4年生” が ”こんにゃく芋” として使用できるのだそうです。

”こんにゃく” になるまで先は長いですが、姿形も面白いので、ちょっと育ててみようと思っています。(Ku)

やっと梅雨らしいお天気になりました

”梅雨” とは名ばかりの真夏を思わせるお天気が続き、「このまま夏に突入?」なんて思っていたら、やっと雨らしい雨が降りました。

ここ数年、”降らない”となればぜんぜん降らない、”降る” となったら徹底的に降るといった極端なお天気が多く、軽はずみに「雨、降らないかなあ」なんて言えない気分ですが、それでも梅雨に雨が降らないのは困ります。

梅雨のさなかのはずなのに猛暑日が続き、私達も夏バテ気味だったのですが、工房の庭の草木たちも少々弱っていたようです。

雨の中、元気を取り戻したアジサイ
雨の中、元気を取り戻したアジサイ

満開を迎えているアジサイは、ションボリと首をおとしたようにカンカン照りの暑さに耐えていましたが、今週の雨でやっと首をもたげて元気になったようです(下の方の花はまだちょっとしょんぼりしています)。

線香花火のような”ヤマアジサイ”の花
線香花火のような”ヤマアジサイ”の花

急な暑さのせいで、花をゆっくり眺める気分にならなかったのですが、久しぶりにゆっくりと、雨で涼しくなった庭を観察しました。

”綿”のふたば
”綿”のふたば

暑い中播いた ”綿” もちゃんと芽を出してくれていました。去年収穫した実にたくさん種ができていたので、今年はちょっと場所を増やして種を播きました。「いつかフカフカの布団を作るんだ!!」と言ったら、「今時布団は羽毛でしょ」と返されてしまいました。じゃあ、座布団を…。

夏野菜の収穫
夏野菜の収穫

夏野菜も順調です。実のなる野菜は収穫が楽しいです。

”なす”の花
”なす”の花

雨に濡れた”なす”の花。光が透ける紫色の薄い花びらがきれいです。

でも、前から見てみると

前から見た”なす”の花
前から見た”なす”の花

なんだかマントを大きく拡げて襲いかかってくる吸血鬼みたいに見えて思わずたじろいでしまいました。(Ku)

地元淡路での展示会のご案内

昨年に引き続き、今年も地元淡路で展示会を行います。
サンシャインホールでの展示会のご案内-1
サンシャインホールでの展示会のご案内-1

会期は今度の金曜日(6月7日)~月曜日(10日)、場所は昨年と同じ、淡路市のサンシャインホール2階ギャラリーです。

サンシャインホールでの展示会のご案内-2
サンシャインホールでの展示会のご案内-2

食器棚や飾り棚,テーブル,ビュロー,椅子,ベンチ,衣桁,額,木のカトラリー,木のボタンなどなど、ひとつひとつ心を込めてていねいに作り上げた作品を展示・販売いたします。

新作の椅子やモビールなど、昨年とはまた違った内容の展示をおたのしみいただけるよう、ただいま最後の追い込み中です。

注文製作も承りますので、お気軽にご相談ください。

2人で会場でお待ちしております。是非お立ち寄りください。

そらまめ
さやの中のそらまめ

さて、工房の畑では ”そらまめ” が収穫できるようになりました。

”さや”? を開くと、まるでふかふかのふとんにくるまって熟睡しているかのような立派なお豆さんたちが姿を現します。

ふかふかのふとんの中のそらまめ
ふかふかのふとんの中のそらまめ

そらまめのさやを開くたび、”なんて気持ちよさそうなんだろう!そらまめになってみたい!!” と思うのは私だけではないはず…。

さやから出されたそらまめ
さやから出されたそらまめ

新鮮なそらまめは、良い香りがして柔らかくて甘くって、塩ゆでにするだけでもおいしいのですが、今日は「そらまめのポタージュスープ」にしていただきました。

そらまめのポタージュ
そらまめのポタージュ

そらまめの風味と、これも今が旬の”淡路の新玉ねぎ”の甘みがギュッと濃縮された、見た目も涼しげなミントグリーンの、とてもおいしい一品となりました。(Ku)