倉敷の風景

今週は、先月の倉敷の展示会の際に撮影してきた倉敷の風景をご紹介します。

板壁の通り
板壁の通り

私の大好きな板壁の通りです。向こう正面に見えるのが倉敷川沿いの通り、左側は大原美術館です。展示会場の『スペースみき』さんは、この通りのもう少し手前になります。

渋い板塀と真っ直ぐに打たれた釘、上部の白壁や瓦と調和して倉敷の町並みに溶け込んでいます。宿泊しているホテルから、毎朝この通りを通ってギャラリーに通います。

新渓園の庭
新渓園の庭

大原美術館の敷地の中にある「新渓園」という施設の庭です。紅葉した木々がライトアップされていてとてもきれいでした。この庭園公開は、今年初めて知りました。

観光地として有名な倉敷川沿いよりも、一本奥まった通りや、建物の間の狭い路地などに趣を感じます。そんな所を通ると、今だに新しい発見があります。まだまだ行ったことのない場所もあるはず。毎年少しづつ探索できたら、と思っています。

展示が終了してホテルへ帰る時間になると、人影がまばらになった倉敷川沿いの柳や、大原美術館がきれいにライトアップされています。これも私の好きな倉敷の風景のひとつです。

倉敷川の白鳥
倉敷川の白鳥

朝の倉敷川を2羽の白鳥が元気そうに泳いでいました。白壁の建物が映った川面がきれいでした。(Ku)

4,000t海上起重機船の見学

起重機船
起重機船

昨日、神戸ポートターミナルで行われた大型起重機船の一般公開に行ってきました。先月半ばに参加者の募集があり、応募していたイベントです。

神戸の港湾土木会社の新造起重機船で、4,000t吊りなのだそうです。この規模は世界有数とのことで、こんな船に乗ることが出来る機会はそうそう無いと、興味津々で出掛けました。

最寄りのポートライナーの駅に着いた時点であまりの大きさにまずびっくり。資料によると、船体の長さ120m,幅44mで、吊り上げ高さは最大で約128mとのこと。写真を撮ろうにも、近くでは船全体が収まりません。隣接するポートターミナルのデッキの端まで歩いてなんとか全体の写真を撮ることができました。

船体
船体

周囲の見学者と比較すると、クレーンの大きさがよく分かります。

ジブ
ジブ

船上からジブ(前方の、物を吊り上げる部分)を見上げると、たくさんのワイヤーにつながったフックが4つ見えます。1つあたり1,000tで、4つで4,000tということになるそうです。なんと、3tクレーンを扱う免許があれば、資格上はこのクレーンを操作できるのだそうです。

ジブを起伏させる装置や、船体の位置を保持するためのアンカーなどから、とにかくたくさんのワイヤーが出いることも印象的でした。

このような大型起重機船が2台,3台と並んで、大きな橋桁やケーソンなどを吊って作業している写真が掲示されていましたが、実際の迫力は想像すらできません。

晴天にもめぐまれ、貴重な体験をした1日でした。(Ku)

たこフェリー

玉野での個展も無事に終わり、ちょっと一息ついた一週間でした。

さて、存続が危ぶまれていた、淡路島と明石を結ぶ「たこフェリー」が、11月15日をもって運行を休止することになりました。

他の航路が次々と廃止される中、便数を減らしたり、船を売却したりとさまざまな経営努力がなされ、淡路島で最後に残ったフェリーだったのですが、やはりこれ以上の存続は困難なのだそうです。

私たちも、時間や料金の関係で、どうしても高速道路を使うことが多くなっていましたので、あまり強いことを言えた立場ではないのですが、明石海峡大橋が出来るまでは、欠かせない重要な交通手段だったわけですし(昭和29年にカーフェリーが初就航したそうです)、今まで普通にそこにあったものが無くなってしまうのですから、とても寂しいです。

また、島を出る手段が橋のみになる、ということには不安も感じます。橋が通行止めになるような強風の中でも、たこフェリーは堂々と運行できていることが多いのです。

一応、「廃止」ではなく、「休止」ということですので、いつの日か、また航路が復活することを願っています。

そんなこともあり、3日の文化の日、たこフェリーに乗って、明石に「明石焼き」を食べに行ってきました。

岩屋入港
岩屋入港

岩屋港へ着くと、フェリーは出た直後でした。切符を買って次の便を待つこと約1時間、シゴセンジャーやたこのイラストが描かれた「あさかぜ丸」が入港してきました。

岩屋港出港
岩屋港出港

私たち同様、最後のお別れに乗船しようという人たちや車がたくさん乗り込み、出港です。

明石海峡大橋をこえて
明石海峡大橋をこえて

当日はたいへんおだやかな良い天気で、行き、帰りともデッキに出て、海の景色を楽しみました。船跡がとてもきれいに見えました。

明石港到着
明石港到着

明石に着くと、やはり大勢の乗客と車が乗船を待っていました。いつもこうだとよいのですが…。

明石では、魚の棚の「たこ磯」へ。

口の中をやけどしそうになりながら、おいしい明石焼きをハフハフとほおばりました。

本屋さんへ寄った後、帰路につきました。乗客が普段より多いためか、フェリーの発着は時刻表どおりではなく、「随時発着」となっていましたので、港近くの堤防に座って船が来るのを待ちました。

明石港入港
明石港入港

この便にも、デッキに人がぎっしり乗っていました。このあさかぜ丸は、運行休止に伴って、売却されることが決まっているそうなので、この姿を見ることができるのもあとわずかです。

岩屋到着
岩屋到着

約20分で岩屋港へ到着です。

次の、倉敷での展示会に向けて、よい気分転換にはなったのですが、これでこのフェリーの乗るのも最後だと思うと、ちょっと寂しい船旅でした。(Ku)

淡路で育った私にとって、たこフェリー(昔は明石フェリーと呼んでいました)はとても思い出深いものです。父の故郷が姫路ですので、子供の頃には正月とお盆の季節には必ず船に乗って島から出掛けていました。

時代の流れと共に、古い町並みが姿を消して、人の流れが変わってしまうのはしょうがないことなのかもしれませんが、思い出深い大切なものが一つ一つ幻のように消えいくのには、何か言いようのない寂しさを感じます。(Hi)

オルメカ文明展

京都文化博物館
京都文化博物館

先日、京都文化博物館で開催中の「古代メキシコ・オルメカ文明展」を見てきました。

お恥ずかしい話、オルメカ文明については、全く予備知識が無かったのですが、オルメカ人はモンゴロイドであるということや、身長ほども高さのある巨石人頭像や精巧に加工されたヒスイの面、石碑の拓本など、とても興味深く、面白かったです。

その後、用事で今出川へ出る途中、京都御苑の中を散策しました。とにかく広い公園で、京都の街中に大きな樹木が生えている広大な森があることに驚きました。

京都御苑まで出れば、「出町ふたば」に行かないわけにはいきません。夜はおいしい豆餅をいただきました。写真を撮っておかなかったのが悔やまれます。

琉球あさがお
琉球あさがお

自宅の琉球あさがおが、今年も咲き始めました。

夏にネットを張ってあげる以外、何も手をかけてやっていないのに、毎年きちんとプランターから芽をだしてきれいな花を咲かせてくれます。

台風4号の風が少し心配でしたが、幸い淡路ではたいしたことはなく、あさがおのネットもべっちゃありませんでした。(Ku)