オリンピック、感動をありがとう!!

ロンドンオリンピックが終わりました。新聞・テレビでの特集も少しずつ減り、一時期の興奮もおさまってきました(でも、もうすぐパラリンピックが始まりますね)。

夏,冬問わずオリンピックに熱中する我が家ですが、残念ながら今回は時差のため、リアルタイムで観戦することはほとんど出来ませんでした。でも、結果だけでなく、どうしても試合自体をしっかり見たい競技がいくつかありました(サッカー、水泳、体操など)。

そんなときは、夜中の中継を録画しておいて、翌日の夕食時に観るという方法をとります。もちろん、観る前に結果を知ってしまっては面白くありませんから、録画を観るまではテレビやラジオのニュースはシャットアウト。工房で普段流しっぱなしにしているラジオもそんな日は音楽CDにチェンジです。

家に帰ってテレビをつけた瞬間にニュース番組が流れないか、とか、パソコンを立ち上げたときにニューストピックが出ないように、など結構気を遣います。

ところが、意外な落とし穴が…。

仕事から帰ってから観ようと夜中の試合を録画し、「今日はニュースに気を付けようね」などとお互いに注意しながら仕事に出掛けようと家を出た瞬間、お隣のおばさんの声が…。

「サッカー、よかったなぁ」

そう、それは”なでしこジャパン”が、準決勝でフランスに勝った朝のことでした。

お隣のおばさんは”寝不足で…”などと言いながらも夜中の試合もしっかり観ているそうで、私達の顔を見ると、親切心から最新の結果を教えて下さるのです。

「男子、負けちゃったなぁ」 これは、男子サッカーが準決勝でメキシコに負けた朝。

ただ、単純なもので、結果を知っていても、録画を見始めると手に汗握りながら熱中するのではありますが…。

オリンピックではいつも、言葉では表せないような特別なプレッシャーの中できちんと結果を出していく選手たちに驚嘆するばかりです。才能のある人たちがそれに溺れることなく、ひたむきに努力し、がんばり、汗と涙を流す姿からは感動と勇気をもらい、”おまえももっとがんばれよ!”と鼓舞されるのです。

お仏壇(拭き漆仕上)
お仏壇(拭き漆仕上)

さて、先日、ご注文をいただいていたお仏壇を納品してきました。

材料は”きはだ”で拭き漆仕上げ、引き手は真鍮製です。

5月の”ひめじクラフト・アートフェア”で小さめの『厨子』を展示したのですが、たまたまお仏壇をお探しのお客様がご覧になり、シンプルですっきりしたデザインをたいへん気に入って下さいました。

後日ご連絡を下さり、具体的にお話しをすすめさせて頂けることになりました。

お客様のご希望で、基本的なデザインは変えず、中に納めるお位牌の数やサイズ、置く場所の様子などから、展示していた厨子よりも1周り大きくし、中にひな壇をおつくりしました。

お仏壇(扉を開いた状態)
お仏壇(扉を開いた状態)

予定されていた、和室に造りつけの飾り棚に設置させていただきましたが、照明の具合も良く、お部屋そのものの落ち着いた雰囲気にうまく溶け込み、ほっとしました。

お客様からも「味わいがあり、落ち着いた感じ」と、とても喜んでいただけました。9月にご実家に置いてあるお位牌を持ってこられるとのこと。落ち着いたお祀りの空間づくりのお手伝いができたことをたいへん嬉しく思っています。(Ku)